東野幸治 明石家さんまをバグらせた藤田ニコルの一言を語る

東野幸治 フルマラソンで感じた人間の嫌な部分を語る 東野幸治のホンモノラジオ

東野幸治さんが2022年11月11日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で『誰も知らない明石家さんま』の収録の模様を紹介。藤田ニコルさんが放った何気ない一言で明石家さんまさんが動揺し、バグってしまった瞬間を話していました。

(東野幸治)あともう1個、見てほしいのはあれですね。僕が大好きな、いつも収録に行って別に何かするわけじゃないけど、楽しい番組。『誰も知らない明石家さんま』。日本テレビの『行列』のスタッフが明石家さんまさんに……さんまさん、インタビューって基本的に断るじゃないですか。そのさんまさんがインタビューに答えて。で、その時代時代のさんまさんのお話を聞いて。

たとえば落語家の弟子時代。東京に女の子と駆け落ちしたとか。あと、だから落語をやめるとか、いろいろターニングポイント、ポイントで又吉がそんな話を聞いて。それを脚本にして。若手俳優がさんまさん役を演じながらやるっていうので。今回もそれがあって。だから二千翔さん、いまるさんの親子の話であったりとか。普段、インタビュー答えない二千翔さんが実際に出てきて。前回はしゃべってくれたりとかして。

で、それがあって、今回も面白くて。「ああ、こんな時あってんな」みたいな。そういうさんまさんの時代時代のドラマが面白くて、ぜひぜひそれを見てほしいんですけど。そんな中で、おそらくたぶんこれは使われないところでびっくりしたことがあって。にこるん。元気いっぱい、藤田にこるんなんですけど。『恋のから騒ぎ』っていう番組、あったじゃないですか。一般女性が恋愛とかをしゃべってっていう。それの歴代のおもろい人が集まって、トークするっていう。

で、めちゃめちゃ面白いし。過去の映像も面白いし、「今、こんなんですよ」っていうのも面白いんですけど。その中で、いろいろトークの駆け引きみたいな。「さんまさんが怖いからネタを考える」とか、ああだこうだとそういう話をずっとやってたんですよ。それはね、言うたら『から騒ぎ』に出た女の子なんて、みんなで反省会とかしたんですって。あとネタとかも、スタッフの前でやったりとか。エピソードトークとか、彼氏の話でも面白おかしく言わなあかんっていうプレッシャーでしゃべってたんですよ。ほんで、なんかみんな、こっち側のゲストもいろいろ話を振られて。

カレンちゃんに振られたりとか、フワちゃんがしゃべったりとかしてて。にこるんもしゃべるんすけど。たぶんにこるんもほんまに天然で思ってて。俺もびっくりしたんですけど。「さんまさん、さんまさん! さんまさんって普段、考えながらしゃべってるんですか?」って質問して。もうびっくり! 俺、びっくりして。「えっ、うそーん……そらそうやん。みんな、考えながらしゃべってるやろ」って。でもにこるんはほんま、そんなこと全く思ってなかったですって。なんとなく無邪気に普通にしゃべってると思ってたけど。「さんまさんって、考えながらしゃべってるんですか?」って。

「さんまさんって、考えながらしゃべってるんですか?」

(東野幸治)それで俺、ひな壇の2列目の一番内側で。前がある女優さんが座っていて。さんまさんが横にMCでおっていて。で、にこるんが1列目の端っこの方。向こう側におって。「さんまさん、さんまさん。さんまさんって考えながらしゃべってるんですか?」って言って。「こいつ、すげえな」って思って。で、パッとさんまさんを見たら、初めてさんまさんの目がね、キョロキョロキョロキョロッ!って(笑)。「えっ、これはボケなんか? そら、当たり前やろ?」みたいな。「えっ、嘘?」って。あのさんまさんの黒目がキョロキョロキョロキョロ!ってなって。

「あっ、さんまさん!」って。さんまさん、一瞬……2秒、考えていたもん。2秒って長いよ? 「1、2……」って。その時に黒目がキョロキョロキョロキョロ!ってなって。「ああ、すげえ!」って思って。だからさんまさんも一瞬、どう答えてええか……「嘘やん? 考えながらしゃべっているやろ? みんな、それ前提でしゃべっているんとちゃうんか?」っていう。で、俺も「にこるん、こいつ、どういうつもりでバラエティに出てるんや?」と思って。いや、それはたぶんオンエアーはしないと思う。そこは別に深堀りしなかったし。すぐに市來アナウンサーが取って、「クイズの答えは」とか「VTR」とか振ったからそこ、何も答えんかったけど。その瞬間が一番おもろかって。いや、すごいよね?(笑)。

(渡辺あつむ)見たいです(笑)。

(東野幸治)あの明石家さんまが……。

(渡辺あつむ)バグりかけた瞬間が(笑)。

明石家さんまがバグる

(東野幸治)ああ、たぶんそう! そうか、そうか。若い子、これを「バグる」って言うんや(笑)。だからさんまさんも……俺の想像では顔を見たら「えっ、ボケなんか? 『当たり前やろ!』って言った方がええのか? えっ、彼女、ほんまに俺のこと、考えてしゃべってへんと思ってるのか? それに乗っかった方がええんかな?」っていう、2秒やった(笑)。あれ、聞きたいな。後日、さんまさんに。「あの時、どう思ってたんですか? 2秒、バグってましたけど」っていう(笑)。なかなか貴重な瞬間。だからオンエアーはせえへんと思うなー。

(渡辺あつむ)してほしい(笑)。

(東野幸治)面白かった(笑)。

<書き起こしおわり>

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