ハライチ岩井 伊集院光と『さかなのこ』『チェンソーマン』の話をした話

ハライチ岩井 伊集院光と『さかなのこ』『チェンソーマン』の話をした話 ハライチのターン

(岩井勇気)そうそう。俺は人にいつもアニメをすすめる時、世の中でまだ話題にあがってないけどすごい面白いアニメを教えるようにしてるの。だから『チェンソーマン』ぐらいだと知ってだろうと思ってだいたい、教えたりはしないんだけど。それが全部アニメを見ている俺の強みというか。「話題になってないけど、これが面白いですよ」みたいに言うのがね。でも、『チェンソーマン』はもう耳に届いてはいるだろうけど、でもすげえ面白くて。俺、『鬼滅の刃』も『呪術廻戦』も『SPY×FAMILY』も人にすすめたことなんかないの。でも、これはすすめようと思って。

(澤部佑)それは、なんでなの?

(岩井勇気)これは、やっぱりめちゃくちゃ好きで。何がいいかというと、ストーリーとかアニメーションとかじゃないわけ。これは。本当に主人公が好きすぎるの。主人公の感情が「ああ、こいつの思っていること、すげえ理解できるわ」って。なんか思考が似ているのかもしれないけど。だから『鬼滅』の竈門炭治郎の気持ちは俺、わかんないんだよね。ちょっとは見た?

(澤部佑)まあ、見たよ。

(岩井勇気)あれさ、鬼に家族を殺されて。でも鬼に情をかけたりするじゃん? これはちょっと俺には理解できないわけ。

(澤部佑)ああ、憎き相手なのに。

(岩井勇気)そう。俺だったらもう、できるだけ痛めつけて殺したいわけ。で、ルフィも悟空も、少年漫画の模範的な正義すぎて、気持ちがわかんないんだよね。まあ、なんか憧れはするけど。「かっこいいな」とは思うけど、気持ちはちょっと、わかんないんだよね。人の心ってもっと醜いんじゃないかって思っちゃっているから。でも『チェンソーマン』の主人公デンジは、「俺がデンジだったらそうするんだろうな」っていう行動をしてくれるから。

(澤部佑)ああ、デンジはたしかにね。欲のまま動いたりもするし。

主人公デンジの気持ちがわかる

(岩井勇気)だし。だから「こいつの気持ちはわかるな」と思って。その切り口があるから、おすすめのひとつとして俺、言ったのよ。で、もうひとつおすすめさせてもらって。だからその日は『さかなのこ』の話と、アニメの話ができたから。もう、伊集院さんもラジオ前だし。帰ったのよ。

(澤部佑)ああ、そうね。

(岩井勇気)で、これが先週の月曜の話。で、このラジオの収録って火曜の夜にやってるじゃん? なんで先週、ここまでの話を話さなかったのか? というのも、なんかいろいろ考えて。この伊集院さんに感想を言いに行くまでのこの流れを、先週の火曜日のタイミングでラジオで話すっていうのは……「あれ? これ、なんかラジオで話すために逆算で映画を見て感想を言いに行ったみたいな感じにならないか?」と思ったの。俺の中で。なんか、そんなことは思ってないんだけど。その感じになっちゃうのかな?って思って。

(澤部佑)っていうやつになっちゃう?

(岩井勇気)そうなるとこれ、最初に言ってた「ラジオのネタを作るために出かけること」に当たらないか?って(笑)。そう思ったの。だから、ちょっと先週、話せなかったんだけど。先週はそっと心の奥にしまっておいたんだよね(笑)。

(澤部佑)いろいろあって。思ったことがあったけど。

(岩井勇気)でも、じゃあ今週、ラジオでなんでこの件を話してるのか?

(澤部佑)まあ、そうね。

(岩井勇気)でも、それは「ここまで言うんだったら、ありなんじゃないか?」って。これがね、伊集院さんに教えてもらった映画を見に行って感想を言いに行ったのは、捉えようによってはラジオのネタを作りに行った感じになるかもしれないけど。それに気づいてラジオで話しにくくなった話っていうのは、俺のこの意図とは全く別のところで起こったことで。これって、偶然話しにくくなっちゃってるわけだから。「これは話せるわ」って思って今、話してるんだけど。

(澤部佑)うん(笑)。

(岩井勇気)それで今、思ってるのは「なんでこんな面倒くさいやつになっちゃったんだろう?」って(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! 今、みんな、思ってたよ(笑)。

(岩井勇気)そう(笑)。

(澤部佑)お前に強くレゴをおすすめするよ! 没頭できるから(笑)。

(岩井勇気)考えすぎるのもよくないね(笑)。

<書き起こしおわり>

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