ハライチ岩井 隠れオタクだった時代に密かに書いていた「禁書」を語る

ハライチ岩井 隠れオタクだった時代に密かに書いていた「禁書」を語る ハライチのターン

ハライチ岩井さんが2023年6月8日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』の中でオタクであることを隠していた小学校高学年から中学校時代の自身の行動を振り返り。当時、密かにオリジナルキャラクターなどを書いていたノート「禁書」について話していました。

(岩井勇気)私、アニメのね、仕事をよくするんですけど。アニメが好きなんで。ABEMAでね、『あのアニ。』っていう番組を半年前ぐらいに特番でやりましてね。『あのアニ。~あの日観たアニメをまだ知らない人がいるなんて~』っていう特番だったんですけど。

(澤部佑)アニメのタイトルみたいな。

(岩井勇気)そうですね。で、アニメの話する番組みたいなことなんですけど。その特番から半年、経って。また先週、収録があったんですね。2回目の収録がね。で、一応そのABEMAでやってるアニメのことについて触れて。あとは本当にただただ、アニメの話をするみたいなことなんですけど。

で、アニメ好きな出演者が来てね。芸人とか、アイドルとか、いろいろいるんですけど。で、前回もやってたんだけど。小中高でどんなオタクだったか?っていう話をゲストとともにするみたいなコーナーがあるんですけど。やっぱりみんな、昔からオタクなわけですよ。昔からアニメが好きだったりとか、漫画が好きだったりとかだったんですけど。だからその小中高は、恥ずかしいオタク時代がやっぱりみんな、あるんですよね。

(澤部佑)今はもう、そんな感じじゃないけど。

(岩井勇気)そうそうそうそう。で、その頃のみんな、する。で、俺だったらね、小6ぐらいでね、ライトノベルっていう、ちょっとオタクっぽい小説ですよ。それにはまりだして。それが学校の人とかにバレたら、恥ずかしいし。俺、サッカーのクラブチームに行っていたんだけども。そこのやつらにバレたら、もうおしまいだと思っていたから。

(澤部佑)そうなのか。でも、小説でしょう?

ライトノベルを読んでいるのがバレたらおしまいだと思っていた

(岩井勇気)小説よ。でも本当、表紙とかがちょっと、やっぱりオタクっぽい絵だったりするからね。だから、サッカーのクラブチームの行き帰りの電車。そこのコートまでは1人で行くんだけど。「もし、ここで誰かに見られていたら……」っていうことだったから。ヴェルディ川崎のタオルでそのライトモデルを隠しながら俺は電車の中で読んでいたり、していたわけ。

(澤部佑)ああ、岩井少年は。隠すために。

(岩井勇気)で、ちょっとオタクっぽい小説でさ。そこの出てたキャラがピアノ線を使って敵を、そのピアノ線で絡めてを絡めてギュッと引っ張ってバラバラにするみたいなキャラだったの。だから俺は一時期、家にあったテグスを持ち歩いてたりなんかして(笑)。

(澤部佑)ええっ? 中学とかですよね? 小学生とかじゃないよね?

(岩井勇気)違うよ。

(澤部佑)中2、中3とか?

(岩井勇気)家にあったテグスを持ち歩いていたりなんかしたよね。

(澤部佑)ヤバッ! 恥ずっ! 痛っ!

(岩井勇気)やめて?

(澤部佑)本を読むまではいいけど、テグスを持ち歩いたら……痛いっすよ、それは。

(岩井勇気)「痛い」とか言わないで? 「痛い」っていう言葉は出さないで。悪いけどね。うん。あとね、漫画のキャラに憧れて、大宮のそごうで真っ白いマフラーを買って。それを私服で。これが、首に巻くんじゃなくて。ただただそれを首から下げてた時期もあったね(笑)。

(澤部佑)えっ、ファサッと巻かないで、首にかけてるっていうこと?

(岩井勇気)首にかけているっていう。で、それも別にかっこいいマフラーじゃないよ。なんかちょっと安い、おばさんの店で買ったような白いマフラーね。

(澤部佑)ああ、なるほどね。それが、そのキャラクターの特徴だったと。

(岩井勇気)特徴だったから、真似して首から下げていて。

(澤部佑)そんなの、俺らには見せてないな?

(岩井勇気)まあ、1回でやめたからね(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! 岩井少年も「さすがにこれはないだろう」って?

(岩井勇気)たしか1500円ぐらい、ムダにしたよね。あと、なんかのお土産だかわかんないけど、家にあった真ん中にオレンジ色のガラス玉みたいのがはめられたブローチみたいな形のキーホルダーがあったんだけど。それを日々、カバンかなんかにつけて。日々、日常的にそこに魔力を溜めてると思い込んでいたのよ。俺は(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! それは小2とかの話ですよね?

(岩井勇気)小6とか(笑)。いつか、なにかのタイミングが来て、ピンチの時にこれを解放するっていう(笑)。

(澤部佑)それまでは、溜めておくんだっていう? すごいですね。

(岩井勇気)そんな風に思ってましたよね。で、そのオレンジの石がやっぱり、えらいもんでね。ほんのり温かくなってきた気がして。「魔力、溜まっているな」ってちょっと思っていたりしたよね。で、あと風呂で、右手を熱いお湯につけて左手を冷水につけることで、火と水の力を使えるようになるんだっていう練習をしていたね(笑)。

(澤部佑)ヤバッ……変なやつだったんだな。

(岩井勇気)「変なやつ」とかは言わないで?(笑)。あの頃の俺を、傷つけないで。否定しないで。

(澤部佑)その感じ、全く見せてなかったね。

(岩井勇気)やっぱりでも、思った。それは、やっておいた方がいい。そういうことは、全開でやっておいた方がいいって。俺はこれを「全開」と呼んでるんだけど(笑)。全開でそういう恥ずかしいことは、やっておいた方がいいよ。だって、お前みたいに「痛い」とか、言っちゃうから。そんなようなことを。でも俺はもう、寄り添える。今、その小学校高学年から中学生がそういうことをやっている時に「いいんだよ! やれ、もっと。そういうのは、やっておいた方がから」って。

(澤部佑)「火と水の!」って?

(岩井勇気)「それはかっけーから」って言えるから。

(澤部佑)まあ、なにかしらやっているよね。誰しも、別にね。アニメとかじゃなくてもね。

(岩井勇気)そんな恥ずかしくなっちゃうようなことをみんなで話すっていう。封印していた、この俺たちの魔界の扉を……いわゆるデモンズゲートを開けようぜっていう(笑)。みんなでデモンズゲートを開けようぜっていうことなんだね。

(澤部佑)「みんなで開ければ怖くないよ」っていうね。

みんなでデモンズゲートを開けよう

(岩井勇気)そういう会なわけ。ただ、その「オープンに行こうよ!」って言っていた中で、この間の収録でとんでもないものを出してきた子がいて。それは元アイドルの子なんだけど。この子がね、中学生の頃に自分の考えたオリジナルの男キャラとか女キャラとかを書いたノートを出してきて。オリジナルのね。で、このキャラが謎のの猫耳の帽子をかぶっていたり。肘まである黒い手袋をしていたりするようなキャラなんだけども。

その画力が、下手でもなく、めちゃくちゃ上手いわけでもなく。まあ、そういう作品が好きで、自分で考えて頑張って書いたんだろうなっていう、一番恥ずかしいラインの絵なの。一番恥ずかしいラインの。「すごいな! よくこれ、出せるな!」ってなって。

(澤部佑)仲間のはずである岩井がそう思っちゃうぐらいの?(笑)。

(岩井勇気)「これ、よく出せるな!」ってなってね。なんかもう本当に、たとえ他人が書いたやつであっても、見るだけでも恥ずかしくなっちゃうっていう(笑)。

(澤部佑)そんなこと、言わないであげてよ、仲間なんだから!

(岩井勇気)なんかもう、見るだけ「ううわーっ!」ってなっちゃうわけ。心がギュギューッ!って。もう心臓を手で持たれて握られてるような感じ。「やめろ!」って。もう「やめろ」じゃないね。「やーめろぉーっ!」って。「やめてくれぇぇえーっ!」ってなっちゃうやつね。「よく出せるな? これ、もう禁書だよ、禁書! こんなもん。鎖で開かないようにグルグル巻きにしておいた方がいいよ!」って。

(澤部佑)解き放ってはダメなやつ。

(岩井勇気)それをまた「実家にあったから」っつって。それ、一応写真で出してきたんだけど。その写真を母親に撮ってもらって出したっていうのよ。「よくこれ、母親に見せられるな! すごいメンタルだよ、これ!」っつって。

(澤部佑)番組だからちゃんと出したんでしょう? その子は(笑)。

(岩井勇気)「頑張ったね」っつって。俺もやっぱりね、書いてたんでね。でも、どんなに大人になってもこれを出せるメンタルにやっぱりなれない。やっぱりそういう禁書、あるもん。今でも。

(澤部佑)それは何を書いていたの?

(岩井勇気)本当、どんなのを書いてたっていうことを言うぐらいまでしかできないんで。これはもう絶対、見せられないものなんだけど(笑)。

(澤部佑)取っておいて、まだあるはあるの?

絶対に見せられない「禁書」

(岩井勇気)ある。オリジナルキャラを俺はだからノートに……もう短髪の白髪の。黒じゃない。白髪。白い髪にノースリーブ。タンクトップじゃなくて、ノースリーブのキャラの剣士。それが剣を持っているんだけれども。その剣が剣の透明になっていて、見えないの。で、剣がどれぐらいの長さかわからないから強いっていう……(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! それを岩井少年は考えたんだ? その設定をね。

(岩井勇気)これ、伸び縮みするんだよ? 透明な部分が。だから……(笑)。

(澤部佑)相手はもう、わかんないからね。

(岩井勇気)で、斬った時に血がついて。それで「ああ、剣はここまでなんだ」ってわかるっていう。そういうキャラを書いていたんだけれども、これは絶対に見せられないね!(笑)。

(澤部佑)いや、それを聞いただけで今、もうザワザワしているよ。聞いた全員が今、心臓を……お前にグニュッ!って(笑)。

(岩井勇気)それを思い出したんだけど俺は「やーめろぉーっ! やめてくれぇぇえーっ!」ってなるの。

(澤部佑)すごいな……。

(岩井勇気)そう。でも、これをもし誰か、オタクな人がいたら報告してほしい(笑)。

(澤部佑)ああ、自分のね、マイ禁書ね(笑)。ヤバい!

(岩井勇気)これ、出せないんだよね。

(澤部佑)そうなると、ちょっと見たくなっちゃうけど。それは出せないんだな。

(岩井勇気)出せないね。

(澤部佑)痛っ!

(岩井勇気)「痛っ!」とか言わないで? やってないやつは、そういう風に言うんだよね。

(澤部佑)ヤバッ! サッカー少年のふりをして。

(岩井勇気)「ヤバッ!」とか言わないでください。

(中略)

(澤部佑)絵はやっぱり書かなかったな。全然うまくなかったし。

(岩井勇気)かなり書いていた。

(澤部佑)そのかわり、1人遊びみたいなのはしていたよ。よく。コップにお水を入れて、お酒に見立てて飲んで。お酒を飲んでいるサラリーマンを1人を演じたり。

(岩井勇気)痛っ!

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! すり傷ができたら、風呂に入った時にシャワーをそのすり傷に当ててさ。「この怪我さえなければ、日本代表に入れたのに……」とか。1人で。だから1人遊びって、なんかしらやっているよね。みんなね。

(岩井勇気)俺は絵を書くでしょう? オリジナルキャラとかを。で、最終的にいい紙を上に置いて、下を透かして書いて。清書するの。これ、なんの清書なんだろう?って(笑)。

(澤部佑)どこに提出するんだ?っていう(笑)。

(岩井勇気)なんの清書なんだ?って今、考えたら思うんだけれども。清書しているんだよね。

(澤部佑)うわっ! まあ、なんかあるんだろうね。自分の中で仕上げるっていう。達成感、ゴールが。

(岩井勇気)今、考えると意味がわかんないんだよ。

(澤部佑)いつの日か、見てみたいものですけどね。

(岩井勇気)それは出せないよ。

(澤部佑)禁書だからね。

<書き起こしおわり>

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