星野源 中高生の頃、ラジオに居場所を感じて救われた話

星野源 中高生の頃、ラジオに居場所を感じて救われた話 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2022年10月25日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で周囲にうまく馴染めなかった中高生の頃、ラジオに救われていたという話をしていました。

(星野源)東京都の方。「私を救ってくれたもの。それは祖母の一言です。私の親は自分の思う子供の形に私を押し込めようとするタイプの親でした。そこに親の深い愛情も感じていたので、その形になれない自分は悪い子だとずっと思っていたので、家庭の中では本当の自分を出さないようになって、親の望む子供を演じるようになっていました。でも自分の中には自分はいるので、やりたいことを言う時に必ず反対されるので、いつもそれに対抗する言葉を用意してから発言する癖がついていた私に、祖母にポロッと将来の夢を話した時に『素敵な夢じゃない。よく調べたね』と無条件で褒めてくれました。

私はそんなまっすぐな言葉が返ってくると思わなくて、びっくりして、『やりたいことをやっていいんだ』と。強く背中を押されたその一言は今、思い出しても涙が出てきます。おばあちゃん、ありがとう。おばあちゃんの言葉で頑張れて、その夢に進めたよ」という。素晴らしい!

いやー、それはね、非常にちょっとわかるな。これは。うん。素晴らしいですね。そういう風には「いいじゃん!」って言ってくれる人がいるっていうのは本当に素晴らしいことですよね。なにかにつけて反対されるっていうのはすごい僕もわかります。それはね、マジで苦しいんだよね。うん。素晴らしいです。ありがとうございます。

続いて、ラジオネーム「大入袋」。「僕は中学を卒業してから地元で有名な進学校に入学したのですが、学力でマウントを取り合う周囲の雰囲気が大嫌いで、高校に通うのがつらい時期があったのですが、そんな時期にラジオに出会い、オールナイトニッポンを始めとする深夜番組にどんどんのめり込んでいきました。それからは落ち込んだことがあっても『俺にはこれがあるから』と思えるようになり、高校の3年間を無事に終えることができました。おそらく、これからもずっとラジオには助けられるんだろうなと思います」。素晴らしいですよね。

やっぱりなんかラジオってそういうところがあるよね。僕の中高も本当にそんな感じですよね。僕はちょっと面白い学校には行っていたので。なんていうんだろう? 自由な部分がすごい多い学校ではあったんだけども。それでもね、なんだろう? 周りと一緒にいるのはすごい楽しいんだけど。まあ、自分がコミュニケーションが下手なので。やっぱりちょっと、なんか無理やり一緒にいさせてもらってるんじゃないか?っていうなんか、後ろめたさがあったりとか。うまく馴染めないな、みたいなのはもうずっとあったのでね。

ラジオに居場所を感じる

(星野源)そこでラジオっていうのは、なんか居場所があるような感じがして。なんか、すごいわかりますね。今、YouTubeとかいろいろあると思うんだけど。だからラジオがまたね、こうやって盛り上がってるっていうのはちょっと不思議な感じがするんだけどね。テレビがあって、ネットがあって、YouTubeがあって。いろんな居場所とか依存先を持てる時代だなとは思うんだけど。そこでラジオを選ぶっていうのがね。なんか、やっぱこの一対一であなたとしゃべってる感覚みたいなのは、特に1人パーソナリティーだとあるなとは思うんで。

あとはね、メールだったり、昔はハガキでしたけど。ネタを読むシステムとか。メールが採用されるってことって、やっぱりねコミュニケーションのひとつだからね。居場所を感じてたりしますよね。

<書き起こしおわり>

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