R-指定さんが2022年10月10日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』の中で梅田サイファーが『キングオブコント2022』のテーマ曲を担当したことについて話していました。
(R-指定)でね、東京03の飯塚さんはこの間の『キングオブコント』で審査員をされてましたし。
(DJ松永)『キングオブコント』で言えば……。
(R-指定)オープニング。俺も所属するグループ、梅田サイファーでね、オープニングのラップをちょっとやらせていただきまして。
(DJ松永)評判、どうっすか?
(R-指定)すこぶるいいな(笑)。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ!
(R-指定)べらぼうにいいよ?
(DJ松永)謙遜しそうだったのにな(笑)。びっくりした、今(笑)。
(R-指定)もう全然、ドンズバにいいよ(笑)。
(DJ松永)Rさんはサビを?
(R-指定)そう。なんか、まあコンセプトとしては、いただいたお話的には「梅田サイファーで担当してください」「ありがとうございます」っていうことで。「出場する10組全員のキャラやスタンスがわかるような感じで。コンビ名を入れたりとか、そういうのを入れ込んだラップで10組を短く、1人4小節ぐらいでバーッと紹介していくみたいな感じで……」って言ってもらって。それで、なんかいろいろ同時進行でやってたから。
「誰がどのコンビ、グループを担当するか」みたいな話し合いは俺、スケジュール上参加できなくて。「もう任せます」みたいな。で、そこの決め方、グループ内でどうやったのかはちょっとわからへんねんけど。やっぱり基本的に梅田サイファーというとOSCAっていうメンバーがね、元々芸人さんもやってはったから。その時期があるから。それこそ、あそこに出てる人たちと絡みがあったりとかするから。めちゃくちゃ胸熱な……。
(DJ松永)ああ、なるほどね!
(R-指定)で、たぶんそこもある程度指揮をとったりしてやってくれたと思うんやけど。それで1人1人、ラップが当てはめられていって。「俺は最終的にどこに入ればいい感じですかね?」みたいな話の時に「最後、サビでまとめてほしいっす」みたいなことを梅田サイファーのKennyから言われて。「10組を全部紹介して、サビ?」って思って。
(DJ松永)サビって、なに?(笑)。
(R-指定)オープニングで全コンビ、全トリオを紹介するラップがあるのはわかるじゃないですか。それで「『キングオブコント』、開幕です!」っていうのはわかるけど……サビ?って。
(DJ松永)紹介し終わって。全部終わった後で。
(R-指定)全員、コンビ名やトリオ名を入れて。なんやったらメンバーの名前も入れて。ちょっと経歴とかも入れ込んだラップ、4小節を全10組分、終わって。それでサビ……どないしよう?って思って。「この10組分のやつをまとめてもらう感じで。Rくんやったら行けるっしょ?」みたいな感じで(笑)。「ああ、まあまあ……」って。そのね、後輩のラッパーから言われたら、「行けない」とは言えないから。「うんうんうん……まとめる? まとめるって、どうすんの?」みたいな。
(DJ松永)今まで、さんざんまとめてきたでしょ?
(R-指定)いやいや、まとめてきたけど……で、やっぱりすごいクオリティなわけですよ。みんなの、その1組1組に。それこそ、梅田サイファーはワードプレイとかも得意なメンバーばっかりですから。だからたとえばネルソンズさんのところを担当したKBDさんなんかはもうのっけから「プレッシャーできしまん重厚なボディー 文句なしガチでフォール勝ち」って。ここでもう3人の名前、入ってるんですよ。岸さん、まんじゅうさん、、フォール勝ちさん。「プレッシャーできし、まんじゅうこうなボディー、文句なしガチでフォール勝ち」って。ウマッ! みたいなね。
(DJ松永)すごい短文にギュッと入っているな!
(R-指定)で、テークエムがかが屋さんのパートを担当して。そこで「3年ぶりに暴れる才能 きっとバレる」って。その我々Creepy Nutsの『バレる』のMVにかが屋さんが出てくれたこととかを踏まえて入れてくれてたりとか。で、Kennyなんかは優勝したビスケットブラザーズさんのYouTubeのラジオのネタとか、めっちゃ細かいネタとかを入れてるわけよ。
(DJ松永)ええっ? すごいな!
(R-指定)だから結構、なんて言うか象徴的なワード……「ピンクのチャリ」とか「よみがえるフェニックス」とか出てくるんですけど。一見して俺はわからへんかったけど、後から調べたらビスブラさんのYouTubeラジオのそのトークのネタを持ってきていたりとか。だからみんな、掘りがいのあるラップをしてるわけですよね。そういうのがあって、それをどうまとめようかな、みたいな。もうみんな各々、だから「優勝その手に」みたいなのはそれぞれの組に入ってるから。「死角からいただく『キングオブコント』」とか入ってるから。
じゃあ俺のところ、どうしようか?って。で、『板の上の魔物』なんかは別にM-1に向けて作ったわけじゃないやん? Creepy Nutsで言うと、元々その『べしゃり暮らし』っていうのがあって……っていう。それがたまたまM-1に重なって。
(DJ松永)後からね、使っていただいて。
(R-指定)で、R-1はピン芸っていうことで、一旦他のディティールは排除して。なにか、その10年以内の若い人が見つかる大会ということだったから、そこで『バレる』っていうのをやったけど。『キングオブコント』。「コントか……どう落とし込もうか?」ってなって。それで一番コントの中で俺が思い浮かぶ象徴的なのものはやっぱり暗転と明転かな、みたいな。なんかそれがコントのイメージやったから。
(DJ松永)ああ、なるほどね。
「暗転から明転、明転から暗転」
(R-指定)それで「暗転から明転、明転から暗転」というリリックを書いて。「歓声から名声」って。その韻でね。「その空気塗り替え、登れ階段てっぺん」っていう、まあまとめっていうこともあり、前年度チャンピオンの空気階段さんの名前を入れたりとかして作ったんですけれども。そう。ほんまにたまたま、そんなこの大会のキーワードに「明転と暗転」がなるなんて知らずに。俺の中ではコントの象徴として。漫才やったら38マイクとか、2人でとか、あるじゃないですか。で、たとえばR-1やったら、他のもあるけどフリップやったり。いろんな象徴的なもんが出てくるけど。コントはもっといろんなのに変幻自在になるから。
(DJ松永)たしかに結構象徴的なワード、それこそ難しいよね。ピンだと1人とかでさ、そこから掘り下げられそうなもんだけど。人数もバラバラだし。
(R-指定)2人やったり3人やったり。だから、一番印象的なのは暗転からパッと灯りがついて、もうその設定が始まってるみたいなのがあれかなと思って。そういう風にしたんですけど。そういう感じで作らせていただきましたけどね。めっちゃかっこいいよオープニングのVも合わせてくださったりとか。全員分のリリックを出してくれたりとかして。めっちゃ、嬉しかったっすね。それで大会が始まるっていうのが。
(DJ松永)すごいね。『お笑いの日』に。
(R-指定)『お笑いの日』にね。だって、それこそ梅田のメンバーなんか松永さんも全員、昔から知ってたりするじゃないですか。teppeiさんの声から始まる大会ってめっちゃ熱くない?
(DJ松永)そうだね。
(R-指定)teppeiさんがね、1バース目。いぬさんのところを担当してて。teppeiさんの声から始まったりしたんですけども。
(DJ松永)たしかに。
(R-指定)地上波でGAGAさんのラップが流れるってのいうも超印象的やしさ。
(DJ松永)しかもteppei、俺は見たことないけどさ。小さい箱でさ、ライブしている時にさ、こんなラジオでは流せないような曲を歌っていたんだろ?
(R-指定)ああ、teppeiさんはね、ラジオで流されへんようなすごいイカれたテーマの楽曲をやっていて。
(DJ松永)その生い立ちとか。
(R-指定)結構シリアスな……そっち方面の尖りもあれば、もっとすごいのがteppeiさん、公園について歌っているんですよ。公園を子供たちが使わなくなったことを憂うっていう。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ!
(R-指定)「公園」というテーマで。そんなぶっ飛んだ人がこの開幕一発目を歌うっていう。
ぶっ飛んだteppeiで開幕一発目を飾る
(DJ松永)ああ、憂いている人、いるんだ(笑)。「公園を使えよ!」っていうこと?
(R-指定)そう。「みんな、家で遊んでる場合じゃない」って。「遊具が危ない? いや、危ないから公園はいいんや。子供は怪我して学ぶんや!」っていう曲を作ってる人が『キングオブコント』開幕一発目っていう。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ! お前は公園のなんなんだ?
(R-指定)フハハハハハハハハッ!
Creepy Nutsのオールナイトニッポン、今週もありがとうございました!
『マッハ!!!!!!!!』に並ぶワイヤーアクションラジオでお送りしました?
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— Creepy Nutsのオールナイトニッポン【毎週月曜25時〜】 (@creepynuts_ann) October 10, 2022
<書き起こしおわり>