星野源さんが2022年9月13日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で歌詞を書く際の漢字やひらがな、カタカナやローマ字などの使い分けについて話していました。
(星野源)続いて。熊本県の方。「詞を書く時、漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字、どのようにして使い分けているのですか? 『漢字がわかんないから、ひらがなでいいや』みたいなノリの時もありますか?」。いや、さすがにそれは……パソコンがあるからね。変換してくれるから。それはさすがにないけれども。
そうだな。全然、考えてないかもしれないね。なんとなくっていう感じはあると思うけど。あとはでも、同じ言葉で違う意味になる、意味が出るっていう言葉はよくあるので。それをひらがなに開くと、どっちの意味でも取れるみたいな。で、それを漢字にするとどっちかに固定されちゃうので、ひらがなに開くことによって、ダブルミーニングにもなって。
ひらがなにしてダブルミーニングを入れる
(星野源)で、文法的には片方の意味にしか聞こえないんだけど、2番と照らし合わせると意味が変わるよねとか、そういう時にはひらがなにしたりしますね。ローマ字……ローマ字は、あんまりないかもしれないな。英語はあるとは思うんだけども。そうだね。あとなんか、今でもちょっと呪縛みたいなっていうのは、敬語の歌詞ってあるじゃん? 「○○です」とか。
昔、SAKEROCKっていうインストバンドをやってて。その時、ドラムの大地くんが「俺、曲の中で敬語を使うの、嫌いなんだよね」って言ったいた、その言葉がいまだに残っていて。だから歌詞で敬語を書けないんだよね。敬語っていうか、「○○です」っていう風な文節の終わりにできないの。なんか、なんとなく。
「○○です」という文節の歌詞が書けない
(星野源)別に、うーん。まあ、自分もそんなに好きじゃないからっていうのはあると思うんだけど。でもはっぴいえんどの『夏なんです』とか、全然好きだから。だからそのやる曲によるんだろうけど。自分が書く時は「です」はあんまりなくて。そういう「○○ます」とかっていうのはあんまり使わないことが多いですね。その、大地くんの声がいつも聞こえますね(笑)。そんな感じですかね。
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— 星野源 Gen Hoshino (@gen_senden) September 13, 2022
<書き起こしおわり>