星野源さんが2020年11月24日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で山下達郎さんの『土曜日の恋人』を選曲。昔のコメディ番組・お笑い番組のテーマ曲について話していました。
「土曜日の恋人 」
オレたちひょうきん族のEDだね。#星野源ANN pic.twitter.com/iH98xihbQR— みりんねこ (@mirinneko1129) February 13, 2018
(星野源)さあ、それでは今日の1曲目。これ、前もこの番組でかけましたけれども。
(星野源)このリマスター盤が出たということでこの曲を……もうわくわくしちゃうからね。やっぱりこの曲を聞くと。1985年にリリースしたシングルなので、もう相当前ですよね。すごいですよね。やっぱり長いこと……きっとこれからどんなに時代が変わっても、新鮮に響く曲なんだろうなと思います。ぜひ皆さん、大音量で聞いてください。山下達郎で『土曜日の恋人』。
山下達郎『土曜日の恋人』
(星野源)この曲は当時、『オレたちひょうきん族』という、もう伝説のバラエティ番組、コメディ番組。それのテーマ曲で。今、寺ちゃんとも話していたけど。当時、もしかしたら新しかったことなのかもしれないけど、今はあんまりないね。いわゆるテーマ曲がコメディとかお笑いの番組にあって。その曲が象徴的であるというか。「この曲が流れると、今週も来た! 面白い時間が1時間、始まるぞ!」みたいな。
(寺坂直毅)「終わっちゃう……」みたいなのも。
(星野源)そうそうそうそう。あとはエンディングテーマだったら「もう終わっちゃった。また第1週間、我慢しなきゃ……」みたいな。なんかそういうの、今はないね。
(星野源)だからなんかそういうのが、僕の小さい頃はまだあってさ。それこそ、『夢で逢えたら』とかもね、だからあれはユニコーンの『働く男』だったかな? コント番組とかもテーマ曲があって。
『夢で逢えたら』のユニコーン『働く男』
(星野源)あとは『ごっつええ感じ』とかもハイロウズ(『日曜日よりの使者』)がテーマ曲だったりとか。あったねー。なんか、最近ないね。そういうのが。そういうの……前にも『おげんさんといっしょ』でも話したけど、豊かだよね。そういう時間って。
なんかたぶん、テーマ曲を流してる時間が……今はわかんないけど。そういう曲がなくなっていった背景としては視聴率が下がるから。分計で視聴率がその部分が下がるから。じゃあ、もうテーマ曲はなくしてしまえ、みたいなことだと思うんですよ。
でもなんか……自分がちっちゃい頃の記憶としてはやっぱりその曲を聞いてる時のわくわく感だったり、寂しさだったりっていうのがずっと覚えてるから。とても大事な時間だったんだなとは思いますよね。だからなんか、こういうっていいよね。やっぱり、いいよねと思う。お送りしたのは山下達郎さんで『土曜日の恋人』でした。
<書き起こしおわり>