星野源さんが2022年7月12日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で新垣結衣さんとおうちカラオケをしたことを紹介。そこで気づいたことについて話していました。
今夜の #星野源ANN は、メールテーマから派生して皆さんから「あの人に言われたい言葉」が続々と…!
そして7/18(月)にリリースが決定した新曲「#異世界混合大舞踏会 (feat. おばけ)」について、楽曲の英語タイトルが #IWannaBeYourGhost になったきっかけもお話ししました?https://t.co/CckMTu6Jgf pic.twitter.com/LdLKev5RLK— 星野源 Gen Hoshino (@gen_senden) July 12, 2022
(星野源)どうも、こんばんは。星野源です。この間ね、家でボーッとしてたんですよ。ボーッとしていた時に、結衣さんが「カラオケする?」って言ってくれて。「ああ、するする!」って言って。前から「なんかカラオケでもしたいね」って言ってて。それで「カラオケする?」って言うから「ああ、じゃあ、しよう、しよう」ってなって。それで2人でカラオケをしたんですよ。で、カラオケ屋さんに行くのではなくて、家でね、そのゲーム機の中にカラオケソフトが入ってるので。そのゲーム機を立ち上げて、カラオケソフトで2人で結構長い時間、歌ったんですよ。
その中で、たとえばランキングにね、星野源『喜劇』があったりして。「ああ、ちょっと歌ってみようかな」と思って、自分で自分の曲をね、歌って。「この曲、難しいな!」って思ったりとか(笑)。でも、僕の曲って、なんて言うんだろう? 編曲がね、ものすごく入り組んでる曲が多いので。いわゆるカラオケのバージョンを作ってくれる、たぶん作家さんがいると思うんだけど。その作家さんの苦労みたいなのがすごい見えて。「ああ、ここは省略してる」とか「ああ、ここはすごい細かくやってくれてる」とか。そういうのが見えて、すごい面白かったんですよ。
で、自分の曲をどんどん歌っていった時に、ある時にいろいろ星野源でたどるじゃん? そうした時に「あっ、星野源メドレーだ!」ってなって。そしたら、その結衣さんが「歌ってみたら?」って言うから、「そういえば俺、星野源メドレーって歌ったことないや」って思って。カラオケ、たとえば誰かと前に行った時に、だいたいなんかドラマの打ち上げとか……今はね、打ち上げ自体がそもそもないんだけど。まだコロナ禍だから。
で、その打ち上げの後にカラオケに行く時も、だいたい誰かに勝手に曲を入れられて。それでまあ、歌うみたいな。曲を入れられて「わーっ、源さん、歌って!」って言われて。「もう……」とか言いながら「どうもー、星野源でーす!」みたいな(笑)。なんかそぷいうのがいつも多かったんだけど。でも、そういうのでメドレーを入れる人はいないんですよ。だからメドレーって自分でも選ばないし。「歌ってみようかな」と思って。「ちょっと、何の歌が来るのか、怖いな……」と思って。「なんか、俺が試される」と思って。それでやってみたんですよ。
そしたら、すごい面白かったんだけど。なぜ面白いと思ったかっていうと、その星野源メドレーっていうのは1個しかなかったんですよ。それで歌ったら、そのメドレーの中には5曲ぐらい入っていたんだけども。最新曲が2011年の『フィルム』っていう曲で止まっていたんですよ(笑)。だから、なんかその『くせのうた』とか『くだらないの中に』とか、あとは『日常』とかがあるんだけど。その後が『フィルム』で。「えっ、ちょっと待って? その後、結構いろんな曲で出してるはずなんだけどな……?」と思って。
その、星野源メドレーの中に『恋』とか、テレビでたくさん流していただいた曲とかが入ってなくて。で、かつ俺、『日常』を久しぶりに歌いすぎて、全然歌えなくて(笑)。そう。なんかその『日常』が歌えなくて、逆に結衣さんの方が歌えるみたいな事態が起きて(笑)。「これはいかん」と思って。また、ちょっと『日常』を歌う場所を作らなきゃと思ったんですけど。
メドレーの最新曲が『フィルム』(2011)
(星野源)だからなんか、ひとつ思ったのはメドレー2を作っていただけませんかね?っていう(笑)。そう。それを思いました。なんか、それが爆笑しちゃったんだよね(笑)。たしかに『フィルム』か『くだらないの中に』かなんかで「まだ続くんだろうな」と思っていたら、トゥーン……って終わって(笑)。それも爆笑しちゃったんだよね。「お、終わったー!」みたいな(笑)。
そうなんですよ。だから、そのカラオケの……わかんない。俺、よくわかんないんだけど。企画をする方とか、メドレーをたぶんね、考える人がいるんだと思うんだよ。その、企画部とかの中に。そこにたぶん星野源ガチ勢がいない可能性があるので。ちょっと、誰か知り合いにカラオケの人がいたらぜひ、送り込んでいただいて。リスナーの方にちょっとね……まあ、それはもちろん冗談なんですが(笑)。
そう。それでね、結局、2人で6時間ずっと歌い続けたんですよ。そう。6時間ってカラオケボックスでもなかなかしない時間じゃない?(笑)。すごい長いじゃない? で、ドラマとかの打ち上げって1次会、2次会あってからのカラオケが多いから。もうみんな、グデグデになりすぎていて記憶がない、みたいな。で、ヘニャヘニャの状態で『リンダリンダ』とかをみんな……もう、なんつーの? ゼリーみたいな感じでみんな、体が動きながら『リンダリンダ』を歌うとか。なんかそういうのしか経験してなくて。6時間歌いっぱなしっていうのは、さすがになかったんですよ。
それで、すごく思ったんです。「歌うのって生活の一部だったんだな」と思って。僕、音楽をね、始めたのが中学1年生の時で。13歳ぐらいで。そこからギターを練習して歌い始めて、みたいな。それがいつの間にか仕事になっていて。で、高校生とか、20歳になりたてとかの時は、たぶん歌が生活の一部だったんですよ。それが、だんだん仕事になるにつれて、その生活の一部の中にっていうか、仕事があって。その仕事の中の一部っていうか、大多数を占める部分が音楽になってたんですよ。
で、聞いたりとか、曲を作ったりするっていう場面では常に第1リスナーに20歳ぐらいの自分がいるので。音楽が生活の一部のリスナーの自分っていうのは常にいるんですよ。ただ、「歌を歌う」っていうことだけに関して言った時に、生活の一部じゃなくて、仕事の一部になってたんだなと思って。で、なんでそう思ったかっていうと、すごく元気がなかったんだけど、元気が戻ってきたんですよ。ちょっとずつ、歌ってるうちに。
で、それって、「生活が戻ってきた」っていうことなんだなと思ったんですよ。自分が生活を忘れそうになっていて。今、自分は仕事をして、ご飯を作って、ちゃんと洗濯をしたりとか……なんだろう? 手分けしてやってさ。その中で、日々いろんなことが……仕事も大変だし。いろんなことにいっぱいいっぱいになるっていうか、我を忘れそうになるんだけど。その中で「歌うってことを俺は生活の一部にしてたな」っていう。それを1個、忘れてて、それを思い出させてもらえたなっていうのをすごく思いました。
だから、もちろん「仕事と割り切って歌っている」とか、そういうことじゃなくて。「仕事として責任を持ってやろう、頑張ろう」みたいなの中に、「いやー、仕事で疲れて帰ってきたー。よっしゃ! 風呂で1曲、歌ってストレス発散すっか!」みたいな自分が戻ってきたんですよ。だから「ああ、カラオケっていいな」って思ったし。なんか、そういう風に、一緒に歌ってもらえたりとかね。なんか、そういうところもすごく楽しかったし。なんか大切なことを1個、思い出せたなと思いました。
なのでぜひ皆さん、星野源メドレーを歌ってみてください。アハハハハハハハハッ! そんなわけで今日も3時までよろしくお願いします。星野源のオールナイトニッポン!
どうも、こんばんは。改めまして星野源です。そう。そのカラオケもたぶんね、機種によってメドレーが違うんだよね。数とか。で、たまたまその会社がそうだっただけなんだと思うんですよね。だからたぶん、いろいろあると思うんで。ぜひ、それも含めて皆さん、カラオケに行ったりとか、家でゲーム機とか、いろんなところでたぶんカラオケができると思うんです。やってみてください。星野源メドレー、面白いです。
(中略)
(星野源)さあ、今日の1曲目。これ、カラオケで歌いました(笑)。非常にこの季節にも……ああ、そうだ。雨、本当に大変みたいですね。なんで皆さん、雨がちょっと多い地域の方はぜひ、気をつけながら。身の安全をぜひ第1に確保しながら、もし聞ける方はぜひ聞いていただければと思います。それでね、夏で。その時はまだ、あまり雨も降ってないタイミングだったんで、ちょっと夏にぴったりだなっていうことで、この曲を歌いました。稲垣潤一 『夏のクラクション』。
稲垣潤一 『夏のクラクション』
(星野源)今日の1曲目お送りしたのは稲垣潤一 『夏のクラクション』でした。
(中略)
(星野源)さっきのカラオケの話について。東京都の方。「カラオケ6時間は飲み会の後、深夜に始めて始発に帰る大学生のオールです。星野夫妻、上京したての18歳ですか?」(笑)。違う違う。だから飲んだりとか、してないから。深夜に始めてないから。そうそうそう。あと、言うの忘れていた。6時間って言ったけど、間に夕ご飯、挟んでるから。いや、普通は夕ご飯を挟んだら、やめるよね? アハハハハハハハハッ! いや、なんか楽しくなっちゃってさ。「もう1回、やろうよ」って、やってましたね(笑)。まあ、5時間ぐらいだね。そういえば。そうそう。ご飯を抜くのであればね。皆さん、おすすめです。
そう、だからおうちカラオケはニセさんを生んだ原因でもありますからね。そうそう。僕がくも膜の休養の時。手術が終わって半年ぐらい、たとえばジムに行って基礎体力を戻したりとかしてる間。全然仕事にまだ復帰しない間に、家でゲーム機でカラオケしてたんですよ。その時は、Wiiでしたね。Wiiカラオケをやっていて。その時にね、寺ちゃんとかがおうちに遊びに来てくれて。スグルちゃんとかね(笑)。
そうそう。遊びに来てくれて、それでみんなでカラオケをちょっとして。その時に『君は薔薇より美しい』をね、歌っていて。それが復帰の武道館公演のニセさん出現の原点ですからね。そうなんですよ。
おうちカラオケがニセ明誕生のきっかけ
(星野源)おうちカラオケ……僕もだから、普通にカラオケに行く人って全然いないので。あんまり今まで、行かなかったんですよ。打ち上げで行くぐらいだったんだよね。そうなんです。おすすめでございます。
<書き起こしおわり>