星野源さんが2023年11月7日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で亡くなった元クレージーキャッツの犬塚弘さんを追悼していました。
(星野源)「かけなきゃいけない曲がある」っていうのはこれなんですけども。犬塚弘さんが亡くなられてしまいまして。ハナ肇とクレージーキャッツの皆さんが天国に行かれてしまったということで。とても悲しいけれども……僕は小学生の時に、これは本当に何度も話していますけども。『オヨビでない奴!』というドラマをきっかけに植木等さんを知り。そこから子供なのにも関わらず、全くリアルタイムでない……当時からしても「渋い」みたいな感じでクレージーキャッツのCDを買い、そこからすごい好きで。非常に影響を受けております。
SAKEROCKの服装もクレージーキャッツにすごく似せていた時期もありましたね。なんでか?っていうと、元々そのジャズメン、ジャズミュージシャンの皆さんで。米軍基地とか、そういうところで演奏をして回っている中でコメディ、お笑いというものもやり始めて。それでコメディアン。なんだけども、音楽というものが素地というか、バックグラウンドにしっかりあって。演奏も超上手いという人たちで。すごいかっこよくて好きなんですよね。
で、このクレージーキャッツに影響をされた人は本当にたくさんいて。もちろんドリフターズの皆さんもそうだと思いますし。いろんな方々が影響を受けて。かつ、僕の音楽、活動というものにも……なので「今も生き続けているぞ」という思いを込めてかけたいと思います。
どうしても、バンドとして活動をしている音源みたいなものってあんまりなくて。で、植木等さんが歌っている曲となると、他のメンバーの方が演奏をしていなかったりするんですよ。いわゆる、編曲家の方のバンドがやっていたりすることが多いので。ビッグバンドみたいな形でね。あと、コーラスで入っているかどうかというぐらいの曲もちょっと多めだとは思うので。グループ全体としてね、この曲をかけれたらと思います。ハナ肇とクレージーキャッツで『スーダラ節』。
ハナ肇とクレージーキャッツ『スーダラ節』
(星野源)お送りしたのはハナ肇とクレージーキャッツで『スーダラ節』でした。僕も弾き語りでこの曲をずっと前からカバーしているんですけども。しっとり歌うバージョンなんですけども。歌詞がまたすごいよくて。いやー、ちょっとね、自分のやり方で自分なりに歌い継いでいけたらと思っておりますが。ぜひね、気になった方は音源を聞いてください。今、YouTubeで公式でどんどん音源が上がっているので、聞きやすくなっていると思いますので。皆さん、ぜひ。
<書き起こしおわり>