2022年8月26日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で宇多丸さんと山本匠晃さんがAppleTV+で配信中のドラマ『テッド・ラッソ』について話していました。
(宇多丸)ということで、山本さんもね、溜めに溜めたいろいろなお話があるわけですよね。さしあたってちょっと予告をしておきましょうか。今、山本さんの心を占めているのはなんですか?
(山本匠晃)『テッド・ラッソ』! AppleTV+!
(宇多丸)私も……まあ、私が勧めるまでもなく、世界的に高評価を得ていて、賞もいっぱい取っている『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』というAppleTV+で見られるドラマシリーズ。ご覧になりましたか?
(山本匠晃)いやー、もうなんかね、こんな根暗な俺でもじんわりじんわり……なんてみんながいい世界なんだ!っていう。でも、いろいろあるんですよ。いろいろあるんですよ?
(宇多丸)結構シーズンが進んでいくとね、「ああ、この人が!」みたいなのがありますけども。
(山本匠晃)「この人も……」っていうところまで。シーズン2でも。
(宇多丸)でもね、人にナイスにするって本当に大事っていうか。そういう話じゃないですか。結局のところ。どんな立場にあろうとも、やっぱり腐らずにやるって大事だなって。
人にナイスにすることの大事さ
(山本匠晃)あと、やっぱり人がいて成り立っているなって。周りの人がいて、自分だけじゃなくて。与えて、与えられてっていう。それをでも、優しく繊細に、気づきながら生きていく人々みたいな。
(宇多丸)これ、もちろんめちゃくちゃいい話なんだけども。でも、しょうもないコメディですよ?(笑)。
(山本匠晃)めちゃくちゃ……だから喜怒哀楽がね、本当にフルで詰まっている。そんな気がする。ボリュームとして。最高なんですよ!
(宇多丸)ジュノー・テンプルさんっていう俳優さん。ジュリアン・テンプルの娘さんが印象的な役で出ているじゃないですか。すごいギャルっぽい感じで出てきて。いわゆるそういうブロンドのおバカな女の子みたいな感じで出てきたかと思ったら、実はめちゃくちゃ有能で……っていう。あの役柄がまさに『ジ・オファー ゴッドファーザーに賭けた男』のキャスティングと完全につながっているということがわかると思いますし。『ジ・オファー』も素晴らしいんで。ありがとうございます。見ていただいて。
(山本匠晃)素晴らしいんだよな。本当に。支えになっています。ちょっとしっかり、大切に……。
(宇多丸)なんか『テッド・ラッソ』を見ると、多少こっちの人生の生活態度にもフィードバックしますよね?
見ると自身の人生の生活態度にフィードバックされる
(山本匠晃)するするする! あの、なんていうかサッカーのチームがどうなっていくのか?っていうのは軸にはあるんですけども。それだけじゃなくて、いろんな人生における向き合わなきゃいけないこととか、日常生活で起きることとかがすべて通じてくるような。それがね、もらえるものがたくさんあるんですよ。
<書き起こしおわり>