オードリー若林 ハマカーン回をRadikoで聞き返して感じたことを語る

オードリー若林 ハマカーン回をRadikoで聞き返して感じたことを語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリー若林さんが2022年9月10日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で前週放送のハマカーンゲスト回をRadikoで聞き返して感じたこと、思い出したことを話していました。

(若林正恭)先週はハマカーンがね、来てくれましたけども。Radikoで聞き返してましたけど。客観的に聞くと本当に神ちゃんがテレビに出るの、嫌がってるね(笑)。あれを聞いて、どうなんだろう? スタッフさんもオファーをするのを……でも、なんかちょっと見えたりするじゃん? 「この人は本当は出たいけど『嫌だ』って言っている」みたいな感じも。だけど、本当に嫌そうだったね。聞いたら。だから面白かったんだけど。

(春日俊彰)いや、そうでございますな。本気だからね。

(若林正恭)本気だよね、あれ(笑)。

(春日俊彰)だけどそういう形でたぶん、オファーをもらうことが多くなりそうじゃないですか。

(若林正恭)なっちゃうからね。

(春日俊彰)でも本当に嫌だから……その神田ちゃんのね、バランスの取り方も難しいだろうなっていうね。でも、出たくない人ではないじゃない? テレビに出たいは出たいわけじゃない?

(若林正恭)で、名古屋の番組かな? 大阪の番組かな? 呼ばれて、なんか『しくじり先生』の感じで……っていうことでやってたら、「なんでそんなことを言うんだよ!」とかっていうツッコミが入らないで、ほんこんさんとかが「いや、わかる」ってずっと言っていて……(笑)。みんな、「わかる、わかる」ってなっちゃっていたっていう。

(春日俊彰)「そんなこと言わないで、バラエティを頑張れよ!」とかだったらいいんだろうけど。

先輩芸人たちがハマカーン神田に共感

(若林正恭)一理ありすぎて、みんなで「わかる、わかる」ってなっちゃって。で、浜ちゃんが「いや、こいつに言ってやってくださいよ!」っていうのがおかしくなっちゃってるから(笑)。でもたしかにな、そうなりそうじゃない? 俺たちよりもっと上の先輩だともっと「いや、たしかにおかしいんだよな」ってなりそうだよね。

(春日俊彰)そうだね。で、わけがわかんないことを言ってるわけじゃないもんね。神田ちゃんもね。「そう言われてみれば、そっちが普通のことだったな」って。

(若林正恭)「そうだったな」って思ったりするよね。

(春日俊彰)だからそれが普通のというか、当たり前の感覚で。我々の方が異常なんじゃないのかって思って……でもそれがなんか普通の感覚との差で、面白かったりするわけじゃない? でもバラエティの中では神田ちゃんの方が異常だったりするからさ。だから、どっちが表でどっち裏なのか、わかんないみたいな。

(若林正恭)わかんなくなってきちゃったよね。

(春日俊彰)どっちが正しいのか。

(若林正恭)で、それを聞きながら思い出したけど。『日曜×芸人』ってザキヤマさんとバカリズムさんと一緒だったから。なんだろう? その陽の天才と陰の天才がいるから、俺は仕事がなかったのよ。3人でロケしてて。で、なんていうんだろう? 結構『ヒルナンデス』っぽい流行ってるものとか、グルメとかに行っていたんだよ。お笑いの台本じゃなかったから。なんかお笑いの流れになる時は年下、一番後輩の俺をいじる感じになるんだけど。その時、俺もなんか神ちゃんとはまた違う感じだけど。なんか俺、「いじられすぎるとオードリーの漫才がウケなくなる」と思ってたんだよね。

(春日俊彰)ああ、そうだね。コンビではいじる人だもんね。

(若林正恭)そう。漫才で。で、今思うと全然そんなことないからいじられちゃえばいいんだけど。なんか、だからいじられていないように見えるような返しとかして、あんまり上手くいかないみたいな感じが続いて。で、最後の方でもう面倒くさくなってきて、平気でどじょうすくいとか、なんか乳首だけ出てバスタオルを巻いて出てきて……とかっていうのを楽しんでやるようになって。楽しくなっちゃったら、あれって振られなくなってくるのね(笑)。

(春日俊彰)なるへそ。やっぱり嫌がってるというかね。「いやー」って言っている方が……そうか。それで乗ってこられてもね、難しいね。加減がね。

(若林正恭)あれ、相撲部屋に行って俺だけ……もうさ、その時からヒザが悪かったから。これは事務所にも腹立ってたけどさ。「俺、ヒザが悪いっつってんだろ!」と思ってるんだけど。なんか俺だけがまわしをつけて、ケツを出して。それで力士に投げられまくるみたいな企画があった後に、力士の人と2人でシャワールームで着替えて。俺だけなの。まわしをつけているのは。で、着替えて。「大丈夫でした?」とか力士の方に聞かれて。「ああ、全然。ありがとうございます」とか言ってシャワーから出て、ロケバスの中で「面白かったっすね」ってスタッフは2人に言ってるんだよ。俺には一切「面白かったね」とは言わないのよ。

で、その後、なんか2人で番組とかが始まっていくのよ。俺がいなくて。だからそれ、別に愚痴とかじゃなくて。「そういう世界がありますよ」っていう話ね。それに対して、本当になにも思ってないよ。ネガティブな感情、持ってないけど。そういうもんだと思っているんだけども。俺がもっと頑張らなかったからだし。だけどなんか、あれは切なかったなー(笑)。泥だらけになって、まわしを取って。楽屋でスタッフは先輩たちに「面白かったですね」って言ってるって。なんか、わかるでしょう?

(春日俊彰)わかる、わかる。

(若林正恭)先輩たちに行く感じ。スタッフさんが。それって今、気をつけなきゃいけないよね。だから『しくじり先生』とかにそれこそインディアンスが来てくれて。きむもさ、頑張ってくれるけどさ。さんざんみんなで偉そうにいじってさ。で、スタッフさんさんが「面白かったっすね」とか言ってくれるけど。あれはきむに言わなきゃダメだよ。本当に。まあ、『しくじり先生』のスタッフは言ってるんだけど。俺らじゃなくて、きむにだけ言ってあげた方がいいよな。そういう現場、あるよね。

(春日俊彰)多めに言ってあげた方がいいね(笑)。

先輩ではなく、本人に「面白かった」と言ってあげるべき

(若林正恭)あれは気をつけないといけないな。後輩はジトーッとした目で見てるからね。「俺が一番おもちゃにされたけど、なんでいじった方が『すげえ面白かったっすね』って言われてんだよ?」って思っていたりするからな。

(春日俊彰)そうね。思っているだろうし、忘れないからね。あの時のあれって。で、いつか言われて。「褒められなかったっすよ」みたいな。いつまでも覚えてたりするからね(笑)。

(若林正恭)あるよな(笑)。忘れろよな! そういうもんだよ。どの世界もね。でも、若林は忘れないんだよなー(笑)。1人ね、探してるいうテレビマンがいるのよ(笑)。あの時のあれを言った人をね、今ずっと……特番ね。特にね。今、レギュラーのスタッフさんは決まってるから。特番の時に1人、探してるんだけど。いないんだよな。あれは誰だったんだろうな?っていうね。

(春日俊彰)人探しをしながら仕事しているわけだね(笑)。

(若林正恭)そうそう(笑)。

(春日俊彰)なんだ、それ?(笑)。

(若林正恭)まあ、でもそういうのもあるよな。

<書き起こしおわり>

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