オードリー春日さんが2021年6月26日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で『モニタリング』のカメレオン春日ロケについてトーク。雨が降る中での過酷なロケの模様を話していました。
【オードリーのオールナイトニッポン】お聴きいただきありがとうございました。
ひまわりに話しかける若林さんと、ロケ終わりでお風呂に入った春日さんでした。
《radikoタイムフリー》https://t.co/9f1e5VoNdg#annkw pic.twitter.com/xmMBuFDn2s
— オードリーのオールナイトニッポン (@annkw5tyb) June 26, 2021
(春日俊彰)『モニタリング』でね、新しい企画を始めてもらいまして。私が「銅像春日」っつって、いろいろと銅像になっていた企画があったじゃないですか。資料館の歴史の銅像とか。雪まつりの雪像とかさ。ああいうのをやっていて。あれの派生というか、企画で。私が軍団を率いて。何人か、芸能人の方、芸人さんだとか、アスリートの方とか。7、8人ぐらいで軍団を率いて。私がリーダーでね。いろんなところに隠れるのよ。で、それをプレーヤーの人が見つけるっていう。
だから「カメレオン春日」っていうね。ありがたいですよ。私の名前を冠してくれて。で、それで制限時間内にプレイヤーの方が「あそこに○○がいる」とか。で、みんな擬態をしているわけよ。全身を塗って壁になっていたりだとか。いろいろやって、それを全部見つけたら、商品がもらえるみたいな。そのリーダーとしてやらせてもらうという企画が来週かな? オンエアーされるんだけど。それをしばらく前にロケ、やったんですよ。大型の商業施設の中でさ、いろんなところ……各フロアにいて。で、その最後のボスというか。最後に春日を見つけてクリアできるかどうか、みたいなのをやって。
で、それがスタジオでね、VTRを出すじゃないですか。そしたらだいぶ好評だったらしくて。すぐに「第2弾をやりたい。やらせてくれ」っていうことで、この間ロケに行ってきたんですよ。第2弾の。それで行ったのがね、千葉にある大型の温泉施設。そこを全部使ってやるなんていうことで、やったのよ。
(若林正恭)うんうん。
(春日俊彰)で、私がリーダーだから、最後なんだよね。仮に他の全員が見つかった時に出てくるみたいな感じで。で、最初はモニターを見ているというか。「○○が見つかりました」「なにっ!?」みたいなことをやっていたの。で、ついに春日のところまで来そうだ、みたいな。それで準備をバーッとして。で、第一弾の時もそうだったんだけど。基本的に裸なんですよ、私。その銅像春田の時も基本的に裸だったの。
で、他のメンバーの人は全身タイツを着て、顔だけ塗るとかね。そういう人もいるんだけども、春日は裸に直接ペイントをして隠れるみたいな、そういう感じなのよ。で、私が準備をしてさ、出番だっていう時点で結構な……7、8人いるからさ。だいぶ押している状況なわけですよ。ロケが。で、私のパートっていうところでもう1時間ぐらい押しているの。で、スタッフさんもたくさんいてさ。ADさんとかバタバタバタバタというか。結構大変な現場だったりするわけですよ。で、体を塗るメイクさん。特殊メイクの人も5、6人ってさ。バーッといろいろやっているわけ。
それで1時間ぐらい押して。まあまあ、それはもうしょうがないなって思いつつ、「春日さんの出番です」ってなって。で、私が隠れていたのが、その商業施設……結構デカいんだよね。階で言ったら5階建てぐらい。結構高いところで。最後のステージがその高い屋根のところに私がいる。それを下からプレイヤーの人たちは4人ぐらいかな? 見つけるっていうね。
(若林正恭)うん。
(春日俊彰)で、それぞれあるわけですよ。温泉場で○人隠れてるとか。ここのフロアには○人いるみたいなのをやっていって、最後のステージが高いところにいる春日を見つけるみたいな感じで。それで私が屋根の一番てっぺんのところにいて。顔と……上半身が裸なの。で、黒く塗ってるわけ。そこにうつ伏せになってね、屋根の上にこうやって顔だけ外に出して。へりから出しているわけ。で、その時はもう夜になってるわけ。だから夜に紛れて……。
(若林正恭)ああ、顔だけ出している?
(春日俊彰)そう。春日が目をつぶって顔を出して。それを見つけられるのか、みたいな感じなわけ。で、そのうつ伏せに寝るところ。セッティングするところが結構遠いのよ。普段は人が行かない場所じゃないですか。上のところなんてね。だから楽屋を出て、違う建物の屋上をグーッと通って。で、またそのセットする屋根の方に入ってきて、真ん中ぐらいまで歩いていくみたいな。結構遠いのよ。で、ちょっとスタンバイに時間がかかるから、早めに……「ゲームがスタートするよりもちょっと早めに行きましょう」なんつって。で、行って。移動も危ないからハーネスとかつけながら行ってね。それで横になって待っていたのよ。
そしたらさ、そこまで結構天気がよかったんだけど、ザーッと雨が降ってきてね。「あれ? これ、どうするのかな?」ってなって。そしたらスタッフさんがビニール傘を持ってきてくれてね。春日がうつ伏せになって寝てるじゃないですか。その横でずっと傘を……(笑)。ビニール傘をさ。それでいつ始まるか、わからないの。始まっちゃったらさ、こう……それで、タイミングがわからないの。で、ずっと目をつぶってセットして。なんとなく「あそこが……」とか、始まったら聞こえてくるだろうなって。
(若林正恭)はいはい。
雨の中でひたすら待機
(春日俊彰)っていう風にずっと思っていたけども、全然始まる気配もないの。で、ずっと横でさ、スタッフさんが傘をさしてくれて。で、ものすごい雨だから、もう傘じゃ防ぎきれないぐらい、ボロボト落ちてきて。傘がないぐらい、もうビショビショなの。私がね。それで、でもなかなか始まる気配がしないのよ。で、パッと目を開けたらさ、カメラさんとかはいるわけ。で、準備はしてるんだけど、まあまだ始まらなそうなの。で、「これって、楽屋に帰った方がいいんじゃないかな?」って思ったわけさ。
「始まらなそうだな」っていう。でも、その指示もないから、勝手に動けない。急に始まったらさ、ダメじゃないですか。動いているところなんか見られたら、もう全部ご破算になるから、動けないわけよ。で、全然もうビッショビショ。で、傘をさしている人も、私に向けて傘をさしてくれているから。そのスタッフさんともビッショビショなわけ。その2人が高いところでずっと待ってるわけ。
で、ディレクターさんも「これ、どうするんすかね?」って。無線とかでやり取りしてるんだけど、バタバタしててあんまり連絡が取れないわけ。それで、「これはさすがにもう帰った方がいいんじゃないですか? 帰りましょうか」とか言ってるんだけど、下がなんというか、結構モメてたりするのよ(笑)。
(若林正恭)はいはいはい。いろいろで?
(春日俊彰)もう怒号が聞こえるわけ。
(若林正恭)なるほど。大変だよね。外のロケで。
(春日俊彰)そうそう。「おい、タオルねえのかよ、おい!」とか。「AD、○○!」とか。ブワーッとなっているのよ。そこでなんかさ、勝手な行動はできないじゃないですか。で、ずっとこうやって待ってたの。それで結局、「雨待ちします」って言って戻ることになったんだけど、帰ってきて時計を見たらさ、そのうつ伏せの状態で50分、待ったのよ(笑)。
(若林正恭)ああ、なんだかんだで。
(春日俊彰)なんだかんだで言って。で、「雨待ちします」って言うからさ、待つじゃない? それで1時間ぐらい待ったのかな? 雨が止むまで。そりゃあ待つじゃない? なにも出来ないから。で、その時点で何時ぐらいだったかな? もう12時を回っているぐらいかな?
(若林正恭)えっ、夜中?
(春日俊彰)夜中よ。で、「じゃあ、再開します」って言ってさ。それで始まったらすぐぐらいの感じで。そんな時間がかからないロケだから。で、12時すぎて、「ようやくか」って思って外に出たら、まだ全然雨が降ってるのよ。なんなら、さっきよりもちょっと強ぐらい降ってるの。だからたぶん、もう時間が遅いからさ。「やるしかない」っつって、またそこに行ってさ。寒い中、震えながらね、目をつぶってずっとやって。それで、終わったわけですよ。なんとか。それで、「ありがとうございました!」ってなって終わって。
そしたら、そのディレクターさんが来てくれてね。「ちょっと長い間、お待たせしてしまってすいませんでした」みたいに謝ってくれたりするじゃないですか。で、その気持ち的にはね、「ああ、全然。大丈夫ですよ。雨とか、しょうがないですから」って。そう思っているんだけども、やっぱりもう震えちゃっているし。その気持ちとは裏腹に「ウッス……」みたいな(笑)。
(若林正恭)「気持ちとは裏腹」じゃないじゃん、それ(笑)。そんな話、ないじゃん?
(春日俊彰)気持ちは本当に全然、「次もまたよろしくお願いします。大変でしたね、逆にスタッフさんもね」って気持ちなんだけど……やっぱりね、体の方は「ウッス……」って。
(若林正恭)それ、そんなはずないじゃん(笑)。
(春日俊彰)そうなっちゃってさ。だからちょっと、やっぱりね、イラついてたんだろうね(笑)。
(若林正恭)いや、イラついてるでしょう、それ? 「気持ちとは裏腹に」じゃないじゃない?
(春日俊彰)「あの50分の待ち、なんだったんだよ?」っていうね。
(若林正恭)結局雨が降ってるから。でも、天気はしょうがないからね。
(春日俊彰)しょうがないけど。で、人数も多いし、やる人も多いから。たぶん混乱はしてたのよ。で、連携も上手く取れていない。2回目のロケだしね。っていうのもあって、まあまあでも、それはもう、しょうがないじゃん? それで体も塗ってるし。それを落とそうということで。で、そこが温泉施設だから。「温泉で存分に落としてもらって……」って言ってもらって。もう、貸し切り状態で。お客さんもいないし。それで温泉に行ったら、なんかすごいいっぱい種類があるわけ。超音波温泉やら、サウナやら。大浴場ももちろんあるし。
(若林正恭)いいねえ!
貸切状態の温泉
(春日俊彰)そうそう。いいのよ。露天風呂があって。壺の風呂とか、あるじゃない? 1人で入るやつ。そんなのがあってさ。塗ったのを落として入っているうちにさ、だんだん……もう1時ぐらいになってたんだけど。なんか楽しくなっちゃってというかさ。
(若林正恭)ああ、温泉が?
(春日俊彰)そうそう。寒いところでいろいろやってたから。あったかいっていうのもあるし、貸し切りだし。そんなこと、普通はないじゃない? で、「うおっ、贅沢だな!」って思って。サウナなんかもさ、何回も入ったりとかしてさ。サウナで大の字になったりして。「露天風呂、行こう!」って露天風呂に行ってさ。そしたら1人だから、やっぱり潜るじゃないですか。
(若林正恭)ああ、潜るのね。
(春日俊彰)潜るでしょう? 潜ってさ、ちょっと顔を、目だけ出してさ。『地獄の黙示録』みたいにやったりとかさ。もうさ、ケツを出したりとかさ。
(若林正恭)まあケツは出てるでしょう?
(春日俊彰)いや、潜ってケツだけ出してさ、しばらくやるとか。絶対にできないじゃないですか。他の人がいるとね。ケツを出したらまあ、股間も出すでしょう? 股間だけ、こうやって出したり。
(若林正恭)俺、嘘だと思うけどね?
(春日俊彰)いや、嘘じゃないよ(笑)。
(若林正恭)顔だけ出したところから、嘘だと思うよ。ケツだけ出したとか。
(春日俊彰)嘘じゃないよ(笑)。
(若林正恭)いや、そんなの、絶対に嘘だと思う。
(春日俊彰)いやいや、やるよ。1人だから。
(若林正恭)絶対にやっていないと思う。これは、マジで。みんな、どう思う?(笑)。
(春日俊彰)みんなに聞くなよ。多数決を取るなよ。
(若林正恭)いや、リスナーに聞いている。リトルトゥースに聞いてるのよ。リトルトゥース、どう思う?(笑)。
(春日俊彰)いやいや、どう思っても……。
(若林正恭)いやいや、顔は出したと思うわ。でも、ケツだけ出したのは嘘だと思うな。
(春日俊彰)それは、いいじゃない……?
(若林正恭)フフフ(笑)。いや、それはいいんだけど……まあ、逆に「いいのか、若林?」っていう声も聞こえるのよ。リトルトゥースから。
(春日俊彰)どういうことよ?
(若林正恭)その……「顔を出した」まではあると思うの。それは誰もいないから、顔だけ。できないからね。口をつけるとかも。普通はやっちゃいけないから。
(春日俊彰)そんなの、できない。でも貸し切り状態だからテンションが上がって。
(若林正恭)「お尻だけ出したり、股間だけ出したり」って言っていたっけ?
(春日俊彰)言ってたよ?
(若林正恭)それは本当、都合のいい展開だった。だったら『地獄の黙示録』でずっと続けてほしかった。
(春日俊彰)そのまま?(笑)。
(若林正恭)で……だから、そうしたらオードリーのラジオじゃないのよ。お尻を出したところで「おい、なにやってんだよ、お前! いい歳してよ!」ってやってたら、オードリーのラジオじゃないと思う。それは、あの人たちのラジオだと思う(笑)。
(春日俊彰)「あの人」って誰だよ?(笑)。
(若林正恭)それは、ごめん。俺の俺の見立て、どう? 春日さん。本当に……本当に出してたら「出してた」って言ってね。これ。どうだったの?
(春日俊彰)うん。すいませんでした……。
(若林正恭)違う、違う(笑)。それで、なんの話だったんだよ?(笑)。「すいませんでした」じゃなくて。その後になにが、とかじゃないの?
(春日俊彰)『モニタリング』のロケをしたっていう話よ(笑)。
(若林正恭)じゃあ、よかったのね。入って(笑)。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!
(中略)
(若林正恭)エンディングですけども。やっぱり春日さんのトークゾーンの、あれかな? フィクションのところの話になるけども。やっぱりラジオを長いことやっているからっていうのはあるんだろうね。普段から「1人でこういうことをしちゃった」みたいな話をしている人ならありえるんだけども。やっぱり急だったから。そのへん……で、それを取り逃がすこともできたのよ。
(春日俊彰)なるへそ。
(若林正恭)でも、「さすがに……」っていうレベルだったな。「お尻を出してた」とか(笑)。
(春日俊彰)おかしいなー?
(若林正恭)で、そのしゃべり方に自信がなくて。声もちょっと小さくなっていた気がしたから。あれは、もうこの「626事件」としてね、胸に刻まれると思うんだけども。
(春日俊彰)はいはい。うん。626。
626事件として刻まれる
(若林正恭)でも、たしかにわかるんだろうね。「お風呂に1人で入れて満喫できたんだろうな」とは思うのよ。だけど、それじゃあフリートークゾーン、終われないもんな?
(春日俊彰)まあね。潜って、ちょっと顔を出しぐらいじゃあ、やっぱり。
(若林正恭)ちょっとその本番前の心理描写、してよ? 自分の(笑)。まず、顔を出したまでが……それはそれでいいの?
(春日俊彰)それはそれでいい。潜って……。
(若林正恭)「潜って……」って思ったんだよね?
(春日俊彰)本番前というか、「今週、なにがあったかな?」って。「ああ、『モニタリング』で大変だったな。でも、風呂を1人で貸し切りして楽しかったな。潜ってな、誰もいないからな。やったりしたな……」って。
(若林正恭)潜ってね。だから潜るところまでは俺も信じたよ。
(春日俊彰)「あれ? これ、トーク、行けそうだな。でもちょっと潜って顔を出すはちょっと弱いな? 潜って……それを見られて怒られたみたいなパターンは行けるかもしれないな?」みたいな(笑)。
(若林正恭)フハハハハハハハハッ! ああ、あの後じゃあ、現行犯逮捕をしなければ「怒られた」まで行ったの?
(春日俊彰)まあ、そうだね。
(若林正恭)ちょっと待って? それ、どういう話だったの? 聞かせて? なに、そのパラレルワールド?(笑)。超嘘つきじゃん! 626事件ですよ、これ! えっ、どういうオチだったの、それ?
(春日俊彰)いやいや、だから怒られたっていうか、やっていたら、スタッフさんがバッと来たのよ。
(若林正恭)ああ、それは本当に?
(春日俊彰)そうそう。それで「あの、そろそろいいっすか?」みたいに言われて。「なんだろうな? もう全部終わっているのに。温泉施設の人でもないのに、なんだろう?」って思ったら、空画を取りたい。露天風呂だけの画を、全部終わってから撮ろうとしていたんだって。それでパッと見たら露天風呂のところにカメラがいっぱいついてたのよ。隠しというか。わかんないけども。いっぱい、5個ぐらいついていて。で、私が潜ったりとかしているのを、ずっと脱衣所から見ていたんだって。「あいつ、いつまで入ってんだよ?」って。だから全部見られていて、春日待ちになっちゃっていたっていうね。
(若林正恭)それは、すごいいいオチだと思うから。やっぱりその「ケツを出す」なんていう626事件さえなければそれ、すごいオチとして面白いじゃん。
(春日俊彰)いや、それがあったからね。
(若林正恭)ああ、いらなかったな……俺も「これ、大丈夫なのかな?」って思っていたから。
(春日俊彰)でも、弱いじゃん。潜ってさ。
(若林正恭)「潜ってさんざんやっていたら怒られて。カメラがいっぱいついていた」なんて、非常に素晴らしい着地よ。
(春日俊彰)それで?
(若林正恭)「お尻を出してみて、股間を出してみて」みたいなところ。あれは剪定させていただきました(笑)。ハサミ、入れさせていただきました。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! バッサリ? 花を咲かすまで、行かせてくれない?
(若林正恭)そうそう(笑)。根というか、雑草だったね(笑)。ミッフィーちゃん。
(春日俊彰)この後また、夢でお会いしましょう。アディオス。
<書き起こしおわり>