若槻千夏 グラビア~バラエティアイドル時代と芸能界休業を語る

若槻千夏 グラビア~バラエティアイドル時代と芸能界休業を語る パンサー向井のチャリで30分

若槻千夏さんが2022年5月16日放送のニッポン放送『パンサー向井のチャリで30分』に出演。自身のこれまでのキャリアの中からグラビア時代、テレビで大活躍したバラエティアイドル時代、そして芸能界休業について話していました。

(向井慧)でもやっぱこの番組ね、やっぱり若槻さんの人となりのお話も伺いたいんですけど。

(若槻千夏)嬉しいなー!

(向井慧)やっぱり若槻さんが、このテレビへのね、なんていうんですか? 気持ちの入れ方、すごいなって思うんですよ。やっぱり。

(若槻千夏)本当ですか?

(向井慧)いつからですか? この業界に入ったのって、元々きっかけはグラビア?

(若槻千夏)って思うでしょう? 私はレースクイーンなんです、元々。

(向井慧)ああ、そうなんですか?

(若槻千夏)そうです。レースクイーンとグラビアをまあ、並行してやってたんですけど。元々最初に露出っていうか、したのはレースクイーンで。

(向井慧)で、もちろんその時点から、テレビに出たいっていうのはあったんですか?

(若槻千夏)「テレビに出たいな」っていうか、モーニング娘。に入りたいなっていうので入っていて。

(向井慧)レースクイーンから?

(若槻千夏)レースクイーンからっていうか、スカウトされた時に「何がやりたいですか?」って言われて「モーニング娘。に入りたいです」って言ったら「入れましょう」って言われて(笑)。

(向井慧)「入れましょう」からのレースクイーン?(笑)。スタート、だいぶよくないスタートですけど(笑)。事務所としては(笑)。

(若槻千夏)事務所としては「入れましょう」って。それで入れると思って。だからいろんなことをやれば入れると思って。最初はだから、それがイコールテレビに出たいのかもしれないけど、最初は「モーニング娘。に入りたい」っていう。

(向井慧)そこから始まるじゃないですか。で、いろんなそういうレースクイーンのお仕事、グラビアのお仕事とかをやっていくうちに、テレビに出られるようになってくるわけですよね?

(若槻千夏)ちょうどなんか20年ぐらい前って、今とかはバズったり、SNSでかわいいとかっていう子はテレビに出れたりするじゃないですか。でも、その20年前とかはグラビアを経験して。グラビアで人気が出たから座れますよっていう……。

(向井慧)そういう道があったんですよね。で、当たり前のようにそのルートで?

(若槻千夏)だってそれしかなかったんですよ。ひな壇が。服を着て人気が出て……なんて人はもうやっぱり女優だったり、モデルだったりで。

(向井慧)それはでも、そこで面白いことを言いたいとか、仕事をしたいっていう気持ちは最初からあったんですか?

(若槻千夏)いや、もう本当にバラエティ全盛期。本当、紳助さんもいるし、さんまさんもいるし。あそこらへん全員がもうMCで。で、なんなら今、MCをやってる人たちは全員ひな壇っていう。

(向井慧)そうか。同じ方に座っていたんですね。

(若槻千夏)そうそう。あの時代、だからもう一番大変な時期というか。

(向井慧)「やらなくてもいい」とは思わなかったですね。じゃあ。出てるからには。

(若槻千夏)そんな空気、なかったじゃないですか。現場に行ったら「えっ、やらないの? 絶対やるでしょ?」っていう空気になるし。

(向井慧)別にそこで「じゃあ私、テレビの仕事なくなってもいいわ。ここで仕事できなくても。私には向いてないわ」っていう選択肢もなくはないじゃないですか?

(若槻千夏)だからそこがグラビアアイドルのメンタル……今、残っている元々のグラビアアイドルってメンタル、強いでしょう? あれはやっぱり結局、グラビアでいろんな現場を経験しているメンタルの強さから来るんですよ。もう本当にいろんな現場が……。

(向井慧)強い(笑)。現場ってやっぱりそんなに大変なんですか?

過酷なグラビア現場で鍛えられる

(若槻千夏)現場に着いて「聞いてた水着じゃねえじゃねえか!」みたいことがいっぱいあるわけ。でも、ニコニコしてやらなきゃいけなかったりとか。

(向井慧)それがだから今となって……まあ「そうしろ」っていう話じゃないけどっていうことですもんね?

(若槻千夏)そうそう。ちょっと違う角度で大変だとしても、「もうグラビアに戻らない。戻れない」とか思ったりすると、頑張れちゃうんですよ。

(向井慧)「ここで戦うぞ!」っていう。

(若槻千夏)そうそう。だからなんかあの当時のグラビア出身の人たちは、もうだから変にメンタル、強くないですか?

(向井慧)皆さん、タフですよね。

(若槻千夏)いくら、なんか誰も助けてくれなくても、ガンガン滑りに行くじゃないですか。気にしない。当時、もう誰も助けてくれないし。

(向井慧)それはやっぱり自分で番組に出るにあたって、本当に「じゃあ、こういうことをしていこう。こうやろう」みたいなのを一応、用意して臨むっていうのは皆さん、そんな感じだったんですか?

(若槻千夏)人それぞれでしたけど。あの時代のグラビアの人たちは「グラビア会」っていうのを作っていて。

(向井慧)聞いたことあります。

(若槻千夏)そうそうそう。まあ、私が作ったんすけど(笑)。

(向井慧)主宰!?

(若槻千夏)私と熊田さんかな? あそこらへんで作って……。

(向井慧)情報共有ですか?

(若槻千夏)情報共有。「どのMCの人はどんな感じだ」とか、出たことないから。で、まだ1周目、2周目とかしてる段階だから。そう。だから共有するんですよ。

(向井慧)「こういうことをやったら……」とか。

(若槻千夏)でも、それで思い出したのが、やっぱり小倉優子が徹底してて。そういうグラビアの会とかにも、来ないんですよ。「こりん星だから」って。

(向井慧)フハハハハハハハハッ!

(若槻千夏)「こりん星だから連絡が取れない」とか。

(向井慧)すごいね(笑)。

(若槻千夏)そう。だからそれはもうプライベートも徹底してて。だからこりん星時代に小倉優子と会った人、いないと思う。

(向井慧)さすが!

(若槻千夏)そう。そこでなんか、やっぱり人間同士の会話みたいのは、もう成立させたくないんだと思う。

(向井慧)本当にいたんだ。じゃあ、あの時期は。

(若槻千夏)本当にあの時期はこりん星に終わったら帰っていって。「帰っていくんだね」っていう感じで。そこはすごい徹底していて。あとの人たちとは情報共有して。「この人の時はこうだよね」とか。「絶対に先に挨拶、行った方がいいよ」とか。そういうのをやっていました。

(向井慧)それがだから、でもやっていくうちに、もちろん若槻さんのバラエティの仕事が増えていく中で、でもお休みされるじゃないですか。

(若槻千夏)そう。しかも私、バラエティをやっていたのは4年ですから。

(向井慧)4年しかやってない?

(若槻千夏)4年間ぐらい。

(向井慧)4年間、めちゃくちゃバーッてとりあえずて出て、「あれっ? しんどい!」ってなったんですか?

4年間のテレビ稼働で「しんどい……」

(若槻千夏)「しんどい」が一番最初にあったかもしれない。私、一番最初に事務所に入った人間なんですよ。それこそ、プラチナムプロダクションに。だから相談をする相手がいなくて。「こういう時、どうしたらいいんだろう?」とか。それでいっぱいいっぱいなっちゃって。で、おバカブームが来るわけですよ。

(向井慧)なるほど。空前のね。

(若槻千夏)でも、これは私がまたね、自分が「おバカだ」と思って育ってないんですよ。「頭いいね、頭いいね」っつって埼玉の田舎で育てられて。周り、ヤンキーばっかりで(笑)。

(向井慧)フハハハハハハハハッ!

(若槻千夏)「お前、めっちゃ頭いいじゃん!」って言われながら。本当、学校でも成績良くて。その学校ではね。だから「頭いい」と思ってたんですよ。

(向井慧)自分がバカだなんて、思ったことがない?

(若槻千夏)思ってもいない。で、テレビに出てテストをやったら、何にもできなくて。それにもうすごい差があって。私のなんか、気持ちの。「えっ、私ってなに? いじられんの?」と思って。

(向井慧)「おいしい」はなかったんだ。そこに。

(若槻千夏)当時はね、なかったです。で、「えっ、なに? 私、バカなの?」って(笑)。

(向井慧)戸惑いの方がデカかったんだ。

自分がバカだとは一切思っていなかった

(若槻千夏)視聴者と同じタイミングで自分がバカなことに気付くんですよ。「バカなの?」って思って。でもそこから、もうそれがハネて。当初の『ヘキサゴン』とかで。

(向井慧)ですよね。

(若槻千夏)向井さんって『ヘキサゴン』メンバーですよね?

(向井慧)そうですよ。俺も後期の。

(若槻千夏)びっくりしちゃって。

(向井慧)俺、だから若槻さんとお会いしたこと、ないですもんね?

(若槻千夏)会ってないです。私、もう休んでいますもん。私は前期に出ていて。あの時はまパンサーとしては?

(向井慧)組んだばっかりぐらいの頃で。しかも、あれ自体なんで入ってるのか?っていうのが、『ヘキサゴン』の新クイズをやりますっていう時にリハ。その各事務所の若手を使ってリハをやるじゃないですか。で、それのMCが俺だったんですよ。紳助さんのプレートをつけて。で、その新クイズだからスタッフさんがそのVを「こんなクイズになりました」っていうのを紳助さんに見せたところ、紳助さんが「この子、なんか仕切れているし。見た目もいいし、ええんちゃう?」って入ったらしいんです。

(若槻千夏)すごい!

(向井慧)だからリハってやっていくもんだなって思ったんですけど(笑)。

(若槻千夏)見られるんですね! 手を抜けねえや(笑)。

(向井慧)まだまだしゃべりたいこといっぱいありますが、この話の続きはまた来週になります!(笑)。

<書き起こしおわり>

若槻千夏 休業とアパレル業、芸能界復帰と生き残り戦略を語る
若槻千夏さんが2022年5月23日放送のニッポン放送『パンサー向井のチャリで30分』に出演。自身のこれまでのキャリアの中から芸能界休業とアパレル業での成功、そして芸能界復帰と復帰後の生き残り戦略について話していました。
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