サンボマスターと空気階段・鈴木もぐら イノマーを語る

サンボマスターと空気階段・鈴木もぐら イノマーを語る 空気階段の踊り場

サンボマスターと空気階段・鈴木もぐらさんが2022年7月18日放送のTBSラジオ『空気階段の踊り場』の中で『イノマーロックフェスティバル』を振り返り。イノマーさんとの思い出などを話していました。

(鈴木もぐら)あ、どうも、どうも。お疲れ様です。すいません。空気階段、鈴木もぐらです。

(水川かたまり)水川かたまりと申します。

(鈴木もぐら)よろしくお願いします。サンボマスターさんがライブ後、遊びに来てくださいました! 終わったばかりですけども。本当に全て今、終了したばかりでございましたが。今日のステージはいかがでしたでしょうか?

(山口隆)いや、もう本当にね、イノマーさんの……。

(木内泰史)楽しかったよね。

(山口隆)楽しかったなー。まあ、見てくれてると思いますけれども。楽しかったです。

(鈴木もぐら)「素晴らしいライブを見せていただいた」という気持ちだったんですけれども……サンボマスターさんの後に、僕らがいたんです。

(山口隆)ああ、そうですよね。見ました。

(鈴木もぐら)それは……山口さん、知っていらっしゃった?

(山口隆)もちろん、もちろん。「どのネタをやるのかな?」って。

(鈴木もぐら)ええっ? もう完全にサンボマスターさんの後にオナニーマシーンに行くっていうぐらいの熱の上がり方をしてしまってたんで……。

(水川かたまり)だから僕ら、出なくていいじゃんと思いながら……。

(山口隆)いやいや、とんでもないですよ。

(鈴木もぐら)きっとサンボマスターさん、僕らが出るということをたぶん知らないんだろうなって……。

(山口隆)そんなことないよ(笑)。

(木内泰史)だって俺、『踊り場』を聞いて「ああ、俺たちの後に空気階段が出るんだ」って。

(鈴木もぐら)ああ、だとしたら、もうやりすぎです(笑)。

(木内泰史)ちゃんと、そのつもりで来ました(笑)。

(鈴木もぐら)ちょっと、そこだけクレームじゃないですけど……。

(木内泰史)この前の『踊り場』を聞いて、2人のやる気をしっかり受け取って。「じゃあ俺たちもそのためにいいライブをしよう」と思って今日は来ました。

(鈴木もぐら)今、木内さんが『踊り場』を聞いてくださっているっていう……。

(木内泰史)俺、めちゃめちゃ聞いてますよ。

(水川かたまり)マジっすか! ありがとうございます(笑)。

(木内泰史)さっき、自己紹介でなんかするのかな?って思ったから「どうもー! 歯茎紫マンでーす!」ってやろうと思ったんですけど。自己紹介するところがなかったんで。

(鈴木もぐら)それはもうリスナーの完全な身内笑いの一言、ありがとうございます(笑)。あの、ちょっと皆さんにお聞きしてるんですけれども。「これは忘れたくても忘れらんねえな」っていうような、イノマーさんの仕草だったり、言葉だったり、ありますか?

(山口隆)それは、なんだろうね?

(木内泰史)いろいろありますよね。

(山口隆)いろいろあるけどね。イノマーさん……でもよく、電話をくれましたよ。

(木内泰史)すごい、毎日のように電話してましたね。

(鈴木もぐら)ああ、電話友達だったんですか?

よくイノマーさんと電話をしていた

(山口隆)電話してくれましたね。で、よくしゃべってましたね。イノマーさんと。かっこよかったですよ。でも。「ああー、もう嫌になっちゃった」っつって。なんていうんですか? 「そんなに嫌じゃねえだろ?」って思いながらも(笑)。

(鈴木もぐら)毎日、毎日(笑)。

(山口隆)だから、なんでもいいんですよね。照れ隠しで一発目に「もう、嫌になっちゃった」っていうところから始まって。それでなんかいろんな話をしていましたね。

(鈴木もぐら)もう、世間話ですよね。

(山口隆)そう。イノマーさんは当たり前だけどめっちゃ音楽も詳しいし、いろんなこと知ってるんだけど……言わないじゃないですか。いっつもなんかふざけたいから。でも電話だとね、いろいろしゃべってくれましたよ(笑)。あんまり言うとイノマーさん、よくないかもしれないけども。

(鈴木もぐら)照れ隠しから入って……。

(木内泰史)シャイでしたよね。

(山口隆)シャイ。

(木内泰史)目、あんまり合ったことないですもんね。

(鈴木もぐら)たしかに。イノマーさん、いつも斜め上とか下とかを見ていたような。

(山口隆)あと、情けないとかが大好きだよね。イノマーさんは。めちゃめちゃ愛しい目で見てくれていましたよ。「お前ら、ダメだなー!」って(笑)。「君ら、ダメだなー!」って。

(木内泰史)イノマーさん、ライブをすごい好きになってくれて。歌詞とかもすごい気に入ってくれたんですけども。「山ちゃんのライブのジャンプが低い」っていうのをすごい、もうめちゃくちゃ嬉しそうに言っていて(笑)。

(一同)フハハハハハハハハッ!

(山口隆)「ジャンプ、低いねー!」って褒められたね(笑)。

(鈴木もぐら)やっぱり最後に締める「ダッダッダッ、ジャーン♪」とかのジャンプがものすごい低いっていうこと?

(木内泰史)それが低いっていうのがもうお気に入りで。

ジャンプの低さを褒められる

(山口隆)イノマーさん、すごいっすよね。本当に。俺ら、『ティッシュタイム』に呼んでもらっていたんですけども。僕ら、本当にお客を呼べなかったんですよ。だけど俺たちに1回も文句、言ったことないんですよ。あと思い出したのは、レコード関係者の方がたまたま見に来てて。で、打ち上げでなんかこそこそしゃべってるんですよ。「何をしゃべってんのかな?」って聞いたらイノマーさんがその人に「何とかサンボ、出させてくんねえかな? 何とかサンボのCD、出させてくれねえかな?」って言って。ずっとイノマーさんが「頼むよ!」って言ってるんだけども、その人は頑として首を縦に振らなかったんだよね。

(一同)フハハハハハハハハッ!

(山口隆)悪いことしたなーって思って(笑)。

(木内泰史)一緒のスプリットアルバムで、それもメジャーデビューをさせてくれたんですよね。そこで我々についたキャッチフレーズが「東日本一ブサイクなバンド」っていう(笑)。

(山口隆)「東日本一ブサイクなバンド」ってこれ、売れねえよっていう(笑)。

(木内泰史)「東日本」っていうのが情けなくていいですよね(笑)。

(鈴木もぐら)「西日本にはもっと上がいるのかよ?っていう(笑)。

「東日本一ブサイクなバンド」

(山口隆)そこでもトップ取れてねえっていう(笑)。なんか本当にそういう人でしたね。好きなんだよね。たぶん俺たちがそういう、いわゆる支持を得ると思ってなかったと思うんですよね、イノマーさんは。だから「これ、面倒を見ねえとしょうがないな」と思ってくれたんだと思うんですよね。だから、すごい優しかったですよ。いちいち。

(鈴木もぐら)本当に貴重なお話、聞かせていただきまして。ありがとうございました!

(山口隆)ありがとうございます。

(鈴木もぐら)すいません。本当、ライブ終わりのお疲れのところを来ていただきまして。

(山口隆)お話できて本当、光栄でした。

(鈴木もぐら)いえいえ。こちらこそ光栄です。

(近藤洋一)僕はもうずっと『くずパチ』見てます。

(鈴木もぐら)『くずパチ』ですか!?

(近藤洋一)全部見てますから。

(鈴木もぐら)ええっ? 近藤さん、『くずパチ』を? ええっ?

(近藤洋一)あれ、もうパチンコ番組の中で一番面白いですから。

(鈴木もぐら)フハハハハハハハハッ! 京楽の人が喜びますよ(笑)。

(近藤洋一)だってお金を褒めるところから始まるんですよ?

(鈴木もぐら)やっぱりね、その一万円札。諭吉先生の髪型だったりとかを……。

(山口隆)髪型を褒めるの?(笑)。

(鈴木もぐら)いでたちとか、いろんなところを褒めてお金をいただこうっていう。

(山口隆)まあまあ、お金っていうのは大事なものですからね。

<書き起こしおわり>

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