マヂカルラブリー『水曜日のダウンタウン』陰口引き出し王決定戦の衝撃を語る

マヂカルラブリー『水曜日のダウンタウン』陰口引き出し王決定戦の衝撃を語る マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0

マヂカルラブリーのお二人が2022年6月30日放送のニッポン放送『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0』の中で『水曜日のダウンタウン』の陰口引き出し王決定戦について話していました。

(村上)あともう1個、ちょっとこれ、問題なんですけど。

(野田クリスタル)問題ですよ。

(村上)昨日の『水曜日のダウンタウン』はあれ、よくないですね。そのね、企画に文句とかじゃないんですけど。なんかこう、うん。全体的にちょっと、なんかいろんなひずみ……何がいけないっていうわけじゃないんだけども。

(野田クリスタル)なんか、なんだろう? その、ちょっとルール違反な気がするよね(笑)。

(村上)ちょっとね。うん。

(野田クリスタル)ドッキリの中のルール違反の枠があるというか。その、「殴ってドッキリでした」の状態だよね。「殴っとるやないか!」っていう。

(村上)その、もうやっちゃっているじゃんっていう。

(野田クリスタル)やっちゃっている。もう治らないよ、それはっていうやつですよね。

(村上)私たち、プレゼンターでしたから。

(野田クリスタル)やっぱり相当、僕らにも矛先来ましたよ。「なにをやらせているんだ?」って。

(村上)そう見えるよね。僕らが考えて、僕らがやらしてる風には見えるもんね。あれね。

(野田クリスタル)まあ、こういう時だけこんなことを言うのもあれだけどね。全部面白い企画の時も何もかもそうなんですけども。僕ら、プレゼンターですからね。

(村上)まあ見てない方もいらっしゃると思うんですけど。「後輩からの陰口引き出し王決定戦」というので、先輩と後輩が一緒に飲んでいて。先輩が途中で切れて部屋を出て行く。で、その残された後輩を先輩が別室でモニタリングするというところで。

(野田クリスタル)いやー、まあそうなるよ。だってさ、あれ、普段の状態で飲み会して去るんだったらさ、成立すると思うんだよ。本音だから。

(村上)まあ、そこで言われる人は本物だよね。本物のそうやって言われる人だからね。

(野田クリスタル)でも煽らなきゃいけなかったじゃん? それぞれが。

(村上)そうそう。今回の企画だと陰口を言ってもらうために相当嫌な切れ方をしてるからね。

(野田クリスタル)正直、永野さんさ、割と……。

(村上)ぶっちぎりで優勝の。

ぶっちぎりで優勝の永野

(野田クリスタル)ぶっちぎりの優勝。まあ、永野さんっていうか、あれはグレープカンパニーよ? グレープカンパニーがもうぶっ壊れてしまうから。元々、たぶんしんいちとかも永野さんのこと、好きだったんだよね。ずっと。

(村上)ちょっと出てたよね。「面白くてかっこいい人だなみたいに思ってたけど……」って。

(野田クリスタル)で、やっぱりグレープカンパニーだけじゃなく永野さんって芸人側からの支持はとてつもなく大きい人だから。

(村上)とてつもない。「天才だ」とやっぱり思ってますからね。

(野田クリスタル)でも、やっぱり番組の趣旨的にはもう永野さん、それを全部ひっくり返すような。全部が嘘だったぐらいの。これまでの好感度が。芸人に対するね。ぐらいのことをやったから、それは言うよね?っていう。ショックだったんだよ。しんいちとか、逆にもう。

(村上)しんいち、でも「元々嫌だった」ぐらい言ってたよね?(笑)。

(野田クリスタル)それはね、でもしょうがないよ。

(村上)だからテンションが上がっちゃったんだろうね。売り言葉に買い言葉じゃないけど。「そんな切れるんだったら、俺ももう嫌だったよ!」っていうことですから。

(野田クリスタル)あそこでものすごい熱量があるやつっていうのは、逆に言うとショックだったのよ。ああいう場面を見てしまって。逆に言うとリアルなのは、もう本当に小堀さんよ。小堀さんのあの場面はかなり日常に近かったんじゃないかっていう。

(村上)だってもう普通の芸人の飲み会だもんね。あの、去った後もね。あれをダシにちょっと面白い話をしようぜっていうぐらいのノリだったから。小堀さんは本当にナメられている可能性はありますけどね。

(野田クリスタル)でも永野さんは本当にナメられてなくて。元々尊敬されたからその分、ああいう態度を見せられてショックだったんだよね。

(村上)「あんな奴だったのかよ!」って。

(野田クリスタル)それを隠すかのように「嫌いだったけどね」って言うっていうね。それが正解なんですよ。あれはでも、荒れますよ。仲直り……どこか、芸人だからあれだけどね。その、ちょっと補償してあげてほしいですよね(笑)。なんだろう? なにをしてあげたらいいのかはわかんないけども。『水曜日のダウンタウン』というバカデカい番組だからこそ……。

(村上)嬉しいは嬉しいだろうけど……。

(野田クリスタル)うん。ありがたいですよ。でも、なんかちょっとこの先もね、使ってあげてくれたりとか、あると……。

(村上)手続きを……なんか、その手続きをちゃんとしたら、全員知ってたことにしてくれるとかは? お芝居。「全部、芝居だった」みたいにスタッフさんから説明が最後あるとか。うん。顔がリアルすぎたもんね(笑)。

(野田クリスタル)あれはもう、無理だなー。

(村上)スタッフさんが入ってきた時のふぢわらさんの顔とか、もうヤバかったもん。

(野田クリスタル)終わった後もすごかったよ。なんかずっとみんな、ふわふわしてたよな。収録が終わった後も。

(村上)松本さんもね、「楽屋、帰りたくない」って言っていて(笑)。「もう嫌やー」って言ってて(笑)。

(野田クリスタル)あれはやっぱり衝撃的というか。

(村上)スタッフさんもなんかちょっと、「まさかここまでになっちゃうとは……」ぐらいの感じではあったよね。

(野田クリスタル)だからなんかある意味、ラインをようやく引いた感じ、するよね。ドッキリのやっていいラインとやっちゃいけないライン。だから、後まで引きずるものはもうちょっとやめにしようと。傷が残るものは。

(村上)そうですね。これはダメってことですね?

(野田クリスタル)これはもう傷が残るんで。ちょっともう、やめましょう。さすがに、やめましょう。

(村上)やめるか、補償ですね。

(野田クリスタル)補償をぜひともしてあげてほしい。

(村上)それだったらね、まだ。うーん。どうですかね? 私たちも陰口、言われますかね? あれで出ていったら言われると思うけど。普段よ、普段。

(野田クリスタル)日常的に?

(村上)日常。

(野田クリスタル)でもさすがにさ、誰と飲みに行くかにもよると思うんだけどさ。僕なんて、普段飲みに行かないけども。でも、そんなにさ、悪い人がいないから。なかなか引き出せないっていうところはありますよね。

(村上)今はあんまりないけど。昔だったらやっぱりめちゃくちゃあったもんね。すごい言ってたもん。「なんだよ、あいつ?」っていうのは。

(野田クリスタル)それしか言ってなかったもんな。

(村上)すげえ言ってたよ。「長えー!」って。出た瞬間に「うーわっ、長かったー!」とか言ってたもん。

(野田クリスタル)それを言ってる間が幸せだったもんな。

(村上)朝7時半とかまでさ、なんかもうベロベロの先輩を介抱しながら、みたいな。

(野田クリスタル)マジでなんだったんだろうな、あの時間。

(村上)「ごちそうさまでしたーっ!」とかって頭下げて。「うーわっ、帰ったー!」みたいな(笑)。

(野田クリスタル)嫌だったもんなー。

(村上)それで仲良くなるもあるけどね。その後輩の立場の人たちみんなで一丸となって、その先輩を帰そうとするみたいな。そういうのはね、楽しかったは楽しかったな。今、考えるとね。嫌だったけど。

(野田クリスタル)俺は嫌だったから、やめたんだけどな。

(村上)そうだよな。やめたもんね。

(野田クリスタル)でもまあ、時代はだいぶ変わったから、逆に言うと……・

(村上)帰れるもん。だって。昔は後輩、帰れなかったっすよ。後輩が先に帰るはもうダメだ、みたいな教えがあったから。

(野田クリスタル)それが本当に嫌だったな。

(村上)今はね、たぶん帰れると思う。

(野田クリスタル)まあ今は帰れるし、「行かない」っていうのもいけるし。要は、誘う側のプレッシャーがあるから。逆に言うと今はそこが……そこへのメンタルケアが必要になってきているよね。

飲みに誘う側が気を遣う時代

(村上)私もだからその後輩を誘う時は「絶対に○時にはもう帰ります」って最初に言ってるもん。「23時には今日は帰ります。それでもよろしい方、行きましょう」っていう。なんとか、嫌われないようにやってますよね。

(野田クリスタル)だから今、でもこういうのってたぶんラリーというかさ。今はその誘う側にプレッシャーがあるけども。また断る側がプレッシャーになる時代が来るから。

(村上)そうね。

(野田クリスタル)だから、もっとフラットになったらいいんだけどね。

(村上)せっかくそのね、「一緒に飲みたい」という気持ちはあるんだからね。なんとかうまいことやればいいのに……その、なんか「つらくした方が後輩のためだ」と思っている先輩がいるから。

(野田クリスタル)そういうのが、悪。老害。

(村上)老害。今の時代だとちょっともう「ずれてる」という感じなんですかね。「7時ぐらいに新宿あたりで」ぐらいしか連絡が来ないっていう。

(野田クリスタル)で、「場所はどこですか?」って言えないやつね。

(村上)「どこですか? 誰がいますか? 何をするんですか?」って何も聞けないやつ。とりあえずもう、6時45分ぐらいに新宿の中央東口あたりに。どこにでも行ける、みたいな。

(野田クリスタル)断る!

(村上)まあね。私たちはその、あれを見て我がふりを直せば良い社会になるということですんで。

(野田クリスタル)そう考えると、いい企画だったかもしんないっす。

(村上)どんなまとめなのよ? 散々、「あれはやめましょう」って言っていたのに。

(野田クリスタル)いい機会よ。終わったと考えたら。あれで全てが終わったと考えたらもう、いい企画だし。あれが続くんだったら、もうやめましょう。

(村上)だから、褒め引き出し王の方がいいね。すごいいい振る舞いをして「あの先輩、すごいいいよね」ならいいの?

(野田クリスタル)うーん……でもな、見てらんないだろうな。正直。だからもう、やらない。

(村上)やらない。まあ、やるのは本当に困った時ですね。

(野田クリスタル)もう何も企画を思いつかなくなったら。

(村上)伝家の宝刀というか。もう最終技。最終奥義としてね、やっていただけたらと思います。

TVer『水曜日のダウンタウン』

<書き起こしおわり>

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