野田クリスタルさんが2023年5月25日放送のニッポン放送『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0』の中でドラマ『サンクチュアリ -聖域-』をマッチョ視点で語っていました。
(村上)ただ野田さん、あなた、『THE SECOND』よりも熱くなってるもの、あるんじゃないですか? 隠してるんじゃないですか?
(野田クリスタル)あるでしょう。あなたも、見ましたか? あれ。Netflixの『サンクチュアリ -聖域-』!
(村上)なんかツイートしているの、見ましたよ?
(野田クリスタル)『サンクチュアリ -聖域-』。
(村上)いいよ。「聖域」まで入れなくて(笑)。
(野田クリスタル)入れないと(笑)。いろいろとかぶっちゃうじゃない?
(村上)漫画であるけども。『サンクチュアリ -聖域-』。これ、皆さんどのぐらい見てるんですかね?
(野田クリスタル)でも結構、話題になっているよね?
(村上)なんかお笑い芸人たちはもう、すごい見てますけど。他の社会の方たちはどうなんですかね? 相撲の話。
(野田クリスタル)もう問答無用ですね。問答無用で面白い!
(村上)これは相当、面白いですね。
(野田クリスタル)「こうで、こうだから」とかじゃなくて、問答無用で面白い!
(村上)そうですね。細かい話は抜きにして、面白いですね。
(野田クリスタル)熱いのを久しぶりに見たな。もう、真正面で熱いスポ根。
(村上)あれ、全8話ですね? 全8話で、ちょっと面白すぎて……7話で止めてるんですよ。最後、見ちゃったら終わるから、つらいんですよ。もう、最後のダンジョンの前で止めてる状態です。私は。
(野田クリスタル)Netflixだからさ、トータルの放送時間って出るじゃん? あれは見てない? 8話のを。
(村上)見てないです。なんですか? 4時間ですか?
(野田クリスタル)逆。
(村上)逆? 短いんですか?
(野田クリスタル)そう。
(村上)うわっ、つれえ! つれえー! 私の楽しみは、あと何分あるんですか?
(野田クリスタル)いや、これが……ネタバレになるから言えないけど。
(村上)絶対やめてくださいよ?
(野田クリスタル)いや、うーん。「もっと見てえ!」とはなるよ。本当に心の底から思う。
(村上)その最終回が長いっていうのは、あるじゃないですか。最終回が短いってことですか?
(野田クリスタル)「一旦、皆さん、そのままの体型でいてほしい」とは思った。
(村上)どういうことですか?
(野田クリスタル)2のために(笑)。そのくらい、面白かったなー。もう1話から面白かったもんな。
(村上)なんか、「他に相撲のはないのか?」って、相撲で探し出したもん。「相撲、面白いぞ、これ」ってなって。相撲の動画もすごい見たし。
(野田クリスタル)見た、見た。「本当はどうなんだ?」って。「喧嘩相撲」で調べてみたし。
(村上)すごい張り手の戦いとか、見ましたし。
(野田クリスタル)幕下でも、あんなに強いんだとか、なるしな。嬉しいよな。
(村上)ねえ。横綱はどれだけ強いんだ?って話にもなるしね。
(野田クリスタル)底が見えないですよ。相撲の。
(村上)マッチョは相撲、できないんですか? 相撲は習いだすのは、ないんですか?
(野田クリスタル)いましたよ。過去に、ボディビルダーから力士になった人。
(村上)ああ、そうですか。強いんですか?
(野田クリスタル):いや、それは成績は……結局、出てきてないから、無理だったんじゃないかな?
(村上)相撲はあれ、何の強さなんですか?
(野田クリスタル)相撲の強さは、なんなんだろうね? 俺も別に相撲を……。
(村上)腿? でも、あの四股があるじゃないですか。『サンクチュアリ -聖域-』の中でも「四股を踏め、四股を踏め」って、すごい言うじゃないですか。四股はあれ、何を鍛えているんですか?
(野田クリスタル)僕も直接、力士さんに四股を教わったんですよ。あれはね、すごいね。なんつーんだろう? 一番つらい自重トレーニングを手探りでやりまくった結果、あれになったんじゃないか?っていうぐらい、きつい。
(村上)スクワットみたいなことですよね? スクワットとは違うんですか?
四股は最強の自重トレーニング
(野田クリスタル)いや、スクワットでもあるんだけど。まず、まっすぐな姿勢で体を下に落とすのね。その体勢が、上半身が……スクワットって、前傾姿勢なんだよ。そうじゃなくて、起こした状態で下がるのよ。それがね、異常につらいのよ。そもそも、その体勢って。
(村上)その、全てが足にかかるっていうことですかね。
(野田クリスタル)そう。で、なんか、筋トレっていうよりかは、なんかね、1個1個重心とかをたしかめてるみたいな運動なのよ。片足に重心が乗ると、勝手に逆の足が上がりますよ、みたいな。
(村上)体幹的な部分も入っているっていうことですね?
(野田クリスタル)そう。体幹も入っているし、あの重量だし、足がピーンと伸びてるし。
(村上)たしかに。あの重量で自重をやったら、相当……。
(野田クリスタル)そう。だから元々、相撲界ってウェイトトレーニングを、今はやってるけれども。やる必要がないって言われていたのは、やっぱり体重が重いから。もう自重でいいのよ。
(村上)150キロとか200キロ近い人が四股を踏むだけで、相当なトレーニングにはなっているのね。
(野田クリスタル)あとは単純に握力が半端ない。
(村上)小指ね。
(野田クリスタル)小指。そのシーンもあったじゃない?
(村上)あったね。「小指から1本ずつ握っていって、グーを作れ。小指が大事ってわかるだろう?」みたいなね。
(野田クリスタル)あのシーン、刃牙で見たわ。
(村上)刃牙にもあるの?
(野田クリスタル)あった、あった。小指から握ってボックスを作るっていう。
(村上)「ああ、小指が要なんだな」ってすごいわかりやすいみたいな。
(野田クリスタル)小指はマジで、めちゃめちゃ強いらしいし。
(村上)小指で金網、登ってましたもんね。
(野田クリスタル)俺も1回、それをジムで試しましたよ。
(村上)登れました?
(野田クリスタル)金網っていうか、小指で懸垂できるのか?って。できるわけがない。それぐらいきつかったです。ちぎれる。
(村上)小指と親指で腕立て、やってませんでした?
(野田クリスタル)指立てのつらい版ですね。
(村上)あれは無理なんですか?
(野田クリスタル)あれも相当きついっすね。
(村上)あれも無理か。「ちぎれるほど鍛えろ」って言ってたからな。小指。
(野田クリスタル)恐ろしいっすね。まあでも本当に、だから自重トレーニングの最高峰みたいなトレーニングをやってますよね。ずっと、全部が。
(村上)あれには四股は、書いてないんですか? 『怪力法並に肉体改造体力増進法』には。
(野田クリスタル)でも、若木竹丸さんもやっぱり相撲を体験してるのよ。そういう、地元の相撲とかだったら、たしか優勝したりしてるのかな? あの人はまた、ただのマッチョじゃないから。そういう、力すら極めたいっていうタイプで。
(村上)なるほど。ボディビルダーではないという。マッチョはやっぱり、弱そうなんだよな。相撲だと。
(野田クリスタル)今、刃牙が『バキ道』になって、最新の話がまさに相撲界の話で。一番最初に戦ったのが、その宿禰っていうもうとんでもない強いやつと、ビスケット・オリバっていう、めちゃめちゃマッチョで。
(村上)相撲対オリバ? そうなんだ。
(野田クリスタル)で、その戦いで「マッチョは逆三角形だ。でも相撲界に必要なのは三角形だ」っていう。
(村上)ああ、下がデカくなちゃいけないと。たしかに。
【バキ道/第14話】「刃牙シリーズ」最新作、大好評御礼センターカラーッッ!!宿禰vsオリバ。両者立ち合い直後、オリバを投げ飛ばした宿禰。筋肉ムキムキの逆三角形の体型が相撲において不利になる理由とは?オリバは咬ませ犬なんかじゃないッッ!!続きは本
誌にてッッ!! pic.twitter.com/6j9gXLuN58— 週刊少年チャンピオン編集部 (@Weekly_Champion) November 15, 2018
(野田クリスタル)っていう話だったんだけど。だからそれとは関係ない感じで、もう負けてた。
(村上)その、重心がとかじゃなくて、負けていた? 誰が? オリバが負けたの?
(野田クリスタル)オリバが、なんかまわしじゃないところを掴まれて。皮膚の……(笑)。
(村上)えっ、相撲じゃないじゃないですか?
(野田クリスタル)その、まわしがないじゃん? で、まわしがないならどうするか?って言ったら、作るしかない。だから、体にグニャーッ!って指をめりこませて。
(村上)なんですか? 皮?
(野田クリスタル)肋骨(笑)。背中の肋骨を持って、そのまま上げるんだけど……。
(村上)オリバ、筋肉ムキムキじゃないですか?
(野田クリスタル)でも入っちゃうのよ。まわし、作れちゃうのよ。
(村上)指が強いから。「まわしを作る」ってなんだよ?(笑)。押し出しじゃダメなの? まわしを握って?
(野田クリスタル)やっぱり力士だから。で、掴んでそのまま持ち上げるのよ。で、オリバも負けてられないからさ、モストマスキュラーっていうさ、めっちゃパワーが出るポーズがあるのよ。手を上げて、ムキーッ!って、両腕を下げて。まあ、よくあるマッチョポーズ。それで対抗するんですよ。
(村上)それは、なにで戦っているんですか? 押し合いなんですか? 殴っちゃダメなんですか? ルールは。
(野田クリスタル)何で戦っているのか、俺らはわからなかったですよ。だって、1人はまわしを作っていて、1人はポージングしていて……(笑)。
(村上)なんで殴らないんですか?(笑)。
(野田クリスタル)で、ポージングした瞬間、俺もよくわかんなかったんですけど……でも、すごいシーンなんですよ。あの、あばらが全部、取れるんですよ(笑)。
(村上)「取れる」とは?
(野田クリスタル)ビスケット・オリバのあばらが、まわしを回っているじゃないですか。その持たれている肋骨をそのまま、ドゥルルルルルッ!ってあばらが上に持ち上げられて、全部取れちゃうんですよ(笑)。
ビスケット・オリバのあばら骨が全部取れる
『バキ道 第16話』
あ~あ、やっちゃった…?
これは宿禰の握力でガッチリと筋肉の奥底の肋骨をホールドされた事に加え、オリバが“最筋量姿勢”を発動した事で自身の全ての力が肋骨に集中したって流れ? pic.twitter.com/TktWyBb1VQ
— たけやぶ (@takeyabuyaitemo) December 5, 2018
(村上)ビスケット・オリバは、死んだんですか?
(野田クリスタル)起き上がれなくなっちゃった。「息も絶え絶えだぜ……」って。
(村上)肋骨の後ろを持たれていて、それが全部、バラバラバラッ!って? 死んでるよ……その、筋肉の話とかは、どうなっちゃったんですか? 筋肉は無視して、あばらがバラバラバラッ!って取れちゃった?
(野田クリスタル)正直、その宿禰が三角形である必要があったのかもわからないぐらいの戦い方なんです。あれはもう、ボコボコでした。
(村上)相撲取りが最強っていうことですね?
(野田クリスタル)あれはすごかったですね。でも、あれをひたすらやってる競技者ですから、さすがにもうポッと出で急にやったマッチョは勝てないかな。
(村上)それはそうだろうね。なんか足の裏の皮もむちゃくちゃ分厚いらしいじゃないですか。あれ。
(野田クリスタル)画鋲が刺さっても気づかないとか、言うもんね。
(村上)何ミリかあるとか、言いますからね。いや、面白いですから。見てない人は見てほしいですね。
(野田クリスタル)熱くなりますね。あれを見るとね、本当にすぐにジム行きたくなって。めっちゃ上げたくなっちゃう。
(村上)『サンクチュアリ -聖域-』、ぜひ皆さん、見てない方は。
(野田クリスタル)『サンクチュアリ -聖域-』。
<書き起こしおわり>