マヂカルラブリーのお二人が2021年10月7日放送のニッポン放送『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0』の中で『キングオブコント2021』を振り返り。空気階段の優勝やニューヨークの最下位などについて話していました。
(村上)さあ、いろいろあった週でございましたが。KOCが終わりまして。高円寺仲間の空気階段が優勝ということで。おめでとう!
(野田クリスタル)空気階段が優勝しましたよ。
(村上)野田さん、我々は……何位だったんでしょうか?
(野田クリスタル)ええと……全国9位です!
(村上)いや、まあそうなんですけど。別に言わないんですよ。そんな「全国」とか。なんでそんな嫌な感じで言っているんですか? 『キングオブコント』、我々は普通に9位だったんですよ。
(野田クリスタル)準決勝までで敗北した芸人たちの上に立ち、9位ということで。
(村上)ダセえな! ファイナリストの格が下がるんですよ。そういうのを言うと。そういうのは言わないお約束なんですよ。
(野田クリスタル)ええ。しっかりと負けましたね。
(村上)まあ、「三冠を取ってお笑い王になる。松ちゃんと交代する。松ちゃんの1Pになる」って(笑)。
(野田クリスタル)1Pカラーにね。白道着。
(村上)金髪で……。
(野田クリスタル)金髪、緑ブランカ。
(村上)1P松ちゃん……金髪のあの状態。白Tシャツみたいな状態に野田さんはなれず。
(野田クリスタル)紫髪、ピンクシャツ状態です。2Pカラーです。
(村上)松本さんの生まれ変わりとしてまた1年、やっていただくということでしたけども。どうでしたか? ざっくりと思い返してみてこの大会は?
(野田クリスタル)いやー、これ反省会でも言ったんですけども。いやいや、これはお見事です。コント師の方々。
(村上)やっぱりすごかったですよ。「コントだな!」って思いましたね。点数がついた人たちは。
(野田クリスタル)要は、全員がはしゃいでいたじゃないですか。ユニット参加がOKになって。「今年はユニットが出るぞ。大荒れするんじゃないか? どうなるんだ、どうなるんだ?」みたいな話や、なにやら僕と粗品の三冠争い。「今年は一体どうなるんだ?」って思っていたら最終決戦の3組が生粋のコント師。で、優勝者は抜群の完璧コント師・空気階段。俺はもう本当にね、「なにをはしゃいでいたんだ、バカども? ナメるな、バカ!」って言われている気がしたのよ。
(村上)あなたが言われていたんですよ(笑)。
(野田クリスタル)完全に言われてましたね。「なにがユニットだ? なにが三冠だ? はしゃぐな! そんなんで取れるか、バカ!」っていう。
(村上)いやいや、こういう未来を見越して僕は本当に明言を避けていましたので。怒られないようにするのが僕の生きる意味でございますので。なんとか今回も僕は怒られずに済んで、ホッとしておりますけども。どうですか? 来年もやるんですか?
(野田クリスタル)もちろんですよ。来年も出ます。勝つまでやりますね。
(村上)もう、ここで言うんですか?
(野田クリスタル)はい。出ます。来年も再来年も。
(村上)いいんじゃないですか? 来年ぐらいはちょっとお休みしても。
(野田クリスタル)まあ、休む年もなくもないんじゃないですか? いろいろな事情がありますから。毎年、毎年。
(村上)そうなんです。決勝が目的じゃないんですよ。優勝できるのが揃ったらっていうところもありますからね。なかなか、準備はしなきゃいけないですから。
(野田クリスタル)俺、そうじゃないから。単独ライブでやったネタを『キングオブコント』で下ろすことを毎年、やっていきたい。メリハリをつけたい。
(村上)溜めないっていうことですね?
(野田クリスタル)そう。溜めないでやっていきたいなっていうのはありますね。なるべく。別に、だって僕は準々決勝で落ちても何の恥にもならないですし。
(村上)まあまあ、それはありますね。落ちても別にいいですから。だから、2本作らなきゃいけないっていうことですね。基本的には。
(野田クリスタル)まあ単独ライブを僕ら、コントに絞れるので。普段はたまに漫才をやって単独ライブをコントでやっていたらまあ、毎年2本は上がってきそうな気がしますけどね。
(村上)そうですか。今まで……前の単独ライブの形に戻るっていうことですね。
(野田クリスタル)そうです。初期の単独ライブはずっと僕ら、コントをやっていましたから。
(村上)M-1を意識してからは漫才だけのやつとか、やったりしましたからね。
(野田クリスタル)そうですね。漫才単独とかやりましたから。
(村上)だから普段の生活、普段の感じに戻してできれば……っていうことですね。
(野田クリスタル)でも大会としては大成功ですし。
(村上)すごい視聴率もよかったんじゃないかっていう説も流れてますね。
(野田クリスタル)で、やっぱり僕らもそうですし。ニューヨークですよ。もう、なんでしょう? 伝わってきちゃいますよね。僕なんかはやっぱり最下位をM-1で取って。それで暴挙に出るじゃないですか。同じことをしているわけですよ。屋敷もあの日。やっぱり最下位を取って……同情をされたくないんですよ。「かわいそうだ」って思われたくないんですよ。これ、M-1の最下位を取った時に僕も同じことを言いましたけども。その時の……内面はめっちゃへこんでますよ。内面はめっちゃへこんでるんだけど、それを「ああーっ!」ってやって、あれなんですよ。なんとか、この平場で……じゃないと、同情されちゃうから。本気でへこんでいたら。
(村上)まあ、その「ああ、残念です……」ってなっちゃったら、そうなりますからね。
本気でへこんでいたニューヨーク
(野田クリスタル)でも「残念です」も言えないぐらいへこんでいるんですよ。だってあの顔を見ていたらわかるし。裏に帰ってきた時の感じでも「ああ、これは相当にへこんでいるな」っていう。
(村上)笑えてなかったですしね。2人とも。
(野田クリスタル)笑えてなかった。本当に。でも、あれが本当に「賞レースをやってるな」って思いましたね。
(村上)まあ、『キングオブコント』終わり、もぐらが優勝したから高円寺の駅前でみんなで写真を撮ろうって言って。嶋佐ももちろん高円寺なんで一緒に帰って、駅で写真を撮ろうとしていたんですけど……もう、たぶん一言もしゃべっていなかったんじゃないですかね。その間、ずっと。だから嶋佐もだいぶ来ていましたね。
なんてたって高円寺 pic.twitter.com/ho8l9ifSnB
— マヂカルラブリー村上 (@mlmurakami) October 3, 2021
(野田クリスタル)あの後、反省会でバーベキューがあったんですけども。わかんないけど、ニューヨークのいたテントの火、たぶん消えてましたよね? そんぐらい、暗かったですよ。
(村上)影響が出るっていうことですか? 酸素が薄くなっていた?
(野田クリスタル)炭なのに。燃え続けるはずなのに、消えてましたね。
(村上)だから「酸素がない」っていうことですね(笑)。ニューヨークももう呼吸もしてなかったっていう(笑)。だから結構ね、「ニューヨークとかマヂカルラブリーはもういいだろ」みたいなのもありますけども。本当にね、かけているし、悔しがっているんでね。
(野田クリスタル)まあ、僕は本当に勝つ気で挑みましたし。ニューヨークもそうでしょうけどね。でもまあ、そういう……まあ、すごいレベルの大会だったっていうことですね。
(村上)歴代最高得点も出ていますから。とんでもないですね。
(野田クリスタル)空気階段……どうなっていくのかわからんけど。でもやっぱり歴代の中でもすごい、コント師として崇められるんじゃない? 今後。
(村上)まあ、すごいいい優勝だったしね。完全優勝みたいな。ミルクボーイさんみたいな、「これぞコント」「これぞ漫才」みたいな感じになりましたけども。
(野田クリスタル)時代も変わってくるでしょう。もう空気階段。
(村上)1000万もらって、500万ずつと。諸々引かれて400数十万でしょうけども。
(野田クリスタル)じゃあ、もうもぐらはお金がないみたいなキャラはやめるっていうことですか?
(村上)いや、借金の完済までには足らないらしいので。まだまだ……(笑)。
(野田クリスタル)じゃあさ、もうわくわくしないでいてほしいよね。喜ばないでほしいよ。
(村上)喜んでいたけど、借金は完済できないんですよ。泣いていましたけど(笑)。「借金、まだだ……」っていう涙かもしれないです。
(野田クリスタル)じゃあ、その賞金よりも徳政令カードがほしかったんだ。
(村上)徳政令カードの方がいいでしょうね。0円で売っているのにね。なかなかこの社会ではないんですよ。今、日本にはあれ、ないんですよ。
(野田クリスタル)ないの? 徳政令カード? ないんだ。
(村上)はい。実は徳政令ってとんでもないんで。あんな桃鉄の時みたいにポンポンポンポン使っていいもんじゃないんですよ。
(野田クリスタル)カード売り場で0円で大量に買えるじゃん?
(村上)ああいうことじゃないんですよ。あんなことをやったらもう日本は終わってしまいますので。もぐらさんには今後、まだまだ頑張って働いてもらって。どんどん稼いでいただかないと、借金が返せないので。
(野田クリスタル)まあ、来年も楽しみですよね。あれを踏まえて誰が行くのか? で、ユニットがもっとはしゃぐんじゃないかなって僕は思います。
(村上)あら? この大会の感じを見て、それっぽいのを作ってくるっていうことですか?
ユニットがもっとはしゃぐ大会になる?
(野田クリスタル)それか、もっとやってくるんじゃないですか? 「もっと荒らせますよ?」っていうことをしてくるかもしれないですね。
(村上)逆ですか。めちゃくちゃなことを。
(野田クリスタル)めちゃくちゃユニットをやってくるかもしれないですね。
(村上)あなたの言っていた20人ユニットとか100人ユニットを。
(野田クリスタル)それが来てもおかしくないですからね。
(村上)まあ、またユニットがOKかどうかもわからないですからね。来年はね。だから、「今回はなしです」ってなるかもしれないですから。どうなるかわかりませんが。まあ来年も出るということなので。引き続き、頑張っていきましょうっていうことですね。
(野田クリスタル)はいはい。
<書き起こしおわり>