東野幸治 東大院卒の吉本興業マネージャーが東京藝術大学に合格し退社した話

東野幸治 フルマラソンで感じた人間の嫌な部分を語る 東野幸治のホンモノラジオ

東野幸治さんが2022年5月20日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で麒麟・川島さんの東大院卒の元マネージャーが東京藝大に合格したため吉本興業を退社したことについてトーク。吉本興業のかつてのマネージャーの姿などを話していました。

(東野幸治)続いてのメール。「先日、麒麟の川島さんがラジオで自身を担当していたマネージャーさんのお話をされていたんですが、そのマネージャーさんはめちゃくちゃ頭がよく、勉強が好きすぎて東大大学院まで卒業して『自分に足りないものは何か? お笑いだ!』と思って吉本に入った。休みの日にも収録に来てお笑いを勉強するような人だったらしいんですがある日、川島さんが『ブルーピリオド』という青年が東京藝大を志して美術を学んでいく漫画をおすすめしたところ、その漫画にそのマネージャーがどハマりして、休日に絵を書くようになり、さらに知人から『何かを成し得るには目標が必要だから、東京藝大を目指したら?』と言われて、休日に絵の予備校に通い、何万人も受験して1年に55人しか受からない試験にこの春、合格して吉本を辞めたんだそうです」。すごいですね! すごい!

「僕が知ってる吉本のマネージャーの話は会社に内緒で取った直の営業でNSCを出たての右も左もわからない芸人を連れて行ってピンハネした金で家を建てたという話でした」という。これ、今田さんですね。PLの花火大会ですよ(笑)。PLの花火大会のギャラね、ピンハネするんですよ。昔ね(笑)。いや、そんなん、昔の吉本のマネージャー、いっぱいいますよ。ある大人気落語家さんと2人で直の営業いっぱい回って、それで家を建てたとか(笑)。いや、今やったら絶対にありえへんけども。

直営業のギャラをピンハネして家を建てる

(東野幸治)当時、昔は吉本興業は林正之助という初代会長というか、吉本せいさんが作って、その弟の林正之助さんが戦後、間もない頃。興行ですから、当時人気だったプロレスに吉本も噛んで。関西かな? 力道山を呼んでプロレスしたんですよ。で、ギャラ交渉で正之助と力道山が睨み合うという。楽屋で。それで力道山がたじろぐっていう(笑)。いや、ホンマかどうか、知りませんけど。そういう噂が都市伝説になったりもしてるし。そういう時代ですから。

それが今じゃ、東京大学。僕のマネージャー。今日は現場に来てませんけれども。東京大学出身とか、何人かいてますし。いや、すごい時代になったなと思って。昔は、坂田利夫さん。アホの坂田さんのお弟子さんが芸人になって。芸人向いてへんからっていうて、吉本のマネージャーになったりとかできた時代ですよ。それがもう今じゃ、絶対そんなん、ありえないですから。当たり前ですけれども。大学出とかなあかんし。ただ、世の中の流れで吉本興業っていうのはいろんな人に優しいですよっていう……俺、たぶんポーズやと思うんですけど。

中学卒業した子を入れたりとか、高校を卒業した子を一時、入れたりしていたじゃないですか。今はもう一切、聞かないですけど(笑)。だから……俺も噂話で聞いただけですけど。吉本興業が中学卒業した子も会社としては入れますよ。高校卒業した方も入れますよって言って社会にアピールしてたんですよね。で、とにかく吉本は言うたらチーフマネージャーと現場のマネージャーがいるじゃないですか。で、そのチーフマネージャーの上にはその上のマネージャーとか、上の社員さんがいてて。

中卒・高卒の子をマネージャーに

(東野幸治)チーフマネージャーに命令が下って。中学卒業した右も左もわからない子供。社員になった。高校卒業して、まだ20歳にもなってない子が社員になった。世の中にも言ってる。「ええか、お前……絶対に辞めさすなよ! お前、辞めさしたら、わかってるやろうな? ええ? 吉本はお前、これからクリーンな会社でやっていかなあかんさかいに……16歳や19歳の男の子、お前、絶対辞めさすなよ? 辞めさせてみ、コラァッ!」って言ったか言ってないかは知らないけど(笑)。すごく大事に育ててたっていうのは聞きました(笑)。

<書き起こしおわり>

麒麟川島 東大院卒の吉本興業マネージャーが東京藝術大学に合格し退社した話
麒麟川島さんが2022年5月1日放送のTBSラジオ『川島明のねごと』の中で自分に数年前についていた吉本興業の東大院卒のマネージャーについてトーク。そのマネージャーが『ブルーピリオド』の影響で東京藝術大学を受験し、合格して吉本興業を退社したという話をしていました。
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