千鳥と佐久間宣行『チャンスの時間』『テレビ千鳥』を語る

千鳥 YouTubeをやらない理由を語る 佐久間宣行のオールナイトニッポン0

千鳥のお二人が2022年3月9日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』に出演。佐久間宣行さんと『チャンスの時間』『テレビ千鳥』について話していました。

(佐久間宣行)続きましてのメールです。「『テレビ千鳥』『千鳥かまいたちアワー』『いろはに千鳥』『チャンスの時間』などガッツリお笑いの番組を多くやってるお二人ですが、番組ごとにノリやワード選びなどを意識して変えたりするのでしょうか?」。番組ごとに変えるんですか?っていう。

(ノブ)見せてもらっていいですか? ええと、『テレビ千鳥』……。

(佐久間宣行)『千鳥かまいたちアワー』『いろはに千鳥』『チャンスの時間』とか。まあたしかに、現場で自分たちがやんなきゃいけないものは結構、この4つとかはそうですよね。『いろはに千鳥』はちょっと違いますか。『いろはに千鳥』は……。

(大悟)スタッフにまかせて。

(佐久間宣行)そう。結構、なんか流されつつ面白くするみたいなところがあって。

(大悟)『チャンスの時間』もそうやな。

(ノブ)『チャンスの時間』も……。

(大悟)企画になんか言ったこと、あった?

(ノブ)『ゴッドタン』のよ佐久間さんがいないバージョンのチームですもんね。

(佐久間宣行)そうですね。というか、元々『キングちゃん』のチームですよ。大井と斉藤で一緒にやっていたから。『キングちゃん』チームから僕がいないぐらいの感じです。

(大悟)だから毎回「あっ、面白!」ってこっちが思うぐらい。

(ノブ)『チャンスの時間』の企画力、エグいですよね。

(佐久間宣行)そうっすね。「木本タイムリープ」、すげえ面白かった(笑)。

(ノブ)あれはね、自信作です! あれは奇跡なんですよ。あれを作ろうと思って……そこまで、何もできてなかったんですけど。

(大悟)すごいな。信用してくれてるからあんなんするんでしょうけどね。ワシらのこととか、芸人のことを。

(ノブ)なんかどんどんどんどん全員がセッションがうまいこと合っていって。なんか、全然台本とかにない感じになっていって、あんなことになったんですよ。全然あれ、台本はマジでないんですよ。

(佐久間宣行)ああ、そうなんだ。ある程度は決まってるのかと思いました。

(ノブ)あそこでなんかきっかけ……「このきっかけがタイムリープちゃう?」とか、あんなんはもうあの場で出てきたんよな。

(大悟)本当、偶発的にできていって。で、ノブが聞きに行った時もなんもないもんな。

(ノブ)なにもないんで。あれはね、なんかジャズしてる感じ?

(佐久間宣行)ジャズ(笑)。ああ、いいバラエティの時のね、ジャズの感じ。

『チャンスの時間』TKO木本タイムリープ

(大悟)それこそ『キングちゃん』で鍛えられたんですよね。操る系は。

(ノブ)そうそうそう!

(佐久間宣行)ああ、そうっすね。いや、僕らも発見だったんですよね。大悟さんがそのイメージ、なかったから。だから保険で最初、塚地さんを入れたじゃないですか。塚地さんは上手いの、知っていたから。でも、大悟さんがこういう操る系、得意なのかどうかわからなかったんだけども。そしたら、1発目の収録が塚地さんと大悟さんで、おじさんを操る企画だったんですけども。2人でセッションみたいになっていったから「ああ、大悟さんって現場でノリでなんか面白くするやつがすごく得意なんだな」ってわかって。で、たぶんディレクターの斉藤は『キングちゃん』からずっと一緒にやってるから。それをそのまま『チャンスの時間』で。

(大悟)「ノブの好感度を下げよう」とか。

(佐久間宣行)そうそう。「ノブの好感度を下げよう」の時の大悟さんの操り方、エグいですよね?

(ノブ)マジでエグいんすよ(笑)。

(大悟)でも、れはあれなんですけど。私が言うた意図がやっぱりわかるから。「そんな嫌な顔で言えるか?」っていう顔をするんですよ(笑)。言い方とか。

(佐久間宣行)ああ、たしかに。あのインスタのフォロワーの数を聞く顔、最低の顔してますもんね?(笑)。

(大悟)あの言い方とか、何の指示もしてないですよ。こいつの本音の顔があれで。

(ノブ)誰が本音の顔やねん! 本音じゃねえわ。だから、『チャンスの時間』はもう本当スタッフさん。もう、どうぞどうぞ。90パーセント、スタッフさんみたいな。

(佐久間宣行)っていうことはやっぱり現場で……自分たちでノリをどうしようかって考えるのは『テレビ千鳥』と……。

(大悟)『テレビ千鳥』ですね。まあ、『千鳥かまいたち』はかまいたちがいるんでね。半分ぐらいの落差ですけどね。『テレビ千鳥』がやっぱり一番しんどいかな?

(佐久間宣行)だって時々、本当に2人で30分って結構ありますよね。『テレビ千鳥』は。

(ノブ)あります、あります。あれは本当、どうにか作らないとダメなんで。本当に2人でワーッとオープニングでしゃべりながら。もう何にもない時は無理やり頭をどついたりとか(笑)。

(大悟)佐久間さんもね、『ゴッドタン』とかやってるかわかると思うけど。はじめてやるような、誰もやっていないような企画をやった時って、やりながら「ああ、こっち、こっち」って方向を変えていくから。意外と誰も正解わかってないから。

(佐久間宣行)そう。なんにもわからないまま「ああ、こっちの企画だったんだ」って撮ってからわかるみたいなこと、ありますよね。

(ノブ)で、手探りで「難しいかな?」と思ってやってみたら、めちゃくちゃ盛り上がって。「最高!」ってなって。「名作や!」とか言われて。で、それの2をやってみたら、あんまり盛り上がらないことないですか? あれ、不思議ですよね!

(佐久間宣行)そうなんだよね。めちゃくちゃウケた企画の2回目って、その幻影を追っかけるから、ねえ。

(大悟)「あれ」をやろうとするから。同じことをしても、できないし。

(佐久間宣行)できないから。本当は……まあ、ここまでキャリア積んで言うことじゃないけど。本当は2回目は全然違うことのつもりでやらないとダメなんですよね。

(ノブ)なんかね、そう。不思議だなって思いますよ。

めちゃくちゃウケた企画の2回目は難しい

(大悟)ちょうど、それこそNetflixを撮っている時の喫煙所で佐久間さんとお会いして、それをしゃべってましたね。ちょっと企画の話で。

(佐久間宣行)なんかね、見えてると思って安心してやる企画って面白くないよね。

(ノブ)ああ、安心するからか。たしかに。

(佐久間宣行)そんな話、した。

(ノブ)そうか。みんな、無理やりのパンチが出てこないですね。

(大悟)で、「あん時ぐらいウケてねえぞ」っていうのが。なんかちょっと……。

(ノブ)顔がちょっと……。

(佐久間宣行)そう。みんな、ちょっとずつ縮こまっていって。

(ノブ)「1よりウケてないぞ?」って(笑)。

(佐久間宣行)そう思いながら(笑)。

(ノブ)あれ、意外と危険ですね。

(佐久間宣行)そんな風に……あの『千鳥かまいたちアワー』のあの売れてないキャバ嬢でしたっけ? あんなの、どうやって見つかったんですか? あれ、すごいですよね?

(大悟)ああ、でもあの子、普通にはがきで自分で来たもんな。

(ノブ)そうそうそう。

(佐久間宣行)普通にはがきで?

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<書き起こしおわり>

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