麒麟川島と見取り図 コロナ療養中に自分の代わりがいることを思い知った話

麒麟川島と見取り図 コロナ療養中に自分の代わりがいることを思い知った話 川島明のねごと

見取り図のお二人が2022年2月20日放送のTBSラジオ『川島明のねごと』に出演。麒麟川島さんとコロナ療養中に自分の仕事を様々な人が代演したことで、自分の代わりがいることを思い知ったという話をしていました。

(川島明)で、時間がずれて盛山さん。最初は元気やったけど……。

(盛山晋太郎)最初、めっちゃ元気やったんですけども。会社が「相方やから」っていうことで。「無料のPCRセンター、行って来い」って言われて。午前中に行って、夕方には結果で陽性って出たんですよ。めっちゃ元気やったのに。ほな、病は気から。陽性って出てからめっちゃ症状が出て。

(向清太朗)ええっ、そうなの?

(盛山晋太郎)蓋を開けたらもう僕、下痢、嘔吐……もう車に轢かれたんか?っていうぐらい全身が痛くなって。高熱で悪寒で……もう喉以外、全部来たんですよ。最悪の10日間でした。だから熱でうなされている時に僕、Netflixで『ゴジラvsコング』を見ていたんですけども。僕、最後の30分までどっちがゴジラかわかってなかったんですよ。ずっとうなされて……ずっと黒いデカいもんが街中でやりあっているっていう(笑)。

(川島明)だから、意味わからんやろ? テレビ見ていても。理解できんのよね。

(盛山晋太郎)でも川島さん、『ラヴィット!』はずっと見てはったんですよね?

(川島明)『ラヴィット!』はずっと見てて。だからホンマに仕事柄、見ないといけない。復帰した時に「なにがあったんですか? 見てたんですか?」って言われるから絶対に見ておきたいので。でも、いろんな感情よね。だから……自分が空けているところに他人が入っている。で、めっちゃ盛り上げている。「川島よりもこっちの方がええんちゃう?」って言われる可能性もあるメンバーやし。なんか、ホンマにザコシショウが来た時はマジで自分の家に火がつけられているような……。

(一同)フハハハハハハハハッ!

(川島明)「おいおい!」って。

(盛山晋太郎)家を燃やされている映像を見て?(笑)。

ザコシショウ『ラヴィット!』襲来

(川島明)家を燃やされて、その周りをザコシがタイガーステップで回っているっていう。一番しんどい時やから。「これは、たのむわ……」っていう。もう、わかんないのよ。何をしてた? 俺はだから、ホンマにジョイマンのYouTubeを見たり、『ゴリラーマン』とかを読んだりしていて。おもろいけど、そこまでめっちゃ複雑でないものしか見られへんっていう。

(リリー)チェックもしんどかったですか?

(川島明)しんどかった。熱はないけど、倦怠感っていうか。「なんじゃ、これ? 立てへんぞ? やる気もないぞ?」っていう。でも、見取り図とかもそんなに細かく症状を言ったわけじゃないから。まあ、能天気なLINEもめっちゃ来るやろうし。よかれと思ってなんでしょうけど。そんな時間でしたよ。

(盛山晋太郎)でも、復帰できてよかったよな。

(リリー)それは、それは。

(盛山晋太郎)それこそ先日、2週間ぶりにNGKで漫才させてもらったんですけど。2週間とかやってなかったらマジで間、狂いますね。なんかNSC生みたいにお客さんの方を見るのが恥ずかしくなって。ずっと相方の方を見てぼそぼそしゃべってました。1ステ目。

(川島明)1日13ステとかやっていた人間がわずか10日で戻っちゃうっていう。

(盛山晋太郎)だからやっとかな厳しいんでしょうね。

(川島明)声の出し方とかもね。

(盛山晋太郎)そうなんですよ。でも、復帰明けの一発目の仕事が僕、『人志松本の酒のツマミになる話』やったんですよ。だから、急にメジャーリーグの打席に立たされる感じで。

(川島明)ホンマ、考えられへんで。いきなり松本さんの前で……。

(盛山晋太郎)僕、もっと地元の後輩を笑かすとかから始めたかったんですけど(笑)。

(川島明)いや、もうすごいよ。だから楽屋におったら助ばっかり頼まれへん? 電話がかかってきて「見取り図さん、行けますか?」とか。昨日もやけど『ラヴィット!』を終わって「2、3時間空くな」って思って座っていたら違う人の代演で。「テレ朝に行ってください」ってなって。で、行った先のメンバーが4人のタレントさんと俺やけども。4人中3人が今、コロナから帰ってきたばかりのメンバー。だからもう本当に自転車操業っていうか。

(盛山晋太郎)っていうか吉本、すごないですか? マジで。

(川島明)無理やり回しているよな?

(盛山晋太郎)こんなに仕事をまかなえるんですか? どんだけ穴ができても……すごないですか? 吉本のこのデッキ。

(川島明)ホンマやね。ノブのカードも1回、没収。山内のカードも没収とか、いろんなカードが没収されているのに、なんとかうまくデュエルできてるっていう。

(盛山晋太郎)デュエルできるんですよ。本当に(笑)。

(リリー)逆に「休めるんや」って思いますよね?

(川島明)それが、厳しいよね。穴をあけへんためにこんだけ頑張っていたけども、別に世間は回るんやっていう。

(リリー)それ、感じましたね。

(川島明)ちょっと切ない。なんか……で、別に普通にバラエティ、ウケてるっていう。なんか、代わりがいるっていうのもちょっとショックやったよ。助けてもらってありがたいけど。

(リリー)でも僕らと川島さんが違うのは、僕らは呼ばれてパッとワンポイントとかじゃないですか。川島さんが呼ばれる時はたぶんもうほぼ回し級の……。

(川島明)まあ、一応MCのお仕事が……。

(リリー)ですよね。そこがすごいなって思いますよね。

(川島明)まだまだ、それでも代演ができちゃうっていうのは切ないもんですよ、これ?

(盛山晋太郎)いや、でも『ラヴィット!』は絶対に川島さんですよ。

(川島明)昨日、たまたまお仕事でそれこそ文化庁のお仕事みたいな。若い人にも見てほしいし。ロンドンブーツの田村淳さんがMCで。僕とかすゑひろがりずとかいて。芸能と笑いの関係とか、そういうのをやっていて。そこに狂言師の方が来られて。狂言のすごい方がおられて。「自分もコロナになっちゃったんです」みたいな話をされて。「代演とか、すごかったんじゃないですか?」「ああ、でも僕の代わりはいないんで……」って言われて。

(盛山晋太郎)かっこいいですね。

「でも僕の代わりはいないんで……」

(川島明)たしかに、もう助につぐ助で……。

(盛山晋太郎)まあ、代演っていうか、『ラヴィット!』はもうやらなきゃいけないんで。

(川島明)もちろん、もちろん。そうですよ。ありがたいけど。なんかその一言で「ああ、ホンマや。この人しかできへんことがあるのか」って思って。へこみましたよ。本当に。

(盛山晋太郎)川島さんしかできないですよ。絶対に(笑)。

(川島明)『ラヴィット!』に関しては見取り図もずっと支えてくれましたしね。

(盛山晋太郎)僕らもマヂラブさんが代演してくださりましたからね。

(川島明)唯一、軽く炎上した回(笑)。あん時は見取り図がおってほしかったですよ、俺は(笑)。ほぼ助っ人やったもんね?

(盛山晋太郎)物理的に人数、少なかったですもんね?

(リリー)前回、僕らが復帰した時に柴田さん、こっち側(パネラー側)やったじゃないですか。やっぱりね、生き生きしてましたね。楽しそうでしたよ(笑)。

(川島明)あんだけのすごい人がね、真空ジェシカとかいろんなことが重なって。全員、面白かったんですけどね(笑)。

(盛山晋太郎)誰も、なんも悪くないんですよ。

(川島明)あんだけ気をつけてたのに……っていうね。

(盛山晋太郎)いても絶対になんもできへんかったと思う。一緒になって楽しませてもらっていたっていうか。

(川島明)いや、でもMCだけじゃ無理なんだなって思いましたよ。キャッチャーがいないと野球ができないんだなっていうのはありましたからね。

<書き起こしおわり>

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