藤井健太郎と麒麟川島 ダウンタウンが新たなピークを迎えつつある話

藤井健太郎と麒麟川島 ダウンタウンが新たなピークを迎えつつある話 土曜日のエウレカ

藤井健太郎さんが2023年9月2日放送のTOKYO FM『土曜日のエウレカ』に出演。「『水曜日のダウンタウン』が終わったらレギュラー番組はやりたくない」という話から、ダウンタウンが今、また新たなピークを迎えつつあるという話をしていました。

(川島明)なんか、最近の悩みもあるということで。「プライベートの時間がほとんど取れない」っていう?

(藤井健太郎)そうですね。ありがたい悩みでもあるのかもしれないですけど。もう本当、仕事しかしてないので。

(川島明)今?

(藤井健太郎)結構長らく、そうなんですよね。で、見たい番組とか、配信のコンテンツとか、みたいなのも全然見てないですし。あと、遊びに行くとかもほとんどなくて。起きてる時間はほぼ仕事してるみたいな状況なんで。

(川島明)まあ、ちょっと我々とも違いますもんね。何時から何時が仕事で。それで終わりっていうのがないじゃないですか。

(藤井健太郎)そうですね。

(川島明)まあ、言うたらずっと企画も考えてたり。

(藤井健太郎)はい、そうですね。で、オンエアーまで直しも効くじゃないですか。一応。それで「あそこ、もうちょっとこうしよう」とか、そういうのも尽きないと言えば尽きないので。

(川島明)キリがない。

(藤井健太郎)まだ自分の手元にあるうちは……いついつまでに編集を上げなきゃいけないっていうものは、触り放題といえば触り放題なので。

(川島明)まあ、ベストは出したいっすよね。

(藤井健太郎)そうなんですよね。それは、毎週あると結構カロリー的には高くて……っていうのありますね。

(川島明)今、何をやってる時が楽しいですか? 人生で。

(藤井健太郎)まあ、でも仕事、もちろん楽しいから大丈夫なんですけど。好きじゃなきゃ、やってらんないと思うんですけど。それで言うと、本当に仕事ですね。全てが仕事っていう感じですかね。

(川島明)仕事とかで、自分の作った企画やVTRでみんながワッと笑ってくれてる時とか。

(藤井健太郎)まあ、そうですね。それはでも、演者さんも一緒だとは思いますけども。やっぱり自分が言ったこと、やったことで面白がってくれたり、評価されたりするのが一番楽しいし。それがなくなったら、それはそれで寂しいんでしょうけど。「それしかないな」っていうのはちょっと思っていて。だから、いつまでこういう立場でやらせてもらえるのかもわからないので。

(川島明)まあ、みんなそうですけどね。

(藤井健太郎)だから、もうレギュラー番組はやりたくないですね。

(川島明)ええっ?

(藤井健太郎)水曜日のダウンタウンはもちろんやりきりますけど(笑)。

(川島明)今、与えられている仕事はベストをやるけど。新たには?

(藤井健太郎)終わったら、もうやりたくないですね。

(川島明)それは定期的に締め切りが来るからですか?

「もうレギュラー番組はやりたくない」(藤井健太郎)

(藤井健太郎)「毎週出す」となると、しんどいなっていうので。水曜日のダウンタウンが終わったら、もうそこからはもうちょっとゆっくりしたいなっていう気持ちではいますけどもね。少なくとも、今は思っています。

(川島明)まあ、終わらないですよね。そういう番組って。

(藤井健太郎)フフフ(笑)。だから、弱って終わるのも嫌じゃないですか。

(川島明)ああ、たしかにね。自分のですよ。自分の自己評価がね。

(藤井健太郎)へたってきて終わるのも嫌なんで。世間の評価が下がって終わるのも嫌なんで。だから「いいところでダウンタウン、引退してくれ」とは思いますね(笑)。

(川島明)まあ、そこが言うたらもうこっちも文句言えないですし。しないと思うんですけどね。

(藤井健太郎)どうなんですかね? わからないですけども。

(川島明)最近の川島目線で言うと、松本さんと浜田さんがもう1回、売れようとしてるっていう(笑)。

(藤井健太郎)アハハハハハハハハッ! でもここに来て、また……。

(川島明)そうなんすよ。なんでここでもう1回、シュートを打つんや?っていう。

(藤井健太郎)もうひと山、来てますね。

(川島明)今、来てますからね。ピークが。すごいですよ。

「松本さんと浜田さんがもう1回、売れようとしてる」(川島)

(藤井健太郎)この歳までコンビでやってる人もいないですもんね。

(川島明)そうですね。2人であんだけ番組やコマーシャルをやっていて、全く違和感がないっていうのは……ウッチャンナンチャンさんですら、「久しぶりに揃いましたね」とか、そういう扱いになって。とんねるずさんももちろんそうですけど。俺ね、昔に紳助師匠に言われてたんですよ。「お前らな、麒麟で今、30代で番組とかやってる。それはもうみんな、やるけど。50でお揃いのスーツ着てMC、気持ち悪いで? そんなやつ、おらんから。絶対に1人1人になるねんから。お互い、1人で……コンビの漫才とか頑張ってもええけど。1人でなんかテクニックとか技術を全部、身につけとかないと。絶対1人なるからな。解散とかいう意味じゃなくて」って言ってましたけど。なんで60で、還暦の2人が今、スーツを着てニコニコと……。

(藤井健太郎)本当ですよね。仲もいいですからね。

(川島明)仲もいいし。今、一番仲いいっていう感じが……。

(藤井健太郎)本当ですね。そんな感じ、しますよね。

(川島明)怖いっすね。あの2人は本当に。

(藤井健太郎)そうですね。

(川島明)それこそ、どうなんですか? 私にさっき、してもらった質問じゃないですけど。藤井さんの今後の夢。どうなりましょう? 藤井さん、ほぼ同い年ですよ?

(藤井健太郎)まあ、近いですね。

(川島明)同世代。僕、44ですし。藤井さんは43?

(藤井健太郎)今、43ですね。はい。いやー、夢も別に僕、ないですねー。

(川島明)フフフ(笑)。夢がないというか、「今、楽しいよ」というところで。このまんま60まで行けりゃ、それは幸せなんですけども。

(藤井健太郎)でも、それもさっきも言いましたけど。ずっと毎週、出すのは嫌だなっていうのは……。

(川島明)じゃあ万が一……これはそういった意味ではなくて。水曜日のダウンタウン。藤井さんが卒業とか、いろんな形になって。時間が自分の中で調整できるってなって、それで第1個目は何がしたいんですか?

(藤井健太郎)でも本当、旅行とか長く行きたいですね。

(川島明)全然行ってないですもんね?

(藤井健太郎)でも1週間ぐらいのやつは別に、正月とかで行ってなくはないですけども。なんか本当にもう、オアシズ光浦さんみたいな感じで(笑)。イメージで言うと。

(川島明)ちょっと留学じゃないけど。1年単位とかで。

(藤井健太郎)違う暮らしをしたいなという気持ちはちょっとありますね。

(川島明)まあ、でも企画を考えちゃうんでしょうね。

(藤井健太郎)うーん。まあ、もちろん好きなことなんで。全然企画を考えたりとか、番組作るのも全然やりたいんですけど。うん(笑)。何度も言うけど、毎週がもうちょっとしんどくなってきたぞっていう気持ちがあります(笑)。

(川島明)結局今、ちょっとお疲れということがわかりましたけれども(笑)。さあ、ここまでいろいろお話を伺いしてまいりました。藤井さんがこれまでの人生の中で見つけた一番のエウレカ。つまり発見や気づきですね。これを挙げるとすれば、何になりますか?

(藤井健太郎)まあ、ちょっと月並みではあるんですけれども。「神は細部に宿る」みたいなことがやっぱりやっていて……個人的にそういう細かいことが気になるタチだっていうのもあるんですけど。結局、細かいことの積み重ねが前提になってるなっていうのも思うし。なんか自分が一視聴者だった時の記憶もそうなんですけど。なんか番組のワンシーンとかをすごい覚えてたりするじゃないですか。

(川島明)ああ、わかります。子供の頃に見たとかね。

細かいところをなぜか覚えている

(藤井健太郎)なんか、全部が面白かったってことも、ちろんあるんすけど。あの番組のあの企画のあのワンカットだったりっていうのを意外と覚えてるものじゃないですか。っていうのを考えると、やっぱりそういうものを作りたいし。あの「この瞬間のこのシーン、面白かったよね」っていうのは結構、人の記憶に残るなっていう。

(川島明)伝わりますよね。ほんまに。

(藤井健太郎)1個1個、手を抜けないなとも思うし。やっぱり誰かの記憶に残る1シーンを作りたいなとも思うので。不思議ですよね。なんか、ちっちゃい頃に1回しか見てないはずのものをいまだに覚えてたりするじゃないですか。

(川島明)特にちっちゃい頃ですね。

(藤井健太郎)そうですよね。で、なんか企画とかの会議とかしてて、「あの番組のあれ」って、みんな結構共通で。「ごっつのあれ」とか、みんな覚えてるし。

(川島明)そうですね。はい。思い出すシーンが如実に一緒であったり。

(藤井健太郎)「元テレのあのシーン」とかも。

(川島明)わかります。その時、その映像見ながら何を食うてたまで思い出しますもんね。

(藤井健太郎)ああ、そうですね。

(川島明)家族も……「ああ、親父は笑ってなかったな」とかまで覚えてるっていうか。

(藤井健太郎)本当ですよね。

(川島明)すごいフラッシュで覚えてるんですよね。これからもじゃあ、もう妥協を許さない作品を。

(藤井健太郎)はい(笑)。

<書き起こしおわり>

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