えのきどいちろう 2021年都市対抗野球決勝戦のくまモンで泣いた話

えのきどいちろう 2021年都市対抗野球決勝戦のくまモンで泣いた話 ナイツのちゃきちゃき大放送

えのきどいちろうさんが2021年12月11日放送のTBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』の中で都市対抗野球についてトーク。決勝戦の東京ガス対Honda熊本戦のくまモンの応援で泣いた話などをしていました。

(えのきどいちろう)それから僕はここ最近はとにかく都市対抗でした。

(土屋伸之)都市対抗野球。

(えのきどいちろう)都市対抗は日ハムの水野っていうのと上川畑っていう2人、ドラフトの指名選手が指名された後に……普段だったら都市対抗って夏にやるんですよ。でも去年と今年はコロナ禍の影響もあり、冬にやっているということなんですよ。で、もう指名された選手が出ているので、「どんな選手なのかな?」って楽しみで見に行くところもあって。

(塙宣之)そうか。活躍した後に指名されることが多いけどね。

(えのきどいちろう)で、水野選手は1回戦で補強選手として入っていたので。四国銀行は1回戦で負けたんで水野選手はすぐにオフに入ったんだけども。上川畑という選手はずっとチームが勝ち上がっていたので、日ハムはずっと契約ができないでいて。ドラフト8位までの人はみんな契約が発表になっているんだけど、1人だけ残っちゃっていたっていう。

(塙宣之)そうなんだ。東京ガス、初優勝だったんですね。

(えのきどいちろう)そうです。決勝戦も見に行ったんですけども。これが……日本シリーズ、すごくいい試合が多かったじゃないですか。で、そのままの勢いで熱戦、すごくいい試合が多い都市対抗だったんですけども。最後の決勝戦も大熱戦で。Honda熊本が勝っても、東京ガスが勝ってもどちらも初優勝っていう試合だったんです。6対2でずっと東京ガスリードで行っていて。東京ガスは東京なんですけども、Honda熊本は熊本の大津町っていうところなんです。もう経済規模も違うし、人口も違うし。違いすぎるよねっていう。

(塙宣之)言ったら東京と大津町の対決っていうことなんですね。「都市対抗」だから。

(えのきどいちろう)なんですけども。最後、9回。最終回にHonda熊本が3点取って、大津町のチームが追い上げて。この時、『全開Honda』っていう曲があるんですけども。高校野球でも「魔曲」って言われる……たとえば智辯和歌山の『ジョックロック』とか。

(塙宣之)ああ、習志野とかね。

(土屋伸之)チャンスの時にかかる曲。

(えのきどいちろう)「これがかかると点が入っちゃう」っていう「魔曲」って言われるような曲が何曲かあるんですけども。龍谷大平安の『怪しいボレロ』とかね。何曲かあるんですけども。都市対抗においても、普通は和光市の本田技研。都市対抗で優勝したこともある強豪チームがあるんです。入来とかがいたチームですね。そこの曲として有名なんですけども、なんとHonda熊本も魔曲と言われる『全開Honda』を繰り出して。それでものすごい追い上げて……だから最後、1点差まで行くんですよ。それで最終回、9回ツーアウト1塁、2塁。1本ヒットが出たら同点っていうところまで行くんですよ。

(えのきどいちろう)それでなんとか東京ガスが抑えて、6対5。たった1点差で勝つんですけど……その時に、Honda熊本。応援団にはチアガールとかいるんですけど、マスコットが2体、いるんです。ひとつは「からいもくん」っていう芋の形をした着ぐるみで。こいつもすごいいいヤツなんですよ。

(塙宣之)からいもくんが?

(えのきどいちろう)俺、からいもくんと何度か、一緒に記念写真撮りたいなって思ったんですけど。なんか近寄れなかったんですけども(笑)。

(えのきどいちろう)で、もう1体は熊本なんで、もちろんくまモン。くまモンが……くまモン、めちゃくちゃ応援してるわけですよ。それで最後、9回ツーアウト1塁、2塁。一打同点のシーンで最後のバッターが三振してゲームセットってなった時、くまモンが応援席の一番ホームベース寄りのところで動けなくなっている。気持ちが入りすぎて、くまモンが。

(土屋伸之)くまモンが!

(えのきどいちろう)それでくまモン、しばらく体を「く」の字に折って。しばらくくずおれた状態で……だからがっかりした時の絵文字があるじゃない? あの形になっていたくまモンがしばらくした後、バッと顔をあげて猛烈な拍手をするんです! というね、試合の熱戦も盛り上がった。それから、魔曲と言われる『全開Honda』も盛り上がった。で、何人かの人がそのくまモンの様子を動画に撮っていて。それを見て泣いちゃう人が続出しているという。これ、本当に検索してみてください。絶対に……。

試合終了後のくまモン

(塙宣之)結構、盛り上がるんですよね。

(えのきどいちろう)盛り上がる。ただ、そもそも僕なんか、会社に1回も就職したことがないので。会社の人間関係というか……チーム券っていうのをくれる時、あるんですよ。チーム券っていうのは会社員が応援する時に配るやつなんですけども。なんか気前のいい会社だと、僕みたいな全然関係ない部外者にもチーム券を出してくれたりするんですよ。すると、隣にいる人はみんなその会社の人たちなんですよ。

それでいろんな人が……OLさんだとか、それから部長さんだか課長さんだか知らないけど。いろんな人が挨拶をしていたりするみたいな空気感。「ああ、会社にいるとこんな空気なのかな?」って思いながら、そういうのを見て盛り上がることができるっていう。野球ファンとしては知らない会社、他社の……あとは他社の女性が踊っているとかね。「他社の女性が踊っているなー。俺と関係ない会社の女性が踊ってるなー」なんて言いながら盛り上がれるっていうね。

(塙宣之)なんかでも、いいですね。

(えのきどいちろう)これがまた、甲子園と違う感じでね。

(塙宣之)ちょっと団結っていうかね。みんな、一体感がありますもんね。

(えのきどいちろう)肩を組んじゃったりとか。今はコロナだからあれだけども。コロナ前だとみんなで肩を組んだりして。「俺、この会社じゃないんだけどな」って思いながら。ハイタッチをしたりとか。その感じが面白かったりするんですよね。

(塙宣之)大人の甲子園みたいな感じなんですね。

(えのきどいちろう)去年はコロナ禍で応援とかも禁止っていう感じだったんですけども。一応、バンドが復活して。応援もある程度は……制限はありながらも、復活したんですよ。だからブラスバンドはドラムセットをちゃんと入れたりするので、甲子園よりもすごくて。しかも浜松からヤマハが出てきたりするからね。ヤマハのバンドの音の分厚さとか、すげえですよ!

ヤマハのバンドの音の分厚さ

(土屋伸之)そうか。そこはやっぱり負けられないでしょうからね。ヤマハの応援団は。

(塙宣之)ホンダはバイクの音とかやらないですか? 「ブンブンブンッ!」って。

(えのきどいちろう)JR東日本とかはね、電車のを出してきたりとか。

(出水麻衣)発射音とか、「ガタンゴトン」とかですか?

(えのきどいちろう)電車の着ぐるみとか。だからもう、会社が思い思いに……ほら、忘年会でバカなことをするじゃないですか? あれをもっとダイナミックにしているみたいな感じですね。

(塙宣之)ビッグボスのノリにちょっと似ているんじゃない?

(えのきどいちろう)かもしれないですね(笑)。なんかすげえ久しぶりに都市対抗、盛り上がったんですよ。本当、くまモンを見て泣いたの、俺は人生で初めてだよ(笑)。

(土屋・出水)アハハハハハハハハッ!

(土屋伸之)その動画を見てみんな、泣いてるんですね。いいなー。

(えのきどいちろう)これ、今僕が言っているの、冗談だと思うんでしょう?

(塙宣之)準優勝だからまた泣けるんですよね。だからね。

(土屋伸之)「くまモン 東京 都市対抗」とかで出てきますかね?

(えのきどいちろう)そうですね。リスナーの方もこれ、見たら……笑っていると思うけど、見たら泣くよ?

(土屋伸之)くまモンでね。

<書き起こしおわり>

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