菅田将暉『仮面ライダーリバイス』を語る

菅田将暉『仮面ライダーリバイス』を語る 菅田将暉のオールナイトニッポン

菅田将暉さんが2021年9月6日放送のニッポン放送『菅田将暉のオールナイトニッポン』の中で『仮面ライダーW』から12年が経ったことについてトーク。当時の関係者とのLINEでのやり取りや新作『仮面ライダーリバイス』などについて話していました。

(菅田将暉)はい、9月! 9月6日が僕、菅田将暉がいわゆるテレビデビューをした日なんですよ。2009年の9月6日に『仮面ライダーW』の第一話が放送されたということで。12年経ったという。一回り、経ったんやなっていうことで。いろんな人からメッセージをいただいたりとか。番組、このラジオにもファンの方からお花をいただいたりしていまして。なかなか奇抜な……結構古参メンバーからのお花だと思うんですけども。華やかというよりかは若干怖めのお花が……(笑)。あんまりこれ、お祝いで使わへんやろ?っていうお花がいっぱいあって。ちょっと毒々しさがあってね。らしさがあってちょっと嬉しいですね。

で、そうそう。それで当時のライダーのグループLINEがいまだにあるんですけども。たまにみんなで連絡を取るんですけど。そこに昨日だったかな? 当時、『仮面ライダーW』のアシスタントプロデューサーをやっていた人、モッチー(望月卓)っていう人がいて。当時、はじめて作品の現場につくみたいな感じで。俺もはじめてお芝居をするっていう立場やったから。そういう、お互いにはじめまして同士みたいな立場でやっていたそのモッチーが「今回、12年を経てチーフプロデューサーで仮面ライダーに携わらせていただきます」って言って。ポスターがバーン!って。

で、そのモッチー企画の『仮面ライダーリバイス』っていうはじまったやつのサブタイトルのところにさ、「ヒーローと悪魔が相棒(タッグ)」って書かれていてさ。これが、胸アツなんよ。わかる? わかります?

「ヒーローと悪魔が相棒(タッグ)」

(菅田将暉)『W』にかかわっていたプロデューサーがサブタイトルに「ヒーローと悪魔が相棒」って書いてているんですよ? (スタッフの反応を見て)ええっ? 全然食らってないやん? マジで勘、悪いな(笑)。全然ピンと来てない……これは『仮面ライダーW』が好きな人はもう胸アツなわけですよ。全然ピンとも来てないやん? いや、何年やってもこれやからな……まあ、それはわかるはずもないよな。当時、僕がやった『仮面ライダーW』。俺のセリフでもあるねんけども。ファーストセリフ。1話の最初のセリフが……2人で変身するライダーで。その相方に対して「悪魔と相乗りする勇気、あるかな?」って言うんですよ。

(菅田将暉)全然「……」やんか(笑)。全然、あんなにエモいセリフを。「悪魔と相乗りする勇気、あるかな?」って。『W』、見てない? そうよね(笑)。全然見てない。まだ見てないの? もう12年、経ったよ! ラジオは5年目になるよ? フハハハハハハハハッ! まだ? もうこれは見る気、ないもんな(笑)。まあ、っていうのがあったから、『W』ファミリーとしてはモッチーがまたあの時のオマージュじゃないけども、気持ちを乗っけてやってくれてんねんなって思って。すごい嬉しくて。

で、モッチーも「『W』みたいな愛される作品を作ります!」みたいに言ってくれて。すごい胸アツやったんですよ。とか、親からもメールが来ましたね。「おめでとう!」って。「忘れもしない12年前のあの日からやな」って。親父からメールが来て。で、その時の、たぶんテレビに映った息子を撮ったであろう写真。やっぱり嬉しいやんか。「ああ、こんなに大事に撮ってくれているねんな」って。で、あともう1個が俺が生まれた時の写真やったんよ。「これはどういうことなんやろう?」って(笑)。

俺、これに関しては親父、ごめん(笑)。全然意味がわからへん。それを、さらに遡ったのかな? 生まれた時のことを……っていうことなんかな? まあ、たしかに人生の転機ではあったから。もう1個前の、生まれた瞬間の(笑)。それを送ってくれましたね。いや、嬉しいなと思いました。

で、だから新しいライダーが始まったんですよね。『仮面ライダーリバイス』。頑張ってください。一応、先輩ライダーからアドバイスさせていただこうかな。仮面ライダーの現場、たぶん今もそうかな? ポパイっていうおにぎりが朝、支給されます。まあ今、ちょっとコロナ禍やから状況が違うかもしれないですけども。お弁当ですね。

ライダーも朝早くからやるから。で、そのポパイっていうお弁当はおにぎり2個とからあげ1個。もしくはゆで卵がついているお弁当。それを君はこれから毎日食べることになります(笑)。はい、ここから毎日、1年ちょい。1年……半年ぐらいかな? 毎日食べることになります。はい。

1年間、毎日ポパイのおにぎりを食べることになる

(菅田将暉)本当にね、最初の3ヶ月はもしかしたらしんどいかもしれん。毎日、同じやから(笑)。でもたまにちまきの日があるから。おにぎりが1個。「うわっ、最高やん!」って。ちまきの日だけを楽しみにする毎日が来るかもしれないです。ただ、そこで働いているおっちゃん連中を含め、あなたはその先を1個、越えるとそのポパイがなくてはやっていけない体になっていくんで(笑)。もう、それは気持ちいいんですよ。「ああ、これや!」って。もうパーン!って脳が飛ぶ(笑)。朝のスイッチがパーン!って入るおにぎりになっていくんで。ぜひそれを楽しみにして頑張ってください(笑)。

<書き起こしおわり>

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