鈴木もぐら『キングオブコント』準決勝直前にサカゼンで衣装を買った話

鈴木もぐら『キングオブコント』準決勝直前にサカゼンで衣装を買った話 空気階段の踊り場

空気階段の鈴木もぐらさんが2021年9月6日放送のTBSラジオ『空気階段の踊り場』の中で『キングオブコント』準決勝の直前にサカゼンに衣装のシャツを買いに行った話をしていました。

(水川かたまり)だから(キングオブコント準決勝の)2日目、もぐらがちょっと衣装を買いにサカゼンに寄るって。

(鈴木もぐら)そう。いやー、危なかったのよ。あれ、本当に。

(水川かたまり)衣装が、まあ普通の白いワイシャツなんですけども。あれ、どうしたの? なくしたの?

(鈴木もぐら)いや、なくしてないんだけども。コーヒーの染みが俺、腹のところにずっとついていたの。薄くね。

(水川かたまり)ああ、そうなの? ずっと?

(鈴木もぐら)ずっと。まあ、それでもずっとやってきたから。襟のところとかも黒いし。

(水川かたまり)洗ったりはしなかったの?

(鈴木もぐら)洗っても落ちないの。襟のところとかも黒いけど。「これで行こうかな?」とも思ったんだけども。ずっとそれでやってきたから。でもまあ、なんか万が一、気になるな?って。バレちゃったら、「ちょっとなんか気になるな」ってなったら気が散るなと思って。じゃあ、買うとしたらこのタイミングかな?って思ってね、買いに行ったんですよ。それで新宿にサカゼンがあるから。

(水川かたまり)サイズは?

(鈴木もぐら)サイズは俺は5Lかな?

(水川かたまり)5Lだって? 聞いたことねえよ。

(鈴木もぐら)馴染み、ないですか?

(水川かたまり)「5L」って書いてあるの?

(鈴木もぐら)書いてあるよ。

(水川かたまり)数字の「5」に「L」って書いてあるの?

(鈴木もぐら)そう。まあ、私からしたら「まだ5Lか」っていうぐらいで。サカゼンって9Lぐらいまで売っているから。

(水川かたまり)そうなの? 9まで取り揃えているの?

(鈴木もぐら)9まで取り揃えているから。「ああ、まだ俺は真ん中ぐらいか」っていう感じですけど。ええ。それで、まあ新宿にあるから、買いに行って。もう時間がギリギリだから。結構新宿駅からサカゼンって歩くのよ。

(水川かたまり)遠いですね。新宿三丁目駅が近い?

(鈴木もぐら)新宿御苑かな? で、時間も迫っているから駅からタクシーで行ったの。もう時間がないなと思って。で、運転手さんに「すいません。サカゼンまでお願いします」っつって連れて行ってもらったんだけども。そしたらなんと新宿のサカゼンが臨時休業。季節の変わり目。夏から秋にかけての棚卸しです。それによって、なんと臨時休業していて。で、「ヤバいわ!」って思って。俺も焦っちゃって。「すいません。運転手さん、とりあえずこのまま待っていてもらっていいですか?」っつって。で、新宿のスーツ屋とか調べてさ。で、俺はもう新しいシャツを買おうと思っているから、前のコーヒーの染みがあるシャツは家に置きっぱなしなのよ。だから絶対に買っていかないと間に合わないの。

(水川かたまり)もう衣装がないと。

(鈴木もぐら)で、どこに電話してもさ、「すいません。5Lってありますかね?」「いやー、ちょっと5Lはないですね」みたいな。

(水川かたまり)やっぱりサカゼンにしか置いてないんだ。

サカゼンにしか5Lのシャツはない

(鈴木もぐら)置いてないんだよ。結局。じゃあ、もうサカゼンを探すしかないけど、渋谷のサカゼンも閉店しちゃったじゃない? ずっと僕、渋谷のサカゼンを使っていたんですけども。じゃあ、近いところで他のサカゼンってどこだ?って思ったら、馬喰町のサカゼンが一番近い。だからもうしょうがない。だから1回、大手町を通り過ぎるけども。準決勝の会場が大手町の日経ホールだったので。だから1回、通り過ぎちゃうけども、仕方ないと思って。

で、運転手さんに「馬喰町まで、すいません。お願いできました」っつって。「わかりました」って連れて行ってくれたんだけども。で、新宿から運転を始めて5分ぐらいかな? 運転手さんがさ、「ププププ……あの、フフフ(笑)。体、大きい人って大変ですね」って(笑)。どうしても、我慢ができなかったんだろうね? 俺が必死になって「サカゼンまでお願いします!」っつって「ああ、休みか……」って。

(水川かたまり)サカゼンに急用ができることなんてないもんな(笑)。

(鈴木もぐら)必死で電話をしてさ。後ろで電話しまくって。「5Lないですか? ああ、ないですか……サカゼンか……馬喰町までお願いします」なんつってたから。もうどうしても我慢ができなくなっちゃって出ちゃったんだと思うんだけども。「大変ですね」っつって。「そうなんですよ」「急用ですか。でも、どうしても必要なんですよね? 私、急ぎますんで」って。それで急いで行ってもらって。で、その人はいい人でさ。

俺が「この後、大手町に行かなきゃいけないんですよ」って言っていたから。「じゃあ、馬喰町のサカゼンで1回、降りてもらって。そこで1回、メーターを切って、終わったらまた乗せていきますよ」みたいに言ってくれてさ。「ありがとうございます!」って。それでシャツが買えて、馬喰町から大手町の日経ホールに向かったんだけども。その時も車内で運転手さんがさ、「お客さん、あれでしょう? 指揮者なんですよね、お客さん?」って(笑)。

(水川かたまり)フハハハハハハハハッ! 日経ホールはね、オーケストラとかのコンサートをやるような会場だから(笑)。

「お客さん、指揮者なんですよね?」

(鈴木もぐら)そう(笑)。で、太ったヒゲのおじさんだからさ。もう指揮者にしか見えなかったんだろうね。俺は「いや、違うんですよ」って。言わなかったけども「指揮者ではないんですよ。指揮者ではないんですけど……」って。もうずっと、日経ホールに着くまで「本当は指揮者なんですよね?」って(笑)。

(水川かたまり)指揮者だったら指揮者だって言うよ(笑)。

(鈴木もぐら)「頑張ってくださいね!」って送ってもらってなんとか間に合ったっていう。よかったですよ。でも、あなたもね、すごい快挙ですよ。

(水川かたまり)なにが?

(鈴木もぐら)だってまず、独身で決勝に行っているでしょう?

(水川かたまり)行ってます。

(鈴木もぐら)で、結婚して決勝に行ったでしょう? で、バツイチで決勝に行ってますから。

(水川かたまり)マジで谷亮子みたいだな。だから独身で9位。結婚で3位。バツイチで1位だっ!

(鈴木もぐら)フフフ(笑)。もういっつも戸籍が違うわけだからね(笑)。

(水川かたまり)年々、戸籍が更新されているからね(笑)。

独身で9位。結婚で3位。バツイチで1位?

<書き起こしおわり>

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