鈴木もぐら フィリピン・マニラの床屋でおまかせ散髪した話

鈴木もぐら フィリピン・マニラの床屋でおまかせ散髪した話 空気階段の踊り場

鈴木もぐらさんが2024年2月26日放送のTBSラジオ『空気階段の踊り場』の中でフィリピン・マニラに1人旅行に行った際の模様を紹介。現地の床屋さんに行っておまかせで散髪した話をしていました。

(水川かたまり)(もぐらの髪型を見て)変な髪型だな!

(鈴木もぐら)ええっ? 結構評判、いいけどね? フィリピンで、評判がよかったけどね。「ナーイス!」みたいにめっちゃ言われたからね。俺。

(水川かたまり)なに、それ?(笑)。「ナイス」って言われたの?

(鈴木もぐら)言われましたよ。

(水川かたまり)あんまり旅行に行って髪を切るやつ、いないって?

(鈴木もぐら)いや、旅行の醍醐味は髪でしょう? いや、でも最高でしたよ。フィリピンね。

(中略)

(鈴木もぐら)フィリピンのね、カジノでスモールボールになったところで話は終わっていたと思うんですけど。で、部屋に帰ったのが朝6時ぐらいで。やっぱりちゃんと街を回りたいから。でも「友達・知り合いがいないと危ない」みたいなのをめっちゃ言われたからさ。「誰かいるかな?」と思ったら私、ピンと来まして。なんと今、住みます芸人。フィリピンにもいるんです。

(水川かたまり)えっ、誰?

(鈴木もぐら)それが俺がカラオケバーの時に一緒に働いてた、堀越さん。ほりっこしさんっていう、元真心下心の堀越さんがいらっしゃるっていう。で、「そうだ。堀越さんがいるじゃん!」っていうことで。送ったのよ。「もぐらです。今、マニラにいまして。よろしかったらちょっと街とか、一緒に巡りたいんですけど。お会いできませんか?」みたいに送ったんだけど。朝も早いし返信はなくて。で、だいたい昼ぐらいに起きたの。1時ぐらいに起きて携帯を見たんだけど。やっぱりなにも……既読もついてなくて。でも1日、このまま潰すのもちょっと嫌だなと思って。だから「もう、行っちゃう!」と思って。

(水川かたまり)「1人で絶対に行く」って言われてただろ?(笑)。

(鈴木もぐら)でも「昼は比較的、たぶん安全だろう」みたいな感じのノリでもあるのよ。それで、調べたらバクラランっていう市場。すごいブワーッと人がいて、店が並んでいるところが近くにあるから、そこに行こうっていうことで。バクラランまで行って。目的は散歩と、あとは床屋さんで髪を切ることね。

(水川かたまり)髪を切るのは当初の目的に入っていたんだ?

(鈴木もぐら)そうそう。現地の感じ、味わいたいから。「髪を切る」っていう。そしたら、床屋さんの看板がないわけよ。あのグルグル回ってるやつが。

(水川かたまり)いわゆるバーバーの。あれ、万国共通なのかな?

(鈴木もぐら)たぶん、そうでしょう? で、「Excuse me. Hair cut please. Hair cut shop. I want to go to hair cut shop.」みたいに言ったら「Go straight.」みたいな感じで教えてくれるんだけど。もうずっと、まっすぐ行っても全然ないわけ。でも、聞くたびに「Go straight.」って。かなり、本当に30分ぐらい歩いて。

(水川かたまり)そんなに?(笑)。

(鈴木もぐら)めっちゃ、すげえ長えから。で、途中ね、Go straightなんだけどもなんか道なりのカーブみたいのもあって。それで行って、ようやくあったのよ。あの床屋さんの白赤青の回るやつが。「あった!」って思って行ったら、その床屋さんの隣の屋台のおっさんと、あとその床屋さん働いてる兄ちゃんとかがもうベンチでめっちゃ、ふんぞり返りながら2人でめっちゃ笑ってるわけ。そこに「Please! Hair cut, please. OK?」みたいに行ったら「No. Close.」って。で、パッと見たら本当にちょっとだけ、シャッターを閉めているのよ。「Close?」「Close, close.」って。でも、こんなに歩いてきたのにクローズかよ!って思って。そこで俺が(大げさに)「Close!? Oh, nooooo… No! Close!?」ってやって。そしたらもう、めっちゃウケて。

(水川かたまり)めっちゃウケたんだ(笑)。

(鈴木もぐら)「フハハハハハハハハッ!」みたいになって。「OK, OK」ってなって。「ここをまっすぐ行って、右に行ったらもう1軒、あるから」って言われて。

(水川かたまり)開けてくれはしないんだ(笑)。

めっちゃウケるが店は開けてくれない

(鈴木もぐら)教えてくれて。それで奥に行ったらあってさ。「Excuse me. Hair cut, OK?」「OK, OK. Hairstyle?」みたいな。「どんな髪型がいいんだ?」って聞かれたから。俺もよくわからないし。とりあえずそんなに切らないでくれ、みたいな。「Long, long, long.」みたいなことを言って。あとは「Up to you.」みたいな。おまかせだと。で、「OK」ってなって。で、もう座ったらいきなりバリカンでサイドを。「ええっ?」って。もう、急によ? 「あれ? 俺、ロングって言ったよ?」って思って。でも「ヴィーン!」ってなって。で、店内を見たらヘアスタイルがブワーッと貼ってあるんだけども。全部サイドがないのよ。

(水川かたまり)サイドはデフォルトなんだ(笑)。

(鈴木もぐら)デフォルトなのよ。サイドない店で「おまかせ」って言ったら、そりゃサイドはなくなるだろう、みたいな感じで。「ヴィーン!」ってバリカンでやったりして。でも、それも気持ちいいのよ。バリカンでずっとやられるのも。それで寝ちゃって。

(水川かたまり)す、すごいな!(笑)。フィリピンに1人旅行で行って、床屋さんに入って寝ちゃうんだ?(笑)。

(鈴木もぐら)気持ちよくなっちゃって。それで、起こされて。で、「できたぞ」って言われて。「Hairstyle, OK?」っつったら「OK, OK.」って。そしたら俺が寝ている間に地元のおっちゃんが待っていたんだけども。そのおっちゃんが俺の髪型を見て「Very nice!」って(笑)。

(水川かたまり)「最高じゃねえか!」って?

(鈴木もぐら)「ナーイス!」って言われて。それで切ってもらって。「ありがとうございました」っつって出たんだけど。

地元のおっちゃんにも「ナイス!」と言われる

<書き起こしおわり>

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