オードリー若林 南原清隆との佐渡・世阿弥の足跡を巡る旅行計画を語る

オードリー若林 南原清隆との佐渡・世阿弥の足跡を巡る旅行計画を語る オードリーのオールナイトニッポン

(若林正恭)俺もその世阿弥が佐渡に行ってからのことでえらいテンションが上がっていたけども。「この本の話で盛り上がるとこれ、狂言が始まるな……プレゼントをしない方がよかったか? でも、テンションであげちゃったな……」って。鑑の後ろで「へー! ほー!」って。もうかなり南原さんが食いついているのよ。

(春日俊彰)もう、間に合わないよ。今からさ、鑑の向こうに行って「ちょっとあの……返してください」とは(笑)。それは無理だからね(笑)。もう、それは腹をくくらなきゃ。そういう流れなのよ、もうね。

(若林正恭)それでね、その本をお渡しさせていただいてから、南原さん、いろんな漫画とかをすごい読むから。いろんな……「俺はゆっくり本を読むタイプだ」っておっしゃっていたんだけども。1週間後に会ったら「いやー、若林。面白いわ。まだ最初の方だけど。それで若林……白い足袋、買っておくわ」って。

(春日俊彰)いいねえ!

(若林正恭)「いや、絵馬に書いたじゃないですか」っつって。

(春日俊彰)1回、願いが叶ったんだけどね。

(若林正恭)「いや、僕はちょっと足袋がどうも無理で……」って。

(春日俊彰)どういうことよ? 聞いたことがないよ、そんなの。

(若林正恭)「敏感肌で……」っつって。「大丈夫、大丈夫。合う足袋、かならずあるから。足袋だけ買っておくわ」「いやー、見る専門で……」って(笑)。

(春日俊彰)ああ、近づいているね。

(若林正恭)とか言っていたら……それで俺がその絵馬にね、「狂言のお誘いを傷つけずに断れるように」って書いた時によ? 「南原さん、佐渡って行ったことあるんですか?」「いや、ないのよ。行きたいなって思っているのよ」「僕、この本を読んでから佐渡の世阿弥のことをすごいネットで調べているんですけども。世阿弥がかぶったであろう面が残っているらしいですよ?」なんて言ったらえらい食いついちゃって。

「えっ、世阿弥がつけたやつが?」って。それで俺、話をずらすために「あの面って司会とか、広いんですか?」とか……その話を佐渡からずらさないと(笑)。とかっていう話になっていて。で、今で言うネタを考えるみたいな……「世阿弥が座ってネタを考えていた石が残っていたりするらしいですよ?」「マジで!?」って。それで南原さんが「若林さ、旅行行こうよ。佐渡」って。

(春日俊彰)いいねえ!

(若林正恭)で、これは俺、行きたいのよ。南原さんと佐渡に2人で旅行なんて……。

(春日俊彰)いや、すごいことだよ。お互いにね、若林さんの興味のあることでもあるしね。

「若林さ、旅行行こうよ。佐渡」

(若林正恭)で、そのお寺とかが残っているの。まあ、幽閉じゃないけども、世阿弥が住んでいたっていう。で、南原さんは物知りだから、たぶんすごい説明してくれると思うし、旅自体が絶対に楽しそうじゃん? 南原さんと2人の旅って。で、「えっ、行きたいっす!」って言ったの。それで「行こうよ、佐渡!」ってなって。で、Vが始まったら「これはマズいことになったな……」って思って。

(春日俊彰)なにがマズいのよ? それはいいじゃないのよ?

(若林正恭)行きたいのよ、佐渡は。南原さんと。

(春日俊彰)佐渡行って、見て回るっていう。

(若林正恭)だけど、佐渡に行って世阿弥の足跡を2人でたどるわけじゃん? そしたら、もうその先にあるのは狂言だろ?

(春日俊彰)まあ、そうだね。

(若林正恭)ダブルミーニングで(笑)。

(春日俊彰)たしかに、うん。狂言だね。たしかにそれで「ああ、よかったね」では終わらないよ。

(若林正恭)だって佐渡に行って散々世阿弥の足跡をたどって「ああ、面白かったな」「すごい楽しかったですね」っていうフェリーの帰り道によ、「若林、やるか?」って言われて「いやー、やらないっす」って言うやつは、おかしいだろ?

(春日俊彰)たしかにね。うん。まあ、そうだね。固められちゃうな。

(若林正恭)で、Vが終わってCMに行ったわけ。そしたら南原さんが「ああ、でもそうか。お前、あれだな。若林は土曜の夜、ラジオだもんな。俺、ほら、月金が『ヒルナンデス』じゃん? だから旅行ってご時世が収まったとしても土日しかいけないのよ。ダメか……」って言っていて「よっしゃーっ!」って思って。

(春日俊彰)ああ、ちょっと無理か。残念だなー。

(若林正恭)でも、今日のこの話。ずっと俺が南原さんとしゃべりながら思っているのが「おい、言っただろ? 春日、入ってこいや!」って思って。

(春日俊彰)いやいや、それはもう、無理よ。

(若林正恭)だから、言ったじゃん? 「若林はコント、本当に下手なんですよ。できるわけないですよ。狂言なんて」って入ってこいや! 俺、ずっと思っている。

(春日俊彰)いや、それは無理よ。

(若林正恭)お前、このCM中に何回も入ってこれたろ? 「すいません。若林は漫才しかできないんですよ、こいつ。コントが下手で。大変なんすよ」ってお前が入ってくればいいんだよ。

(春日俊彰)それはもう、無理よ。急に入ってくるのは。

(若林正恭)でも「土曜……そうか。ラジオだから無理か」って。それで俺、「しゃーっ!」って思って。

(春日俊彰)仕方ないよな。どうにもならないよな。

(若林正恭)「でも、あれか!」って南原さんが……「もし、ロケで行けたら、行けるな!」って。

(春日俊彰)なるへそ。そうか。『ヒルナンデス』のロケとかで。

「ロケでなら、行けるな!」

(若林正恭)なんかこう、休みのイベントで……「これはマズいことになったぞ……」って思って。これ、もしよ? もし、『ヒルナンデス』で……まあ一緒にどなたか、みんなで行くかもしれないけど。佐渡に世阿弥の……ほら、佐渡って美味しいものとかいっぱいあるから。佐渡で辿るってなった場合の、そのロケの先にあるものは、もう狂言だろ? これ、ダブルミーニングで。

(春日俊彰)まあ、でもそうだろうね。

(若林正恭)最後にさ、若ちゃんとナンちゃんが……ナンちゃん、書き下ろしてくるわ。

(春日俊彰)「ちょっと、やってみよう」って。

(若林正恭)で、「やってみよう」って。面をつけてさ。

(春日俊彰)佐渡には舞台もあるわけだもんね?

(若林正恭)あるわけよ。

(春日俊彰)そうか。エンディングはそれだろうな。じゃないと、まとまりが悪いもん。ねえ。日帰りかもしれないけど、朝から行ってさ、佐渡を見てさ、「よかったね」じゃあロケとしてね。

(若林正恭)それで俺も「ロケなんて申し訳ないですよ、南原さんと2人のロケなんて。滅相もないですよ」って言いながら。「いやいや、ちょっとなんか、ありえるんじゃないか?」みたいな話をしてその日の『ヒルナンデス』は終わったのよ。で、帰りにピンマイクを取っていたら阿佐ヶ谷姉妹の2人がスッと近づいてきて。「いやー、若林さん。CM中にね、南原さんと若林さんが狂言の話をしてる時の春日さんの気配の消し方。あれ、プロですね」って。

(春日俊彰)そんなところ、見てたの?(笑)。後ろから? たしかにね。

(若林正恭)「もう、あれは忍びですよ」って。いやいや、違うんだよ。入ってこいや!って言ってんの!

(春日俊彰)フフフ(笑)。

<書き起こしおわり>

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