オードリー春日さんが2021年12月4日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で埼玉西武ライオンズのファン感謝祭に仕事で出演した際の模様をトーク。イベントの最後に行われた松坂大輔選手の引退セレモニーにイチローさんがサプライズ登場した際の衝撃を話していました。
(春日俊彰)今日ね、昼間、埼玉西武ライオンズのファン感謝祭。ファンイベントの『LIONS THANKS FESTA 2021』っていうのに呼んでいただいてさ、出させてもらったんですよ。初めて。
(若林正恭)初めてだったんだ。
(春日俊彰)そう。ライオンズの試合前のイベント、始球式とか、対決とかさ、そういうイベントは何回かやらせてもらったことがあるんだけど。そのファン感謝祭っていうのに呼んでもらったことはないんですよ。で、そもそも「行こうかな」と思っていたぐらい。普通に見に行こうかなと思っていたぐらいだったから、本当にありがたいなと思って。だからレギュラーシーズンと違ってさ、選手たちがいろいろこうリラックスした感じで。いろんなこうトークショーやらなんやらかんやら、やったりするやつだから。またちょっと違うわけですよ。会場の雰囲気……今はちょっと声が出せないからあれだけどね。みんな、ちょっと和やかな雰囲気というか。場がピリピリしてない感じ。
(若林正恭)試合じゃないから。
(春日俊彰)そうなったりするんですよ。そのイベント、もう昼間からやっていて。出してもらったのは私と、あさりどの堀口さん。もうずっとライオンズチャンネルとかのレポーターをやられていて。長くやってらっしゃるのよ。で、堀口さんと私と、あとは中川家の礼二さんね。礼二さんもライオンズファンなのよ。で、『ヒルナンデス』で聞いたことがあるんだよね。「なんでなんですか?」って。関西の方だから、普通は阪神とかオリックスとかじゃない? そしたら、たしかその鉄道……西武鉄道から入って、みたいな。電車がお好きじゃない?
で、なんかいろいろ縁があって応援しているみたいな感じで。で、礼二さんもライオンズのイベントとか、よく出られたりとかされているので。そこでは初めてというかさ、あんまり……私もだいたいイベントをやる時は1人だからさ。誰かと一緒にやる。ライオンズ好きの芸人の先輩とやるっていう。で、お客さんもライオンズのことが好きで、みたいな。だからもう、好きなことに呼んでいただいてやれるって、楽しいじゃない? それで、楽しみにして行ったんですよ。
そしたら、もう結構長いの。11時半ぐらいから始まって、終わりが16時半ぐらい。5時間かぐらい、やるんだけど。結構やることがいっぱいあって。トークショーがあったり、選手たちが会場、球場のグルメを……カレーやらなんやら食べてさ。食レポ対決みたいなのをやったりとか。まあまあ、ちょっとバラエティっぽい感じのイベントたくさんあるのよ。それで結構、数も多かったり。時間、タイムスケジュールがすごいしっかり決まってるの。で、始まる前に前室みたいなところで私とか礼二さん、堀口さんとかがいて。スタッフさんもたくさんいるのよ。それで打ち合わせね。台本もしっかり書いてあるわけ。セリフとか、説明を誰がやるとか、どうするこうするって。
それを読み合わせるのを結構長い時間かけてやって。現場監督みたいな……監督? ディレクターさんというか。現場を仕切る一番の最前の人みたいな方。いくつぐらいかな? 50過ぎぐらいのベテランの感じのおじさまですよ。真面目そうな感じの。「現場の○○です。今日はよろしく願います。不手際あると思いますが……」って言われて。「いやいやいや……」なんてやりながら、打ち合わせをしまして。
で、オープニングでみんな全員、出て。最初のコーナーでトークショーがあったわけ。選手が5人ぐらいかな? それで私と、あと岡田選手っていうキャッチャーのね、すごい明るい……だからチームのムードメイカー。みんないじられたりする。でも、しゃべりも結構達者な選手がいて。その岡田選手がMC。私が賑やかしみたいな感じで行かせてもらって。あと選手が5人ぐらいいるっていう。で、よくバラエティであるボタンを押して「○人」みたいに出るやつ、あるじゃん? 「5人中、○人」みたいな。トータライザーか。で、質問をして。「誰が押したの?」みたいなやつ。よくあるやつをやったのよ。それが最初のコーナーね。12時前ぐらいかな? 11時半ぐらいからオープニングがあって、1発目のコーナー。それでね、岡田選手が「こんなの、初めてだ。自分はムードメイカーだけど、司会なんてやったことがない」っていう。
そりゃあ、ないじゃん。そんなの、やることなんて。「MC、初めてなんで。すごい緊張するんで春日さん、お願いします」「いやいや、私はただの賑やかしで。全然大丈夫だと思うんでね」なんて言って。岡田選手、結構緊張されてたのよ。で、マウンドののちょっと後ぐらいかな? バックスクリーンの方を正面にして、3段ぐらいのひな壇が作られて。そこでもう、やるんですよ。全部のトークショーを。で、そこに上がってさ、やって。
岡田選手が「誰が押したの? ○○コーナー!」みたいなガナリをね、やったのよ。そこで結構パーンってさ、本当にあるじゃん? バラエティのきれいな、聞きやすいガナリ。勢いがつくやつ。それが、よかったからさ。「いや、すごいっすね。きれいにパツンと一発目、決まりましたね!」なんて私が言ったのよね。で、現場監督が目の前に座っているから、パッと見たらさ、もう手をグルグルに回してるのよ。
(若林正恭)巻きが出てるの?
いきなり巻きを入れる現場監督
(春日俊彰)もう巻きが出てるのよ。タイトルコールで(笑)。それにしても早いなって。でも、打ち合わせで言っていたの。「いろんなコーナーがたくさんあるんで、結構タイムスケジュールしっかりと行かせてもらうんで。巻きを入れさせていただくこともあると思いますけれども。その点、ご了承ください」みたいな。「いや、もう全然、出してください」って言ってたんだけど。それにしても、いきなり出てるのよね。ほいでさ、ちょっと「うっ」ってなるじゃん? で、岡田選手にもちょっと緊張感が走るじゃないですか。ちょっと、たぶんなったと思うんだけど。で、「まあまあ、行きましょうよ」なんて言って。よくある質問ですよね。
「生まれ変わっても野球選手になりたいか」とか。「この中で一番モテるのは誰」とか。よくある質問をしていって。で、まあ結構盛り上がったのよ。その時間が20分ぐらいだったのかな? タイムスケジュールは20分ぐらいになってていて。いろいろ質問していたら、20分ギリギリぐらいになっちゃって。で、最後だいたいそういうのってさ、各選手に来年の抱負とか、目標とかを聞いて終わったりするじゃない? で、台本的にもそうなっていたのね。それで「これ、なかなか聞く時間はなさそうだな」みたいな。
「あと○○分」とか出てたりしてて。「全員に聞く時間はなさそうだな」とかちょっと思っててさ。でもまあ、私が聞くのじゃないからさ。「どうするのかな?」と思ってたら、その現場監督のおじさんがもう直接声で。ホワイトボードみたいなものを持って、カンペンみたいな感じで書くやつもあったんだけども、もう直接声でさ、「それ、もう全部すっ飛ばして。それぞれに聞くのをもうすっ飛ばして。最後、岡田選手と春日さん、お互いに褒め合って終わりましょう!」って。
(若林正恭)声で?
(春日俊彰)そう。声で。「う、うん? ほ、褒め合って?」「このトークコーナーの出来とか、司会ぶりとか、お互いに褒め合って終わりましょう!」って。そんな終わり方、ないじゃん? 選手が5人ぐらいいるのにさ、2人で褒め合うなんて。でも、出ているから。言っているから。「いやー、岡田選手。よかったですよ、司会がね。それぞれ適度にいじりながら……」「いやー、春日さんがいてくれたおかげでね、盛り上がったんでね」って。なんか本当に2人で褒め合ってさ(笑)。
(若林正恭)ちゃんとやったんだ(笑)。
(春日俊彰)だって監督が言っているんだもん。巻きを出しながら「褒め合って! 褒め合って!」って言っているからさ。「ねえ! よかったっすねー! と、いったわけで……」っつってさ(笑)。それで最初のコーナーは終わってね。まあ、そのバラエティ番組とかじゃないからさ。イベントのやり方があるから、まあそうなんだろうけど……って。で、控え室に戻ってきてさ、チャンアライ。アライマネージャーに「あれ、見てた?」っつったら「ああ、見ていました」。「最後、変だよね?」っつって(笑)。「はい」「なんだろうね? あれ、時間がなかったんだろうね。もう最初から、巻きが出てたからね。タイトルコールで」「ああ、そうですか」って。
まあ、公式戦のイベントだったら分かるのよ。公式戦の試合前のイベントとかだったら、もう試合時間って決まってるじゃない? 「18時プレイボール」とかだったりするからさ、その○分前とかに始球式とかあったりするわけですよね。そうすると、やっぱり試合時間って遅らせられないからさ。公式で出してるから。だから私も始球式とかやる時、マウンドにゆっくり歩いたりするんだけど、結構ドキドキしてるんですよ(笑)。
(若林正恭)ああ、たしかにね!
(春日俊彰)あれ、そんなことのために試合を遅らせるなんて……。
(若林正恭)野球を見たい熱はすごいからね。スタジアムの。
(春日俊彰)すごいし。公式戦で選手たちもいるしね。そんなんで絶対に……で、幸いにも遅れたことはないんだけど。ドキドキながら行って投げて、ドキドキしながらゆっくり帰ってきてるんですよ(笑)。で、公式戦ならわかるけど、ファンイベントだからね。ちょっとぐらい、盛り上がって……それで盛り上がって、膨らんだりするじゃない? 「そしたらそれでいいんじゃないのかね」ってねマネージャーのチャンアライと話しててさ。
「まあ、そうですけど……でも、たくさん数があるから。ひとつが押すとどんどんどんどん、この全部が遅れていっちゃったりするじゃないですかね?」「ああ、そうなのかな」なんて言っていて。で、どんどんコーナーが進んでいってさ。で、私が次に出るのは2時間後ぐらいだったんだけど。クイズ大会っつって、全選手が出るイベントの一番のメインのコーナーで。クイズ大会、全選手が参加してで。私とか礼二さんとか堀口さんも全員、出て。みんなでやるみたいな、メインの一番デカいコーナーをやったのよ。その時点で、たしかに全然もうぴったりぐらいで行ってるの。時間が。その時点で3時間ぐらい経っているんだけども。もういくつもコーナーがあったんだけど、ぴったりぐらいで行っているの。
「うわっ、すごいね!」なんて。でも、なんかまあ、やりたいというか。春日っぽい感じを出したいからさ。そのステージに出る時とかもちょっとゆっくりね。さっきよりもゆっくり歩いてたらもう……巻きが(笑)。「!!!」ってなって。それで「うん……」とか言いながら、ちょっと早足ぐらいの感じでやって(笑)。
(若林正恭)それはでも、貫いてほしいけどね。
(春日俊彰)それでやって、ステージ上に立って。それで「今からナントカバトル、クイズ大会!」なんてなって。「わーっ!」みたいななってさ。で、堀口さんが仕切りで。私と礼二さんはサポートっていうか、チームのメンバーの紹介とかさ。「白チーム、誰々」「クロチーム、誰々」みたいなのを賑やかしみたいな感じでやっていたのよ。で、我々が立っていて、選手たちがバーッと横にいて。それでその現場監督みたいな人が目の前に座ってるわけですよ。で、いろいろやるじゃない? 「意気込みは」とか「答えは○○で」とかやってるんだけど、私がオープニングに出た時よりもその現場監督の人が、たぶんもう体があったまってるんだろうね? 最初にやったボタンを押すコーナーよりももう、全然入ってくるのよ。
(若林正恭)言葉で言うんだ?
(春日俊彰)言葉で。もうボードは下に置いちゃっている。ボードなんか一切使ってないよ。堀口さんに「意気込み、行きましょう。意気込み。○の方に行って、聞きましょう。はい、はいっ!」みたいな(笑)。
(若林正恭)それはちゃんと、拾われていないのね?
直接言葉で指示する現場監督
(春日俊彰)マイクには入ってない。我々。私、堀口さん、礼二さんには聞こえている。場内の人には聞こえてない。メットライフドーム、広いしね。「聞いちゃいましょう。はい!」って。○×クイズ、○と×があって、みんなで移動していくから。「あ、×の方はいいや、聞かなくて。×の方は時間ないんで、いいです! ○の方だけ」って。でも、変じゃん? それ。でも、言われているから堀口さんも「じゃあ、○の人。×の人はまあ、大丈夫です。答えは……○!」とかってなって(笑)。まだ、それはいいんだけどさ。聞く人のとかはいいんだけども。でも、もう最終的にはセリフを……なんかもう、「こう言え」みたいな感じで言ってくるぐらいになっていて。もう巻いているのかな?
(若林正恭)「褒め合え」もそうだもんね。
(春日俊彰)なんか「クラゲを漢字で書くと、どう書く?」みたいな。で、決勝みたいなので3チームぐらいいてさ。正解は「海月」じゃないですか。で、真ん中のチームが「海毛」って書いたの。そんなの、バンッて出した時に全員……もちろん堀口さんも私も礼二さんも気付くじゃん? 「変だな」って。で、「海月」って最初に出したチームが一番こっちの手前。MC側のチームが出したから、それをいじってたのよ。で、2番目が「海毛」だったわけ。もうそんなの、絶対いじるじゃない?
(若林正恭)もちろん。
(春日俊彰)もちろん、堀口さんもわかっているけども。もう「海月」をいじっている時点で「海に毛だ! 変だよねー!」って(笑)。「海に毛は変ですよね! 変だよね? クラゲだから『毛(ゲ)』って読むのかな?」って(笑)。
(若林正恭)嫌だなー。その後に言うの(笑)。
(春日俊彰)でもやっぱり堀口さん、言っていたよ。「『海毛』は変ですよね! クラゲ……『毛』だ?」って。で、その次のチームは「海桜」かなんかで。で、「海毛」をいじっている時点で「桜ってなんだ? なんだろうね?」って(笑)。で、我々、礼二さんと2人で笑っちゃってさ。「この人にマイクを渡したらいいんじゃないか?」って。もう2人で後ろ向いて笑っちゃっていて(笑)。まあまあ、面白いんだけど。「『海桜』ってなんだ?」って。
堀口さんも言っていたけどね。で、やっていたらやっぱり巻きがガンガンに出てさ。それでさ、盛り上がっちゃったのかな? わかんないけども。時間のあれで早めにね、入れた方が考える時間とか、空けないですぐにいじれたりするからっていうので。まあ、動機はわからんけども、そんな感じで……(笑)。まあ、そのクイズコーナーも無事にね、終わって。そしたら、楽屋に帰ったらやっぱり時間通りっていうか、結構巻いてたの。
(若林正恭)巻いていたんだ。
(春日俊彰)巻いてたのよ。「いや、すげえ巻いてんじゃねえかよ! 逆に。もうちょっとゆったりできたんじゃないのか?」って。
(若林正恭)そこまでそこまで言われるなら、ちょい押しぐらいじゃないと納得できないよね。
(春日俊彰)だからとんでもない押し方をして……あんまりないじゃん? 時間が。で、そのコーナーが結構、1時間ぐらいあったのかな? だから時間の感覚がわからなくなって。20分ぐらいだったら分かるじゃん? 「今、○分ぐらいだな」って。で、結構盛り上がってワーッて、平均台の上がるとか動きもあったりとかしたから、分かんなくて。「どれぐらいかな?」って思ったら結構、5分10分ぐらい巻いていてさ。「ああ、巻いていたんだったら、もうちょっと絡みとかもあってもよかったんじゃないかな?」なんて思ってさ。チャンアライと話していて。で、ひとしきり春日が出るところはもう全部終わってね。その後は松坂選手の引退セレモニーになったんですよ。
(若林正恭)はいはいはい。
(春日俊彰)で、もう雰囲気は一変して。もう本当、満席。ファンフェスタっていうのもそうだし、松坂選手の引退セレモニー目的で……やっぱり聞いたら、もう完売で。抽選になって、私の友人が抽選で落ちたとかね。見に行きたかったのに。それぐらい、もう今のこのご時世でのチケット販売数も全部完売するぐらいになっていて。で、松坂選手が出てきてさ。マウンドのところで挨拶をされて。そしたら「いろんな方からのビデオメッセージがあります」ってなって。後ろのLビジョンにね、バッと。横浜時代の監督さんなのかな? とか、王さんとかさ、原監督とかさ。
(若林正恭)すごいね。空気がすごそう。
(春日俊彰)すごいよ。「大輔!」なんつって。工藤さんとか、江川さん。江川さん、よかったね。「平成の怪物にね、昭和の怪物が一言、送らせてもらいます」みたいな。みんな、声は出せないから、ハリセンみたいなのを配られていて。バタバタバタバタッみたいな感じでね盛り上がって。ワーッてなって。で、花束贈呈ってなって。松坂選手の同級生? 同い年なのかな? 妻夫木さんがさ、親交があるんだろうね。マウンド上で渡してさ、一言話して。それからその後、東尾さん。東尾修監督ね。ルーキーの時に監督だった東尾さんがバッと出てきて。
で、また東尾さん、盛り上げ方が上手いんだよね。「皆さん、聞いてください。場内の西武ファンの皆さん! やっぱり帰ってくる時はね、ライオンズのユニフォームで帰ってきてほしいですよね?」なんて言って。みんな、バタバタバタバタッ!ってなるじゃん? 松坂選手も「いや、それは自分では決められないですけどね。またライオンズに帰ってこれるようにいろいろ勉強して、大きくなって帰ってきます」なんて言って。ワーッ!って盛り上がってさ。それで、感動もあって。それを私、ラーメン食いながら見てたんだけど(笑)。
(若林正恭)なんでラーメン食ってるのよ?
(春日俊彰)裏で。一蘭が来ていたからさ。松坂選手が好きだからっていうので、一蘭が出張で来てたのよ。松坂カスタムみたいな感じのラーメンをチャンアライと2人でさ、「替え玉はどうする?」とか言いながらさ、食べながら見ててさ。
(若林正恭)もっとしんみりしろよ(笑)。
一蘭ラーメンを食べながらセレモニーを見る
(春日俊彰)すごいな!」なんて言っていて。で、選手がバーッと出てきて並んで。監督のご挨拶があったり。選手会長の髙橋光成選手の挨拶があって。最後は一本締め。「来年も頑張ります。よーっ、バンッ!」っつってワーッと盛り上がって。それで最後。もう全部が終わりです。で、松坂選手が場内を1周して、お別れの挨拶をさせていただきますなんつって。それで1周して、私も写真とか撮ったりとかして。窓に近づいてね。で、終わって。「ああ、終わったね」なんて言ってたら、「少々お待ちください」みたいな感じになったの。松坂選手がベンチにはけようとしたら。「いや、まだあります。後ろのビジョンをご覧ください」なんつって。バーン!ってビジョンが出て。もう全部が終わってさ。
「えっ、なに?」ってなるわけ。もう散々盛り上がって。「何を見るの?」ってなったらバンッてビジョンが映ってさ。イチロー選手がさ、「大輔!」って。それで場内、バタバタバタバタッ!って。マリナーズかなんかのユニフォームを着ていたのかな? ワンショットで「引退でかける言葉が思い浮かばない。なのでこういうやり方しかできないけど、許せ、大輔!」みたいに言って。それで終わったのよ。それで「えっ?」ってなってさ。なんか途中で。「えっ、なにこれ?」みたいになって。そしたら、逆サイドのベンチからさ、イチロー選手がスーツで花束持ってバーッて出てきてさ。ブワーッ!って。もうとんでもない盛り上がり。私も本当にあるんだなって思ったけどさ。漫画みたいな話だけどさ。ラーメンを吹き出してさ(笑)。
(若林正恭)だって、かなり近いところにいるんだもんね?
(春日俊彰)かなり。で、もう全く知らないから。まず、イチロー選手のVでもう「うわーっ!」ってなって。チャンアライと「うわっ、すごい! イチロー選手だ!」って言って。で、変なところで終わったから「なに、これ? イチロー、なに?」って思ったのよ。
(若林正恭)だからすごい演出。そのままストレートに引っかかってるんだね。
(春日俊彰)ストレート。「なに、これ? よくわかんねえな」って。
(若林正恭)演出はそれを求めているんだもんね。
(春日俊彰)よくわかんないなって後ろのチャンアライに振り返ろうとした瞬間ぐらいよ。ブワーッと出てきて。ラーメンを吹き出してさ(笑)。めちゃくちゃカッコよかったよ。で、もうすぐに渡して。なんか一言二言、言って。バーッと帰っていってさ。だからそのための巻きだったのよ。ずっと。
(若林正恭)なるほどね。押せないからだ。
(春日俊彰)そういうことよ(笑)。
イチロー、サプライズ登場
<書き起こしおわり>