オードリー若林さんが2021年4月17日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で多忙なスケジュールの中でのストレス解消のために高い買い物をしようとした話を紹介。しかし、ほしいものが何もなく、孤独感を感じた話をしていました。
【オードリーのオールナイトニッポン】お聴きいただきありがとうございました!
次回、4月24日(土)25時からの放送は #ミラクルひかる さんがゲストです!
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— オードリーのオールナイトニッポン (@annkw5tyb) April 17, 2021
(若林正恭)さっきも話たけども。2、3週間、なんかちょっと忙しくて。ちょっともうキツいなって思っていて。「キツいな」っていうか「メンタル的にもう無理」って感じなんですよ。「もう無理だな。もう無理だ……」と思いながらも仕事で。まあ、そんなことはずっとそうなわけで。なんていうの? 4月とか、9月とかはそんな感じなんですけど。
(春日俊彰)重なる時はね、大変ですよ。
(若林正恭)やっぱり年齢なのか、1個1個のそのハードルが高かったりすることを跳ね返すメンタルがね、ちょっとなんか……体力はもちろんのこと、メンタルもやっぱり強いんだな。若い時の方が。気にしたことないもんね。心は。正直。で、その時は自分は「強い」なんて思ってもいないけれども。やっぱりあれ、エネルギーあるな。若い時はな。やっぱりな。それで、まあ今日の朝ね。ちょっと時間が空いて。お台場のダイバーシティーの屋上でたまにね……「生意気だな」って言われるかもしれないけど、タリーズのロイヤルミルクティーを飲みながら景色を眺めるっていうのが俺のその落ち着くポイントなわけですよ。
(春日俊彰)生意気だな!
(若林正恭)俺のね、アナザースカイ。
(春日俊彰)「ここが私の」って?
(若林正恭)そうそう。ダイバーシティの屋上ね(笑)。
(春日俊彰)ミルクティーを持ちながら?(笑)。
(若林正恭)そうそう(笑)。まさにアナザースカイなわけですね。で、「ちょっともうしんどい……ちょっとお台場の屋上で一息つくか」と思ってね。タリーズのロイヤルミルクティーが好きだから。俺ね。
(春日俊彰)それはもういただきましたよ。
(若林正恭)なんだ、お前? その聞き方……態度悪いな。お前、リスナーに仲の悪さ、伝わるぞ? 俺たちがめちゃめちゃ仲が悪いの、伝わるぞ? ラジオっていうものは。お前。
(春日俊彰)そのままが出るからね(笑)。いやいや、今、近いところで2回、言ったからさ。ロイヤルミルクティーをさ。「そうなの?」ってさ。
(若林正恭)で、屋上にブワーッて車で上がっていったの。そしたら、あれはなんか、たぶん修学旅行なのかな? 高3? 高2とかぐらいの集団が、なんかダイバーシティの屋上で……あれは景色を見に来てるのかな? 見に来てたのよ。結局、階で言うと一番上の駐車場だから、車の台数が少ないの。で、すごい人がブワーッといて。「なんだろうな?」って。それで、車を停めようと思ったら、引率の先生が運転してる俺にたぶん気づいたんだよね。「あっ!」みたいな顔をしていたから。で、バックミラーで見たら、なんかもう言いふらしてる感じなの。「若林が運転していた」って。
(春日俊彰)早っ!(笑)。
(若林正恭)もう指さしてるから。バックミラーで見たら。そしたら、みんながこっちを向いてる感じで。そんなにだだっ広くもないから。これで停めて……まあ、大丈夫だろうけど。なんかちょっとダルいなって思ったから。
(春日俊彰)まあワッと来られて、それに対応するのが。
(若林正恭)まあ、俺の人気じゃあワッとはならないけども。お前、なんだよ? 態度悪いな。バレるぞ、お前。リスナーにだから、そういうのは。相方に愛がないのは。そういうラジオって、終わっていくだろう?
(春日俊彰)そうだね。はっきりとはわからないけども。「なんか、嫌だな」って。はっきりとした感じじゃないけども。
(若林正恭)「なんか壁、あるな」って。リスナーはそういうの、敏感だから。
(春日俊彰)そうね。マズいね。
(若林正恭)で、まあ俺じゃあ騒ぎにならないだろけど。なんかな……と思って。「ちょっとやめよう」と思って。まあ、屋上で一息はかなわないなと思って、下の階に降りていったわけですよ。で、「なんかストレス解消したいな。ダイバーシティだから、なんか高いもの、買ってやろうかな!」って思って。
(春日俊彰)なるへそ! なんか、スカッとするっていうか。たしかに。
(若林正恭)もう足がガクガクするぐらいのさ。
(春日俊彰)ちょっと負荷をかけた方がね。
「なんか高いもの、買ってやろうかな!」
(若林正恭)うん。で、「ストレス解消になるかな?」とか思っていてね。それで、ダイバーシティ、壁にパネルみたいなのでどういう店舗が入ってるかって書いてあるじゃん? 「どこで何を買ってやろうかな? 買ったるぞ!」って思って見ていたの。そしたらなんか……「なんか、ほしいものあったっけな?」って思った時に、もうちょい大きいバッグ。いろいろ、パソコンとか荷物が入れられるバッグがほしいなと思っていたから。「ブランドのデカいトートバック的なのを買ったろうかな!」って思って。それで、ブランドの店。「ここ、行ったろうかな!」ってね、店へ行ったんすよ。「10万ぐらいの、買ったろうかな!」って思って。
で、見ていたんだけど……なんか、うーん。ちょっと脳裏に昔、言われた言葉がリフレインされて。あれはもう8年ぐらい前になるかね? 下手したら。7年ぐらい前か? グアムに行った時、ずっとさ、3泊ぐらい全部雨でさ。ちょっとエピソードトークができないから。ルイ・ヴィトンかなんかのバッグを買ったっていう話をしたことがあったじゃない?
(春日俊彰)ああ、した。ゴンちゃんとね。
(若林正恭)20万ぐらいのやつ。そういう話、したじゃん? あれ、7年ぐらい前かな? で、買ってさ、ハイブランドのバッグとかさ、持つのが初めてだったから気後れしたんだけど。背負って、テレビ局を歩いていたんですよ。その、7年前に。買ったなら、使おうと思って。
(春日俊彰)まあ、そりゃあね。使った方がいいよ。
(若林正恭)そしたら、(オリエンタルラジオ)藤森くんとすれ違った時に、藤森くんに「若さん。なんかお金を持ちだしたぐらいの芸能人、芸人が急にハイブランドのバッグを持つのとか、ダサいっすよ」って言われたことあるのよ。
(春日俊彰)フフフ、ほう!(笑)。
(若林正恭)「そういう人、いるけども。若さんっぽくないですよ」みたいな。それがなんか俺、すごい傷ついて。なんかちょっと気になっちゃって。たまにふとした、なんか温泉旅行とかに行って温泉とかに浸かってる時に、たまに思い出すのよ。
(春日俊彰)もうトラウマじゃないのよ(笑)。トラウマになっちゃっているじゃないのよ(笑)。
(若林正恭)でもさ、ちょっとわかるじゃん? なんかハイブランドのバッグを持ち出すのって。
(春日俊彰)ちょっとっていうか、だいぶわかるよ。うんうん。
(若林正恭)昔ね、テレビ局で。汐留でエレベーターホールですれ違った時にザ・たっちがハイブランドのバッグを持っていて。「ああ、俺と一緒だ」と思った時があったんだけども(笑)。
(春日俊彰)だから分かりやすい目印というかね、サインなんだよね。
(若林正恭)そうそう。サインなんですよ。で、「結局、そうだな」とも思ったし。それからそういうバッグも買ったことがないから。「やっぱりメンタルがそういうのを持つ人じゃない」っていうことも試してみてわかったから。「やっぱりちょっと違うな」と思って。
(春日俊彰)なんか自分とは合わないっていうね。
(若林正恭)「そういえば、そもそもブランド物、ほしいと思ってねえし」って思って。それで、出たのよ。でさ、「どうしようかな?」って思って。それで指輪とか宝飾品のお店を通りかかったの。「金のネックレスとか、買おうかな?」とか思って(笑)。
(春日俊彰)また、極端だな! カバンはまだわかるわ。「使いたい」っていうのがあるから。でも、金の……また、極端だね。
(若林正恭)それがさ、AVALANCHEっていうラッパーの人とかがよくネックレスとかを買うようなお店で。「金のネックレスとか、高いやつを買ったろうかな!」って。なんかそんぐらいストレスが溜まっている時ってあるじゃん? わかるでしょう? 感覚。
(春日俊彰)うんうん。だからまあ、今までだったらありえないやつを買っちゃってスカッとするっていうのはあるだろうね。
(若林正恭)そうそう。それで、ちょっと見ていたのよ。で、その時に思い出したのが、俺、キューバに行った時に旅行の写真で。「若林がキューバに行った時の写真です」ってスタジオで写真を出される時、俺が葉巻を吸っている写真をよく出されるんだけど。で、葉巻を吸っているのはなんかキューバに行って背伸びしてるみたいな感じで、いいじゃん? キューバって葉巻、有名だし。だけど俺、その写真って俺、金のネックレスをしているの。で、それが好きなラッパーがしてるネックレスと同じのを買って。
なんかやっぱりあの頃さ、キューバに行くって……もう5年前だけど。5年前にキューバに行くってことでさ、なんかさ、俺もはしゃいでいるんだろうね。だからなんか、金のネックレスをしていたんだよ。それで、金のネックレスをしていたことが俺、ずっとすごい後悔していて。その写真が出ると「金のネックレスはいじられないように、なんとかいけるかな?」っていつも思うの。そしたら、葉巻をいじられるから。それで済んでいるから。「あれ? ネックレスしていない?」って言ってきた人はいないのよ。
(春日俊彰)ああ、うん。いいじゃない?
(若林正恭)そうそう。それで、「後悔するぐらいだったらしなきゃいいじゃん?」っていうことで、それ以来していないんだけども。キューバの本を出す時も、写真が巻頭に何枚か入れられたんだけども。でっかく出版社が作ってきたゲラの時。仮の時にキューバのその俺がネックレスをして葉巻を吸っている写真を使うっていうので出てきたから。「このネックレス、加工で消せませんかね?」って俺、聞いたからね。「Tシャツの白をネックレスに移して……」って。本当に聞いたから(笑)。
(春日俊彰)うん。できそうだね。
(若林正恭)ただ、なんかそれをやったっていうことが自分の中に刻まれると、どっちみち、それをしゃべらないままはいられないだろうなと思って。
(春日俊彰)ああ、なるへそ、なるへそ。
(若林正恭)加工でネックレスを消すなんてさ……(笑)。なんか、しゃべっちゃうだろうなと思って。だったら、もういじられた方がいいやと思っていたぐらい。ということを思い出して。結局、似合わないし。自分でも後悔するから。「まあ、ネックレスはねえか」って思って。「ただ、じゃあもう何を買う?」って思って。それでウロチョロしていて、まあキン肉マンショップがあるから。キン肉マンショップに行って。「なんかもう、フィギュアとか高いやつ、買ったろうかな!」って思って。
もうラーメンマンの1万5000円フィギュア。「行ったろうかな!」って思ったんだけど……なんかの時に「NFLの選手のフィギュア、いっぱい持ってます」って出した時、スタジオにいた風水の先生が「人形っていっぱい持ってると、運をその人形、フィギアに吸い取られる」みたいなことを言ってたのがずっと、なんか気にかかっていて。たまに温泉旅行とかで温泉に浸かっている時に「なんかフィギュアは運を取られるって言ってたな」って思い出しちゃったりするのよ(笑)。
(春日俊彰)トラウマじゃないのよ(笑)。なんでそれがトラウマになるのよ? まあ、藤森くんの方はまだわかるけど……。
(若林正恭)で、なんかラーメンマンを1個、買ってもな……みたいね。それなら、何体かないと、みたいな感じがして。「まあ、違うか」と思って。で、また戻ったの。店舗のパネルのところに。それで俺さ、そういう時に結構、自分で……たぶん、意味がわかんないと思うんだけど。「俺ってほしいものがないんだな」って思う時に、なんか言葉にできない孤独感にさいなまれるのね。なんか。俺、正直行きたいところもないし。行きたいところも、ほしいものも……わかるでしょう? なんか。
(春日俊彰)わかる。なんか、「つまらねえ人間だな」って。自分のことがなんか残念になるよね。わかるわかる。
「俺、ほしいものがないんだな」という孤独感
(若林正恭)そうそう! で、スニーカーも、1個だけほしいのがあるんだけど。ジョーダン8。でもそれって今、復刻で出てないから。スニーカーを見に行った時も「これはあんまりほしいと思ってねえしな」と思って、やめたりして。
(若林正恭)なんか、ほしいものがないってすごいすごい寂しい……熱くなれない。いろんなものを斜めに見てきたがゆえ、ほしいものがないっていう。「寂しいな」って。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! そうだね。
(若林正恭)で、「寂しいな」って思って。それでマクドナルドに「ちょっと休憩しよう」って思って入って。「普段、買わねえようなもんとか、買ったろうか!」って思って。
(春日俊彰)いや、どんどん規模がちっちゃくなっていくじゃない?
(若林正恭)それで、マックシェイクなんか中学以来、買ったことないですよ。マックシェイクのストロベリーとアップルパイを買ってやって!
(春日俊彰)おお、若いね(笑)。
(若林正恭)アップルパイなんて俺、買ったことないから!
(春日俊彰)その組み合わせは若いね(笑)。おじさんの組み合わせじゃないね。
(若林正恭)「アップルパイ、ください」っつって。で、アップルパイとシェイクを食べながら「何を買ったろうかな!」って思って(笑)。それで、『しくじり先生』の入りの時間になったから、結局何も買わないまま運転して。「寂しいな。買いたいものがないんだな」って思って。それで途中で、そのマクドナルドで「ベンツとか、買ったろうかな!」と思って(笑)。なんかベンツとか、スマホで見てみたの。でも、ランクルに乗っていた時に気づいたことなんだけど。ランクル、めちゃくちゃいい車よ。性能もいいし、いい車なんだけど。
あの、『しゃべくり007』に升野さんと出た時に、升野さんは俺へ。俺は升野さんへのアンケートみたいなのがあって。それが一覧になって、くりぃむさんとかネプチューンさんとかがいらっしゃるところに出させて。で、「お互いについて、こう思ってます」っていうのでしゃべっていくっていう。それで結局、最後まで触れなかったんだけど。「若林さんに思っているところ」みたいなので升野さんが「すごい控えめな印象だけど、めちゃくちゃデカい車に乗っていて引く」って書いてあって。それがたまに温泉旅行に行った時。温泉に浸かってボーッとしている時にちょっと思い出したりするんだよね。
(春日俊彰)トラウマ、多いな! 何個目だよ、今ので!(笑)。
(若林正恭)フハハハハハハハハッ!
(春日俊彰)まあ、気になるのね。気にしているのね。
(若林正恭)そうそう。で、結局、乗っても、思っていないかもしれないけども、付け焼き刃が俺が車で出ていく時に「似合わねえ車に乗っているな」って……お前、なに笑っているんだよ?
(春日俊彰)フフフ、いや、笑ってないです(笑)。
(若林正恭)やっぱりね、バッグにしろ、ネックレスにしろ、車にしろね、「買おうかな」って思った時になんかね、お前の笑顔が浮かぶのよ。嫌なさ。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!
(若林正恭)元々は人を下に見る人間だから。まっすぐ努力できる人間だから。まっすぐ努力できない人間を下に見て笑うところがお前ってあるから(笑)。
(春日俊彰)いや、そんな……。
(若林正恭)あるよな? サトミツ、こいつな? 情緒不安定なやつとかを下に見て笑う時、あるよ。こいつな。俺はお前ってそういう人間だと思ってるから。俺、オードリーってユニットだと思ってるから。
(春日俊彰)なんでだよ?(笑)。
(若林正恭)『ドリームマッチ』だと思ってやっているから。お前とは。
(春日俊彰)長く『ドリームマッチ』をやっているっていうこと? 20年?(笑)。
(若林正恭)そう(笑)。「じゃあ、いいじゃねえか」って話になるけどね(笑)。そうそう。で、心のコンビはやっぱり山里だし、くっきーさんだから。俺は。俺のベースは。やっぱり。ノリとしては。お前とはユニットでやってるんだよ。お前とは価値観が合わないよ。でも、そのズレが生む漫才なのかもしれない(笑)。
(春日俊彰)ああー、うん。そうだね。だからいいんだろうね(笑)。
(若林正恭)そのズレが生むラジオが長寿になる秘訣かもしれない。それは、なんかラジオに特化した雑誌がそう書きそうだよ(笑)。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! 「発見した!」みたいな感じでね。
(若林正恭)そうそう。あ、そういうのもお前は下に見るところがあるから(笑)。
(春日俊彰)そんなことないよ!
(若林正恭)それで、「車も結局乗ったら『えらそうに背伸びして乗ってるな』って思われてるな」とか思っちゃう自分が嫌なだけね。それも経験してわかった。ランクルに乗ってみて。ということだから、今の車がなんか自分に合っていて。心地良いのよ。だから「いや、これは結果、乗っても後悔するからやめよう」ってなってね。それで『しくじり先生』に入って。もう(マネージャーの)岡ちゃんに「岡ちゃん、俺、もうしんどいわ」っつって。でも、これはもういつに始まったことじゃないから。なんか本番が始まっちゃえば、「本番が楽しい」っていうことになるのもわかってるじゃん。もう。でも、それで今日は1本目が終わった後、1時間ぐらい間が空いていたの。でも、もう「なんか買ったろうかな!」って思って。
(春日俊彰)まだ?
(若林正恭)それで、六本木で撮っていたんだけど。本当にあの『しくじり先生』の赤いエンジのジャージのまま、財布だけ持って外に出たの!
(春日俊彰)目立つな!
(若林正恭)財布だけ持って、俺はあの格好で。マスクはしているけど。で、帽子をかぶると、メイクさんの手をまた煩わせることになるから。マスクをして、エンジのジャージで六本木を財布を持ってさ。「なんか、買ったろうかな!」って思って(笑)。で、あれなのよ。『しくじり先生』のジャージって、ポケットがないのよ。
(春日俊彰)ああ、そうなの?
(若林正恭)そう。もうずっと昔から思っているんだけど、『しくじり先生』のジャージってポケットがないのよ! だから生で財布を……生財布でジャージで。あの白い衣装のスニーカーで。「なんか買ったろうかな!」って。笛はさすがに外したけども。「買ったろうかな!」って思ってエンジのジャージのまま、歩いていたんだけども。なんかその、店がいっぱい入っている……スタジオの上が店が入っているんだけも。なんか、やっぱりほしいもんがないのよ。歩いたけど。「なんかな……」って思って。それでまた孤独。「買いたいものがないんだな。ファッションも疎いし」って(笑)。で、ミニ4駆をやる時間もないから。「ここまで頑張ろう」っていうところまでは達していて。で、実際に走らせてみないと次、何のパーツがいるのか、わかんないんだよ! 今のスケジュールだと、コースに行けねえからよ!
(春日俊彰)うんうん(笑)。
(若林正恭)だから「買いたいものがないな」って思って。なんかよくわからないけども。「帽子とか、買おうかな?」みたいな。「でも、もうハットとかいらねえしな」と思って。
(春日俊彰)まあ、いらないものは買えないからね。「何か買いたい」っていうのはあっても。
(若林正恭)そう。で、「ないな」と思ったから。「もうコンビニで何か買うか! もう買ったことがないか? なんか、まるごとバナナみたいなの、買ってやろうか!」って思って。あんまり買わない……(笑)。
(春日俊彰)まあ、そうか。
(若林正恭)で、コンビニに入っていったのね。そしたらなんか……「コンビニで何を買ってやろうかな? 無駄遣いをしたろ!」って思って見ていたらさ、目に飛び込んできたものがあってさ。なんか「高いものって何だろうな?」ってコンビニで見ていたら、俺の目に入ったものの中で一番高いものが、アイコスだったんですよ。7000円ぐらい。
(春日俊彰)ああ、まあコンビニエンスの中では高いか。うん。そうだね。
(若林正恭)それで、「アイコス。その後ろの棚の上にある、アイコスデュオって書いてあるやつ。あれ、ください!」っつって。フハハハハハハハハッ!
(春日俊彰)おお、買った!
コンビニでアイコスを買う
(若林正恭)『しくじり先生』のジャージのまま。吸ったことないよ。アイコスなんて? 忙しい時……だから、特別な仕事の時だけ葉巻を吸っていいことになっているんだけども。「アイコス、ください」ってもう俺、言っていたの。店員さんも「ええと……」ってテンパっていた。買う人、あんまりいないんだろうね。「ええと、これですか?」「ああ、なんかよくわからないけど、それです。6900円の……そのアイコスください」っつって。あと、吸うやつがあるじゃない?
(春日俊彰)ああ、そうだね。あれ、なんて言うの?
(若林正恭)「あと、アイコスのタバコ、ください」みたいなことを言って。「何番ですか?」みたいに聞かれて。でも、わからないじゃない? アイコスのタバコって。でも、ちっちゃい箱だっていうのはいろんな人のをチラッと見ていてわかるから。「じゃあ、そのなんか25番のやつ、ください」っつって(笑)。
(春日俊彰)お互いにあんまりよくわかっていない状態で(笑)。店員さんも若林さんも。
(若林正恭)そうそう。それでさ、買ってさ。でさ、そのアイコスの箱とアイコスのタバコっていうの? あれは。それを持ってさ。それで「袋、いりますか?」って言われて。「これは袋、いるな」って思って。戻ってきた時に生でアイコスを持っていたら……アイコスデュオと生の財布を持ってさ、「ああ、おつかれっすー」って。ロビーのところにスタッフがたまっているからさ。
(春日俊彰)それはざわつくよ。
(若林正恭)「それはざわつくな」って思ったから。「ああ、やっぱりすいません。袋、ください」っつって。で、アイコスの箱と財布とタバコを入れて。なんか、バレたら嫌じゃん? アイコス……(笑)。だってその収録の1本目と2本目の間にアイコスを始めるやつって……フハハハハハハハハッ!
(春日俊彰)いないね。ちょっと心配になるね(笑)。
(若林正恭)心配だからさ。それで帰ってきたらさ、岡田がさ、「えっ、な、な、なんすか、それ?」って言われて。「俺、もうアイコス買ってきたわ!」っつって(笑)。
(春日俊彰)びっくりしただろうね(笑)。
(若林正恭)「えええーっ!」とか言われて。「岡田……岡田ってアイコス、吸ったこと、ある?」って聞いたら「いや、タバコを1回も吸ったことがない」って言っていて(笑)。で、もう岡田しかいないから。アイコスってどうやって吸ったらいいのかがわからないからさ。2人でさ、説明書を広げてさ。「これ、どうなってるんだ?」ってなって。で、その充電するカートリッジがどうやって開くかが分からないからさ。「岡田! これ、どうやって?」って。振ったりしてさ。
「なんかボタンをカチャッてやったらパーンって開くのとか、あるだろう?」とかって言いながら。2人で。「どうやるんだろうな?」みたいな。そしたら、なんかテコの原理で、端っこをちょこっと押したらポーンって出てきて。「ああっ、出てきた!」みたいな(笑)。で、「ランプが2回点滅だと……」とか。「これ、どうなったら吸えるんだ?」っていうのでやっていてさ。それで、できてさ。「もうアイコス、吸ったろう!」って思って。
(春日俊彰)まあまあ、いいんじゃない?
(若林正恭)だけどなんか、喫煙所がスタッフがたまっているロビーの真横にあるから。1回も今まで……『しくじり先生』ってもう長いじゃん? 7、8年よ。もっとかな? 9年ぐらい、やっているかな? で、それを見られるのも……葉巻を吸っているのは知っているんだけども。「アイコスって聞かれそうだな」と思って。
(春日俊彰)それは見かけたら聞くでしょう? それはね。「あれ? 若林さん……」って。そりゃそうですよ。
(若林正恭)で、ジャージにポケットがないからさ。なんかアイコスの箱とさ、アイコスを本当に自分のそのトランクスのゴムのところにはさんでさ。なんか、アイコスを持ってうろちょろしてるのも嫌だなと思って。袋を持って歩いているのも変じゃない? だから、そこに入れてさ。「他に喫煙所、ないかな?」って思って歩いていたら、なんか別の離れたもう1個のスタジオで『田原総一朗 激論!クロスファイア』っていうBS朝日の番組を収録してたんですよ。で、俺はそこに喫煙所があって。「『田原総一朗 激論!クロスファイア』のスタッフには知り合いのスタッフはいないだろうな」って思っんだよ。
(春日俊彰)まあ、いなさそうだな。バラエティのスタッフさんじゃないだろうからね。
(若林正恭)そうそう。だから、喫煙所で会っても「アイコス、始めたんですか?」ってならないなと思って。「今後、会う人もいなさそうだな」と思って。『激論!クロスファイア』は。
(春日俊彰)まあ、確率は低いね。
(若林正恭)でも俺がね、急にそっちに舵を切る時が来るかもしれないけど(笑)。その時はその時だなと思って。
(春日俊彰)それ以外には会うことはないよ(笑)。
(若林正恭)『激論!クロスファイア』の人たちが吸う喫煙所にジャージを着て入っていったんですよ(笑)。
(春日俊彰)いや、それも……(笑)。
(若林正恭)で、電源をつけてさ、吸ったらさ、なんか悪いことをしているような気分で。悪いことをしている気分よ。
(春日俊彰)うん。隠れて吸っているみたいな。
(若林正恭)そう。それで吸うからさ。なんかストレスがさ、一気に晴れていくのがわかったんだよね!
(春日俊彰)おお、いいねえ! よかったじゃない!
(若林正恭)でも、めちゃめちゃ咳き込んで。はじめてタバコを吸った時みたいに「ゲフン、ゲフン、ゲフン……」って。あのジャージのままアイコスを持って。それで、目の前が真っ白になって。「ゲフン、ゲフン……」って。それで「ああ、こうやって吸うんだ」って思って。「俺がアイコスを吸っているのなんて、誰も知らないんだろう」って思いながら2本目に入っていってさ(笑)。
(春日俊彰)まあ、知らないよね。そっちの方には行かないからね。
(若林正恭)でも1回、2本目の収録でタバコたとえみたいなのを入れちゃったんだけども(笑)。でも、これは『たりないふたり』の最後のライブが終わるまでっていう風に決めています。アイコスは。『たりないふたり』とともにアイコスを卒業。その後も葉巻は吸うんですけども(笑)。
<書き起こしおわり>