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D.O ヒップホップスラング超基礎用語解説

D.O ヒップホップスラング超基礎用語解説 BAZOOKA!!!
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D.OさんがBSスカパー!『BAZOOKA!!!』の『日本語ラップの歴史を学ぶ勉強会』に出演。オードリー若林さんや小藪一豊さんにヒップホップで使用するスラングの基礎用語を解説をしていました。

(小藪一豊)さあ、(2000年代に入って)日本語ラップシーンでは音楽的には「ビーフ(Beef)」が頻発すると。ビーフってなんでしょうか?

(D.O)ビーフ。僕から説明させていただきますね。ビーフはスラングという、造語とか隠語的な言葉なんですけど。まあ、「ケンカ・もめごと」ですかね。

(小藪一豊)まあ、言えば先ほどは(さんピンCAMPと大LBまつりで)仲がよかったみたいな感じでしたけども。ラップをしている人同士でビーフ、ケンカが頻発するようになったと。いろんな言葉があります。ヒップホップスラング、超基礎用語。「レペゼン」、これもよう聞きます。ぶっちゃけ、意味わかりません。……「○○を代表して、○○からやってきた」。本来の読み「Represent」を、なまらせたもの。なるほど。

D.O ヒップホップスラング超基礎用語解説

(D.O)たとえるんだったら、俺はレペゼン雷家族、練馬! みたいな。そういうレペゼンですかね。

(小藪一豊)そうですね。なんとなくこれは、地方出身の高校生ラップ選手権のラッパーたちは。「レペゼン長野」とか、言いますもんね。「レペゼン大阪」とかね。はい、来ました。「ワック(Wack)」。これはどういう意味なんでしょうか。こちら……「ダサい、かっこ悪い」。本来の意味は「偽物、まがい物」。

(D.O)まあ、たとえるんだったら、「あんなワックな野郎の話なんて聞かなくていいよ」みたいな使い方だったり。

(ANI)「ワックMC」とか言いますけどね。

(小藪一豊)ああ、そうですね。戦っている時によう出てきます。

(D.O)「なんだよ、あの品揃え。超ワック!」とか。

(一同)(笑)

(小藪一豊)品揃え!?

(D.O)「なんだよ、このメシ屋のメニュー? クソワックだよ!」とか。そういう言い方もあったりします。

(小藪一豊)なるほど、なるほど。商店街でも使えると。

(D.O)ええ。ストリートでやっぱり使えなかったらスラングじゃないんで。

(小藪一豊)ああ、そうですか。

(ANI)ストリート(笑)。

(小藪一豊)さあ、「プロップス(Props)」。これは聞くけど、意味わかりますか? 僕はわかんないですね。……「評価・支持」。

(D.O)まあ、伝えづらいからちょっとRG、フリースタイルしてみて。

(RG)「フリースタイルしてみて」!?

(D.O)カモン、カモン。

(RG)い、イエーイ! 俺の……

(D.O)まあ、こんぐらい使えなかったとしても、プロップスと支持があるから彼は好きだし、かっこいいです。そういうこと。

(小藪一豊)なるほど。

(D.O)「本当だったら速攻出るでしょ? 出してみてよ」「OK、俺の単独……」、ちげーのかよ、カモン、メーン!

(一同)(笑)

(小藪一豊)なにをゆうてるかわからへん(笑)。まあまあね、D.Oさんに対するプロップス、我々もありますということで。RGもあると。さあ、行きましょう。「ドープ(Dope)」……「ヤバい」。「イル(Ill)」……「ヤバい」。「デフ(Def)」……「ヤバい」。

(一同)(笑)

(小藪一豊)いいかげんにしーや!

(D.O)全部「ヤバい」。これは、「だいたいにしろ」って言われてるんで言っておくと、「ドープ」は「ドラッグ的にすごいぶっとんでヤバいね」みたいな言い方の「ヤバい」。

(小藪一豊)ああ、ちょっとちゃうんですね。

(D.O)「イル」はちょっと病的な。「お前、ちょっと病んでるぐらいヤバい」っていう。「デフ」だったら「お前、クソでっかくて、なかなかどっしりとヤベーな」みたいな「ヤバい」。

(小藪一豊)わかりやすい! なるほど。

(D.O)スラングは俺に聞けって話。

(小藪一豊)「薬」「病気」「デカさ」みたいな。「デフ」が「デカい」は割とわかりやすいですよね。さあ、ということで行きましょうか。あ、若林くん。他にわからへん用語とか、ありますか?

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「イン・ザ・ハウス」と「イン・ザ・ビルディング」

(若林正恭)あの、昔はMCの人、ラッパーの人を呼ぶ時に「イン・ザ・ハウス(In The House)」って言ったじゃないですか。最近、「イン・ザ・ビルディング(In The Building)」になっているじゃないですか。家から、なんでビルになったんですか?

(一同)(笑)

(D.O)簡単な話。もう「イン・ザ・ハウス」はいままでのすごい小さいシーンでの話だった中で、いまとなってはクソデカくなっちゃって。「俺ら、ビルよ?」と。「イン・ザ・ハウス」、俺ら、家にいて。みんなホーミー(Homie)。ホーム(Home)の。「イン・ザ・ハウス」、わかりますか? だけど、「イン・ザ・ビルディング」。いま、ビルディング。もっとでっかい。「俺ら、すっげーメイク・ビルディング」みたいな。「イン・ザ・ビルディング」。

(一同)ああー!

(小藪一豊)「イン・ザ・ハウス」のおっきい版。

(D.O)デカく言ったバージョンっていう。

(ANI)ラージになったんす。

(D.O)お前の「イン・ザ・ハウス」より俺、でけーから的な。

(小藪一豊)なるほど。

(若林正恭)そういうやつですね。

(D.O)「イン・ザ・ハウス」って言われたら、「ああ、イン・ザ・ビルディング!」って。

(ANI)もっとデカいよと。

(小藪一豊)「イン・ザ・ビルディング」って言われたら、なんて言うんですか?

(D.O)もう、「イン・ザ・ビルディング」って言って、ほとんどのやつはビルディング、できてないわけで。「嘘つくな!」と。

(一同)(笑)

(D.O)「ふざけんな、テメー!」と。そういう話ですから。

(ANI)まあ、ちょっと大きめに言っておこうという。

(小藪一豊)「イン・ザ・ハウス」より上。上回るという。

(D.O)そういう話!

(小藪一豊)RGも何か、どうですか? わからないこと。

(RG)最後の方に、なんか「ワダー!」って。あれは?

(ANI)「Word Up!」。

(RG)「ワード・アップ」って言ってるんすか? 「ビゴーッ!」みたいなのは?

(D.O)「Big Up!」。それはもう、「こいつ本当、ビッグ・アップ! RG!」って。いろんなステージで。たとえばヒップホップのステージで、「ビッグ・アップ、若林!」っつったらもうみんな、「この人、若林くん。みんな応援して! 大好きでしょ? 愛してるでしょ? ビッグ・アップ!」って。

(小藪一豊)ああー、なるほど。

(D.O)「ワード・アップ!」は、もう俺の言葉がアップ、アップ。「みんな、聞いて、これ。浮き彫りになっている。見てみて、俺のこの韻!」みたいな。「俺の固い韻、これ見て!」みたいな。

(若林正恭)最近、すごい高い声で「スコスコスコッ!」って言ってて。俺、「スコスコスコ」で調べてもぜんぜん意味が出てこないんですよ。

(小藪一豊)そんなの、あるの?

(若林正恭)「スコスコスコッ!」って高い声で言う人、多くないですか? 最近。

(D.O)まあ、たぶん生放送で言わなきゃいけないなら言うけど。言っちゃいけないやつかもしれないから。

(若林正恭)あ、言っちゃいけない!

(D.O)いろんなスラングがある中で、それはなかなかヒップホップなスラングを知ってる。

(一同)へー!

(若林正恭)意味が、ちょっと把握してなくて。

(小藪一豊)「スコスコスコ」。

(D.O)調べてみても、なかったってこと?

(若林正恭)出てこなかった……

(D.O)後で俺に聞きやがれ、メーン!

(一同)(笑)

(D.O)カメラの回ってねえところで聞きやがれ、メーン!

(小藪一豊)なるほど。D.Oさんが口をつぐむぐらいのスラング(笑)。興味が出ますけどね。はい。

(中略)

(小藪一豊)さあ、ということで駆け足でね、歴史を振り返ってきましたけど、若林くん、どうでしたか? この機会にもっと聞きたいこととか、ありますか?

(若林正恭)そうですね。なんか、いとうせいこうさんがバーッて流れになっていって、細分化されていくのがすごいわかったんですけど。最近、なんか「USっぽい」っていう人、よくいるじゃないですか。

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「USっぽい」とは何か?

(小藪一豊)この間のラップ選手権でもありました。なんか、ゆっくりのやつ?

(若林正恭)はい。

(小藪一豊)あれ、なんやろな?

(若林正恭)「USっぽい」っていうのはどういうことなのかな?っていうのをちょっと聞きたくて。

(D.O)なんか僕の中では、「USっぽい」とか言ってる人がちょっと疑わしくて。なんの話かと言うと、もはやヒップホップを「USAの真似でしょ?」みたいに考えちゃっている方々がたぶん多々いて。それは大きな間違いで。もはや、世界中のストリートにあるものがヒップホップで。

渡辺志保 パリ・ロンドンのヒップホップシーンの盛り上がりを語る
渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中でパリやロンドンなどヨーロッパのヒップホップシーンの盛り上がりについて紹介していました。

(若林正恭)はい。

(D.O)このヒップホップは、もうUSAどころか、日本はもちろん、メキシコにだって、スペインにだって、アジア一帯……マレーシアにも、シンガポールにも、間違いなくあるわけですよ。しかも、みんなが想像する以上にどデカいシーンが。これは本当にUSAどうのこうの言ってるのは、もう超時代遅れみたいな話。実は。

(一同)へー。

(D.O)そんな中で、「それは世界的にすっげーいいスタイルだね」みたいなそういう言い方の方が、実は面白い。

(小藪一豊)ああー!

(D.O)「USっぽいね」はかなり僕らの中では、「ププーッ!」みたいな。

(一同)(笑)

(D.O)「な、なんだってー?」みたいな。

(RG)ワックだ、ワック!

(D.O)そう。そういうワックな野郎が平気で使いたがる言葉ね。「USっぽい? はぁ? なにが? 俺のどこが真似? カモン、ドッグス! This is オリジナル、メーン?」。そういう話。

(小藪一豊)まあ、「This is」って言っている時点で、US方向を(笑)。

(D.O)まあ、ワールドワイド。

(小藪一豊)その「This is」からの「~って話」はもうD.O語ですから。もうかなり、ミックスされてますから(笑)。

(D.O)ラブしかないんですから。こういう形もあると。これもヒップホップ。

(小藪一豊)なるほど。

<書き起こしおわり>


https://miyearnzzlabo.com/archives/37606

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