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岩井勇気 アニメ『Sonny Boy』を語る

岩井勇気 アニメ『Sonny Boy』を語る ハライチのターン
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ハライチ岩井さんが2021年7月22日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』の中でアニメ『Sonny Boy』について話していました。

(岩井勇気)まあ、澤部はあんまりかもしれないですけど。たまにはね、アニメの話でもしようかなと思うんですけども。まあ、俺はアニメ、あんまり語らないんだけどね。俺は。なんか求められないと。一応、なんか『アニ番』っていうニコニコ動画の、毎回本当にちょっとしか見に来ないようなやつだけでベラベラしゃべってるぐらいなんだけど。俺。

(澤部佑)ああ、なるほどね。あれは結構長くやってるもんね。その番組はね。

(岩井勇気)そのぐらいだったらいいかなっていう感じで。

(岩井勇気)で、それも自分の番組だから言ってるだけで。他のところに行ってベラベラ言わないんだけど。俺は。もう、だから一視聴者でしかないから。別にアニメ関係者じゃないかね。アニメのことの内情なんか俺、知らないしね。人づてとか、なんかと調べてみるぐらいの感じで。でも、毎クール、一応今期始まったアニメに限らせてもらってるんだけど4、50本は一応見ていて。

(澤部佑)そんなに始まるんだよね。

(岩井勇気)もう今、50本かな? 前のクールはヤバかったよ?

(澤部佑)今って増えてるってこと?

(岩井勇気)今は特にだね。コロナで後ろ倒しになっていて。今、やってるのが多いんだよ。

(澤部佑)そうか。去年とかできなかったやつが。

(岩井勇気)もう前のクール、70本とかあったんだから。俺、超しんどかったもん。

(澤部佑)すごいね! とりあえず、全部見て?

(岩井勇気)全部、見たんだよ。で、3、4話ぐらいまでは一応、全部見るんだよ。全種類のやつを。で、そこから一応、落としていくやつもあるんだけど。25本ぐらいは最終的には残ってるわけね。

(澤部佑)気に入ったやつを見るっていう。

(岩井勇気)チェックしてて。で、今期……だから50本ぐらいある中で、言ってもね、別にアニメだったら面白いんだけど。特に「うわっ、これ、めっちゃいいわ!」って心を揺さぶられたのが1個あって。『Sonny Boy』っていう作品なんだけど。テレビではTOKYO MXとかでやってるのかな? で、オリジナルアニメなんだよ。原作がないパターン。で、ちょっと、1話のネタバレもちょっと含んじゃうんだけど。まあ学園物なわけ。高校なんだけど。高校が校舎ごと、なんか漂流するというか。別次元に……真っ暗な異次元みたいなところに飛ばされちゃうんだよね。で、校舎の外がもう暗黒の、真っ黒の……窓から手を出すと、何にも光がないみたいな感じでさ。でも、もう始まりがそうなっているわけ。一番最初の日常生活からじゃなくて、飛ばされた後から始まるの。

(澤部佑)ああ、なるほど。

(岩井勇気)で、何が何だかもうわかんないわけ。それで、生徒たちの中でどうやら、能力に目覚めた生徒が何人かだけいるんだけど、目覚めてない生徒もいるの。何人かだけが目覚めていて。物を破壊できるとか、物と物の場所を入れ替えられるとか。あとはなんか電気を扱えたりするとか。で、それでなんか対立しちゃう生徒とかもいて。というと、言ったら俺とか、もうアニメをさんざん見ているから。言ったらよくある設定だし。でも、学園物だし、異世界だし、能力バトルだし……みたいな。箇条書きにしてみたら「まあ、あるな」みたいな感じなんだけど。でも1話が始まってから、妙に不穏な空気がずっと流れているわけ。そのアニメは。それが、なんか言ったら怖そうに作っているとかじゃなくて、すごいその不穏な感じが伝わってくるんだよね。

(澤部佑)なんかあるぞと。

(岩井勇気)「なんか、怖いな」って。ちょっと不安なままずっと進んでいて。これって……「俺、アニメを見ててちゃんと入り込めてるわ」って思ったわけ。

(澤部佑)ああ、その感じを自分で感じ取れているから。

(岩井勇気)そうそう。ちゃんと怖いし。不穏な空気だな、みたいな。「これ、なんなんだろう?」って思ったら、このアニメ。1話が始まってから、主題歌が流れていない。BGMも流れていない。一切、音楽がないの。なにも。

(澤部佑)無音?

(岩井勇気)セリフとSEだけ。で、あとはもう全部、無音で。それが暗黒の世界にちゃんと見る側を引きずり込んでいるみたいな感じに見えるわけ。で、ずっと音楽のないまま来てて。1話の最後なんだけど、あるシーンをきっかけにパーン!って暗黒だった世界に色がブワーッとついて。それで、エンディングに入るわけよ。その時にエンディングというか、主題歌がダーン!って流れるわけ。それで銀杏BOYZの『少年少女』っていう曲がブワーッと流れて。このシーンがもうたまんないの、もう! 「うわーっ! すげえーっ!」ってなるわけ。なんだかよくわかんない世界観のアニメだけども、その瞬間にもう「なんだかわかんないけど、すげえーっ!」って思って。めちゃくちゃ心を揺さぶられて、ワクワクしたわけ。

(澤部佑)なるほど。一気にブワーッと。

「なんだかわかんないけど、すげえ!」

(岩井勇気)で、「作画がいい」とか「声優がいい」とか「主人公に頑張ってほしい」とか「ホッとするアニメだな」とか「好きなキャラが出てくる、イケメンが出てくる」とか「泣ける」とか「続きが気になるな」とか。そういうことじゃないんだよね。そういうことじゃない。もう理論上の面白さじゃなくて、単純に「なんかすげえ!」ってなるの。そこで。

(澤部佑)感覚で。

(岩井勇気)で、ワクワクしちゃってさ。本当にこういうのを見た瞬間に、「なんか懐かしいな」ってなったのね。

(澤部佑)「懐かしい」ってなるんだ。

(岩井勇気)見たことないのに懐かしいってなる。なんでか?っていうと、「こんな感覚、昔はいっぱいあったな」って思って。「なんだかわかんないけど、すげえ」っていうのは忘れていた感覚だなって思って。だから俺がアニメとかゲームにのめり込むきっかけになった作品って、子供の頃も一応、要所要所で「○歳でこれが……」とか、そういうのめり込むきっかけになったやつってあるんだけど。どれも、なんかこう、本当にその当時の……『ドラゴンボール』とかはずっと見てたけど。もう本当になんか、深夜アニメとかにのめり込んでいくターニングポイントになった作品とかって「なんだかわかんないけど、面白いな」って思っていたわけ。

(澤部佑)出会っているんだね。要所要所でそういう作品に。

(岩井勇気)それってなんか、「わかんない」って知らない概念じゃん? で、それに触れているっていう興奮じゃないですか。だから、もう小6ぐらいの時にCMで『スプリガン』っていう作品のアニメ化。映画になっていて、それがCMでやっていて。「見たい」ってすげえ思ってたんだけど。「なんかこれ、面白そうだな」って。そのCMの煽りとかも。でも、なんかそんなさ、よくわかんないアニメの映画を見に行きたいって親に言えなくてさ。

(澤部佑)ああ、子供心でね。「なんて言われるんだろう」みたいな。

(岩井勇気)なんかオタクみたいなニュアンスもあるし。で、子供だし。それで、その映画が上映されていた時は見送ったんだけど。その後、近くの原市の、セイムスの向かい側ぐらいのところにレンタルビデオ屋、あったじゃん?

(澤部佑)セイムスの向かい側?

(岩井勇気)逆側。

(澤部佑)逆側にあった、あった。ドラッグストアのセイムスの信号を渡った、俺の家の方だろ?

(岩井勇気)そう! あそこ、なんかレンタルビデオ屋だったじゃん。

(澤部佑)昔、あったな!

(岩井勇気)あそこに行った時に、あったんだよ。ビデオ化されていて。で、「頼むからこれ、借りさせてくれ」って。母親はなんか違う洋画のビデオとか借りてた時に「これ、借りさせてくれ」って言って。で、一緒に借りていったわけ。たしか、安い日だったのかな? で、借りて、その映画を見た時に、なんかすごい宗教チックな音楽が流れてたんだよ。当時、そんなアニメを俺は見たことがなくて。「うわっ、すげえ! なんだ、このアニメ! こんな世界観のアニメってあるんだ!」みたいな感じで思ったんだけど。

それで何回も、その借りてる期間に見たんだよ。俺。でも『スプリガン』って、大友克洋さんが監修をしているんだよね。だから『AKIRA』とかの系譜なんだよ。言ったら。でも、その感じの音楽の使い方だっていうは俺、その当時は知らないから。「なんか新しい!」ってすごい思ってさ。で、なんか知らない概念に触れた感じでね。

知らない概念に触れた『スプリガン』

(岩井勇気)で、その時にちょっとハマって。だから、その時期に『パーフェクトブルー』っていう今敏監督の映画とか。あとは本当に二次元にハマってさ。俺、なんかライトノベルを読んでたんだけど。

(澤部佑)ああ、なんか読んでいたね。

(岩井勇気)『ブギーポップは笑わない』っていう作品とかね。

(澤部佑)読んでたな! 異常に読んでたよな。

(岩井勇気)バックナンバーも全部買って読んでいてさ。それもなんか、新しい、知らないところに触れてるっていう感じがしてね。そういうのが度々あって、どんどんのめり込んでいったんだけど。そういうのをなんか忘れてて。その感覚を。で、アニメを見て、なんか最近は「なるほどね。ああ、この感じね」みたいな。「ああ、こういう作品なんだ」って。

(澤部佑)当てはめて見るというかね。

(岩井勇気)そう。自分の中の分類されたタンスの引き出しみたいなのに全部しまいこんでいてさ。単に「すげえ! なんか知らないけど、すげえ!」っていうのとか、「面白い! ワクワクする!」みたいに思うっていう気持ちを忘れていたんだけども。その『Sonny Boy』を見て、それを思ってね。で、調べたら監督は夏目真悟監督っていう、元々アニメーターをやっていて監督になった人で。で、この人が去年、アニメ化された『ブギーポップは笑わない』の監督をやってたんだよ!

(澤部佑)へー! それも見ているわけでしょう?

(岩井勇気)見ているの。「ああ、面白いな。なんかいい空気感でアニメ化してるな」って思っていたんだけども。「ああ、この監督なんだ!」って調べたらなって。「あれ、面白かったな」ってなって。で、制作会社がマッドハウスっていう、だからその時代に見ていた『パーフェクトブルー』っていうアニメを作っていたところなの。

(澤部佑)うわうわっ! なんかつながって。

(岩井勇気)「うわっ! 調べていくと面白いな。つながってくるな」ってなって。で、キャラクターデザインは江口寿史さんっていう、『ストップ!! ひばりくん!』っていう漫画を書いてる人でさ。俺はもう、俺らって『ひばりくん』は世代じゃないじゃん? でも、中学の時に埼玉の東大宮のマルエツ、あるだろう?

(澤部佑)マルエツ、あるね(笑)。

(岩井勇気)マルエツの向かいに古本屋があったの、わかんない?

(澤部佑)マルエツの向かいに古本屋、あったっけ?

(岩井勇気)なんかね、マルエツの道、線路につながっているだろ? その線路の手前の左側にあったんだよ。

(澤部佑)ああ、あったな!

(岩井勇気)俺はあそこにむちゃくちゃ行ってて。で、そんなに漫画はないんだけど。そこで50円とか100円で、お金はないけど買えていた漫画で俺はこの二次元の世界を広げていったの。そこで。その店で『ストップ!! ひばりくん!』も買って。もう超好きになって。で、「古本じゃない」ってなって、後々に新品を買うんだけども。それぐらい、好きな作品で。そういう、俺の好きな要素は詰まってはいるよ。

(澤部佑)調べてみるとね。

(岩井勇気)だけど、とにかく俺の感想は「すげえ!」っていう感想で。1話に謎が多いし。気になる作品はあるよ。で、「これがこうなんだろうな」みたいなのはあるよ。いっぱい。で、最後のシーンでワクワクした時にね、考察とか伏線とか。最近、なんかずっとそういう……世間にもアニメが浸透してきてそうだけど。「伏線がどうのとか、作画とか、もうそういう能書きを垂れながらアニメを見ちゃっていたな」って思ったんだよね。アニメを見た時って「なんかわかんないけど、すげえ!」って思うやつだし。よくわかんない世界に連れていってくれるのもアニメじゃん。だから、この無限な表現が、この「わかんない」っていうところまで表現ができるのがアニメのよさなんじゃないかって思ったから。だから「すげえ!」でいいんじゃないかって思ったっていうね。

(澤部佑)多くを語るのではなくてね。

(岩井勇気)だから、この「アニメを語らない」っていうアニメを語らせてもらいましたね。今日はね(笑)。

(澤部佑)ああ、なるほどね(笑)。『Sonny Boy』?

(岩井勇気)そう。

(澤部佑)それは今もやっているの?

(岩井勇気)やっているよ。まだ1話しかやってないんだけども。このオンエアーの時には2話もやっているかもしれないけども。今後、全然おもしろくないかもしれないけども。1話がそれだから。もう別にいいっていうね。うん。

『Sonny Boy』予告&第一話

<書き起こしおわり>

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