ハライチ岩井『ホスト万葉集』を語る

ハライチ岩井『ホスト万葉集』を語る ハライチのターン

ハライチの岩井さんが2020年11月6日配信のTBSラジオ『ハライチのターン!』ラジオクラウドの中で『ホスト万葉集』について話していました。

(岩井勇気)なんかね、もらったんだよ。その(新潮社の担当編集者の上司の)友達のお母さんにさ、本を。「これ、読んで」って言われて。

(澤部佑)なんかすごいね。プロから?

(岩井勇気)いや、それを何個ももらっているのよ。でも全部無視して読んでないんだけども。

(澤部佑)それはなに? 「勉強の」みたいな意味もあるのかな?

(岩井勇気)「面白いから」みたいな。「ためになる」っていうか「あなたの作風に影響をおよぼすかもしれないから」みたいな。最初はおすすめのエッセイとか小説とかを渡してきていて。俺、全く読まないでいたら途中からなんか絵本とかになっていて(笑)。

(澤部佑)ああ、お母さんだね(笑)。ちゃんと合わせてくれてるね。

(岩井勇気)それも読まなくて。それで今回ももらって。紙袋に入っていて。それをピッと見たら、歌舞伎町のホストたちの57577の短歌がいっぱい収録された『ホスト万葉集』っていう本で。

(澤部佑)ああ、なんか聞いたことあるな。

(岩井勇気)それで「ナメるなよ……」って思ったんだけど(笑)。

(澤部佑)「ナメるなよ」ってなんだよ! お前が読まないから読みやすいの、読みやすいのっていうので面白いのってなったんでしょう、それは。それで、読んだ?

(岩井勇気)で、ムカついて読んだのよ。これがね、面白くてね……(笑)。

(澤部佑)ほら! プロがすすめてくるんだから、それはもう……。

(岩井勇気)面白くてね。もう読んでもらいたいっすけどね。

(澤部佑)それはその短歌の中身もホストの感じなの?

(岩井勇気)ホストのこと。

(澤部佑)それは面白そうだね。

(岩井勇気)なんか、いいんだよね。「上手いな」っていう短歌と「うわっ、バカだな!」っていう短歌のコントラストというか。それがよくてね。「面白いじゃないですか。いいのを持ってくるじゃないですか」って思ってパッと背表紙を見たらね、「講談社」って書いてあって。「新潮社の本じゃねえじゃねえかよ!」って(笑)。「どういうつもりで俺に渡しているんだよ、おい? この人、新潮社の本を渡してこないの?」って思って。

(澤部佑)それはもう、「面白い本は無限にあるよ」っていうすすめだから。別に。

(岩井勇気)すごいな。講談社の本を俺にすすめてきて……って。ねえ。いやー、ちょっとホストに行きたくなったね。でもね。

(澤部佑)ああ、すごいね。それを読んで?

(岩井勇気)なんかいいなって。前からちょっと行ってみたかったんだよね。だって誰も連れて行ってくれないじゃない?

(澤部佑)まあ、ホストはね。

一度、ホストクラブに行ってみたい

(岩井勇気)キャバクラはなんか昔、先輩とかが連れて行ってくれたりとかはあったかもしれないけどね。

(澤部佑)まあ、さんまさんとかね。

(岩井勇気)でも、ホストは行かないじゃない?

(澤部佑)まあ、女社長とかとなんか仲良くならない限りはね、なんかね、連れていってはもらえないよな。

(岩井勇気)盛り上げてくれる後輩みたいな感じで、楽しそうじゃない?

(澤部佑)ああ、楽しそう。ヘルプで来る若い面白いやつとかね。

(岩井勇気)めちゃくちゃ楽しそうじゃない?

(澤部佑)たしかに1回はな。ロケとかではあるけど……そうね。

(岩井勇気)ちゃんと客としてさ。

(澤部佑)別に行っている人もいるもんね。

(岩井勇気)そうそう。でも、どうなんだろうね? あんまりよろしくないのかな? 向こうからしてみたら。

(澤部佑)どうなんだろうね? どういうテンションなのか、わかんないけど。

(岩井勇気)でも正直さ、常連にならなそうじゃない?

(澤部佑)まあ、そうね。力は入れてこないのかな?

(岩井勇気)かもね。でも、最初にいいことが書いてあったの。「ホストは振られる職業です」って書いてあって。「来てくれたお客さんでその次に来てくれるのは5割にも満たない。ホストは振られることの方が多い職業です」みたいに書いてあって。

(澤部佑)なるほど。頭のところで。いいね。ホストという職業のいろんな悲哀を頭で。なるほどね。講談社から絶賛発売中ですね。

(岩井勇気)なんか、うーん。詳細には忘れたけど。短歌で酉の市に行って売り掛け? ツケをしまくって飛んだ客の女の人を見かけたけど、見て見ぬふりをして今日は楽しもうぜ、みたいな短歌があったりとか(笑)。

(澤部佑)うわっ、いいね。へー!

(岩井勇気)そういうのとか書いてあってさ。

(澤部佑)すげーな。かっけーね、そいつ! それで、たしかにその人に会いたくなるもんね。

(岩井勇気)そうそう。

(澤部佑)それはどこの誰だか、わかるの?

(岩井勇気)名前はなんか書いてあるの。

(澤部佑)じゃあ「この短歌のホスト、いますか?」って。

(岩井勇気)あと、1個だけ言うけども。眠らない街・新宿とは言うけども、なぜか道路に人が寝ている、みたいな。そういう上手いやつとかもあったり。

(澤部佑)歌舞伎町の風景をね。

(岩井勇気)めちゃくちゃ読みやすかったんだよ。

(澤部佑)何個ぐらいあるの?

(岩井勇気)ええとね、900ぐらいの中から300を厳選したみたいな。ずっと集まってやっていたみたいよ。

(澤部佑)なんかで見たな。テレビでやっていたのかな?

(岩井勇気)和歌みたいな、そういうののスペシャリストを呼んで集まってやっていたみたいな。

(澤部佑)おすすめっていうことですね。

(岩井勇気)はい。

ホストの歌会

<書き起こしおわり>

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