ハライチ岩井 近所の高級スーパーの罠を語る

ハライチ岩井 近所の高級スーパーの罠を語る ハライチのターン

ハライチの岩井さんがTBSラジオ『ハライチのターン』の中で家の近所の高級スーパーの高級っぷりについて話していました。

(岩井勇気)あの、家の周りにさ、スーパーが2軒、あるんですけど。1個はピーコックっていうね、都内ならどこにでもあるスーパーなんすけども。なんでも安く買えるスーパーで。でも、ピーコックは家からちょっとだけ遠いのよ。

(澤部佑)どんぐらい?

(岩井勇気)もうそれがすっごい微妙な、徒歩8分。

(澤部佑)ああ、微妙! 微妙だね。

(岩井勇気)徒歩8分って絶妙な距離よ。ある春の晴れた昼下がりだったらいいけど。全然行くけども。

(澤部佑)なに、その言い回しは? ある晴れた?

(岩井勇気)ある春の晴れた昼下がりだったらいいけどね。行くんだったら全然いいけどね。

(澤部佑)それだったらどこへでも行けるよ。春は。

(岩井勇気)凍てついた冬の小雨の夜だったら嫌だよね?

(澤部佑)最悪だよ! どこにも行きたくない。8分のピーコックどころじゃない。もうどこにも行きたくないよ!

(岩井勇気)凍てついた冬の小雨の夜だったら、8分は嫌でしょう?

(澤部佑)地球上の天気でいちばん嫌な時じゃない? 季節と天気を掛け合わせるやつで、いちばん嫌だよ。

(岩井勇気)嫌な。それはもう、ピーコックに行けないからさ。まあ、もうひとつのスーパーがあるんだけど。それがまあ、徒歩2分ぐらい。

(澤部佑)ああ、近いところだ。あるじゃない。

(岩井勇気)あんだけど、そのスーパーがまあ高級スーパーなわけ。

(澤部佑)ああ、あるよね。都内には結構ね。

(岩井勇気)もう値段がめちゃくちゃ高いの。もうなんか、成城石井超えよ。本当に、もう。

(澤部佑)成城石井が高いんじゃないの?

(岩井勇気)成城石井、高いけど。もうそれ超えよ。マジで。もう全商品、普通のところの1.7倍ぐらいよ。全部。で、もうちょうど、本当に1.7倍ぐらいのやつが全部だよ。いろんな箇所を見て、全部1.7倍ぐらい。

(澤部佑)まあ、物がいいんでしょう? やっぱり都内の金持ちが行くところなんだろうな。

通常のスーパーの1.7倍の価格

(岩井勇気)本当にだから、ピーコックに行くのがしんどい時しかそのスーパーには行かないんだけど。もうセレブばっかりいてさ。

(澤部佑)やっぱそうなんだね。

(岩井勇気)結局。マダムみたいなのばっかりいて。まずでも、スーパーの入り口のところに焼き芋がさ、石の上に何個か置いてあるの。

(澤部佑)ああ、あるね。

(岩井勇気)でもこの焼き芋だけ安いのよ。1個200円ぐらいの。

(澤部佑)まあ、そうか。普通ぐらい?

(岩井勇気)でもこの焼き芋は、罠なんだよ。この焼き芋は罠。高級スーパーだから、そのスーパーに合っている人間かどうかを試す焼き芋なんだよ、これは。

(澤部佑)罠?

(岩井勇気)罠なんだよ。入り口にあるその安い焼き芋をカゴに入れようもんだったら、「あの客はちょっとウチには、ねえ。似つかわしくないですね」って判断される罠なの。

(澤部佑)罠なの?

(岩井勇気)偽のテスト焼き芋だから。

(澤部佑)偽のテスト焼き芋(笑)。

入り口そばの偽のテスト焼き芋

(岩井勇気)偽のテスト焼き芋があるんだよ。スーパーの横に。

(澤部佑)食べれないの? 偽のテスト焼き芋は。

(岩井勇気)偽のだから、家に帰って食べても、もう何の味もしないよ。偽のテスト焼き芋だから。

(澤部佑)ええーっ!?(笑)。偽のテスト焼き芋はもう?

(岩井勇気)テスト焼き芋だもん、だって。

(澤部佑)でも、焼き芋でしょう?

(岩井勇気)焼き芋。うん。でも、偽のテスト焼き芋だから、買っちゃって家に帰って食べても、口に中で「スカッ」って言って終わりだよ。

(澤部佑)「スカッ」(笑)。フハハハハッ! 「スカッ」って音がするの?

(岩井勇気)「スカッ」って音がして終わり。

(澤部佑)なに? 偽のテスト焼き芋。超嫌じゃん。

(岩井勇気)だって、偽のテスト焼き芋だもん。

(澤部佑)なんだよ、偽のテスト焼き芋って!

(岩井勇気)セレブかどうかテストする焼き芋だよ。

(澤部佑)それを買っちゃうと、そうか……。

(岩井勇気)で、それをクリアしてスーパーに入ると、野菜のコーナーがあるんだけど。まあ、野菜が如実に高いよね。

(澤部佑)まあ、野菜は値段変わりそうだね。

(岩井勇気)キャベツ1個390円するからね。高いよね。

(澤部佑)はー、高い!

(岩井勇気)パプリカなんか1個買おうとしたら1個300円で。「ヒーッ!」ってなって置いたんだから(笑)。「触っちまった!」って(笑)。300円だよ、パプリカが。

(澤部佑)高いね。

(岩井勇気)ヤバいよね。だからサラダを作ろうと思ったら、普通に1500円以上しちゃうよ。ヤバいよね。スーパーなのに。

(澤部佑)すごいところだな……。

(岩井勇気)謎の、なんかビッグマッシュルームっていう、本当にでっかい、藤子不二雄の帽子ぐらいのデカさの……ちょこんと乗っている藤子不二雄の。

(澤部佑)ベレー帽?

(岩井勇気)ベレー帽ぐらいの大きさのビッグマッシュルームがあるんだよ。それが、1000円。1個1000円でさ。

(澤部佑)えっ? 藤子不二雄のベレー帽なんじゃないの?(笑)。……だとしたら、安いか?

(岩井勇気)でも、それが毎日あるんだよ。っていうことは、毎日、その1000円のビッグマッシュルームを仕入れているってことだから、売れてるんだよ。

(澤部佑)そうね。

(岩井勇気)誰か買ってってるんだよ。帽子を(笑)。

(澤部佑)帽子じゃない(笑)。じゃあ、買っていってるのは藤子不二雄じゃん(笑)。

(岩井勇気)そうじゃない? 藤子不二雄が買っていってるんだよ。

(澤部佑)か、先生に憧れている漫画家が、買っていくのかな?

(岩井勇気)たまにいるもんね。街中でマッシュルームかぶっている人(笑)。

(澤部佑)マッシュルームっていうか、ベレー帽ね。ベレー帽をかぶっている人はいるもんね。

(岩井勇気)白い時はそれ、疑った方がいいよ。ベレー帽。

(澤部佑)ああ、ビッグマッシュルームは白いの?

(岩井勇気)うん。マッシュルームなんじゃねえか?って。高いよね。

(澤部佑)まあ、結構するね。

(岩井勇気)なんに使うんだろう?って。果物もだから高いから。メロンが置いてあるんだけどさ、小ぶりのメロンのアールスメロンっていうやつがあるんだけど。これが、2980円するんだよね。これが。

(澤部佑)うんうん。

(岩井勇気)「まあまあまあ……」じゃん。で、その隣に同じ見た目の、同じ大きさのアールスメロンが1万円で売っているのね。

(澤部佑)ええっ? アールスメロンでしょう? おんなじ?

(岩井勇気)「アールスメロン」って書いてあるんだよ。で、その隣に、同じ大きさの同じ見た目のアールスメロンっていうやつが1万5000円で売っているのよ。どういうことなんだろう?ってなって。

(澤部佑)なに?

謎のアールスメロン

(岩井勇気)でもそれは俺、嘘だと思っているの(笑)。「高くすりゃあセレブ、買うだろう」って、同じアールスメロンを値段を変えて売ってるんだよ(笑)。

(澤部佑)いや、そんなことないよ!

(岩井勇気)同じやつなのに、たぶん1万5000円のが売れてるんだよ(笑)。

(澤部佑)そんなことない。たぶん、質が違うんだよ。なんか切ると……。

(岩井勇気)いや、本当にわからない。マジで見た目じゃあ。だから俺、いっつも毎回3つ置いてあるやつの場所を入れ替えてやろうかなって思う時あるんだよ(笑)。

(澤部佑)フハハハハッ! やめなさい。絶対にやめなさい。それ。違うんだから、たぶん。

(岩井勇気)「本当にわかって買ってるんだろうな?」って。見ててやろうかなって思ってさ。で、イチゴも1パック、全部800円ぐらいするんだけど。で、もう本当にスーパーとちおとめみたいなのが売っていて。

(澤部佑)あるの? スーパーとちおとめっていうの?

(岩井勇気)書いてあるんだよ。で、「なんだ、スーパーとちおとめ?」って思って。イチゴのコーナーもいろいろと銘柄があって、いちばん高いイチゴが2700円ぐらいする白イチゴっていうやつなんだけど。

(澤部佑)いちばん高いのは、白いの?

(岩井勇気)うん。いちばん高いの、白いイチゴなんだよ。マジで意味わからないでしょう? 嫌じゃない?

(澤部佑)まあ、そうね。赤で育ってきているからね。

(岩井勇気)赤イチゴ、買いたいじゃん? 美味しそうだもん。赤イチゴ。でも、セレブはこぞって白イチゴを買っていくんだよ。

(澤部佑)うんうん。

(岩井勇気)「白イチゴが美味いんだ」っつって。

(澤部佑)いや、そっちの方が物はいいんでしょう?

(岩井勇気)子供は知らないらしいよ。赤いイチゴが。セレブの子は。

(澤部佑)セレブの子たち?

(岩井勇気)イチゴは白いもんだと思っているらしいよ。

(澤部佑)セレブの子たちにインタビューしてないでしょう? 岩井は。

(岩井勇気)イチゴは赤いって知らないらしいよ。赤いと腐ってると思うらしいよ。

(澤部佑)「もう赤くなっちゃってるじゃん」って?

(岩井勇気)すごいんだよ。そこのスーパーは。だからピーコックで……本当にね、ピーコックで128円で売っていた舞茸と同じ舞茸が250円とかで売っているんだから。意味わかんないよね。本当に銘柄も一緒なのよ。パッケージも一緒なの。高いんだよ。

(澤部佑)高いんだ。ふーん。

(岩井勇気)強気だよね。

(澤部佑)まあ、そうね。

(岩井勇気)で、600円のポテトチップとか売ってるのよ。わけわかんない、あるじゃん? 海外の倍ぐらいの大きさの、英語しか書いてないやつさ。絶対に最後、しっけしけになるデカさのやつ。売っていてさ。あと、スーパーで見たことがない黒光りした上質なテッカテカのチョコレートケーキ、あるじゃん?

(澤部佑)ああーっ、テッカテカの硬そうなやつだろう? テッカテカのやつな。

(岩井勇気)そう、テッカテカのやつ。チョコレートケーキ。なんか三角の1ピースみたいなの。

(澤部佑)町工場で作ったみたいなやつ(笑)。鉄で加工されているみたいなやつ。

(岩井勇気)ケーキの倍ぐらいデカさのケースに入って売られているんだけど、それが600円ぐらいするのよ。「いや、ケーキ屋に行くわ!」って思ってさ、いつも。で、ドンペリとか売ってるからね。

(澤部佑)ああーっ! そうか。あんまり売ってないからね。

(岩井勇気)ドンペリが売っていて、その横になんかつまみみたいなのが。1200円ぐらいで赤いチーズが売ってるから。ヤバいよね。

(澤部佑)うわー、すごいな。そこはなかなか……。

(岩井勇気)高っ!って思って、一通りだいたい俺、いつも見るんだけど。

(澤部佑)そうか。一応行ってるんだもんね。岩井は。

(岩井勇気)行ってさ、いっつも毎回「高えな」って思ってさ。で、そのスーパーをバーッていろいろ見て、一周して。で、最後にいちばん高い6個入りの450円のいちばん高い卵があるんだけど。

(澤部佑)6個入り……ああ!

(岩井勇気)とりあえずそれを買って。それだけ買って家に帰って。で、キッチンの棚をバーッて開けてさ。上の棚をさ。で、チキンラーメンがあるんだけど、それを丼に入れて、450円の卵をバーッて割って。で、お湯を注いで3分待って。でさ、1人の部屋でズルズル食べてさ。寂しく食べて、で、「なんにも変わらねえじゃねえか……」ってボソッと言って(笑)。

(澤部佑)フハハハハッ! 1人で、ボソッと?

(岩井勇気)「なんにも変わらねえじゃねえか……」ってボソッとつぶやいて寝たんだよ(笑)。

(澤部佑)いや、お前、ダメだよ。そんなやつ。そんなやつ、言っちゃダメなんだぞ!(笑)。お前は。

(岩井勇気)でも、クリスマスはさ、そのチキンラーメンに俺、ビッグマッシュルームをトッピングしてやろうと思って。

(澤部佑)フハハハハッ! いや、ダメだよ。向いてないよ、お前は。本来、焼き芋で引っかかって帰るべき人間だから。お前は。

(岩井勇気)そこはクリアしているんだけどね。

(澤部佑)そこがテストっていうのだけ見抜いちゃっているから(笑)。

(岩井勇気)あのスーパー、何も買えないんだよ(笑)。

(澤部佑)ダメだよ(笑)。

<書き起こしおわり>

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