麒麟・川島とダイアン・ユースケ『オッドタクシー』を語る

麒麟・川島とダイアン・ユースケ『オッドタクシー』を語る 川島明のねごと

ダイアン・ユースケさんが2021年7月11日放送のTBSラジオ『ブレインスリープ presents 川島明のねごと』に出演。川島さん、向さんとアニメ『オッドタクシー』について話していました。

(川島明)ユースケ結婚おめでとうスペシャルはこの後にやらせてもらうとして。ちょっと私と向のね、ユースケさんの株が爆上がりしているんですよ。

(ユースケ)えっ?

(向清太朗)今、もうとんでもない。

(川島明)本当は本番前にユースケさんがチラッとスタジオの前を通過したじゃないですか? あの時、私と向は胸がドキドキして。「本物だ!」って。

(向清太朗)思いました。

(川島明)これはマジでいじっているわけじゃないんです。

(ユースケ)いや、いじってます。めちゃくちゃいじってる!

(川島明)結婚のところは後からマジで存分にいじりますけど、ここはホンマに1回、ファンとして向き合わせていただきたいんですけども。我々としてはラジオにホモサピエンスの柴垣さんが来てくれたという。マジなんですよ!

(ユースケ)わっ!

(向清太朗)今、むちゃくちゃ緊張してます!(笑)。

(川島明)ちょっと向さんの様子もおかしい。

(ユースケ)えっ、川島さんも見てはったんですか?

(川島明)俺、もうドンバマりして。『オッドタクシー』!

(ユースケ)『オッドタクシー』。ありがとうございます。

(川島明)先日、テレビ東京では最終回を迎えました。お疲れ様でした。

(ユースケ)ありがとうございます。

(川島明)柴垣さん。

(向清太朗)柴垣さん。いや、もう見れば見るほど柴垣さんだと思って。

(川島明)柴垣だけ、実写で出てたよね?

(ユースケ)もう、やってますね。

(向清太朗)ケロッグのCMみたいに実写で(笑)。

(川島明)『メリー・ポピンズ』とかみたいに。小戸川さんとか白川さんはアニメやけど。

(ユースケ)いや、柴垣はイノシシなんすよ。

(川島明)ホンマ?

(ユースケ)かわいいアニメの柴垣ですよ。

(川島明)今の段階では……これを収録している段階ではこれ、最終回が終わって2日後なんで。めちゃくちゃ今、熱が高い!

(向清太朗)そうなんですよ。「しゃべりたい」という気持ちが。

(ユースケ)たしかに。僕もストーリー、最後は知らなかったので。だからびっくりしました。

(川島明)ああ、アニメのオンエアーで知った?

(ユースケ)そうです。

(向清太朗)へー!

オンエアーで結末を知る

(川島明)ミキともしゃべったんですよ。同じ声優をやっているミキのお二人ともしゃべったんですけども。普通、アニメの映像があって、それにアテレコするんやけども、これは全く違うんですってね。『オッドタクシー』、やり方が。

(ユースケ)『オッドタクシー』は最初、なんていうんですかね? ラフ画みたいな……。

(川島明)ちょっと線で書いたような、漫画のネームみたいな。

(ユースケ)みたいなのを出してもらって。それに合わせて声をやってくださいと。で、出来上がった声に合わせてアニメとかを仕上げていくっていう。

(川島明)だからストーリーもよくわかんないまま、セリフをつらつら言っていくという。

(ユースケ)そう。「こういう言い方で言ってみてください」とか言われて。当然、素人なのでうまくできないじゃないですか。でも声に後でアニメをつけていくというやり方なので、出来上がりは当然すごく、素人でもちゃんとできているという感じに。

(川島明)だから、この声ですよね。今のこの声も柴垣だから。

(向清太朗)寄せてくれているのかな?って思うぐらい。

(ユースケ)ちょっと不安があったんですよ。ほぼはじめての声優なんですけども。柴垣っていう役。相方も一緒にやっているんですけども。お笑いコンビで。

(川島明)そうですよ。ホモサピエンスっていう名前でね。

(ユースケ)もうダイアンすぎて。

(川島明)いや、ダイアンすぎるわ。

(ユースケ)そうでしょう? だから僕もそこを思っていたんですけど。「こんなにダイアンでいいんかな?」って。でも「それをやってください」って。

(川島明)これがよかった。見てない方のために説明すると、お笑いに熱い柴垣っていうボケの、ルックスはイノシシなんですけども。相方の馬場というキャラクターに対して「お笑いはこうだ、ツッコミやったらもっとこうしろ」みたいなストイックなことをバンバンぶつけていく。だけど、相方の馬場はお笑いのことはよくわからない。ツッコミが下手で足を引っ張っている。だけど……というところなんですけどもね。まあ、それもユースケじゃないですか。お笑いに対して熱いっていう。「ワシが、ワシが……」っていう感じ。

(向清太朗)「スケッチブック、持ってこんかい。大喜利や、大喜利!」って。

(川島明)「大喜利、させ!」って。飲みの場でもやるじゃないですか。

(ユースケ)いや、やらないですよ。そこまでは。

(川島明)「このつまみに一言」とか(笑)。嫌やなー。

(ユースケ)嫌な先輩ですよ、それ(笑)。

(川島明)ストーリー、知らんかったんやね。だから。

(ユースケ)アニメのタッチと内容がちょっと違いすぎて。すごいなって。

(川島明)そうそう。なんか『どうぶつの森』的なちょっとほんわかしたかわいいやつかと思ったら、まあシリアスな、ちょっと推理物のサスペンス的な。というところなんですよね。でも、ユースケは全部見ているからいいんですけども。ミキのお二人に至ってはまだ見ていない。だけどこっちは「すごい作品にミキが出ている!」ってなっているから、『ラヴィット!』でも一緒やけども。もう会いたくてしょうがなくて。「これ、どういう感じでこのセリフ、言ったん?」とか聞いてもあの2人、ピンと来ていないのよ。

(向清太朗)そう。見ていないから。

(川島明)まだ見ていないっていう。セリフを読んだけども、どういうシーンでそのセリフが言われるのか、わかってない段階で。監督はそれを意識して収録されたんやろうけども。だけど、「あれはあれやったな」って言っても昴生が「ああ、そうなんすか?」って。「こいつ、めっちゃイキっとるやん!」って。最初。「スカすやん!」って思って。「『オッドタクシー』、おもろいな!」って言うても「ああ、まあ、はい」みたいやけど。「何をイキってるねん、こいつ」って思ったけど。ホンマにそんなんやねんって。

(向清太朗)「知らないから」っていうことでしょう?

(ユースケ)そうでしょうね。正直、やっぱりアニメが始まっていったらそうやって言っていただくんですよ。そこで「あっ、ええっ? そんなすごいんや。そんな面白いんや」って。

(川島明)普段、そこまでアニメ、見てへんやん?

(ユースケ)そうなんですよ。最初、正直あんまり見れてなかったんですけども。でも、結構言われるのでバーッと見ていったら「わっ、ホンマに面白い!」ってなって。ほんなら結構そうやって向さんとか川島さんとか、他の後輩とかもブワーッと言ってくれるので。「ああ、そんなにすごい作品なんや」って。人に言われて。

(川島明)一番いい形よね。

(向清太朗)そうなんですよ。本当に。俺、だからメールで「結婚おめでとう。すごいな」って。あの「すごいな」は『オッドタクシー』のことやったんですよ。

(ユースケ)それ、言うてもらわないと。

(川島明)「結婚がすごいな」じゃないのよ。「それにしても『オッドタクシー』。あんな作品に関われてすごいな」って。

(ユースケ)ああ、そこ、抜けていたんで。結婚のことやと思った。すいません。

(向清太朗)違う、違う。

(川島明)結婚は別にどうでもいいんですよ。ホンマに言うと。今回も。

(向清太朗)アハハハハハハハハッ!

(川島明)俺もいろいろ……向ほどじゃないけども、アニメはちょっとは見ていますけども。全部、道中もおもろすぎて。最終回が完璧すぎて話題になってブレイクするっていうのは完全に『エヴァンゲリオン』と全く同じなんですよ。エヴァも最終回で物議をかもして。「なんや、あれ!」って。人に勧めたくなったという。それと一緒なんで。もしかしたら、林原めぐみさんと全く同じ軌跡を今、歩いているのかも……。

(向清太朗)ユースケが?

(ユースケ)マジですか?

ユースケ、林原めぐみと同じ道を歩む?

(川島明)ユースケさん、レジェンド声優になるかもしれない。

(向清太朗)林原めぐみさん、90年代を支えきった……。

(川島明)『ユースケのTokyo Boogie Night』が始まるかもしれない。

(向清太朗)いや、すごいですよ。林原めぐみさん。レジェンド中のレジェンドですよ。

(ユースケ)たしかにでもそうやって向さんもアニメ、めっちゃすごいじゃないですか。川島さんもめっちゃ見ているじゃないですか。そういう人に言われると、「ああ、ホンマにすごいんちゃうかな」っていう風に思ってきますね。

(川島明)すごいと思います。

(ユースケ)だからミキとかはすごい上手いなと思いました。僕、最初はわからなかったんですよ。ミキやって。たかしとかも。

(川島明)トレンディエンジェルのたかしを呼びたい! 次、来週は。

(向清太朗)『オッドタクシー』特番やん(笑)。

(川島明)いや、『オッドタクシー』月間にしたいのよ。『オッドタクシー』スペシャル月間にしたいのよ! 2人が好きすぎて。

(向清太朗)むちゃくちゃおもろかったから。

(川島明)そういう可能性もあるので。今のうちにユースケを呼んでおけたっていうのはね。

(ユースケ)ありがとうございます。

(向清太朗)本当に。半年後にはもう、花江夏樹さんになっているかも……。

(川島明)いや、本当にそう。『鬼滅』とか決まるかもしれへんよ。この後、映画版。

(ユースケ)決まらんでしょう。あんな僕のままでしゃべっていて。

(川島明)いや、いけるかもしれん。ホンマに、ホンマに。「炭治郎、どないなっとんねん、お前」って。もう全然、柴垣のままで。

(ユースケ)柴垣やん。全部俺のままですやん。

(川島明)いや、ユースケは声、変えてほしくないのよ。

(向清太朗)あのままで。味があるから。

(ユースケ)そうですね。

(川島明)やっていただきたい。なので、結婚おめでとうスペシャルはカットですね。

(向清太朗)フハハハハハハハハッ!

(ユースケ)いや、そのつもりで来てるんすよ。結婚おめでとうユースケのつもりで来てるんですよ。『オッドタクシー』は……まあ、素晴らしいですけども。

(向清太朗)しゃべりたいのよ?

(川島明)めっちゃしゃべりたいねんけども。

(ユースケ)今度、なんか『オッドタクシー』のイベントがあるんすよ。それで向さんが司会でイベントがあって。

(向清太朗)僕が「好き」って言い続けたら、「じゃあ、もう入れよう」ってなって。出ている花江夏樹さん、ダイアン、たかし、トニーフランク、ガーリィレコードとかが来て。振り返りのイベントをやるんですよ。

(川島明)ええっ! 花江さん、来てなかったら大変やん、それ? また吉本の常套手段。また結局、最後にコメディで濁す。新喜劇の方からもちょっと力を借りてコメディに濁すやつね。ああいうんじゃないの?

(向清太朗)「濁す」って言わないでくださいよ(笑)。大丈夫。

(川島明)『オッドタクシー』新喜劇だけはマジでやめて! 本当に聖地に土足で入るような……。

(ユースケ)なんでも新喜劇にしますから。

(川島明)いつもするから。後半。オパヤンが。気つけてよ。

(向清太朗)大丈夫。それは守りますんで。

(川島明)わかりました。ちょっと『オッドタクシー』を見ていないという方はぜひ見てね、もう1回、このラジオを聞いていただきたいです。それではここで1曲、聞いてください。ユースケ結婚おめでとうを記念しまして。新井正人さんで『アニメじゃない』。

(向・ユースケ)なんで?

新井正人『アニメじゃない』

<書き起こしおわり>

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