ランジャタイ国崎さんが2023年11月4日放送のTOKYO FM『川島明 そもそもの話』に出演。ガキの使いで披露した七変化について話す中で、川島さんが「落ち込んだ時、あの七変化を見る」と話していました。
(川島明)それで最近はあのね、ガキの使いの七変化。芸人が本当に一番恐れる、試される場所なんですけども。
(国崎和也)すごい楽しかったです、あれ。
(川島明)楽しかったんだ?
(国崎和也)あれ、めっちゃ……1ヶ月前に言われたんですけど。たぶん人生で一番楽しい時期でした。
(川島明)ええっ? みんな普通、震えたり……謎のニキビができたり。
(国崎和也)大ニキビができたり(笑)。
(川島明)大悟さんに大ニキビができたり(笑)。
(国崎和也)あれ、でかかったっすね(笑)。
(川島明)もう1個、大悟ができるんちゃうか、ぐらいでかいニキビが。いや、あれが普通なのよ。
(国崎和也)カナブンぐらいでかかったっすよ(笑)。大悟さん(笑)。
(川島明)まず一変化しちゃったっていうね(笑)。いや、そうなんねんって。芸人は。
(国崎和也)なんか、言ってましたね。大悟さんがだから初めてやった時に、飛んだんですって。初めに。
(川島明)ああ、ネタが?
(国崎和也)一変化目に。
(川島明)ああ、たしかに。なんかそのまんま、オンエアーされてましたね。
(国崎和也)一変化目に飛んで。あたふたしていたら、横にいた浜田さんが下の椅子をガーン!ってやって(笑)。そこで本当に真っ白になって。自分の生まれた時から今までのがブワーッて……(笑)。
(川島明)走馬灯(笑)。
(国崎和也)走馬灯が駆け巡って。「あと6、あるんだ」と思いながら出ていった記憶があるっていうことで。
(川島明)いや、でもほんまそうよ。みんなガリガリになって帰って。で、ちょっとウケたらよかったな、ぐらいの。本当それぐらい、一番ストイックなところじゃない?
(国崎和也)そうですね。本当に。
(川島明)でも国崎は楽しかったんだ。もう。
やりたいことを全部叶えてくれた
(国崎和也)結構楽しかったです。打ち合わせの段階で、全部を叶えてくれて。「これもやりたい、あれもやりたい」って言ったことを「やりましょう! やりましょう!」って。
(川島明)「予算はいい。人もなんぼでも使ってくれ」って。そんなもんも珍しいし。相当、お金もかかったっていう?
(国崎和也)普通、ないですよね。それでやっぱり終わった後、スタッフさんが暗い顔して。「あの、1000万かかってます」っていう(笑)。
(川島明)ええーっ?
(国崎和也)1000万らしいですよ? 僕の七変化で。それぐらいの熱量と本気で……。
(川島明)最近、ちょっと見ない映像だったし。
(国崎和也)そうっすね(笑)。作り物から何から。あれ、会議室から作ったんすよ?
(川島明)そうか。会議室そのものをセットで作って。ほんまは……だから、ルールが破綻してるんですよね、本当は「会議室の中でなにかしてください」やけど。室内ではちょっと危ないということがあったりして。あれは、ほんまなんですか? 一応、七変化やるってなると、作家さんも「まあ、こんなんもあります」っていう案を出してくれて。まあ、手ぶらやと怖いからね。「一応、こんなんも用意してます。やる・やらないは自由やけど、こういう面白いのもあります」っていうのを出されたら国ちゃんが「せっかくなんですけど、ダウンタウンさんの前でネタができるのは今、ここしかないので。全部、私が考えたやつで行かせてください」って断言したという。
(国崎和也)これはでも、本当ですね。
(川島明)嬉しくて?
(国崎和也)嬉しくて。一生に1回しかないじゃないですか。そんなの。ダウンタウンが自分のネタを7個も、時間を割いて。
(川島明)純度100パーで。
(国崎和也)見てくれるっていうのはたぶんもう、ないなと思って。
(川島明)だからもう、喜びが勝っての?
(国崎和也)喜びが全部、勝りましたね。
(川島明)で、そのセットも気合い、入ってましたけど。国崎さん自体も気合入ってたといいますか。その場で眉毛から髪の毛までバリカンで全部を剃るっていう。いや、深夜に見てちょっと震えましたよ。
(国崎和也)フハハハハハハハハッ! いや、嬉しい(笑)。マジっすか? めっちゃくちゃ嬉しい!
(川島明)俺、あの七変化、録画したのを見ていたんですけど。俺、落ち込んだ時に今、あれを見てるんですよ。
(国崎和也)アハハハハハハハハッ! マジっすか? ええっ?
(川島明)いや、ほんまにロックを聞いているみたいな気持ちになって。まあ、ちょっと芸人ってね……。
(国崎和也)いや、病んでますって。落ち込んだ時にあれを見ているなんて(笑)。
(川島明)見ているのよ。やっぱりその、カレーをかけているのとか。あれがあんまりウケへんかったっちゅうのが一番面白くて(笑)。
(国崎和也)誰も笑わなかったですよ(笑)。
(川島明)誰も笑わないっていう。セット、あれだけでたぶん200万ぐらい、かかってたっていうね。
(国崎和也)あのジオラマとかね、本当にあのためだけに作ってくれてましたから。
ジオラマにカレーをかけてウケないのが一番面白い
ランジャタイ国崎七変化に何が発注されたかおよそを書いてみました
絶対うん100万いってる!笑①女装 シェフ ジオラマ カレー
②寿司屋 黒子 卵+シャリ SE
③現代アート3個 美術商の人 子供2人 ボール 契約書 押印
④東京タワー着ぐるみ+電飾 渡辺いっけい顔 ジャム 黄色いやつ
続 pic.twitter.com/wYEW34ZUsL— ゆきえ (@yukiebibipipi) September 11, 2023
カレーはあじわいライブとかゴイミュだし、たまご寿司とサンプラーだし、全財産使うのは53万の硯で、東京タワーとダイジョブ‼︎は漫才にいるし、巨人師匠パネルはご本人になって、髪はもはやランジャタイの笑いの道具だし、ガキ使国崎七変化は国ちゃんの今までの面白いを詰め込んだ集大成みたい pic.twitter.com/ASbruwoJDX
— もふもふ (@mofumofunosora) September 24, 2023
(川島明)で、エキストラの方も使って。めっちゃ綿密にリハをやって。町内みたいなジオラマに本当にカレーのルウをかけるっていうだけのことを……まあ、オンエアーですと3、4分やるんですけども。まあ、それがなんにもウケへんっていうのが、本当に勇気を。そして、ここまで攻めないとダメよっていう。もう1回、火が付きましたよ。
(国崎和也)ああ、本当っすか? いや、めちゃくちゃ嬉しいな!
(川島明)いや、それぐらい、結構芸人界隈ではあれ、事件です。
(国崎和也)えっ、本当ですか? あのカレーがですか?(笑)。カレーがひとつもウケなかったことが?(笑)。
(川島明)カレーがウケへんかったのもよかったし。他のも全部攻めて。国崎という男を水で割らないとこうなるんだっていうのを。素晴らしく、僕は本当に……今年見たテレビの中でベスト3に入るぐらい好きなんです。
(国崎和也)マジっすか! いや、病んでますって!(笑)。
(川島明)めっちゃ健康(笑)。あれで笑えるうちはまだ芸人でいれると思ってます。
(国崎和也)いや、めちゃくちゃ嬉しい!
<書き起こしおわり>