サンボマスター近藤 パチスロで年間600万円稼いでいた大学時代を語る

サンボマスター近藤 パチスロで年間600万円稼いでいた大学時代を語る 川島明 そもそもの話

サンボマスターのお三方が2023年10月21日放送のTOKYO FM『川島明 そもそもの話』に出演。麒麟川島さんとバンド結成エピソードを話す中でベースの近藤さんが大学時代、パチスロで年間に600万円稼ぐほどのカリスマだった話を紹介していました。

(川島明)今日はお三方おられるんで、バンド結成前というのから聞いていいでしょうか? 山口さんは?

(山口隆)僕は大学を卒業していて、無職……。今、無職っていうんだよね?

(木内泰史)当時から「無職」だよ。

(山口隆)当時から無職っていうの?(笑)。

(川島明)無職ですけど、音楽はやってたんですか?

(山口隆)音楽はやってましたけど……なんか皆さんが思うような感じじゃないですね。ライブハウスで頑張って……とかっていうよりかはなんていうかな? 「俺もいつか、行けるんじゃねえかな」って思いながら、何もしないで暮らしてるみたいな。

(川島明)コソコソと家で弾いたりしていたっていう?

(山口隆)そうですね。ちょっとはやっていたんですけど。サンボマスターの時ほどワーッとはやってませんでしたね。

(木内泰史)でも、ライブはやってましたよ。バンドで。

(川島明)人前には立っていたんですね。

(木内泰史)やってました。

(山口隆)あの時、月1ぐらいかな?

(近藤洋一)ライブハウスにノルマを払うんですよ。チケットの。

(川島明)ああ、なるほどね。チケットを売ったやつが立てるっていう。若手芸人と一緒だ。

(近藤洋一)そうです。20枚とかチケットを渡されて。で、売れ残ったら自腹で。

(川島明)買い取って。まあとにかく、自分で金払ってライブに出てるような感じですよね?

(山口隆)そこでずっとやりながらも、毎日遊びに行っていたのが近藤くんの家だったんですよ。

(川島明)ああ、まずここが友達なんですね。

3人はめっちゃ仲がよかった

(山口隆)友達。もうめっちゃ、この3人は仲がよかったですよ。「よかった」っていうと過去形みたいだけどね(笑)。

(木内泰史)今はね、あれですけど(笑)。

(山口隆)いやいや、そんなことねえだろ?(笑)。

(川島明)じゃあ、3人で来ないですよ(笑)。

(近藤洋一)まあまあ、大学の音楽サークルで、仲間で。

(山口隆)近藤くんは毎回、来てくれたんですよ。僕のライブに。

(木内泰史)皆勤賞じゃない?

(近藤洋一)ノルマを払っているライブに。

(川島明)チケットを買ってくれて?

(山口隆)そうなんです。だから本当にね、ずっと近藤くんには25、6年、お世話になりっぱなしでね。本当に。それで今まで生きてきて。

(川島明)山口さんは人前でやっていて。近藤さんはその時は?

(近藤洋一)まだベース、弾いてないんですよ。

(川島明)楽器を触ってない?

(近藤洋一)楽器はアコギとか、ギターをやっていて。

(川島明)ああ、そっちですか。

(近藤洋一)だからバンドはベースでやったことなかったですね。

(山口隆)これ、人間関係がちょっとね、なんなんだ?ってお思いだと思うんです。川島さん。ここ、説明しますとですね、とにかく近藤洋一くんっていう人は突出した人間力がございまして。もう、カリスマだったんですよ!

(川島明)ほう!

(山口隆)これはですね、「カリスマ」っていうと皆さん、一般的なカリスマのことを思い浮かべるかもしれませんけど。そうではなくて。大学生活の中で、大学の授業にあんまり出ない僕らみたいな人たち。出たくない人たち。あぶれちゃった人たち。そういう、はみ出し者たちのカリスマだったんですよ。近藤くんは。

(川島明)何者でもない人たちがみんな、崇拝する人が近藤さんで。

はみ出し者たちのカリスマ

(山口隆)とにかく当時、いろんなパチスロとか、そういうのがありまして。近藤くんは資金力がとにかくすごかった! で、食えない後輩が全部、近藤くんのところに行きまして。

(川島明)ああ、お金はあったんですね。

(山口隆)で、近藤くんが家賃を払う。で、僕は近藤くんのところにタクシーで行くんですから。

(川島明)じゃあ、タクシー代は?

(山口隆)そうです。僕がタクシーに乗って。「着いたよ」っていうと、近藤くんが「ご苦労さまです」って言ってタクシー代を運転者に渡すっていう。とんでもない人だったんですよ。近藤くんは。

(川島明)スポンサーだ。そんなに潤ってたんすね?

(近藤洋一)だから、大学生ではなかったですね。既に。その当時、パチプロでしたね。

(木内泰史)本当、そうだよね(笑)。

(山口隆)30年前ね。

(川島明)ご飯が食べれるようになってしまっていたという。

(近藤洋一)年収600万ぐらい。

(山口隆)うわっ、言っちゃった! それは聞いたんですよ。僕。忘れもしない。

(川島明)大学生からしたら、とんでもないですね。月平均50万円。

(近藤洋一)そうなんですよ。

(山口隆)それがね、忘れもしない。夏休み入る前なんですよ。2人になって。夏前にですよ? 「近藤くん、今、どのぐらい稼いでんの?」っつったらバーッと見て。「今は660万ぐらいですかね」って言って。その時、7月の下旬でしたからね。「1月から約半年でこんなに稼いでいる年下、初めて見た!」と思って。

(川島明)スーパースターだ!

(近藤洋一)だから、なんていうんですかね? それこそね、有名な言葉で。「安心しろ。下を見れば俺がいる」っていうぐらいなもんで(笑)。

(木内泰史)それは……『全裸監督』の名言じゃないですか!

(近藤洋一)そう(笑)。もうとにかく、どんなに堕落しても俺よりは堕落してなかったですから。全ての大学生は。

(川島明)一番悠悠自適に近藤さんは過ごされていて。ほんで、人のライブも見に行けるほどお金もあって。木内さんはどういう存在なんですか?

(木内泰史)僕はでも、なんかダラダラしてましたよ。割と普通に生活していました。

(山口隆)こっちはお金がない状態だと思ってください。

(川島明)もう何もないんだよ。

(木内泰史)もう全然。ドラムはやってましたけど、別にバンド組んでるわけでもなく。

(山口隆)ただ木内は、これだけは言いますけど。人間的には本当になんですけども、ドラムの才能だけはすごかったですよ!

(川島明)「人間的にはあれ」(笑)。

(山口隆)人間的に本当にね、30年経ってもあれですけども(笑)。ドラムの才能がすごかったですよ! これは僕、見逃せなかったです。

(川島明)これはちょっと違うなと。

(木内泰史)ありましたね(笑)。

(山口隆)おいおい、人間的なところ、反省しろよ(笑)。

(川島明)でもなんとなく、楽しいことがあればいいな、みたいなことでサークルをやって、バンドをやって。これがなんで、サンボマスターになるんですか?

(山口隆)やっぱりなんか……木内くんに電話をしたんですね。バンドを組みたくて。

(木内泰史)ちょうど僕が卒業をする時だったんですよ。で、山ちゃんは1年前に卒業してて。で、僕が卒業する時に僕、就職も決まってなくて。「4月から何をやろうかな?」って思っていた時期だったんですけど。その時に山ちゃんから電話をもらって。「俺とちょっとバンドで心中しよう」と言われまして。

(川島明)山口さんが誘ったんだ。

(山口隆)「バンドで心中しよう」って言ったら木内が聞いたことねえような軽い声で「おう、いいよ」って言って(笑)。

(川島明)「命、かけろ」って言ってるんですよ? それを「いいよー」って?(笑)。

(山口隆)それでベースがいなくて。で、まあまあ、上手い方に1回、入っていただいたんですけど。やっぱりちょっと、俺の感じがむちゃくちゃだったんですよね。

(木内泰史)あんまり合わなくて。で、その彼はまた別のバンドもやってたんで。

(山口隆)そっちに行っちゃって。それでやっぱりもう、これはすげえやつを呼ばなきゃダメだっていうことで。本当にもう1回、『三国志』を見直して。劉備玄徳がどうやって諸葛孔明を呼んだか?っていう。

(川島明)三顧の礼ですよ。

三国志の三顧の礼を参考にして……

(山口隆)もう1回、吉川英治のを読み直して。で、近藤くんに電話をして。「こういうわけなんだけど。悪いんだけど……」って。近藤くん、ベースを持ってないので。当時、10万っていうのが自分が予想できる一番の大金ですから。「近藤くん、次は10万のベースを持ってきてくれ。それでバンドに入ってくれねえか?」っていうお願いを近藤くんにして。

(川島明)むちゃくちゃ厚かましい話ですね。ベース、弾いたことないんですよね?

(近藤洋一)触ったこともなかったです。

(川島明)ただ、お金を持ってるから。「ベース買って集合」と。

(山口隆)そう。ただ、この人間力が欲しかった! そしてこの、なんというか何事にも動じない才能と……。

(川島明)たしかに。仙人ですね。ほんま、すごいわ。

(山口隆)そしたらその次の日の練習。忘れもしない高田馬場。カチャッて扉を開けたら、もうどうしたって10万円以上するベースのケースを持って近藤くんが……。

(近藤洋一)白のフェンダーのベースね。

(山口隆)もう近藤くんがピカーッて光って。

(川島明)司令通り来たんですか?

(近藤洋一)はい。だから普通の大学生にとっての1万円ぐらいの価値だったんで。

(川島明)当時、稼いでますからね。

(山口隆)近藤くんにとってはわけがなかった(笑)。

(川島明)お金はあったと。

(山口隆)それで、だから3人でバンドを組んで。

(川島明)1からベースを?

(近藤洋一)そうですね。ベース、そこで初めてやりました。

(川島明)高田馬場で「せーの!」でやって。足並み、揃うんですか? それで。

(山口隆)いや、仲良かったのもありますし。あと僕、すぐ曲を作っちゃうから。それですごい、大丈夫でした。

(川島明)3人で何となくサンボマスターというのが始まっていくということですよね? すごいですね!

<書き起こしおわり>

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