Creepy Nuts J・コールのプロバスケ選手デビューを語る

Creepy Nuts J・コールのプロバスケ選手デビューを語る Creepy Nutsのオールナイトニッポン0

Creepy Nutsのお二人が2021年5月18日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中でラッパーのJ・コールがルワンダのバスケットボールチームとプロ契約をし、試合に出場した件について話していました。

(DJ松永)じゃあヒップホップニュースにまいりましょう。ラッパーのJ・コールがプロバスケ選手としてアフリカリーグでデビューを果たしました!

(R-指定)えっ?

(DJ松永)36歳のJ・コール、ルワンダのバスケチームの選手として、バスケットボールアフリカリーグに出場いたしました。出場したJ・コールですけれども、成績の方は3ポイントを決めました。で、3回リバウンドを取りました。で、2回アシストをした。出場時間が17分。試合には勝ちました。

(R-指定)いいじゃないですか。

(DJ松永)これ、どうですか? バスケの専門家としては。

(R-指定)専門家……(笑)。

(DJ松永)やっぱり高校の時、バスケの応援で鳴らした、喉を枯らしたことでおなじみの。

(R-指定)応援で鳴らしたやつが偉そうなことを言うのが一番腹が立つやろ? 外野が。でもまあ、上出来も上出来。こんだけできたら。

(DJ松永)3ポイントってすごいよね。

(R-指定)すごい。だからホンマに3ポイントシュートっていう遠いとこかのシュートを決めたのか、2点のシュートでファールもらってフリースロー1本かはわからへんけども。

3ポイント、2アシスト、3リバウンド


(R-指定)でも3ポイント決めたってすごいですよ。で、リバウンドなんかめっちゃ大事ですから。「リバウンドを制する者はゲームを制す」ですから。『SLAM DUNK』の明言で言うところの。で、2アシストですよ。得点につながるアシストをしたっていう。

(DJ松永)活躍じゃないですか。

(R-指定)大活躍でしょ。

(DJ松永)ヒップホップとバスケはね、近い距離にあるよね。

(R-指定)そうですよ。まあ、言うたらあっちの人とかでも貧困なところからはい上がるのためにはバスケをするか、ラップをするかっていう風にストリートとかでは言われたりもするし。J・コール、それこそ彼なんかは一番最初に売れた曲、『Work Out』かな? それとか、ストリートバスケのコートでMVを撮っていたりしましたから。

(DJ松永)ちょいチャラめのね。今のJ・コールの渋めな感じとは……。

(R-指定)ちょい違うんやけども。でも、そうっすね。ストリート、バスケとヒップホップはめちゃめちゃ近いっすね。

(DJ松永)やっぱりさ、アメリカだとラッパーってめちゃくちゃサイドビジネスするじゃん。売れてから。

(R-指定)いろんなことをするな。酒を作ったり。

(DJ松永)服を作ったり。あと、なんか別の日用品を作ったり。なんか本当になんでもするんだけどもさ。

渡辺志保 ラッパーの仮想通貨・NFT投資を語る
渡辺志保さんが2021年5月14日放送のbayfm『MUSIC GARAGE:ROOM 101』の中でラッパーたちの仮想通貨やNFT投資について話していました。

(DJ松永)でも、スポーツっていうのは珍しいよね。だってさ、やろうと思っても手を出せないじゃん? 体の年齢とかもあるからさ。

(R-指定)しかも、36やろ? 普通やったら引退をする歳やん? スポーツ選手が引退してコーチに回ったりするっていう。

(DJ松永)しかもさ、バスケ選手がラップをするみたいなことはあるのよ。

(R-指定)あるある。アレン・アイバーソンとかシャキール・オニールとかがラップしていたり。

(DJ松永)うんうん。日本でもCHRIS(佐々木クリス)だっけ? DJ MASTERKEYのアルバムに入っていたのとか、いたんだけども。

(R-指定)ああ、はいはい。いましたね。

(DJ松永)でも、J・コールの場合はもう、そもそもラッパーとしてもトップの人だもんね。

(R-指定)いや、トップよ! しかも、流行りのスタイルをやったっていうわけじゃなくて、ホンマにその歌詞の中身というか、ラップの中身で尊敬されている上にめちゃくちゃ売れているっていう。

(DJ松永)すごいリリカルな人だよね。ちなみに、最近もJ・コール、アルバムを出しましたよね。『The Off-Season』。

(R-指定)ヤバかったっすね!

(DJ松永)クソヤバいね!

(R-指定)つい2、3日前、そのアルバムがヤバすぎるって2人で盛り上がったんですよ。J・コールのアルバムが。

(DJ松永)そうなのよ。

『The Off-Season』

渡辺志保とDJ YANATAKE J.Cole『The Off-Season』を語る
渡辺志保さんとDJ YANATAKEさんが2021年5月17日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中でJ・コールの最新アルバム『The Off-Season』について話していました。

(DJ松永)『The Off-Season』。ジャケがバスケゴールを燃やしているっていう(笑)。あの、燃えているバスケゴールの前にJ・コールが立っていて。

(R-指定)俺はてっきり、昔の自分の……『Work Out』とか、ファーストで出していたようなあの昔のちょっとチャラめの時、過去の自分を燃やして、その時とは違う次元に到達をしたっていうジャケやと思っていたら、単に今、オフシーズンで。プロのバスケ選手としてもやっているし、ラップも熱すぎて。オフシーズンでもリングを燃やすぐらいの活躍をする、みたいな?

(DJ松永)でも、シーズンごとにリングを燃やすぐらい決意しているの、大変だよね?(笑)。

(R-指定)フハハハハハハハハッ!

(DJ松永)「もう俺は! もうそれ、やんねえから! オフシーズンだから、燃やしてやる!(ブオーッ!)」っていう。そういうことなの? 知らなかった。結構、そんな感じだとは思わずに聞いていたよ。

(R-指定)まあまあ、和訳を全部見ていないからわからないですけども。でも『The Off-Season』ってそこも絶対にかかっているやろうな。だってニューアルバム、ビルボードで1位よ? 2020年のグラミー賞で最優秀ラップソングも取ってるんですから。J・コールは死ぬほどラップ上手いですよ。だって、あれよ? あんまりラップで芽が出ない人がバスケをやって、そっちも行きましたとか。バスケをやっていた人が、あんまりそっちでは行かなくて、引退してラップをしていますとかじゃないもんな。もう。

(DJ松永)そう。大スターじゃん。

(R-指定)超スーパースターのラッパーが普通にプロの選手に……。

(DJ松永)そうなってくると、逆にその他の選手の接待バスケ。周りが接待バスケをしてるんじゃないかっていう、そっちの懸念が出てくるよね。スーパースターすぎて。気を遣って。

(R-指定)だってJ・コールが試合に来るねんもんな。だから、ディフェンスとかわざと足をもつれて抜かれたふりとか。絶対にブロックできるシュートやのに届かんふりとか。J・コールのパスさばき、見えへんふりとか。

(DJ松永)間抜けすぎるだろ(笑)。プロの試合でそんなことしてたら、浮くだろ?

(R-指定)あのね、バスケって結構接待ムズいよ? 一番。なんか、野球とかやったら始球式とか。それやったら芸能人の緩いボールに対して「あっ、打てなかった……」っていう。始球式のあれとかは成立しやすいけど、バスケで接待プレーはムズい。

(DJ松永)接待はムズいな。逆にめちゃめちゃベンチに座らされているのも見たくないな。

(R-指定)J・コールが? J・コールがベンチに座らされているの?

(DJ松永)うん。J・コールがスポドリ作ったり。

(R-指定)ああ、粉入れてスポドリ作って?

(DJ松永)休憩中にタオルを持ってきたり。「はい、はい!」って配って。あと、ゼッケンを持ち帰って。「洗ってきます!」とかって(笑)。

(R-指定)先輩のゼッケンをたたんで洗って?

(DJ松永)「J・コールが洗濯すると、すごいいい匂いなんだよな」って。

(R-指定)「これから全部、コールに頼もうか? ゼッケンな」。

(DJ松永)「コールの母ちゃん、なんの柔軟剤、使ってんだうよ?」。

(R-指定)「それは教えられないっすよ、先輩!」って(笑)。

(DJ松永)フハハハハハハハハッ! 後輩? 36歳で?(笑)。

(R-指定)いやいや、バスケの世界では新人やから。

(DJ松永)マスターズリーグかよ(笑)。

(R-指定)バスケの世界では新人やから。で、帰りもJ・コール、一番の若手やからあのサヤエンドウみたいなバスケのボール入れ、あれを左肩と右肩、クロスで両方にかけて帰ってね。電車に乗って。

(DJ松永)一番後輩だからね。スコアも書いて。

(R-指定)2個持ちでね。ボールを6個、持って帰るから。大変や。それは見たくないなー。

(DJ松永)でも、そのぐらいの覚悟というかさ、そういう人じゃないとさ、もうあんなストイックなラップ、しないのかな?

(R-指定)でもJ・コールはたしかに、めちゃくちゃ売れたけれど、その後にまた独立して、自分で個人でやったりして。そこからまた売れたりとかできる人ですから。なんかね、俺もちょっとこの記事をチラッと見たんですけども。マスター・Pっていうね、レジェンドラッパー。バスケの上手さにも定評のあるマスター・PにJ・コールが「どうやったらNBA選手になれるんだ?」って聞いたらしくて。で、マスター・Pがいろいろとアドバイスをしたっていうぐらい、J・コールはガチらしくて。

(DJ松永)そうなんだ!

(R-指定)で、マスター・Pも「NBAは今から急に付け焼き刃でやって入れるほど簡単なものじゃないぜ。でも、J・コール。やつは今、ジムにいるぜ!」みたいインタビューで(笑)。「あいつならやる。やりかねない」みたいな(笑)。

(DJ松永)ジム? コートにいるんじゃねえんだ? 筋トレしてんだ(笑)。

(R-指定)だから今はトレーニング、仕上げていっている。鍛錬もしているっていう。

(DJ松永)すごいね。いや、一番ムズいよ。二足のわらじって一番ムズいもん。

(R-指定)せやな。

(DJ松永)だって急に歌をやりだすとか、ダンスをやりだすとかっていうのとはわけが違うからね。あれは体の年齢とかもあるだから。

(R-指定)ホンマやで。

(DJ松永)下手なのも、とか。その人の元々持ち味とか、個性なのが良き……っていうことじゃないから。明確にさ、高い点数。物理的に上手くないとダメじゃない? スポーツの世界って。

(R-指定)しかも、J・コールのラップスタイルやったらそんな、キャラ立ちバスケみたいなのは絶対せえへん。

(DJ松永)キャラ立ちバスケ、個性派バスケ、無理!

J・コールの予想プレースタイル

(R-指定)歌詞の内容も凝っているし、ストーリーも組み立てる人やから。たぶんキャラ立ちバスケはできたとしても、絶対にJ・コールは嫌なんよ。だから、一切目立たない。鬼のディフェンス。鬼のパス回し。リバウンド。目立たない影の立役者としてチームを支えるような選手を目指してると思う。

(DJ松永)渋すぎ! 36で?

(R-指定)36でプロでは一切、J・コールであることとか、もう関係無い。黒子中の黒子。

(DJ松永)むしろ、J・コールじゃない存在として一から活動できるのって、貴いのかもしれない。アメリカじゃ無理だもん。どこに行ってもJ・コールだもん。

(R-指定)そう。だから1回今、「このJ・コールっていうのは俺はもういらねえんだ」っていう。新人の選手としてやっていく覚悟。ほんで一切目立つプレーをしない。

(DJ松永)もう関係ない。「J・コールじゃなくて、1選手として見てくれ」っていう。

(R-指定)でも、それも玄人受けみたいな。NBAをめっちゃ見てるやつがそのJ・コールのプレーを見て。「バカ野郎。あのチームを支えてるのはJ・コールだよ。こいつ今、このチームだとシックスマンに甘んじているが、他のチームならエース級を張れていたはずだ」っていう。でも、一切目立つことはしない。あくまでも黒子に徹する。

(DJ松永)どんなバスケマニアならルワンダのチームを見るんだよ?(笑)。

(R-指定)いやいや(笑)。

(DJ松永)どこで放送されてんの?(笑)。弱いチームを探したんじゃないの、J・コール? タチ悪いOBだよね?(笑)。

(R-指定)お前、そんなひどいことを……(笑)。

(中略)

(DJ松永)まあ、あんだけ売れているラッパーなら、チーム買うとか全然ありえるからね。

(R-指定)余裕。ジェイ・Zとかね、いっぱいチームを持っていますからね。

(DJ松永)いや、安い買い物だよ。J・コールからしたら(笑)。

(R-指定)いやいや、J・コールはそんなのせえへんと思いたいな!

(DJ松永)それでバスケゴールを燃やしているジャケ……あいつ、最悪だよ!

(R-指定)J・コールはそんなのせえへんの!

(DJ松永)金を買って、もう私物化ですよ!

(R-指定)J・コールはちゃんとトライアウトに参加して。もう1から。プロテストにちゃんと合格するようにやって。真面目にやりますから。

(DJ松永)まあ、信じるか。

<書き起こしおわり>

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