ナイツ塙さんが2021年3月27日放送のTBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』の中でニューヨークのYouTubeチャンネルで配信中の『ザ・エレクトリカルパレーズ』について話していました。
(塙宣之)あと昨日、あれも見ちゃったな。『ザ・エレクトリカルパレーズ』っていう。ニューヨークの。やっと見たんだよ。
(土屋伸之)あの吉本のNSCのやつ。
(塙宣之)見た?
(土屋伸之)いや、まだ見ていない。結構ね、芸人の中で話題になっているんだよね。
(塙宣之)あれ、めちゃくちゃ面白いね!
(出水麻衣)番組ですか?
(塙宣之)あれはニューヨークのYouTubeチャンネルの中でやった、2時間のちょっとした映画なんですよ。YouTubeなのに2時間ぐらいあるんですね。で、ニューヨークの二期下のNSCの何組かでザ・エレクトリカルパレーズって言って。ちょっとサークル的な感じでお笑いをやってたやつがいるという。で、「それは2個下なんだけども、噂で聞いてたよな」っていうとから始まって。それで「お前、なんかエレクトリカルパレーズのこと、知ってる?」っていろいろとインタビューをしていくわけですよ。そしたら「実は僕、エレパレのメンバーでした」っていうやつとか「エレパレのこと、大嫌いでした」みたいなことを話すやつとかがいて。
で、それではじめは面白くないわけ。でも30分ぐらい、ずっと見てるとだんだん、エレクトリカルパレーズの中心がこいつで、こういう思いがあってそれを立ち上げたとか、だんだんわかってきて。そういうのがね、だんだんとわかってくるの。で、俺はもうすっかりハマっちゃって。もうずっと、見れるわけ。で、インタビューだけなの。
(土屋伸之)そのエレクトリカルパレーズがやってるネタとか、そういうのは出てこないの?
(塙宣之)出てこない。で、そのエレクトリカルパレーズの中に「イッツアスモールワールド」っていう女芸人たちが集まって、そのエレクトリカルパレーズの男子のメンバーに合コンとかに一緒についてきて……なんか「喜び組」みたいに言われているがイッツアスモールワールドっていうやつがいて。で、先輩たちからしたら、「ひどい軍団だ。なんだ、イッツアスモールワールドっていう名前を女芸人たちにつけて。それで遊んで……ふざけんな!」みたいなことを言う先輩が当時、いっぱいいたみたいなんだけども。
でも、インタビューを重ねていくうちに、そのイッツアスモールワールドは女芸人たちがもう腹が立ったから自分たちでそれを結成して……だから自分たちが結成したグループだったっていうことがわかったり。もう10年前だから、みんなあんまり覚えてないのよ。
(土屋伸之)ああ、「先輩に無理やりやらされていた」っていう風にみんな思っていたんだ。
(塙宣之)でも全然違うのよ。イッツアスモールワールドは女たちが立ち上げた、男に対抗するためのやつだったっていうことがだんだん分かってきたりとか。そういうのが……。
(出水麻衣)謎解きになってるんですね。ひとつずつ、見ていくと。
(塙宣之)そうなっているの。だから面白い。全然はじめは興味がなかったのに途中から「エレパレってなに?」みたいな。
(土屋伸之)エレパレに会いたくなった?
(塙宣之)エレパレ、会いたくなったね。
エレパレ、会いたくなった
(土屋伸之)誰がいるの? エレパレって。ラフレクラン?
(塙宣之)ラフレクランのきょんがエレパレなんだけども。その相方の西村くんはエレパレじゃないのよ。
(土屋伸之)ああ、違うんだ。
(塙宣之)違うの。だけど、エレパレに一番来ていたのは西村くんなのよ。じゃあ、なんで西村くんがエレパレのメンバーじゃないのに、エレパレを一番裏で操っていたのか?っていうのもだんだんわかってくるのよ。
(土屋伸之)裏で操っていた?
(塙宣之)裏で操っていたの。で、エレパレっていうのは要するに遊びサークルだったから。だから吉本からはめちゃくちゃ嫌われてたんだって。
(土屋伸之)NSCの同期でやっていたっていうことでしょう?
(塙宣之)痛いやつらの集まりで。みんなでTシャツを作ったり、みんなでオリジナルの歌を作ったり。で、みんな恥ずかしいから自分のことを「エレパレのメンバーです」って言いたくないわけ。まあ、10年経ってね。だけど無理やり、エレパレに入らされちゃって。で、「10年経ったから今、言います。僕はエレパレのメンバーでした。大嫌いでした」みたいな。そういうのなんだけど。そういう話で。
(土屋伸之)それを先輩のニューヨークのチャンネルでやっているの?
(塙宣之)だからずっとニューヨークがバカにしてるんだよね。「お前、エレパレやったやろ?」って。みたいにはじめ、バカにしていたんだけども。でも、そのメンバーの生い立ちとか……。
(土屋伸之)生い立ちまで?
(塙宣之)たとえば、「僕は中学を卒業してすぐ芸人になって。友達がいなくて。その時に初めて声かけてもらったのがエレパレで。高校も行っていない俺たちに初めて友達ができたのがエレパレなんですよ」っていうような芸人が現れたりとか。みんなにとってのエレパレっていうのが違うから、ニューヨークもだんだんいじりづらくなってきて……みたいなのとか。そう。面白かった。
(出水麻衣)ちょっと気になってきちゃいました。エレパレ(笑)。
(塙宣之)いや、面白いよ。
(出水麻衣)2時間、あるんですよね。大作。
(土屋伸之)じゃあ、映画化とかも?
(塙宣之)そういうのもやれそうだね。全然。
(土屋伸之)『べしゃり暮らし』だってね、そういうお笑い養成所とかから描いていたからね。
(塙宣之)面白いよ。
(出水麻衣)それをニューヨークさんが取材しているんですか?
(塙宣之)そうそう。ニューヨークがずっとインタビューして。それをうまくつないで。だんだんと分かってくるっていうね。
(土屋伸之)それも昨日、見たの?
(塙宣之)見た。
(出水麻衣)何時間、画面の前にいたんですか?(笑)。
(塙宣之)暇だったんだよ。
(土屋伸之)昨日、仕事入ってなかったっけ?
(塙宣之)ありましたよ。ドラマの撮影。『捜査一課長』の。
(土屋伸之)その間にずっとエレパレとか見ながら?
(塙宣之)だって『捜査一課長』、別にセリフは一言ですぐに終わったから。朝6時半入りで8時に終わって。たっぷり時間がありましたよ。昨日は。
(土屋伸之)よかったね。たくさん見れて。
『ザ・エレクトリカルパレーズ』
<書き起こしおわり>