ナイツ・中川家・サンドウィッチマン『M-1 2021』ももを語る

ナイツ・中川家・サンドウィッチマン『M-1 2021』ももを語る ニッポン放送

ナイツ・中川家・サンドウィッチマンの皆さんが2021年12月21日放送のニッポン放送『漫才サミットのオールナイトニッポン』の中で、M-1グランプリ2021を振り返り。ももネタについて、それぞれの採点をもとに話していました。

(中川礼二)さあ、最後。ももや。

(伊達みきお)これ「もも→」ですか? それとも「もも↑」?

(塙宣之)果物の「もも」らしいですよ。もも、礼二さんが高い。95。僕が91で富澤さんが90。

(中川礼二)ももは良かったと思うんですけどね。やっぱりあのやりとり。あの芸歴からは結構上手いなって思うんやけどね。

(富澤たけし)また新しい形ですよね。ダブルツッコミみたいなね。

(塙宣之)1個のやつをやり続けるのって結構、好きですね。僕は結構、ああいうの。

(伊達みきお)富澤は90点だね。

(富澤たけし)これもだから、もうちょっと刺さるのがほしいなって。面白いんですけど。っていう。でもまあ、やっぱり関西弁じゃないとできないというか。関西弁だから面白いネタだなっていうのはね。

(伊達みきお)「○○の顔やないか!」ってね。

(富澤たけし)まだ漫才で新しい形ができるんだっていう意味では相当……。

(中川礼二)なんかちょっとミルクボーイがちらついたりもするねんけどね。若干ね。

(中川剛)それ、俺が言おうと思っててん。

(中川礼二)ああ、ごめん(笑)。それ、もう1回、言う?

(中川剛)もう1回言う。

(一同)フハハハハハハハハッ!

(塙宣之)「もう1回言う」って……みんな、聞いてますよ? 剛さんは何点ですか?

(中川剛)92点です。やっぱり形を……わかるんですよ。「新しいのを見せたい」っていう。その「見せたい」っていう部分がちょっと強すぎて、同業者としては拒否しちゃうっていう。

(塙宣之)だから普段のももの漫才がわからないから。形のないやつも1回、見てみたいと思いましたよね。違うのね。

(中川剛)もう1本、違うのを見てたらまた見方が変わって来てたかもしれないですけどね。あと、なんか「電車マニアか」みたいなツッコミの時に礼二くんが(カメラで)抜かれていて。あれ、イラッとしましたね。

(中川礼二)あれ、別に俺が悪いわけではないから(笑)。

(塙宣之)ああ、抜かれていたんですか?

(中川礼二)ああいうのは、やめた方がええね。カメラワーク。いらんわ。

(伊達みきお)そうだ。あれ、いらないわ。

(中川礼二)ねえ。……あかん。いらんこと言いそうになった(笑)。

(塙宣之)それ、知らなかったです。抜かれていたんですか?

(土屋伸之)ちょっと意味を感じてしまうというかね。

(伊達みきお)富澤も1回、どこかで抜かれていたよ。

余計なカメラワークはいらない

(中川剛)トミーも抜かれてた。なんやったっけな?

(塙宣之)「楽天モバイル」じゃなくて?

(伊達みきお)楽天モバイルでは抜かれていないな。錦鯉の時かな?

(富澤たけし)なんか笑ってるところは抜かれてましたね。

(中川剛)あれ、ちょっとね、真剣勝負が……。

(伊達みきお)だから「鉄道といえば」っていう。そのワードで。

(塙宣之)はじめから決まっていたんですかね。

(中川礼二)ホンマにいらんと思うねん。

(塙宣之)そうすると、意味が出てきちゃいますからね。逆にやめた方がいいですよね。

(中川礼二)ホンマやったら、なんかリアクションせなあかんやん。来たらね。ホンマやったらね。ああいうのは邪魔やね。漫才に、ホンマに。

(塙宣之)それ、でもスタッフさんがたぶん事前にネタをもちろん知っているから。なんとなく「ここでカメラワーク、行こう」みたいな。

(中川礼二)その「行こう」っていうのがもうあかんやん。そこで「絶対に行ったらあかん」って言うスタッフもおらなあかんねん。

(塙宣之)下ネタとかでなんか巨人師匠とかになったら嫌ですよね?

(一同)フハハハハハハハハッ!

(伊達みきお)なんで巨人師匠が抜かれるんだよ? 別にリンクしねえだろ?

(塙宣之)いや、リンクしないから。絶対にムスッとしている顔とかね。

(土屋伸之)笑ってるところを抜いてほしいですよね。せっかくならね。

(塙宣之)伊達さんは?

(伊達みきお)僕、95点です。

(塙宣之)高い! 最後に高くなってきてません?

(伊達みきお)もも、面白かったです。僕、好きですね。「みたいな顔」っていうフレーズだけであんなにやり取りできるのが面白かったですよ。

(中川礼二)たしかに、飽きなかったよね。

「みたいな顔」のやり取りだけで飽きさせない

(伊達みきお)飽きなかったんですよ。もっと、もう1本見たいなと思ったんですよね。もも。で、巨人師匠がおっしゃってたようにもっと早くからあの展開に行っておけば、もっと早く盛り上がったのに。さすが、巨人師匠ですね。

(塙宣之)弱いワードから始めてどんどん強くしていくつもりだったんでしょうけど。割と強いやつから始めた時に、もっと進化してるかもしれないですもんね。そこをやってみてもよかったかもしれないですね。

(伊達みきお)一応、あのいかつい方も意外とそんなに内面がいかつくないっていうのもわかったよね。あのネタで。

(塙宣之)まもる。の方ですね。

(富澤たけし)まもる。が攻める顔なんですよ。

(塙宣之)ややこしいんですよね。

(土屋伸之)せめる。の方が割とヤンチャな学校に行ってたらしいですよ。逆なんですよ。環境が。

(伊達みきお)もものファンになりました。

(土屋伸之)そういうところも面白いですよね。

(伊達みきお)ツッチーは?

(土屋伸之)90点ですね。

(中川礼二)フハハハハハハハハッ!

(中川剛)もう、いい加減にしてくださいよ……。

(土屋伸之)いやいや、もう本当にでも、ちょうど90点で。

(伊達みきお)なんでそんな困った時の90点なんだよ?

(富澤たけし)外角低めみたいな使い方するの、やめて。90点を。

(伊達みきお)これ、塙くんと富澤と礼二さんに聞きたいんですけども。「困った時の○点」みたいなのってあるんですか?

(中川礼二)いや、それはない。

(塙宣之)ないですね。

ナイツ・中川家・サンドウィッチマン『M-1 2021』最終決戦を語る
ナイツ・中川家・サンドウィッチマンの皆さんが2021年12月21日放送のニッポン放送『漫才サミットのオールナイトニッポン』の中で、M-1グランプリ2021を振り返り。オズワルド、錦鯉、インディアンスの3組が戦った最終決戦について、話していました。

<書き起こしおわり>

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