安住紳一郎 幻の大ファインプレーを語る

安住紳一郎 幻の大ファインプレーを語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2021年3月7日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で小学校の時に少年野球で幻の大ファインプレーをした話をしていました。

(安住紳一郎)世田谷区の42歳女性の方。ありがとうございます。「最近、びっくりしたこと。我が家では3年ほど前からザリガニを飼っています。名前はガーニーといいます。先日、小学生の息子が登校前にガーニーの水槽をのぞき込み、『あれ? ガーニーがいない』と言うのですが、朝の忙しい時間帯だったこともあり、『きっとお家の中に隠れてるんじゃない?』と軽く受け流しておきました。水槽の中には陶器でできたガーニーのための家が置いてあります。その後、子供たちは登校。夫は出社し、私は朝の家事をしていました。

洗濯が終わったブザーが鳴り、いつものように洗濯機のフタを開けると、そこにはなんと両手を天に掲げ、ファイティングポーズを取ったガーニーがいるのです。私は腰を抜かしました。そうです。ガーニーがそこにいたのです。びっくりした私は1度、蓋を閉めて冷静になろうと努めました」。

(中澤有美子)フハハハハハハハハッ! そうね(笑)。

(安住紳一郎)「本当にあれはガーニーだったのか? そして、ガーニーが無事なのか、とてもとても心配になりました。恐る恐る、もう1度洗濯機の蓋を開けると、やはりそこには両手を天に掲げ、ファイティングポーズを崩さないガーニー。元気いっぱいのガーニーでした。手足を確認しましたが、立派なハサミも細い足もすべて無事でした。その後、そっと水槽に戻しました。それにしても、どうやって洗濯機の中に入ったのでしょう? 水槽から洗濯機まではドア2枚を隔て、15メートルほど距離があります。

洗濯、すすぎ、脱水という工程を経て、洗濯機の蓋を開けるまで1度も蓋を開けていません。いつ、どうやって水槽から脱走したのか? どうやって洗濯機まで移動したのか。そして、洗濯機の中でどう過ごしたのか、全くわかりません。ただ、その道のりと洗濯機の中での時間を考えると、ガーニーにとっては大冒険だったことは間違いなく、命をかけての大脱走からまた水槽の中に戻されてしまったガーニーの姿を見ると、切ない気持ちにもなりました。午前中の出来事です。最近一番びっくりしました」という。

(中澤有美子)洗濯……しちゃったんですよね?

(安住紳一郎)どうでしょうか。まあ、選択した……なので、たぶん洗濯する前の状態の洗濯槽の中に入っていたんじゃない? それで、まあ洗濯、すすぎ、脱水の工程を……どうなの? 二槽式なのか、縦型ドラムなのか、わかんないけど。とにかく、やったんじゃない?

(中澤有美子)ガランガランやったんでしょうね。

(安住紳一郎)ガランガランやったのか、端にずっとついていたのかわからないけども。もしくは、中央で回ったようなふりをしてユラユラユラユラしていたのか。まあ、グルッと回らないタイプかもしれないし。わからないよね。

(中澤有美子)蓋に貼り付いていたとか。

(安住紳一郎)カニに三半規管とかないのかもしれないから。よくわかんないけど、それで平気かもしれないし。まあ、もしかすると小学生の息子が洗濯機に入れたのかもしれないしね。

(中澤有美子)「お母さん、いないよ」って?

(安住紳一郎)だいたいほら、犯人が饒舌になるからさ。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)さすがに蓋の開いていない洗濯機には入れないもんね。もしくは、そうか。排水溝のホースとかを伝っていったとか? いやいや、違うと思うけどな。いや、わかんない。不思議ですよね。

(中澤有美子)不思議ですよね!

(安住紳一郎)私も小学生の時に、家のストーブの燃えている炎の近くにスズメがいたのよ。もう、ちんぷんかんぷんでしょう?

(中澤有美子)ええっ?

ストーブの中にスズメが……

(安住紳一郎)ストーブに火をつけようと思ったら……火つけたら、やっぱり熱いっていうことでスズメがギャギャギャギャギャッてそのストーブの中で悶えてるわけよ。で、慌てて火を消すでしょう? で、「どどどどど、どうしたんだ?」って思ったんだけども。うち、北国だったので煙突があって。煙突のところから滑り落ちてきちゃったの。サンタクロースみたいにスズメが入ってきちゃったのね。で、危なく部屋でさ、焼き鳥になっちゃうところでさ。で、ドライバーとかを使って……私、まだ小学生だったんだけど。頑張ってね、ドライバーとかで外して開けたら、元気よくスズメがバーッと出ていきましたけどね。

(中澤有美子)へー! 黒くなっていた?

(安住紳一郎)黒くはなっていなかった。びっくりしちゃった。そういうこと、あるもんね。まあ、それもね、「煙突から落ちてきた」ということを理解するまで、しばらく時間がかかりました。

(中澤有美子)本当ですよね。

(安住紳一郎)「どうやって入ったんだろう?」なんて考えていましたけどもね。

(中澤有美子)そんな、入りやすいものじゃないですからね。

(安住紳一郎)で、家人が留守だったんで。小学生だったでしょう? それで、ストーブをバラしたからめっちゃ怒られたんだよね。「何をしてるんだ!?」っていうね。「これはダメだよ!」なんて。「うーん……でも、スズメが……」「スズメ?」「うーん……」みたいな。うちの両親も理解していた雰囲気を出していたけど、たぶん疑っていたと思う。うん。こういうこと、あるよね。

(中澤有美子)あるよね(笑)。

(安住紳一郎)ある。あと、少年野球のジャガーズっていうチームで、私はレフトを守っていたんだけども。レフトの後方に高い大飛球があって。ホームラン性で。ほら、フェンスがない球場だから。外野の頭を抜かれるとランニングホームランになっちゃうから、必死で追うのね。で、ジャンピングキャッチしたんだよね。すごい……背走しながら。右利きなんで、左手のグローブをぐっと伸ばしたらね、グローブの先端に引っかかったの。

大ファインプレー

(安住紳一郎)で、「すごい! 捕った! 大ファインプレー!」と思ったんだけど、その捕った手が下の方に戻ってきた時に、膝……助走で勢いがついていた膝が腿上げ走みたいな感じですごく上がっていたから。その捕ったグラブに自分の右膝がボンってぶつかって、そのまま挟まっていたボールがさらに向こうに転がっちゃったの。で、向こうから見ると普通にボールが外野の頭を抜けたように見えちゃって。で、「いやー、惜しかったなー」って言ったんだけどもみんなは「へっ?」っていう顔をしていて。それもね、私の信じてもらえていない小学校の時の二大話。

(中澤有美子)ファインプレー(笑)。

(安住紳一郎)「あれ、捕ってたんだよ? 捕ってたんだけど……」って。でも、本当に誰も信じてくれないの。「いやいやいや……無理無理無理」って(笑)。「いや、本当だよ?」って。

(中澤有美子)「スズメがいたんだよ?」「捕ってたんだよ?」っていう(笑)。

<書き起こしおわり>

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