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ハライチ岩井 煮詰まる日本のお笑いを語る

ハライチ岩井 エッセイ集『僕の人生には事件が起きない』販促法を考える ハライチのターン
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ハライチ岩井さんが2021年3月5日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』ラジオクラウドの中で活動拠点をアメリカに移す渡辺直美さんについてトーク。そこから日本のお笑いの煮詰まりぶりについて話していました。

(岩井勇気)吉本……直美もね。

(澤部佑)直美も、そうよ。ニューヨークに。

(岩井勇気)なにをするんだろうな?

(澤部佑)家を買ってね。

(岩井勇気)お笑いってわけじゃないのかな?

(澤部佑)まあまあ、だからコメディ……コメディエンヌ。映画とかに出て、賞を取りたいみたいに言ってましたけどね。

(岩井勇気)コメディなのかな、それは。

(澤部佑)まあまあ、そうらしいよ。やっぱりエディ・マーフィとかのコメディスターみたいなのを……っていうことらしいね。ずっと言ってたからな。

(岩井勇気)ああ、そう?

(澤部佑)もう『ピカル』をやってる時から。「ニューヨークに行ってやるから」みたいな。もうずっと言ってたね。

(岩井勇気)なるほどね。

(澤部佑)「私がニューヨークに行ってビッグになって。澤ちゃんは大御所MCになって。私が帰ってきたら、呼んでよ」みたいな(笑)。「番組、出してね」みたいなこと、言ってたね。

(岩井勇気)なんか全然……だから、行ったことないっていうのもあるのかもわかんないけども。別になんか、そんなにあんまり、「向こうでやりたい」っていう興味、なくない?

(澤部佑)まあ……行ったことがないからね(笑)。行ったことないからなー。

(岩井勇気)いや、「向こうがいい」っていうのはあるかもしれないけどね。土地としてね、なんかわくわくするし。

(澤部佑)まあね(笑)。

(岩井勇気)向こうでお笑いを……どういうことなんだろうね?

(澤部佑)まあ、日本の笑いを……だから、そうね。綾部さんとかも。綾部さんとかなんてまさに、全然別に関係ないもんね。お笑いとか。「レッドカーペットを歩きたい」みたいな。その、「ビッグになりたい」みたいなことで行っているからね。あの人は。で、だから「日本のお笑いを証明したい」っていう感じでもないもんね。村本さんとかも、もう。完全に向こうのスタンダップコメディの感じでやってるから。「日本のお笑いを証明したい」というわけでもないしね。なんか、もう。

(岩井勇気)だからそれを……それ自体が今、やってるお笑いより面白いとは思えないんだよね。

(澤部佑)まあまあ、そうね。

(岩井勇気)だから、そこに飛び込んでいくっていうのをなんか俺は解せないんだよね。

(澤部佑)村本さんとかは、あれなのか。でもやっぱりあんまり政治とかを斬らない日本のスタイルはどうなのか、みたいな考えなのかな?

(岩井勇気)風刺がしたいのかな?

(澤部佑)だから向こうの笑いというか。そういうのに近いことをやりたいっていうことなのかな?

(岩井勇気)俺はあんまりネタに思想を入れたくないから。

(澤部佑)笑えることが……っていう。

(岩井勇気)「笑って終わり」っていうので。

(澤部佑)そうなると、行かないっていう風になるよね。

(岩井勇気)でも、なんか日本のお笑いもちょっと煮詰まってる感じはあるけどね。なんか、思うわ。お笑いの構造を言いすぎてるよ。「滑る」とかさ、「振り」とかさ、「天丼」とかさ。なんかみんな言うじゃん。素人も。

(澤部佑)普通の言葉になってるからね。

みんな、お笑いの構造を言いすぎてる

(岩井勇気)で、簡単にそれを真似するような感じがあるけど。それって結構、ただただそれを知っただけで真似するのと全然違うからっていうことでもあるんだけど。それって俺、芸人がいけないんだと思うんだよね。言ってるから。

(澤部佑)そのことを普通にね。めちゃくちゃ使って。当たり前のように言ってるから。

(岩井勇気)「振り」とかさ。

(澤部佑)そうね。

(岩井勇気)「滑る」とか「かぶせる」とか。

(澤部佑)本当にもう、最初の頃は松本さんとかしか言ってなかったんだよね。

(岩井勇気)あれね、言わない方がいいよ。本当に。

(澤部佑)あまりにも周りの芸人が……真似をするっていうか、使いすぎちゃったのかな?

(岩井勇気)本当はあのクラスしか言えないからね。

(澤部佑)本来ね。そうそう。

(岩井勇気)だから、「あれを言うことがお笑い上級者だ」みたいな感じで下が使いだしてきた頃から危ないんだよ。

(澤部佑)で、それをもう一般の人も普通に使うようになっていって。

(岩井勇気)どんどん下りていっちゃってさ。「これを言うことがお笑いわかっています感」みたいな。

(澤部佑)そうそう。めちゃくちゃいらないもん。「裏回し」なんて。

(岩井勇気)そうそう! 「裏回し」とかマジで。

(澤部佑)「裏回しの名手、澤部さん!」みたいな。めちゃくちゃ邪魔じゃん、その評価というか(笑)。

(岩井勇気)そう。絶対に言っちゃいけないやつなんだよね。本当はね。

(澤部佑)バレずに裏で隠れてやってるからいいっていう。必要な技術なんだっていう。

(岩井勇気)そう。わからないように回してるから「裏回し」であって。それを「裏回し」って言われちゃったら、もう成立しないんだよね。俺、「インフルエンサー」とかもそうだと思うんだよね。意味がわからないじゃん。「インフルエンサー」って言っちゃってるじゃん?

(澤部佑)「気付いたら広まっていて。その元はこの人」っていうね。

(岩井勇気)それを「広める人です」って言っちゃダメじゃん?(笑)。

(澤部佑)ダメだね(笑)。「辿ったら。どうやらこの人だぞ」っていうことであって。「私、いろいろ広める人です!」って(笑)。

(岩井勇気)そう(笑)。あれ、もう意味がわかんないから。

(澤部佑)いや、だから、そう。本当に全部……。

(岩井勇気)裏を言いすぎているんだよ。日本って。つまんない文化になっちゃってるんだよな。

(澤部佑)それは……そうか。世界はあんまりないのかな? その感じは。

(岩井勇気)ないんじゃないの? 「野暮だ」っていう話になってるんじゃないの?

(澤部佑)そうね。裏に行きすぎちゃってるんだな。それは思うわ! 本当に。めちゃくちゃさ。

(岩井勇気)裏、走りすぎているよ。本当にさ。だから、なんていうの? 裏話とかもさ、やらない方がいいんだよな。本当のことを言ったらね。

(澤部佑)まあね。わかるけどね。それが面白いというのは。

(岩井勇気)そうそう。だから、この間……ドラマの撮影はもうだいたい終わってるんですけど。古舘寛治さんっていう役者さんと、その楽屋で待っている間にさ、いたら話すからさ。それで古舘さんと話していたらさ、やっぱり「日本の演技は独特だ。もうそこだけでちょっと煮詰まってるようなところがある」っていう話をしてたね。たとえばじゃあ、「この人ってこういう演技だよね」とか、「この役を与えられて、この役の人がしゃべってるように見せる」ということじゃなくて。「演技をしているように見せる」っていうパターン、あるじゃん? 「演技、うまいな!」みたいな。「演技をしています」っていう演技、あるじゃん?

(澤部佑)ああっ! はい。「うまい芝居をやっています」みたいな。

(岩井勇気)「あれを評価するようになっちゃっているから、ヤバい」って言っていて。

(澤部佑)なるほどね。いや、そうなってるわ。なんか。たしかにそう言われると、その通りだね。

(岩井勇気)その人なんか感じさせないでいいんだよね。本当はね。

煮詰まる日本の演技

(澤部佑)そうそう。だから、よく言うよね。自然な演技っていう。でも、その言葉がもうよくわかんない。よくないっていうね。

(岩井勇気)そういう風に言っていて、はっとさせられたんだよね。だから、『半沢直樹』なんかはそれのオンパレードなのかもしれないね。

(澤部佑)あれも、またそうね。「行ききって」っていう。だから、あれはもうそれを茶化すというか。そういう感じもちょっと……。

(岩井勇気)だから「それで高視聴率を取っているっていうことが未来につながるのかな?」っていう話。

(澤部佑)なんか、そうね。あれもそういう芝居が横行しているから、それをさらに過剰にさせたやつをやろうっていうことなのかな?

(岩井勇気)だから今、韓国の映画とかドラマとかって流行っているじゃないですか。あれ、ちょっと俺とかも見ていて。古舘寛治さんは「とにかく韓国の人の演技ってすごいよ。いいよ。やっぱりその役になっている」って言っていて。なんか、俺とかが見てるいと、なんかあんまり……見ていて「演技文化が進んでいないのかな?」って思っちゃっていたの。見ていて、演技してる感じじゃないから。「なんか普通にぼそぼそしゃべっているな」みたいな。だから、そういうことなんだよね。俺がそれを「なんか下手っぽくないか?」って思っちゃってる時点で、それがヤバいんだよね。

(澤部佑)ということだね。うん。その人は、それが役になっているっていうことなんだね。いや、わかんないよな。ハリウッド、向こうの役者さんの芝居を見ても、なにもわからないしな。

(岩井勇気)その、言語の壁というかさ、お国柄の壁もあるしさ。「この人、どういう感情でこのセリフを言っているんだろう? こういう表情をしてるんだろう?」ってさ、1個国を挟むとわかんないじゃん。なんか。

(澤部佑)わかんない。ハリウッドとかの人に関してはもう、賞を取っていても、「この人、なにがすごいんだろう?」とかも。もうみんな一緒に……演技、芝居、英語でわからなくなっちゃう時、あるな。やっぱり。

(岩井勇気)だから、日本の興行収入がいいとか、ヒットした映画とかって、海外で評価されていないんだって。

(澤部佑)それはやっぱり、日本の役者が世界に羽ばたくのも難しいっていうことなのかな?

(岩井勇気)難しいっていうことなんじゃない? 変なクセがついているんじゃないの?

(澤部佑)そうか。

(岩井勇気)だから、日本の笑いもちょっと裏に行きすぎているということだよね。

(澤部佑)そうだね。大丈夫かな? より心配なっちゃうよ。綾部さんとか。綾部さんの芝居なんて、まさに空気を作ろうとしてる芝居だから(笑)。

(岩井勇気)「演技をしてます」っていう(笑)。

(澤部佑)「演技をしています!」っていう芝居だからね。綾部さんの芝居って(笑)。大丈夫かな?

(岩井勇気)そういうことだよね。難しい問題だよな、これは。

(澤部佑)難しい問題だね。

<書き起こしおわり>

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