ハライチ岩井 相席スタート山添のコントライブ出演を語る

ハライチ岩井 相席スタート山添のコントライブ出演を語る ハライチのターン

ハライチ岩井さんが2021年3月4日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』の中で相席スタート山添さんのコントライブ『山添展』に出演した際の模様を話していました。

(岩井勇気)ちょっと月曜日夜にね、久々にライブに行きましてね。出たんですよ。『山添展』っていうライブなの。相席スタートの山添のライブなのね。

(澤部佑)なんかで見たな。

(岩井勇気)そう。これ、すごくて。このライブ、どういうライブかっていうと、山添が自分が呼んだゲストたちと一緒にコントを12本ぐらいやるの。で、ひとつのコントにゲスト1人ないしはコンビとかが出ている。それにプラス山添みたいな。だから俺は1本しかコントに出ないんだけど、他はだからケンコバさんとかしずるさんとかが蛙亭とか。あとケイさんも1個、出てたりとか。これ、本当にさ、めちゃめちゃすごいよね?

(澤部佑)そうだよね。いいメンバーで。

(岩井勇気)で、そのいろんなゲストに合わせてコントをやらなきゃいけないわけですよ。山添も。全部出てるから。で、稽古も今の時期、ばらばらに全員やらないといけないわけ。

(澤部佑)そうか。1日抑えておいて……ってできないんだ。

(岩井勇気)そう。その人たちとさスケジュールをいろいろなところで合わせて……みたいな。それで先輩もいるから、もう全員に気を遣わなきゃいけないし。「すげえ大変なライブだな、これ。すげえな、こいつ、やりきるって」って思って。で、俺もさ、2回ぐらい稽古に行ったわけ。で、とんでもない……本当に2回ぐらいでやるんだけども。他もだから何回も合わせてるわけだから、すごいよ。「よくやったな、山添」って思ってるんだけど。それで、ちょっと前に……だから稽古の日取りを合わせて。久々にさ、吉本の本社に行ってきたんですよ。

(澤部佑)新宿の、小学校の。

(岩井勇気)そうそう。学校のね。歌舞伎町のところの。それで前回、行ったのなんて結構前よ。お前、行ったことある?

(澤部佑)俺、『ドリームマッチ』のネタ合わせ。大悟さんとのネタ合わせで行っていた。

(岩井勇気)俺、前に行ったのが6年、7年前ぐらいに『ドラゴンクエストモンスターズ』の大会が吉本本社であるとかで。

(澤部佑)なんか行ってたねー! 出てたよね!

(岩井勇気)そう。1回、行ったんだよ。で、その当時なんかもうニンテンドーDSよ。

(澤部佑)堀井雄二さんとかがいたやつだっけ?

(岩井勇気)そう! あと次課長の井上さんとか麒麟の川島さん、小沢さんとかがいて。そういうところに堀井雄二さんもいて。すごかったよ。もう神がいるんだから。もう意味がわからないよ。

(澤部佑)本当だよね。そのトップの人が(笑)。

(岩井勇気)ドラクエを作った神様が芸人の『ドラクエモンスターズ』の大会を見に来てんの。

(澤部佑)そうだよね。降りてきているっていう(笑)。

(岩井勇気)「降りすぎだって!」って思ったもんね。すごいよ。差し入れにスライムの肉まん持って来て。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! なんか本物の感じ、するもんね。

(岩井勇気)すごいよね。だから、あれ以来ですよね。吉本本社に行ったのなんて。だから吉本本社って、もう学校だけどさ。すごいよね。あれ、中にファミマがあるんだから。

(澤部佑)ああ、そうなの? 知らない。

(岩井勇気)できているんだよ。吉本と言えばもう、ファミマんじゃん?(笑)。

(澤部佑)ああ、そうか(笑)。

(岩井勇気)吉本の人しか使わないファミマなんだよ。そこのは。

(澤部佑)そうか(笑)。その中でも、流れてるのかな?

(岩井勇気)流れているんじゃないですか? ファミマのラジオ。ファミラジ(笑)。

(澤部佑)吉本の本社の中でも流れているか(笑)。

(岩井勇気)しずるの池田さんが結婚を発表でおなじみのファミラジね(笑)。

(澤部佑)すごいところで発表したなっていう(笑)。

吉本本社での稽古

(岩井勇気)でさ、そこの教室のひとつで稽古をするんですけども。ま、あこのコントっていうのが『デルタホース』っていうハライチと相席スタートとさらば青春の光でやっていたライブがあるじゃないですか。で、その打ち上げてね、ちょっと居酒屋とかで打ち上げしてたじゃん? その時に俺と山添と東ブクロが同じ席になっていて。そこで話してて。だから東ブクロとかに山添に俺が「ファンにDMを送ったりとか、ファンに手を出したりするのってそれ、どうなの?」っていうような話を言っていたら2人が「いや、手を出すっていうか、これはもう手と手を取り合ってるんですよ」みたいな(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! 山添節ね。なんかそれ、覚えてるな。言ってたなー。

(岩井勇気)それをずっと東ブクロと山添で言っていたの。このイカれた理論を俺に展開してたわけ。で、そのノリからできたコントなわけよ。

(澤部佑)はー、なるほど!

(岩井勇気)バンドマン同士で、山添がファンに手を出すことを正当化してくるみたいな。俺が「そんなダセえ真似するなよ。俺らは音楽でやってんだ」みたいなコントなわけ。それを山添が書いてきてくれて。すごい面白いコントだったんだけども。ただ、いざ「ちょっとやってみましょう」って台本を渡されて、稽古が始まったらなんか妙に緊張してきちゃって。すごいなんか……「何だろう、これ?」みたいな。「すごいなんか山添にリードされてるし……なんだ、これ? ちょっとちょっと緊張するな」って思っていて。いや、俺ね、コントってほとんど舞台でやったことないし。今回、山添かボケなんだよ。そうなってくると。

(澤部佑)そういうことだよね。

(岩井勇気)それで俺が「なにやってんだよ!」って。ツッコミなわけ。で、山添が言ったことに対してリアクションしたり、突っ込んだり反応したりするっていう。山添にきっかけがあるっていう状態なんだよ。それって俺らのネタだと、俺にきっかけが全部あるわけ。で、ずっとこのね、なんか言われたことに対してやるっていう二次的なことをやってるし。あと、受け取ったネタをやるっていうのも俺、ほとんどないから。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! ああ、そうだね。

(岩井勇気)それってネタ受取師の仕事だから。それって。

(澤部佑)そんな仕事はないけどね(笑)。

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(岩井勇気)ネタ受取師の仕事だからね。

(澤部佑)それこそ『ピカル』とか以来?

(岩井勇気)いや、俺は『ピカル』なんてほとんどコント出てないからね(笑)。

(澤部佑)人の書いたのを……そうか。

(岩井勇気)出たらCGで消されるしね。

(澤部佑)CGでね。ずっと言ってるな、それ(笑)。

(岩井勇気)だから普段のハライチのネタでやっていることの全部真逆を俺はやっているんだよ。コント、ツッコミ、きっかけ向こうにあるとか、人が書いたネタをやるとかね。なんかそれがめちゃくちゃ慣れないわけ。

(澤部佑)そうだよね。

普段のハライチのネタと真逆の役割

(岩井勇気)だし、コントのセリフって俺、覚えられないし。で、ツッコミも……なんか知らないけど、ツッコミだから。よく考えたら。

(澤部佑)それ、山添もすごいね。冒険をしたっていうか。

(岩井勇気)でも、やっぱり『山添展』って言ってるぐらいだから、山添が目立つようにというか、面白くなるようなコントだし。それに対して、俺が「いや、これはこうじゃない?」って言うのも野暮じゃない、なんか。山添がやりたいことをやるっていうことだから。

(澤部佑)声をかけてもらってね。

(岩井勇気)で、俺も俺でさ、自分が書いていったネタに対して何か言われてもムカつくし。そういうの、知ってるから。だからあんまり言わなかったんだけど。だけど、ツッコミだから。ちょっと声を張って「なにやってんだよ!」とか言ってるわけ。俺も(笑)。

(澤部佑)ああ、珍しいね(笑)。

(岩井勇気)なんかすげえ緊張してきちゃってさ。タイミングがわかんないの。山添がボケたことに対してその、「なにやってんだよ!」っていう……ちょっと間をあけた方がいいのか、かぶった方がいいのか。そのタイミングが全くわからないの。どんぐらい強く言っていいかもわかんないの。なんか、「怖くなっちゃわないかな?」とか(笑)。

(澤部佑)だし、コント。やっぱりお芝居がベースにあるからね。

(岩井勇気)そういうことなんだよね。うん。だから、やっていてさ、こんなことをプロが言うのもあれだけど。恥ずかしくなってきちゃったんだよね(笑)。

(澤部佑)いやいや、そうかー。まあ、漫才だしね。うん。

(岩井勇気)だから、ツッコミをしているとさ、結局ツッコミなんて普段、言わないじゃん? 本当のことを言ったら。

(澤部佑)生活してて? 言わない。

(岩井勇気)だから役に入ってるのか、ちょっと分からなくなってきちゃうんだよね。ツッコミってコント上のキャラで。突っ込むっていう風にやってるから。だから、自然じゃない。ナチュラルではないからさ。で、そんななんかあたふたしてる間にひとくだり、なんか飛ばしちゃったりなんかしててさ。そしたら山添がなんか、優しい感じでさ。「岩井さん、そこ、ちゃいます。ひとつ前のところからやり直しましょう」みたいな。

(澤部佑)本当にそれ、山添ってそういう男なんだよね。なんかね。気遣いの。

(岩井勇気)そう。「なんか、めちゃくちゃ迷惑かけてるな。後輩に」って(笑)。

(澤部佑)緊張した状態で、うまく突っ込めずに(笑)。

(岩井勇気)「こうやって舞台演出家のことを役者、女優は好きになるんだろうな」って思って(笑)。

(澤部佑)不安で、なんか右も左もわからない状態で優しくされたらね(笑)。

(岩井勇気)「これか」って思ったりして。で、そんな稽古があって。その月曜の本番ですよ。ルミネtheよしもとで。それで客入れはないんだよ。配信だけで。もうね、客が入れられなかったらしくて無観客の配信のみで。それで俺、ちょっと前に入って1人で練習していてね。そしたら、「まあまあ入ったかな」ぐらいでケンコバさんとかしずるさんとかが来てね。で、本番前の配信の開場がしたぐらい。3、40分前ぐらいに開場するのかな? 配信のネットの方が。で、ルミネの楽屋の中に……俺は外にいたんだけども。ケンコバさんとしずるの池田さんがいて。中でしゃべっててさ。なんかケンコバさんが池田さんに「いや、ホンマにやめた方がええで……」って。

(澤部佑)えっ、そのトーン?

(岩井勇気)「やってもうたら本当に逃れられへんからな……」「いや、そうっすね」みたいに池田さんが言っていて。「だから、人を殺してもうたら毎晩、そいつの顔が夢に出てきてまうねん」みたいなことを言っているわけ。

(澤部佑)コバさんが?

(岩井勇気)「えっ、これ、なんの話?」って。うっすら聞こえてきてさ。「なんの話をしているんだろう?」って。でも俺、誰かと話したいし。あと、ケンコバさんともせっかくだから話したいから。俺も人の楽屋に入るの、好きだし。だから、「なにを物騒な話、してるんですか?」みたいな感じで俺、楽屋に入っていったんだよ。

(澤部佑)爽やかな入りだね。

ケンコバ&しずる池田の楽屋に入る

(岩井勇気)そしたら俺、池田さんの横に座ってね。ケンコバさんがね、「いや、岩井な、人を殺してまうと、そいつの死に顔、一生忘れられへんねん」みたいなことを言うわけ。「うん?」ってなって。そしたら池田さんが「いや、ケンコバさん。でもそうやってね、人の人生を背負っていくっていうのも偉いっすよ」みたいなことを言ってるわけ。

(澤部佑)なに?

(岩井勇気)そしたら「いや、そんな大層なもんちゃうよ。最後だってもう相手が何か言おうとしているのも聞かずにこっちが撃ってもうたんやからな……」「うん?」って思って。「まあ、生きるか死ぬかですもんね」みたいに池田さんが言っていて。それで俺が「えっ?『撃った』っていうのはなんですか?」って聞いたの。そしたらケンコバさんが「ああ、俺がフランスの特殊部隊におった頃の話や」って言って。「あっ、ヤベえ! これ、楽屋コントだわ!」って(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ!

(岩井勇気)「あっ、ヤベえ! ええっ? ああ、そういうことか! これ、そうだ。ルミネの楽屋だわ!」って思って。

(澤部佑)そうかー! 俺らの知らない文化がはびこる(笑)。

(岩井勇気)「やってんだ、これ!」って思って。「ヤベえ!」って。そしたら池田さんがさ、「そこからだから今があるっていうのがすごいっすね」みたいに言っていて。

(澤部佑)そんな感じでやってんの!? それは入れない!

(岩井勇気)そんな感じのトーンでやっているのよ。「うわっ、変なところに入ってきちゃったー! ヤベえ!」ってなって。

(澤部佑)そこにお前、どうやって入っていったんだっけ?

(岩井勇気)「なにを物騒な話、してんすか?」って(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! 「なにを物騒な話、してんすか?」って入っていったら……うわっ、ヤバい!

(岩井勇気)だから俺も「辻褄を合わせろ!」ってなって。「この感じで入ってきて……俺はなんなんだ?」って思って。だから池田さんに(小声で)「すいません……ケンコバさんって、人を殺してるんすか?」みたいな。

(澤部佑)ああ、「ヤバい」ってね。

(岩井勇気)そしたら池田さんが「そうらしいんだよ」って。「よく普通に聞いてられますね。マジで……聞くんじゃなかった!」って。「聞かなきゃよかったことを聞かされたやつ」っていう風に切り替えてね(笑)。

(澤部佑)「なんでそんなことを言っちゃったんすか?」っていうね(笑)。

(岩井勇気)そう(笑)。「なんで俺、ここに入ってきちゃったんだよ……」っていう。「なんでこんなことを聞かすんすか……」っていうやつに切り替えて。そこから30分、そのコントをやって(笑)。

(澤部佑)えっ? 長い! なに?

(岩井勇気)「マジかよ!」って。もうずっとやってんの。

(澤部佑)そんな感じなの?

(岩井勇気)俺もマジで「なんてところに入ってきちゃったんだ……」って。たぶん池田さんがコント、好きなんだよ。

(澤部佑)池田さんが好きなのか。どちらかというと、コバさんが付き合っている感じなのか。いや、すごいね!

(岩井勇気)「うわっ……」って。それで30分ぐらいやって解放されて。「なんてところに入っちゃったんだ」って思って。

(澤部佑)それは、ないよね。我々の文化としてはないよね。

(岩井勇気)そのノリは知らなかった。「うわあ……」ってなって。ただ、おかげで『山添展』の本番はめちゃくちゃあったまっていたよ(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! フランスの特殊部隊のミニコントで? そうか!

(岩井勇気)ミニコントでめちゃくちゃあったまっていたから、すげえいいコントになりましたね(笑)。

(澤部佑)帝国・吉本の強みなんだねー。

(岩井勇気)強みだね。ただ、ケンコバさんは「俺、セリフ入れてへんわ」みたいになって。本当に焦ってやってましたけどね(笑)。

(澤部佑)ミニコントに力を入れ過ぎちゃって(笑)。

(中略)

(澤部佑)でもよくよく考えてみると本当にちゃんとしたミニコントなんてやったことないかもしれないな。本当に短いノリのやつしか……。

(岩井勇気)やったことないよ。なんか仕掛けてこられると、ちょっと構えちゃうんだよ。

(澤部佑)構える。終始、合わせて気づいたら終わっているみたいな。

(岩井勇気)一応、やりましたけどね。

(澤部佑)多いのかな? やっぱり吉本は、そうだよ。それで中川家とか友近さんとか。そういうののトップたちがいるわけだよな。さらに。すごいね。

<書き起こしおわり>

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