ハライチ岩井 『ハライチ岩井勇気のアニ番』とJ.GARDENを語る

ハライチ岩井 『ハライチ岩井勇気のアニ番』とJ.GARDENを語る ハライチのターン

ハライチの岩井さんがTBSラジオ『ハライチのターン!』の中でニコニコ動画の番組『ハライチ岩井勇気のアニ番』についてトーク。毎クール、アニメを全作品チェックしている件やBLイベント J.GARDENなどについて話していました。

(岩井勇気)ニコニコ動画のさ、生放送で『ハライチ岩井勇気のアニ番』っていう番組をやっているんですけど。

(澤部佑)結構やっているでしょ、あれ?

(岩井勇気)なんだかんだで4年ぐらいやっているかな? アニメの話をする番組で、別にただただアニメの話をするんじゃなくて、今期やっているアニメの面白いトップ10を発表してそれについて話す、みたいな。そういう番組なんですけども。まあね、アニメ側からしたら大きなお世話だけどね(笑)。

(澤部佑)たしかにね(笑)。勝手にランキングをつけて。

(岩井勇気)それで「入った」だの、「入らなかった」だの言われて(笑)。

(澤部佑)うるせえ(笑)。

(岩井勇気)まあ別に「俺の趣味嗜好でつけている」とは言っているから、まあ別にどんなトップ10でもいいんですけども。でもまあ、トップ10を作るにあたって、結局アニメを見なきゃいけないわけですよ。

(澤部佑)全部見なきゃいけないわけでしょ?

(岩井勇気)そう! だからそのクールのトップ10を作るのに、どのぐらいアニメを見なきゃいけないのか?って最初に考えてさ。「いやいや、全部だろ!」っていう話になって。だから俺は4年前から毎クール、全部アニメを見ているんですよね。

(澤部佑)大変でしょ?

(岩井勇気)とんでもない量だね。もちろんだから途中で見なくなるやつもあるけどね。でもアニメって毎クール40本ぐらいやっているんだけど。

(澤部佑)えっ、そんなやってんの?

(岩井勇気)始まるの。40本ぐらい、始まっちゃうの。毎曜日、いろんな局でやってるから。

(澤部佑)えっ!

(岩井勇気)そう(笑)。

(澤部佑)そんなやってんの?

(岩井勇気)しかも、もう本当に地上波だけじゃないからね。Abemaとかネット放送とかも。ニコニコでもやっているし。

(澤部佑)えっ!

(岩井勇気)いやいや(笑)。驚きすぎだよ、お前(笑)。で、だから見なくなるやつもあるけど、結局25本ぐらいは最終話まで見ているのね、俺ね。

(澤部佑)ええっ? 1話30分?

(岩井勇気)うん。30分。

(澤部佑)いや、大変だよ。それは。

(岩井勇気)で、だから見なくなったやつも結局、なんで見なくなったかは3話ぐらいまでは絶対に見ているから。「なんで見なくなったか」っていう理由はあるからさ。

(澤部佑)まあね。それも話したりする。

(岩井勇気)聞かれたら、それは言えるようにはなっているから。で、毎クール。はじめはずーっと本当に夜、寝落ちしている状態だよね。普通に「寝よう」って思って寝ていないで、アニメ見ながら寝ちゃっている状態が毎日みたいな。だからまあ、好きだからしんどくはないんだけど、頭の中はだんだんおかしくなってきちゃうんだよね。アニメを見すぎてね。

(澤部佑)フフフ(笑)。

全作品チェックの弊害

(岩井勇気)ちょっと前のクールに『ラーメン大好き小泉さん』っていう女子高生がラーメンを食うみたいなアニメがあったんだけど。で、『だがしかし』っていうサンデーでやっている女子高生が駄菓子を食べるアニメっていうのも同じクールにやっていたの。で、どっちにも女子高生訳で竹達彩奈さんっていう女性の声優の人が出ていて。で、もう本当にテレビアニメ見すぎておかしくなっているからさ。「ラーメン食べるアニメと駄菓子を食べるアニメ、どっちにも竹達さん、出ていたのか。よく太んなかったな」って思っちゃって(笑)。

(澤部佑)フハハハハハッ! ああ、もうだいぶヤバい症状だな(笑)。

(岩井勇気)うん。もうヤバいよね、これね。

(澤部佑)食べちゃっているじゃん。声優さんが(笑)。

(岩井勇気)声優が食べていると思っちゃっているんだよね。でさ、あと家でさ、ふとテレビつけたらバラエティーがやっていて。で、新人の俳優が出ていたんだけど。「声がすごいいい俳優だな」って思って。で、その子を見て「ああ、この子は声がいいな。声優、誰なんだろう?」って思っちゃって(笑)。

(澤部佑)フハハハハハッ! ああ、誰か声を当てているみたいな?

(岩井勇気)うん。思っちゃうんだよね。もうアニメを見すぎて。

(澤部佑)違う違う。ヤバいよ。

(岩井勇気)ヤバいよね。二次元と三次元がごちゃごちゃになっちゃってさ。もうヤバいからね。

(澤部佑)ヤバいよ!

(岩井勇気)もう変な感じになっちゃってさ。で、そもそもなんで『アニ番』をやろうってことになったかっていうと、アニメ好きだから。好きなものが仕事になったらいいなと思って始めたんだよ。いまでこそ、アニメ関係の仕事をしているけどさ。だから4年前の『アニ番』を始めた頃は全くなかったからね。とにかくネットで「アニメ 芸人」とかで調べたら出てくるようになりたいなと思って始めたんだけど。

(澤部佑)うんうん。

(岩井勇気)でも「結局、俺はオタクじゃないな」って4年間やってみて思ったの。

(澤部佑)オタクとはまた違うの? オタクじゃん。

(岩井勇気)いわゆるアニメオタクっていうイメージの人ってさ、「このキャラ、萌え~」みたいなのとかさ、「すっごいかわいい! この子がいれば何もいらないんです」みたいな感じの人がよくテレビに出てきたりするじゃない? でも、俺はあんまりそういうのはないのよ。だから好きなキャラとかはいるけど、どっちかっていうとアニメーションが好きなの。なんか。だから絵が動いていれば別に楽しいの。

(澤部佑)えっ?

(岩井勇気)だから別に音声とかなくても……だからPVとかでアニメとかのやつもすげー面白いんだよ。

(澤部佑)えっ、どういうこと?

(岩井勇気)絵が動いていれば、もう「ああっ、面白い!」ってなるのよ。

(澤部佑)アニメーションか。はー。

(岩井勇気)昔からそうだったんだけど。別にキャラ好きじゃないから。アニメ好きだから。だからそういう風に「オタクなんですよね!」みたいな感じで番組とか呼ばれた時も、なんかめちゃめちゃオタクみたいなテンションじゃないから、ちょっとがっかりされることもあるんだけど。

(澤部佑)フフフ、そうか。思っていたのと全然違うわっていう。

(岩井勇気)だから別にアニメ見ている本数だけは自信あるけどね。アニメを見て語れはするけど。だから『アニ番』をやろうって言ったのはさ、そういう意図もあったけど。結局「やろうよ」って言ったのは俺じゃなかったわけ。

(澤部佑)ああ、そうなの?

(岩井勇気)俺らの同期の作家のゆーやんっていうやつがいるじゃん? でさ、『アニニャン』っていうTBSのラジオも一緒にやっているんだけど。昔、ゆーやんと新宿で飲んでいた時に、ゆーやんはその時にちょこちょこアニメ関係の仕事の作家みたいなのもやっていて。で、その新宿のゴールデン街に行こうっていう話になって。ゆーやんがよく行っていた、もうないけど、いろんなアニメのオープニングをテレビで延々と流しているバーみたいなのがあったんだよ。

(澤部佑)はいはい(笑)。

(岩井勇気)まあ、たぶんそれは違法だとは思いますけども。で、俺がアニメ好きとは知らずにゆーやんが連れて行ってくれて飲んでいたら、流れるオープニング、流れるオープニング、「ああ、これはあれだ」「これはあのオープニングだ」って俺がずーっと全部言っていたら、「なんでそんなに知ってんの?」ってなって。「いや、アニメが好きなんだよ」ってなって。「じゃあ、ニコ生やろうよ!」っていう風になって始まってるのね。

(澤部佑)ああ、そういう流れなんだ。へー。お前が立ち上げたわけじゃないんだ。

(岩井勇気)別にだから、仕事にしようとは思っていなかったわけ。で、始まってさ。『アニ番』もなんかいろいろやって。ニコニコ超会議っていう幕張メッセのニコニコ動画のお祭りに出たり。で、18禁のCDを出したりとか(笑)。

(澤部佑)ああ、それはなんか聞いたな。

BLイベント J.GARDENでBLコントCD販売

(岩井勇気)で、この間はBLコントCDっつって、声優さんに俺が書いたBLのコントを3本、演じてもらってCD化したやつをJ.GARDENっていうイベントがあったんだけど。それが一般の人が、基本はBLの創作物を出すイベントね。

(澤部佑)ああ、BL縛り?

(岩井勇気)そう。BL縛りのイベントなんだけど。池袋サンシャインシティであるんだけど。そこでそのBLコントCDを出してさ。もうそこが異様だったの。もう本当に。BLに興味があるのって基本、女子だから。出展しているのも買うのもほとんど女子なわけ。

(澤部佑)ああ、そうなんだ。

(岩井勇気)ほとんど。しかも結構やっぱり3、40代とか50代ぐらいの人が多いかな? で、本当に男で出展しているのなんか、ほとんどいないわけ。で、俺はもう女子の中でBLコントCDを持っていってさ。まず「BLコントCDって、なに?」っていう話じゃん? 意味がもうさ、そんなジャンル、ないから。

(澤部佑)そうね。そもそもね。うん。

(岩井勇気)意味がわかんないわけでさ。なんとなくデカいホールの中でいっぱい出展してるんだけど。で、創作物のジャンルによってカテゴライズされて。「このジャンルはこのへんです」みたいな。絡みの。強い人が攻めのやつとか、Sの人が攻めのやつとか、そういうのでカテゴライズされているんだけど。で、俺のBLコントCDって意味わかんないじゃん? どのブース、どのところにカテゴライズされるのかな?って思ったら、パンフレットを見たら「人外」のカテゴリーにカテゴライズされていて。

(澤部佑)えっ、なに?

(岩井勇気)「人ならざるもの同士のBL」みたいなところに(笑)。

(澤部佑)フハハハハハッ! ああ、なんかあるのか。

(岩井勇気)「なんで俺、ここのジャンルなの?」ってなってさ(笑)。

(澤部佑)ああ、特殊過ぎて。なかったんだな。

(岩井勇気)でもすっごい人が来てさ。俺のBLコントCDのところになんか並びまくっちゃって。まず、男が出展しているのも珍しいみたいなところもあったと思うんだよね。で、声優さんたちの人気もあって。で、隣で出展している人もいて。で、すっごい近いの。長テーブルみたいなので一緒にやっているから。で、女の人だったんだけど。もうなんか、俺のところに列ができちゃってさ。列がそこそこそっちの出展のところにかぶっちゃって。なんか申し訳ないなって思っていてさ。

(澤部佑)うん。

(岩井勇気)で、いろいろと俺が接客をしてさ、CDをお渡ししていたりして。

(澤部佑)そうか。お前がやるんだもんね。接客も。

(岩井勇気)そう。で、隣のテーブルの上の小さい看板みたいなのがあったんだけど、それをガツン!って肘で当ててガシャガシャ!ってなっちゃって。倒しちゃって。女の人も「ああ……」みたいになって。「あっ、すいません、すいません!」「ああ、いえ……」みたいな感じのを普通に2回ぐらいやっていたからさ。すっげー気まずくなっちゃってさ。

(澤部佑)ああー。

(岩井勇気)で、それも無事終わって。で、『アニ番』が隔週でやっていたんですけど、ついに100回を迎えることになりまして。もうだから、100回を迎えたらすぐに間髪入れずにイベントをやろう!っていう話になったの。

(澤部佑)記念して。

(岩井勇気)そう。100回を迎えました。じゃあすぐにイベントをやろう、みたいな。で、100回放送の日の○日後にはやろうっていう話になって、西麻布のスーパーデラックスっていうサブカルのイベントをよくやっているいいところがあるんですけど。そこを抑えたんですよ。今月の29日にやるんですけど。

(澤部佑)うん。

(岩井勇気)で、「よーし!」って思っていたら今月の半ばぐらいにその作家のゆーやんが階段から落ちて腕を骨折しちゃって。で、入院しちゃって。で、『アニ番』ってゆーやんがいないとできないから、1回放送がなくなっちゃって。だから「100回記念」って言っているのに99回の状態でイベントをやらなくちゃいけなくなっちゃってさ。

(澤部佑)フハハハハハッ! せっかく? ええっ!

(岩井勇気)で、さらに、西麻布のそのスーパーデラックスが予約をしてすぐにですよ、「あと3ヶ月で閉店することが決まりました」って。

(澤部佑)ええーっ、なに! 怖っ!

(岩井勇気)なんかすごい不穏な空気のまま、100回のイベントをやることになっちゃって。

(澤部佑)なにそれ? なんか呪われてるじゃん。

(岩井勇気)呪われたイベントになっちゃったんですけど。29日にありますので。よかったら来てください。

(澤部佑)いかねーよ、こんな話しされたら! 怖い!(笑)。呪われたイベント(笑)。

(岩井勇気)チケット、まだありますんで(笑)。

(澤部佑)行かないでくださいね! 呪われてますから(笑)。

(岩井勇気)よかったら来てください(笑)。

(中略)

(澤部佑)なんか、いろいろやってますね。

(岩井勇気)そのJ.GARDENっていうさ、女子たちがBLをこぞってやるイベントもすごい友好的でさ。「ああ、男性の方がこんな、出展してくださって。本当に参加してくださってありがとうございます」みたいな。「こんな女子のBLのものに……」みたいな。でも、「そもそもBLって男子のもんだけどね」って俺、思っているの(笑)。

(澤部佑)えっ、そうなの?

(岩井勇気)だって男同士じゃん。そもそもBLなんだから。

(澤部佑)いや、まあまま……まあ、そうか?

(岩井勇気)そうだよ。おかしいじゃん。それが全く逆になっちゃってるのね。そもそもの本当の根本は男子同士なんだから。

(澤部佑)たしかに。女子が見て……そうか。意味がわかんないね。そもそも。一周回っちゃってるんだね。いろんな活動を……今日、だってしゃべっている間も怖かったもん。岩井がいつもの岩井じゃなくて、『アニニャン』の岩井の感じがして。ちょっとさ。

(岩井勇気)ああ、そうですか? 今後は全部『アニニャン』の感じになってくると思いますよ。

(澤部佑)フハハハハハッ! ダメよ! (作家の)持ちビルハゲ太郎がゆーやんに変わっちゃうんじゃない?

(岩井勇気)もうゆーやんにしますから。ハゲ太郎は。

(澤部佑)危ないよ、そうか。

(岩井勇気)ハゲ太郎をゆーやんにして。

(澤部佑)持ちビルハゲ太郎は(缶バッジ総選挙で)ダントツの5位だからな(笑)。たしかに。

(岩井勇気)フフフ(笑)。

<書き起こしおわり>

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