星野源 ずん・飯尾和樹の日めくりカレンダーを語る

星野源 ずん・飯尾和樹の日めくりカレンダーを語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2020年12月22日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でずん・飯尾和樹さんの日めくりカレンダー『まいにち、飯尾さん』について話していました。

(星野源)で、出演していただいたOKAMOTO’Sのベーシスト、ハマ・オカモトくんをお迎えして曲を一緒にやり。しかも、司会をずんの飯尾和樹さんにお願いしまして。素晴らしい司会と会場……ライブをいつもラジオブースからやる時は会場がないので。ラジオの前が会場の最前列ということで。各リスナーの会場からですね、その会場の様子を報告してもらってますけれども。その会場リポーターとして飯尾さんが参加してくれて、素晴らしいレポートでしたね。本当にもう、最高でしたね(笑)。

それで、素晴らしい放送だったなと、とても胸が熱くなり。「いい放送ができたな。嬉しいな」なんて思って。それで「はっ!」と思ったんですね。「飯尾さんの日めくりカレンダーの宣伝をしてなかった!」という。「しますね」なんて放送内で言ったのに、してなかったんですよ。そういえば。まあちょっと後ろが押していて。バタバタしていたのもあるんで。ちょっと今、ここで宣伝しようじゃないの。

『まいにち、飯尾さん』っていう日めくりカレンダーがありまして。だいたい1月分ですね。30日分……31日分かな? あるんで。まあ、それを毎月めくっていただくみたいな。これのクオリティーが素晴らしくてですね。表紙からいいじゃない? この飯尾さんの笑顔が爽やかでさ。なんか「1日、頑張ろう」みたいな気持ちになるじゃない?

(星野源)それでまあ、ちょっとネタバレになってしまうからあれですけど。僕は今、本当にこれを毎日めくって日々を過ごしていて。なんて言うんでしょうね? 整う……1日の始まりにこれをめくって、この飯尾さんの言葉と写真を見て、「なんてくだらないんだ!」っていう思いを通して、なんか1日の調整をするみたいな感じなんですよ。本当にもう、だからこれはチューナーです。チューニング器です、これは。

日々の生活のチューナー

飯尾さんのチューナー。『まいにち、飯尾さん』。本当に素晴らしい日めくりなんでぜひ皆さん、手に取っていただければと思っております。これもう本当にすごいのよ。クオリティーが。ちゃんと1枚1枚全部、写真とイラストと言葉が書いてあって。結構ね、ほぼ全部衣装が違うっていう。だから結構撮るの、大変だったと思います。

いろんな服も着てるし。で、なんて言うか……たとえばさ、心を震わす名言とかがあるわけでもないないし。感動するとかさ、元気づけられるとかっていうことじゃないんだけど。勝手になんか読んでいて元気になるみたいな言葉がいっぱいあるんですよ。で、飯尾さんのすごいところって、ああいう方じゃないですか。たとえばギャグだったり、いろんな現場に……お笑いの現場でいる時も、なん言うか、人をこき下ろすということしないじゃないですか。人をバカにして笑いを取るっていうことを。

それで今、日本のバラエティーとかお笑い番組。バラエティーに僕がたまに出してもらったりすると、プロデューサーさんとかディレクターさんが結構言うんですよ。「すいません。ちょっとバラエティーなんで。ちょっといじる的な要素が台本の中に書いてありますけど、全然これ、言わないことも大丈夫なんで」とか。「一応これ、バラエティーなんであるんですけど、本当に台本だけなんで」とか。

それで、まあたとえば僕だったり、ゲストの人をバカにするような言葉がやっぱり書いてあるんですよ。それって本当にたぶんね、なんかすごい特殊なんだと思うんですよ。「なぜ、バラエティーは人をバカにしないといけないのか?」っていう。それだと、「人をバカにすること=日本のバラエティー」なので。「ああ、そうなんだ」って思いながら、それをいつも聞いてるんですけど。でも、飯尾さんはそれをしないじゃないですか。

で、このカレンダーを見ると思うのは、やっぱりいわゆる飯尾さんって人に攻撃をしないとかさ、人を落とさないとかっていう優しさみたいな方向で受け取られることが多いと思うんだけど。飯尾さんはやっぱり見てて……そばで見ていても思うし、プライベートでご飯をした時に話してもそうなんだけど。めちゃくちゃ強いんですよ。だから優しいんじゃなくて、そこが攻撃なんですよ。飯尾さんの。それが戦い方っていうか。

ずん・飯尾和樹の「攻撃」

だから飯尾さんがやってるのは守りなんじゃなくて、めちゃくちゃ攻撃なんですよ。攻めであって。だからそれが僕は飯尾さんの大好きなところで。「かっけー!」って思うところなんですよ。自分もそうありたいなって思うし、そこにシンパシーをとても感じるし。

だから、うん。「守りに入る」ということは自分もしたくないし。飯尾さんみたいな人を見ると「守りに入ってねえ!」ってすごい思うんですよね。それがめちゃくちゃかっこいいなと思います。なので、それを感じられる『まいにち、飯尾さん』、ぜひ皆さん手に取ってください。

<書き起こしおわり>

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