菅田将暉 M-1グランプリ煽りVTR「俺たちが一番面白い」を語る

菅田将暉 M-1グランプリ煽りVTR「俺たちが一番面白い」を語る 菅田将暉のオールナイトニッポン

菅田将暉さんが2020年12月7日放送のニッポン放送『菅田将暉のオールナイトニッポン』の中でM-1グランプリ2020の決勝進出の顔ぶれについてトーク。煽りVTR「俺たちが一番面白い」などについて話していました。

(菅田将暉)はい、M-1、楽しみ! 楽しみですね。アキナ、マヂカルラブリー、見取り図、錦鯉、ニューヨーク、おいでやすこが、オズワルド、東京ホテイソン、ウエストランド、そして敗者復活という。いやー、僕は中の人たちではそのおいでやすこがさんがちゃんと見たことがなくて。あれなんですよね。R-1の常連の人が組んだコンビっていうのを恥ずかしながらさっき知りまして。いや、ちょっと本当に勉強不足で。楽しみっすね。どんななるんやろうな? 普通にテレビの前でかじりつきたいですけども。でもやっぱり僕は野田クリ推しなんで(笑)。マヂカルラブリーさん、ちょっと応援してます。楽しみですね。

マヂカルラブリーを応援予定

あの……オープニングの煽りVに出たい(笑)。あれ、めちゃくちゃかっこいいから! あれはいい。あれ、出てみたいなー。絶対に出られへんからな(笑)。エントリーしてないからな。あれ、かっこいいよな。舞台袖のちょっと暗いところでさ、ステージに当たっている光が漏れてるところで、ステージを見てる顔とかさ。他の芸人さんとかをジーッと見ている顔とか。廊下の壁に向かって2人でネタ合わせしてる背中とか。

予選の結果発表の瞬間とかね(笑)。「○番、○○!」「おおーっ!」っていうあの雰囲気とか。ステージにガッて、「これから漫才行くぞ!」って走っていっていくあの後ろ姿とか。逆にネタ終わりで帰ってくる時とか。とかね。この世のVTRで一番かっこいいんとちゃいます? マジで。なんかその、普段はあんまり見ることのできない芸人さんのちょっとピリピリしている瞬間というか、真剣に作ってる瞬間というか。

ああいうのを見ると「うわっ、やっぱりすごいクリエイティブな作業なんやな!」っていうね。だって俳優の仕事じゃあ、あのかっこよさは絶対出せないから。うん。もう、なんやろう? これもギャップ? なんやろう? 職種の違いですよね。単純に。普段は笑わせる人たちっていうか。その、オンオフの違いっていうか。俳優は別に画の中で、仕事でかっこよくすることがあるから。別になんかね、裏の真剣な顔も逆にちょっとお芝居にも見えるっていうか。だから『トレーニングデイ』の時のデンゼル・ワシントンでギリかな?

あれでトントンぐらい。アカデミーも取っているし。なんか言われても、アカデミーを取ったし、言えるし。あれでトントンぐらいかな? いやー、本当にまるで違うよな。あのかっこよさは。なんやろう? これは自分が俳優やからそう思うだけなのかな? でも、たぶん違うよね。それは全然違うよね。うん。出たいな……話rわ。やっぱり暗い舞台袖から、明るいステージを見ている横顔を撮ってほしいな。めっちゃいい顔すると思うねんけどな、俺(笑)。めちゃくちゃこう、あんまり見たことない真剣な、黒目と白目のバランスがちょうどいい……役作り、ちゃんとしていくねんだけど。

って、作ったらアカンね。作ってないからかっこいいんよ! いや、本当にそういうところなんよな。ホンマに。なんかもう、俺もちゃんとラストイヤーの顔をするし。「ああ、今回にかけてんねんな」っていう(笑)。いや、やっぱりそうね。そういう、ヒリヒリしてる思いとか緊張感とかって見てるとわからへんからさ。やっぱりそういうのが見れるちょっとかっこいいなって思っちゃいますよね。で、「俺たちが、一番、面白い!」の「面白い!」のところがほしい(笑)。「面白い!」のところがほしいなー。去年はかまいたちの山内さん。で、2018年がスーマラの武智さん。で、2017年が和牛の川西さん。かぁ~! あの枠をやりたい。

「俺たちが、一番、面白い!」

いや、わかってますよ、皆さん。もう大ブーイング覚悟です。そりゃあそう。大ブーイング覚悟で……俺、関係ないからね(笑)。「面白い!」っていうところで俺。俺がバーン!って。なんにもネタとかも作ってないし、人を笑わせてないってないやつが、ただかっこいい顔をしてるだけやから。ラストイヤーの顔をしてるだけやから(笑)。やっぱりでも、重みがちゃうよな。

ちょっとちゃうかもしれんけど。『火花』っていう映画をやった時に漫才をするっていうシーンがあって。それで漫才の、本当に最後の解散ライブみたいなシーンがあったんですよ。そこで、あの相方のその2丁拳銃の修士さんと漫才をしながら、ちょっと涙をしそうになったり。それを我慢しながら漫才をしていくみたいな。で、自分の思ってる感情と逆の言葉を言っていくみたいな漫才やったんですよ。で、監督の板尾さんに「相方の修士さんが泣きそうになったら『お前、なに笑っってんねん!』って突っ込んであげて」って言われて。「またすごい粋な演出するな」と思って。

で、もちろんそのことは修士さんは知らんくて。で、一発本番をバーッてやっていたら、やっぱりさ、俳優脳で行くとさ、そういう時の泣くのを我慢してるとか、泣いているっていうのはピクピクピクッてしながら嗚咽するぐらいで……みたいな。勝手な本のイメージやったんやど。やっぱりマジで解散をしそうな、20年以上も舞台に立ち続けている人やからこそ、たぶんそういう表現になったんやと思うんだけど。

一切、涙は落ちてはないんやけど。やし、体も一切触れてないんやけど。なんか、だから俺が考えていたイメージが「動」やったらすごく静かな顔でひりひりと、目がジワーッとなって。「ああ、やっぱりマジってそういうことなんやな」って思って。あ、ごめん。今、俺的外れのこと言っている? 「そうか。そういう顔になるねんや」っていうのをこの土俵の違う人たちのマジな表現っていうか。あれはだから俳優は絶対できないかっていうか。うん。DVDが出てるんで、見てください。

いやー、なんやったっけ? そうや。「俺たちが一番面白い」のあの顔ね。まあ、俳優やとアカデミー賞とか、そういうことになるんやろうけど。でもやっぱりもう、全然ちゃうわ。言ってて笑けてくるわ。全然ちゃうわ。なんかやっぱりギャップなんでしょうな。アカデミー賞はアカデミー賞のかっこよさがあるとは思うけど。やっぱちょっと違うな。あのかっこよさには勝てないですね。憧れですね。うん。

<書き起こしおわり>

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