安住紳一郎「アメリカ50州覚え歌」の反響を語る

安住紳一郎「アメリカ50州覚え歌」の反響を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2020年11月29日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で前週に披露した「アメリカ50州覚え歌」の反響についてトーク。リスナーから投稿された音源などを紹介していました。

(安住紳一郎)先週、「アメリカ50州覚え歌」を番組冒頭で紹介いたしました。私が13年越しに取り組んでいる企画ということですね。やはり13年も練習していると、なかなか堂に入ったものだなと自分でも録音を振り返り、聞き、そう思いました。なかなかね、あれね、歌っている途中で……途中から歌に戻るって結構難しいんですよ。なかなかできないんですよ。頭から説明していて……「アーラバーマ、エン、アラスカ、アリゾナ、アーカンソー♪」って歌って。「はいはい、こうこう、こういうことになっていますね……カンザス、ケンタッキー、ルイジアナ、メェ~~ン♪」って。なかなかできないんですよ。これね、13年を歌い続けてるから体に入っているんですよ。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)ちょっとした間違いも自分で気づきましたけれども。ご容赦いただきたいと思います。「なぜ朝からずっと、アナウンサーの替え歌を聞かされているんだ?」というようなお叱りも一部、いただきましたけども、さほど気にはしていません。

(中澤有美子)うんうん(笑)。

安住紳一郎 アメリカ大統領選挙を理解するための「50州覚え歌」を語る
安住紳一郎さんが2020年11月22日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中でアメリカ大統領選挙についてトーク。非常に複雑で難しいアメリカ大統領選挙を理解するための第一歩として番組で以前から何度も取り上げてきた「アメリカ50州覚え歌」を紹介して...

(安住紳一郎)やりたいことをやり切って、とても満足しています。さて、2週続けてアメリカ50州の覚え方ということですが。お便りが来ています。この方はアメリカ・メイン州にお住まいの方です。「おはようございます。私はアメリカ在住そろそろ40年になりますが、今回の50州覚え歌には個人的に思うところがあり、初めてメールをいたしました。と言うのも、私はメイン州在住。そうです。番組で寒さでこぶしを効かせて歌ってくれた州です。

はい、その通り。とても寒いです。震えながら生活しています。私はもう日本にあまり帰ることはありませんが、わずかな日本との繋がりを感じることのできる楽しい時間になりました。まさか私の住んでいる州がこんな形で番組に出てきてとても嬉しく思いました。ありがとうございます。メイン州から聞いています」という、「さやまめ」さん。ありがとうございます。

(中澤有美子)わあ、嬉しいです! うんうん。

(安住紳一郎)ねえ。海外に住んでいらっしゃる方。「日本語を聞きたい」という時はあるでしょうね。私たちの放送が皆さんのちょっとした息抜きになれているのなら、こんな福音はありません。ありがとうございます。こちらこそ。元気で暮らしてください。そして今回は在留法人の皆さん方の心に刺さったようですね! 140万人いると言われています在外邦人。外国で暮らしている日本人の皆さん。140万人いるんですけども。何ですか、これは? こんにちはNHKワールドみたいな感じでになっちゃって。

(中澤有美子)アメリカに限らず?

在留法人の皆さん方の心に刺さった

(安住紳一郎)アメリカに限らずですね。韓国の方とかフィリピンの方。それからメキシコの方、イタリアの方々などなど。なにかちょっとね、まあ最近外出自粛などもあったせいかもしれませんけれど。何かあったようですね。イタリアのフィレンツェからいただいています。「マリア」さん。女性の方。ありがとうございます。「土曜日の夜、イタリアの州の名前を間違えた私にイタリア人の夫が『お前はイタリアに住んでいるのにイタリアの州の名前をまだきちんと覚えていないの?』と発言。

私は腹が立ち、『じゃあ、あなたは日本の県の名前を全部言える? 日本に10年以上住んでいたんだから、当然よね? 私はその半分しかイタリアに住んでいないんだからね!』と反撃。外出禁止でストレスがたまっている私たちは些細なことから大喧嘩になることが分かっているので、ヒートアップする前に会話を終わらせたいと考えた夫は『じゃあ、公平にアメリカの州の名前を言おう。これはフェアでしょう?』と提案し、口喧嘩を何とか終わらせようとしました。ただ、腹が立っている私は『ふん! そんなの何か変!』と捨てゼリフを言い、ベッドに向かいました。

翌朝、ラジオを聞くとなんとアメリカの州の名前を全部歌にしている番組があるではないですか。夫をたたき起こし、夫と2人で聞きました。アメリカの州の名前を答え合わせをして。すると、日本の県の歌が始まりました。イタリア人の夫とは何度も繰り返し、北海道から歌おうとしていますが『都になれない大阪』の訳が分からず、1番で終わっていました」。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)そうね。ちょっと分からないよね。「ふーん……これは何ですか?」っていうね。「……コロナウイルスで毎日700人以上が亡くなる日が続き、重たい空気だったのですが、明るい1日になりました。ありがとうございました。日本もコロナウイルスの猛威で何かと落ち着かない日々が続いていると思います。くれぐれも御身、ご自愛くださいませ」。イタリアのフィレンツェからいただきました。

(中澤有美子)ああ、嬉しい! ありがとうございます!

(安住紳一郎)ありがとうございますね。川崎市麻生区の「アラフィフ」さんはわざわざ楽譜に起こしてくださいました。記譜っていうんですかね? もうプロが作るような本格的な楽譜にしてくださいました。ありがとうございますね。きれいに記譜をしてくださって。ありがとうございます。

(中澤有美子)ありがとうございます。

(安住紳一郎)町田市の「ノリ」さん。「あれから1週間、夜中に日々練習を重ね、ようやく歌えるようになりました」。ありがとうございます。練習してくださっている方がいるんですよね! 「……先ほど、アメリカの友人に披露したところ、『えっ、なんで? 久しぶりに聞いた。怖いんだけれど……』と戸惑っていましたが嬉しいです」。

(中澤有美子)やった!(笑)。イエス!

(安住紳一郎)ねえ。やっぱりね。言ったでしょう?

(中澤有美子)これよ!(笑)。

(安住紳一郎)これですよね。ついに「ノーと言える日本」の歴史が始まりますよ。アメリカ人が「えっ、なんで?」っていうね。

(中澤有美子)すごい! 言った通りですね!

(安住紳一郎)そうですよ。

(中澤有美子)一歩、踏み出しましたね。

(安住紳一郎)その通り。お金じゃない。軍事力じゃない。イーズス艦の数じゃないんですよ。「不気味さ」が全てを賄うんですよね!

(中澤有美子)不気味さが(笑)。

(安住紳一郎)「ええっ?」っていう。ねえ。そういうこと。

(中澤有美子)得体が知れないっていう(笑)。

(安住紳一郎)「えっ、なんで? アメリカの50州を日本人が覚えているの?」っていうね。うん。新しい日米関係ですよ。この方は「関東圏外だワン」さん。ありがとうございます。「皆さん、こんにちは。私はこの覚え歌の教育的効果に期待し、受け持ちの子供たち、小学校4年生に覚えてもらい、歌ってみました。月曜が祝日だったため、練習期間は火曜から金曜の4日間。主に登校後の朝の時間、昼休みに練習。

ただ、2番は難しく、この短期間で覚えることができませんでした。1番のみではありますが、お聞きいただければ幸いです」という。録音を送っていただきました。小学校4年生の皆さん方ということですが。30人ほどのクラスということで。火、水、木、金の4日間、練習をしてくださったようです。ありがとうございます。「音声であれば使っていただいても大丈夫です」ということなので、お聞きください。

(小学4年生の「アメリカ50州覚え歌」が流れる)

小学4年生の「アメリカ50州覚え歌」

(中澤有美子)フフフ、「ネヴァーダ♪」(笑)。

(安住紳一郎)嬉しいですよ。小学校4年生。ねえ!

(中澤有美子)すごい! 本当にありがとうございます!(笑)。

(安住紳一郎)うんうん。ただ、私の説明を忠実に守ってくれたせいで、「メイン州を寒さに震えた感じでやりなさい」って言ったもんだから「メェ~~ン♪」ってやったせいで次のメリーランドが間に合わなくなっちゃって。そこからグダグダになっちゃったっていう(笑)。

(中澤有美子)かわいい! すごい!

(安住紳一郎)4日間で覚えるなんてやっぱりね、小学生は耳がいいですね。

(中澤有美子)そうですね。わあ!

(安住紳一郎)やってください。さらにこの方はフィリピンのセブに住んでいらっしゃる方です。「コロナで在宅勤務となり、この3月から日本のラジオを8年ぶりに聞き始めました。アメリカ50州、こんな覚え方もあるのかと驚きました。私は旅行会社勤務。セブ支店はセブとその周辺の狭い地域が担当エリアで、マニラ支店はそれ以外の全部を担当しています」。そうか。旅行代理店のセブ支店にお勤めなのね。セブ島、人気ありますからね。

「……正直、担当範囲以外のところは地域の名前すら知りません。フィリピンにも州がありますが今回、この歌を聞き、フィリピンの旅行会社に勤務していながら州の名前を知らないのもいかがなものかと思い、フィリピンの州の数を調べたところ81州もありました。81州は大変だと思っていたところ、州の上の括りとして『地域』と呼ばれている区分があり、こちらは17地域とアメリカや日本の都道府県の数の半分以下です。これなら例の歌の1番でなんとか行けるのではないかと『オクラホマミキサー』のフィリピン17地域覚え歌を考えました。日本人用のバージョンとなっています。地理的にだいたい北から順番で領土問題で揉めている南沙諸島も入れることができました」という。

(中澤有美子)おおーっ!

(安住紳一郎)またちょっとね、うん。ここを真似されるとは思わなかったけども。フイリピン17地域覚え歌ということで。コルディリェラ、イロコス、カガヤン・バレー、中部ルソン、ミマロパとかですね。この方はセブ支店の担当なので中部ビサヤ地域というところが担当なんですけどもね。わざわざこの方もフィリピンのセブから音源を送ってくださいました。

(中澤有美子)すごい!

(「フィリピン17地域覚え歌」が流れる)

「フィリピン17地域覚え歌」

「コルディリェラ、イロコス、カガヤン・バレー♪」

「中部ルソン、マニラ、ミマロパ♪」

「カラバルソン、ビコル、西・東ビサヤ♪」

「中部ビサヤ、北ミンダナオ♪」

「カラガ、ダバオ、サンボアンガ♪ バンサモロ自治地域♪」

「ソクサージェンで17です♪ 南沙諸島は揉めています♪」

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)なんとなくフィリピンのセブのお住まいで録音してくださった感じ、伝わりましたね。ちょっと広い感じで。窓が大きめに取られていて。

(中澤有美子)暖かいんだろうなっていう。

(安住紳一郎)そうですね。廊下がちょっとコンクリート打ちっぱなしの感じのイメージが伝わってきましたね。ありがとうございます。コロナで在宅勤務中。フィリピンのセブで旅行会社勤務の在留邦人、在外邦人の方。

(中澤有美子)有意義な(笑)。ありがとうございます。

(安住紳一郎)ありがとうございます。ちょっとね、オンエアーは迷ったんですけども。「この方のためになるならば……」ということで、オンエアーいたしました。本当にありがとうございます! きっとね、大変なんだと思う。1人でしょう? 家族と行っているのかな? わからないけども。ありがとう。すごく勉強になりましたね。うん。「バンサモロ自治地域」っていうね。

(中澤有美子)日本人向けですね(笑)。

(安住紳一郎)日本人向けですね。「バンサモロ自治地域」っていう。「中部ルソン」。「ソクサージェンで17です」っていうね。

(中澤有美子)最後もとてもよかったです。

(安住紳一郎)そうですね。「南沙諸島は揉めています」っていう。ありがとうございます。なかなかね、セブではこういう感じ。理解しあえる仲間はいないかもしれません。

(中澤有美子)そうですね(笑)。

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