安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で、2017年初頭にした流行予想「シソの葉(大葉)ブーム」についてトーク。杉山真也さんとともにその結果について検証していました。
(杉山真也)安住さん、今年流行りそうなものがあるっておっしゃってましたよね?
(安住紳一郎)今年、お正月? そうですね。私はシソの葉がブームになるんじゃないか?って言った記憶がありますね。
(杉山真也)ええ。1月8日の放送でしたよね。
(安住紳一郎)ああ、そうですか? 1月8日の放送で私はシソの葉がブームになると言いました。
2017年1月8日放送で予想
(中澤有美子)フフフフフ……(笑)。たしかに言いました。
(杉山真也)いや、知っています? 「シソの葉ブーム」で検索すると、「安住紳一郎 シソの葉ブームが来ると予想」っていうのがいちばん最初に来ますよ。
(中澤有美子)アハハハハッ!(笑)。
(安住紳一郎)そうですか?
(杉山真也)はい。検索ランキングでは。
(安住紳一郎)まったくねえ……役に立たないね。ネットは。
「シソの葉ブーム」で検索かけると、「安住紳一郎 シソの葉ブームが来る」というのがいちばん上に出てきますよ(杉山真也)
まったく……ネットは役に立たないね!(安住紳一郎) #nichiten https://t.co/djoKMfsE9B pic.twitter.com/98AUXbReDu— みやーんZZ (@miyearnzz) 2017年12月3日
(中澤有美子)フフフ……(笑)。
(杉山真也)シソの葉ブームが来たのかも調べてみました。安住さんの予想が当たっていたのかを。
(安住紳一郎)ええ、ええ。
(杉山真也)まず、シソの葉を取り扱うスーパー、園芸店に徹底取材をしましたが、答えは一様に「ブームの実感なし」。
(安住紳一郎)ああー……まあ、ねえ。一部の人にしかまだ、わからないかもしれないね。
(杉山真也)局地的ということですか? まずですね、波が全く来ていないのかどうかという問題ですけども、いろいろと調べていくうちに、ネットに助けられる形になりましたよ。インターネットのニュースでこんな記事が出ていました。「荏胡麻ブーム2017」。見た目はシソとほぼ同じなんですが、荏胡麻は別物ですので。残念!
(安住紳一郎)荏胡麻ブームは来ているんですか?
(杉山真也)荏胡麻ブームが2017で、荏胡麻油がちょっと来ているよ、体にいいよというのが来ているという記事が見つかったという形です。ただちょっと、シソとは厳密には違いますからね。
(中澤有美子)まあまあ、近いけど違う。
(杉山真也)そうですね。続いて、タキイ種苗さんの調べです。現在育てている野菜ランキングというものが載っていました。1位、ミニ、もしくは中玉のトマト。2位、ネギ。3位、きゅうり。……シソ、第6位。
(安住紳一郎)おおーっ。前年に比べて?
(杉山真也)ややアップ。
(安住紳一郎)ややアップ。ああー。じゃあ、ゆっくり来ているのかな?
(杉山真也)そして、今後育ててみたい野菜ランキング。1位、枝豆。2位、グリーンアスパラ。3位、大玉トマト。……シソ、第10位。
(安住紳一郎)前年と比べて?
(杉山真也)今年新設されたランキング。
(安住紳一郎)ああー、比べられない?
(杉山真也)初登場10位(笑)。果たしてこれがブームと言えるのか、そう捉えられるのかどうかということですが、その中でブームの兆しとも言える出来事がありまして。カルビーがじゃがりこ・青しそチーズ味を発売しました。さらに、伊藤園がシソの炭酸飲料を発売しました。ですから、大手メーカーのシソ味投入は相次いでいるという現状があります。
(安住紳一郎)はい。
(杉山真也)さらに、シソブームは来ていると話しているのは料理研究家の山崎志保さん。シソの葉の抗酸化作用が注目されていまして、いま料理教室でも去年頃からシソを使った料理のリクエストが増えているそうです。急増していて、「パクチーの次は青ジソと言ってもいいのではないか?」と山崎さんは言っています。
(安住紳一郎)うーん。なるほどね。まあ……こんなことを言うのもなんだけども、世の中の仕組みっていうのをじゃあ、説明しようか。
(杉山真也)はい……。
(安住紳一郎)まずは「マス」っていう、大多数の人たちがいるわけよ。で、そのマスの上1/3とか1/4が「なんかおしゃれだね」って言うと、それが流行になるんだけども。そのマスの上に「オピニオン」っていう層がいて。いわゆるこれはもう、日常生活の中ではおしゃれ番長とか、相当かっこいい、イケてる人たちだよね。その上に、流行の最先端を取り入れる「イノベーター」っていうのがいるのね。で、イノベーターの考えていることなんていうのはもう本当にトップ中のトップの雑誌の記事でしか伝わらない。で、さらにその上に「サイバー」っていう流行にいちばん早く気づいて。その人は周りから見るとおしゃれでも何でもない。サイバーっていうごくごく少数の人がまずいちばん最初の流行の先端をつかまえて、世の中の風の先の先を決めるんだよね。
(杉山真也)はい。
(安住紳一郎)まあ、大倉孫三郎的な? 10年先が見ている感じ?……断言しようか。10年先もシソの葉ブームは来ないよ。
(安住・杉山)フハハハハッ!
(中澤有美子)そうか(笑)。
(杉山真也)そうなんですか。安住さんはサイバーということなんですか? では。
(安住紳一郎)まあね。サイバーだね。
(中澤有美子)アハハハハッ! 自分で言ってる(笑)。
(安住紳一郎)そう。サイバーだね。
(杉山真也)じゃあ安住さんは未来が見えすぎてしまっているサイバー人間だと?
(安住紳一郎)うん、そう。そうだよ。
(中澤有美子)いつもそうなの。
(杉山真也)あ、いつも?
(安住紳一郎)オピニオンの上の上だからね。覚えた? サイバー、イノベーター、オピニオン、マスだよ?
(杉山真也)サイバーがトップで……。
サイバー、イノベーター、オピニオン、マス
(安住紳一郎)サイバーがいちばん上で、その下にイノベーターがいて、オピニオン。オピニオンでさえ、おしゃれ番長だからね。で、その下にようやく上位マスだからね。上位マス、中位マス、下位マスだからね。で、中位マスにまで広がりはじめると、もうそれは流行は止まると言われているから。うーん、難しいんだ、これ。
(杉山真也)難しい。私たちは中澤さん含め、どこにいるのか? どのへんなんでしょうかね?
(安住紳一郎)中マスじゃない?
(中澤有美子)アハハハハッ! ひどい!(笑)。
(杉山真也)相当ランキング低い!
(安住紳一郎)だからユーたちが「シソの葉、結構流行っているね」って言ったらもう終わりだよ。うん。
サイバーな安住氏が断言「シソは10年先も…来ない!」 #nichiten pic.twitter.com/a3hPR7eYCa
— つきこ (@tsukiko0325) 2017年12月3日
(杉山真也)ああ、もう?
(安住紳一郎)サイバーの俺は次に行ってるね。
(杉山真也)もう次の次の次の次ぐらいに行っているかもしれないと?
(安住紳一郎)そうね。うん。今年も1年、お世話になりました。
(杉山真也)ありがとうございました。
<書き起こしおわり>
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