安住紳一郎『幸福の黄色いハンカチ』と少年時代の思い出の風景を語る

安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で映画『幸福の黄色いハンカチ』についてトーク。ちょうど安住さんが少年時代をすごした地域で撮影されているため、その頃の風景が記録されているという話をしていました。

（安住紳一郎）私が聞いたところによりますと、高倉健さんは（『幸福の黄色いハンカチ』の食堂でビールを飲む）そのシーンのためにたしか2、3日お水とか食事を抜いていたとか、そういうような撮影秘話を誰かから聞いたような気がしますね。この後にね、ラーメンとカツ丼もそこの駅前食堂でたのむんじゃなかったですか？　それで……ちょっと久しぶりにシャバに出てきてお腹を満たすっていう。映画の中ではなかなか印象的なシーンですもんね。1977年ですかね。

（中澤有美子）そうですね。

（安住紳一郎）網走刑務所から出てきて、駅前食堂で食べて。そして、失恋して落ち込んでいた桃井かおりさんと出会って。そしてその後に武田鉄矢さんと出会って。それで、赤いファミリアで網走から釧路の方に行くのかな？　阿寒の方に行くのかな？　そして、帯広の駅前でたこ八郎さんの乗っている外車を蹴っちゃって。で、逃げなくちゃいけなくて、高倉健さんが車の運転を武田鉄矢さんから代わって。そして検問で捕まるところが新得町。そして夕張の方に戻ってくるんだよね。

（中澤有美子）ふーん！

（安住紳一郎）なんでこんなに覚えているか？っていうと、大体その健さんと武田鉄矢さんが移動した……勇作と欽也っていったかな？　彼らが行った道っていうのはちょうど私、1973年生まれなので。私の小学校ぐらいのちょうど生活圏なのね。そうなんですねー。

（中澤有美子）はー！

少年時代の安住さんの生活圏で撮影される

（安住紳一郎）だからあの映画を見るたびに私の小さい頃の風景が残っていて。「ああ、自分の育った頃の風景が残っていると、すごくうれしいな」って思ったりしますね。

（中澤有美子）そうでしょうね。

（安住紳一郎）ちょうどあのへん一帯で暮らしていたんですよ。ちょうどその健さんがビールをググッと飲むあたりのちょっとはずれのところで私が小学校をすごしていた美幌町っていうところで。そうです。それで、たこ八郎さんが蹴られたところが私が高校生時代をすごしたところで。あの検問で渥美清さんに捕まっちゃうところが私の中学校時代の思い出の街ね。そうなんですよ。

（中澤有美子）へー！　見たくなりました。

（安住紳一郎）ああ、そうですか。そうなんですよ。「ああ、ここで。安住が？」みたいな。「こんな田舎に住んでたんだー」って思うと思いますよ。

（中澤有美子）そうですか（笑）。

（安住紳一郎）そうなんですよ。ねえ。っていう感じですね。すいません。ちょっと自分の話になっちゃって。何の話でしたっけ？　あ、健康にまつわる話でした。

（中澤有美子）フフフ（笑）。

＜書き起こしおわり＞