ハライチ岩井 丼物チェーン店のアニメコラボキャンペーンを語る

ハライチ岩井 丼物チェーン店のアニメコラボキャンペーンを語る ハライチのターン

ハライチの岩井さんが2020年2月20日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』の中で大好きなアニメがとある丼物チェーン店とコラボしたキャンペーンについて話していました。

(岩井勇気)この間さ、もう2、3年ぐらいカードゲームの番組を俺、今やってるんだけど。『バトルスピリッツ』っていうカードゲームで。だいたい1回の収録で6、7時間ぐらい撮るの。カードゲームさ、やっぱり熱いから。戦いが。白熱しちゃうと時間がかかっちゃって。もちろんそれで面白い感じになるんだよね、長いと。だけどその日もさ、2時間ぐらい収録が押したわけ。もう9時間ぐらいカードゲームを見てさ。

(澤部佑)フフフ、ある程度時間は決まってるんでしょう、その1勝負が終わるまでは。長くなっちゃうの?

(岩井勇気)いや、長くなっちゃうと1時間以上かかっちゃったりするんだよね。で、実況しててさ、もうずっとカメラに抜かれてるから、休まる感じもないみたいな。で、カードゲームを見てるのなんてさ、別に楽しいけど。見てなんか言ってるだけだから。まあ仕事じゃないような感じにも思う時もあるけど、さすがに9時間ぐらいやっているとクタクタになって。

(澤部佑)それはなるよね。

(岩井勇気)それでさ、収録が終わって。それで帰りに電車で帰ってさ、自分のところの最寄り駅に着いたの。それで駅前になんか丼物のチェーンの店が。で、夜10時過ぎだったけどやってたから。それでまあ食べようかな?って。それで好きなアニメとコラボをしていたんだよ。

(澤部佑)ああ、あるね。たまにそういうの。

(岩井勇気)それで気になっていたの。朝、電車に乗る時もその前を通っているから。「ああ、そうだ。あのアニメとのコラボ、始まってるんだよな」って思っていて。帰りもやってたから「これはもう今しかないか。行こう」ってなって。それでその丼物の店に入って。それで入り口で食券をタッチパネルで買う方式なんだけど。見たらさ、「アニメのコラボゾーンはこちら」みたいな感じのがあって。そこのゾーンを押して。「この中のものを食べればアニメのクリアファイルがもらえる」っていう。

(澤部佑)うん。

対象商品を食べるとクリアファイルがもらえる

(岩井勇気)それで、そりゃあね、サラダだけとかみそ汁だけじゃもらえないっていうね。だいたい、しっかりとしたセットをたのまないとクリアファイルはもらえない。対象商品がそうなんだけど。でも俺はそこ牛丼が食べたかったの。でも対象商品の牛丼はうどんとセットのやつしかないわけ。

(澤部佑)なるほど。

(岩井勇気)で、正直結構疲れちゃってて。あんまりもう食欲もそこまでない感じだったの。でも牛丼を食ってクリアファイルをもらうには、このセットのやつのしかないっていう。「ああ、いっぱい食べなきゃダメか」と思って、それで食券を買ったわけ。でもクリアファイルは10種類ぐらいあるから、好きなキャラのやつが当たるかなとか思いながら。

(澤部佑)ああ、ランダムなの?

(岩井勇気)そう。なんか袋に入っていてランダムでもらえるんだけども。で、食券を店員に出してさ、席で待っていたわけですよ。それで店の中に俺と同い年ぐらいの男の人。あとは向かいの席に50代ぐらいのおじさんがいるだけだったんだけど。しばらくしてさ、店員のお兄ちゃんが牛丼とうどんのセットを持ってきて。それで牛丼を食って。「ああ、ちゃんとしていて美味いな」って思って。それでちょっとたって「あれ? クリアファイルは?」ってなったの。

(澤部佑)ああ、そうね。もらっていない。

(岩井勇気)「まあまあまあ、でも最後のお会計の時にもらえるパターンかな?」って思って牛丼を食い終わって。まあ、結構お腹いっぱいだったけど、うどんも食って。「ああ、結構美味いわ。うどんの方がむしろ美味いかもな?」ぐらいで。

(澤部佑)ああ、よかったね。

(岩井勇気)で、それを食っていたぐらいで「あれ? ここ、食券じゃね? 最後にお会計とかないよな?」ってなって。それで食べてたらさ、「このまま帰れちゃうじゃん? クリアファイル、もらえてなくない?」ってなったの。

(澤部佑)渡しそびれるよ、そっちね。

(岩井勇気)それで店員を呼ぶボタンを押してさ。お兄ちゃんが「はい」って来たから「すいません。これ、クリアファイルってもらえますよね?」って聞いたの。そしたら何も言わずに奥に戻っていっちゃって。「えっ、なに? なにこれ?」って。そしたらちょっとしてから戻ってきてさ。そのお兄ちゃんが「ああ、もう全部出ちゃってますね」って。

(澤部佑)えっ?

「ああ、もう全部出ちゃってますね」

(岩井勇気)「えっ、ええっ? えっ、ちょっと待て? えっ、嘘、嘘……クリアファイル、ちょっと待って。完売したってこと? えっ、どこにも書いてなくない? ええっ? ちょっと待って……」って。

(澤部佑)人気なのかー。

(岩井勇気)「人気なのはわかるけど、店の前のポスターとかにも『完売しました』とか書かれてなかったよね? ここの席の貼ってあるやつにも『クリアファイル完売しました』とか書いてないよね? えっ、どういうこと? 聞いてないよ……」ってなって。で、クリアファイルもらえなかったから。いや、もう本当に、「もらえないんだったらこんなに食べてないよ」っていう。

(澤部佑)それもそうだね。

(岩井勇気)「いや、牛丼だけでよかったんだから。クリアファイルがもらえると思ったから、うどんを食べたんだよ。っていうか、クリアファイルがもらえなかったらそもそもお店自体に俺、入ってないし」って思って。いつも通る道だけど、この店に俺、初めて来たし。クリアファイルがなかったら来なかった店だから。

(澤部佑)フフフ、岩井からしたら「クリアファイルの店」なんだね(笑)。

(岩井勇気)「アニメとコラボのクリアファイルの店だから、クリアファイルをもらえると思ったから店に入っていっぱい食べたのに。こんなに食べちゃって……」って。すごい俺、その時に悲しい気持ちになったんだよ。

(澤部佑)まあ、そうだね。

(岩井勇気)一応なんか「数量限定」と書いてあるけど。いや、そんなのはさ、書いておいてよっていう。そしたら向かいの席に50ぐらいのおじさんが座っていたって言ったじゃん? その人がさ、店員を呼んで。「あの、すいません。これ、クリアファイルもらえますよね?」って言ってんの。その人が店員に。で、店員のおお兄ちゃんがまた「ああ、もう全部出ちゃいました」って言って。そう言われてその50代ぐらいのおじさんの「ああ、そっか……」ってなって。テーブルの上のさ、丼の器とうどんの器が乗っていてさ。それにおじさんが目を落としていてさ。もうなんか悲しくなっちゃってさ。

(澤部佑)切ないね。

目を落とす50代のおじさん

(岩井勇気)悲しくなっちゃってさ。「えっ、なんで完売とか書いてないの?」って。

(澤部佑)ショートドラマだね。なんかね(笑)。

(岩井勇気)店員に俺が言った時もさ、なんかそのお兄ちゃん、わかってなかった感じだし。なんか夜番を1人でやっていてさ、たぶん予想だけど昼番の時にはもうクリアファイル、たぶんなくなったんだよね。で、引き継ぎを適当にやってたのかわからないけど、もうなんか夜番のお兄ちゃんも1人でやってるから。「知らないよ」みたいな感じだったわけ。いや、そんなのさ、俺らの方が知らないよっていう感じだから。

(澤部佑)そりゃあ内情は知らないわな(笑)。

(岩井勇気)クリアファイルがもらえると思ってさ。もうおじさんも「どれが当たるのかな?」みたいな感じで楽しみに思ってさ。「クリアファイルのためだ」と思っていっぱい食べて、それでもらえないんだから。悲しいよね。うん。もうなんかとコラボするんだったらさ、そこをしっかりやってよ。じゃないと、少しでもなんかアニメが悪いとか、思われちゃうじゃん。俺はもう本当にそのアニメが好きだから。そんな風に思わせないでよって。そんなこと、誰にも思われたくないの。もう一切、アニメは悪くないんだからって思って。「でも牛丼とうどんも美味かったんだからいいんじゃない?」という意見もあるだろう。「食べたし、美味かったんでしょう?」っていう。

(澤部佑)フフフ、まあ美味しかったんでしょう?

(岩井勇気)いや、違う。クリアファイルがなかったら食べてないから。まず。「真っ先に、始まった時にもらいに行けよ」という意見もあるじゃない? 「本当にそのアニメが好きなんだったら」っていう。

(澤部佑)「岩井が遅く行くのが悪いんだろう?」っていう。

(岩井勇気)もう強めのファンだったらそういう意見もあるじゃん。でもそれは全然違う話なわけ。俺からしてみたら。

(澤部佑)1個ずつ潰していくじゃん(笑)。

(岩井勇気)そう。最近、そのアニメのことを好きになった人だっているわけよ。

(澤部佑)まあ、そうだね。

反論を1つ1つ潰す

(岩井勇気)たとえば小学生ぐらいでさ、アニメとか見てなかったけど。テレビでそれを見たらすごく面白くてハマっちゃって。その感じだったら規模感とかがわからないじゃん。どんぐらいファンがいるかとか。でもさ、その小学生は好きになったから。たとえば家がね、すごいお金はないけど。お小遣いを貯めて。でも貯まらなくて。一生懸命、手伝いとかして貯めて、グッズを買おうと思った。でもグッズは高くて買えないわけ。でも自分の誕生日が来ました。その時にお母さんが「うちは外食はできないけど、500円あげるから外で好きなもの食べきな」っていうことで500円、もらった。

本当はパフェが好き。パフェが食べてみたい。けど、貯めたお小遣いを足して、牛丼とうどんにすればあのクリアファイルがもらえる。グッズは買えないけど、初めてのクリアファイルというグッズ。これはすごい大事にしよう。クリアファイル、あのキャラが当たってくれたらいいな……と思ってパフェを諦めて、牛丼とうどん食べに行きました。そしたら店員が「ああ、もう全部出ちゃいましたね」って言われた。悲しすぎるじゃん、こんなもん!

(澤部佑)架空のストーリーじゃん。

(岩井勇気)いや、ありえるじゃん。これが。ありえるんだよ!

(澤部佑)いやいや、ありえるけど……(笑)。架空のストーリーじゃん、それ。

(岩井勇気)ありえるんだよ、これが!(笑)。いや、金額が小さいからわからないかもしれないけども、たとえばよ、アニメコラボツアーっていうことで「7日間の旅で100万円です」っていうのがあるとするでしょう? で、コラボと言っても内容は普通に山を見たりとか、梨狩りをしたりとかなの。アニメは全然関係ないの。でも旅の最後。7日目の最後にアニメのコラボモニュメントがもらえるっていう。旅なんか行きたくないけど、もう本当にアニメファンだったらモニュメントが欲しいから100万円を払ってそれに行くわけ。

で、旅もつまんない。面白くない。別に旅をしたくなかったから。それで我慢して、7日目になりました。7日目の最後、ツアーの人が「旅は終了です。お疲れさまでした」「あれ? モニュメントは? モニュメント、もらえますよね?」って聞いたら、「ああ、モニュメントは前の回で全部出ちゃいました」って言われたら、「はあ?」って。もう暴動が起きるでしょう、そんなもん?

(澤部佑)いや、違うよ、それとは!(笑)。

(岩井勇気)いや、一緒なんだよ。

(澤部佑)モニュメントとはやっぱり違うよ、それは。規模が。ちょっとなんか(笑)。

(岩井勇気)違う違う(笑)。これは本当に金額が違う、規模が違うだけで同じなのよ。

(澤部佑)でも旅行は……。

(岩井勇気)「だったら行かねえよ、旅なんて」っていうことじゃん? この牛丼屋にも入っていないし、こんなに多くも食べてないってことなんだよ、俺は。

(澤部佑)そうなんだけど、なんかお客さんのつかまえ方が違うじゃない。旅行会社はこの人数を集めてパックで行きますっていうんだから。それは用意しとけよってなるけども。

(岩井勇気)いやいや、違う。アニメを使ってお客さんを呼び寄せているわけだから、一緒なんだよ。で、もう本当にどうしてもさ。もう次の日、本当にどうしても忘れられなくて。もう1回、本当に店に行ったんだよ。

(澤部佑)同じところ?

もう一度、同じ店に行く

(岩井勇気)そう。で、「もう本当にどうしてもさ、頭から離れないわ。もうダメだ。どうしても忘れられない!」ってなって。「本当にどうしても思い出しちゃう……あの美味しいうどんの味が!」ってなって。

(澤部佑)えっ、ええっ!?

(岩井勇気)それでもう1回、もう1回、同じうどんだけ頼んで食べたの。「ああ、やっぱり美味しいわ! ハマりそうだな!」って思って。それで帰ったよね(笑)。

(澤部佑)いいじゃん、じゃあ! うどんに出会えてよかったじゃん!(笑)。

(岩井勇気)あれだけは本当……あのためだけに行くだろうな。

(澤部佑)いいじゃん、じゃあ!

(岩井勇気)ただ、本当に……クリアファイルの件は忘れない!

(澤部佑)フフフ、忘れないけど(笑)。よかったじゃん!

(岩井勇気)あのうどんだけは、続いてほしい(笑)。

(澤部佑)大丈夫だよ、その店に行けば。うどんはあるから!

<書き起こしおわり>

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