ハライチ『ジョーカー』を語る

PUNPEE『ジョーカー』を語る ハライチのターン

ハライチのお二人がTBSラジオ『ハライチのターン!』ラジオクラウドの中で映画『ジョーカー』について話していました。

(澤部佑)見てたんですね。もう『ジョーカー』、見た?

(岩井勇気)見ましたよ。

(澤部佑)早っ! いや、「早い」っていうことはないか(笑)。ああ、そう? 今日、見たからね。

(岩井勇気)そうなんだ。

(澤部佑)まいったよね……。

(岩井勇気)遅いね。本当に遅い。

(澤部佑)フフフ、別に遅くはないよ!

(岩井勇気)俺はもう5日前に見ているから。

(澤部佑)5日前じゃん! おい! こいつ、マジで……めちゃくちゃだよ。「公開初日に見た」みたいなテンションで言ってたよな? 5日前かい!

(岩井勇気)5日前に見ているからね。でもあれ、終わった後が面白いよね。

(澤部佑)ああ、という風に言われているね。いろいろと考えちゃうというかね。

(岩井勇気)終わった後がいちばん。

(澤部佑)特殊な映画だね。

(岩井勇気)あれ、特殊な映画だよ。

(澤部佑)たしかにね。うん。

(岩井勇気)やっぱりバットマンなんか1個も見たことないけどさ。

(澤部佑)俺もないんだよ(笑)。でも、全然いいよね。

(岩井勇気)フフフ(笑)。いま、ジョーカーとして俺たち、バットマンを見ちゃっているじゃん?

(澤部佑)そうね。そう。

(岩井勇気)ジョーカーを主人公として。でも、もっと面白い話がバットマン主人公のであるっていうことなんだよ。

(澤部佑)ああ、ああ。

(岩井勇気)すごくね? 『ダークナイト』とか。

(澤部佑)まあ、そうだよね。主人公はバットマンなわけだからね。

(岩井勇気)もっと……いままでずっとバットマンを見てきた人よりも『ダークナイト』とかを見た時にジョーカーが出てきた時、「待ってました!」って俺たち、思うだろうな(笑)。

(澤部佑)まあ、そうだろうね。ただ、わからない。バットマンを見ていた人もそう思うんじゃないの?

(岩井勇気)いや、より思うよ。やっぱり。俺たちはもうバットマン……『ダークナイト』とかをスピンオフだと思っているから。いま。

『ダークナイト』は『ジョーカー』のスピンオフ

(澤部佑)まあ、そうだね。いま、もう『ダークナイト』を見たくて仕方ないからね(笑)。やっぱりあんな……最高だろうね。いま『ダークナイト』を見たら。見たいな!

(岩井勇気)見たいよね。そう。やっぱり、どうでしたか? そのジョーカーになりうる気持ちがわかるっていう。

(澤部佑)僕は、だから結構なんというか、肯定はしないけど共感はしましたけどね。私はね。うん。私は肯定はしないけど、共感はしましたよ。

(岩井勇気)いやいや、残そうとしているじゃんよ(笑)。

(澤部佑)肯定はしないけど、共感はしたという一言ですね。

(岩井勇気)ヤマゾエと会ってさ。ヤマゾエが「見たんですよ」みたいに言っていてさ。やっぱりヤマゾエって善の心のやつだから。「ちょっと、ようわからんかったですわ」って(笑)。

(澤部佑)「ようわからんかった」ってことはないでしょ? 別に。「ようわからんかった」か。

(岩井勇気)うん。わかんないこと、なくない?(笑)。

(澤部佑)わかんないことはないはずなんだけどな。別にわかるよな。ちゃんと見ていれば、別に。うん。

(岩井勇気)そうなんだよね。

(澤部佑)いや、すごい……そうか。善というか、能天気というか。明るい善なやつだからなのかな? でも、やっぱり共感することもあるよな。考えさせられるよな……。

(岩井勇気)なんかジョーカーがさ、コメディアンに制裁を加えるみたいなシーンがあったじゃん? あれとかもなんか「お前がやっているのはお笑いじゃねえんだよ!」っていう感じだったからね。「もっとやれ!」って思っちゃった(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハハッ! ああ、ちょっとそれはそうか。なに? どこに感情移入してるのよ?(笑)。いろんな見方ができるな。

(岩井勇気)うん。アンパンマンとかもさ、なんだかんだでアンパンマンとばいきんまんだったら、ばいきんまんの方が人間らしさ、あるじゃない?

(澤部佑)うんうん。そうね。うん。

(岩井勇気)アンパンマンって正直、何考えているかわからないみたいなところ、あるじゃん?

(澤部佑)まあね。

(岩井勇気)でも、アンパンマンはさ、村の人たちを助けたりとかしていてさ。「ありがとう、アンパンマン!」なんて言われていて。で、ある日、アンパンマンが村人を助けるんだけども、ちょっと寸前のところでケガとかしちゃってさ。「なんでもっと早く来てくれないんだよ、アンパンマン!」みたいに言われてさ。ある日は「なんでアンパンマン、こっちには来てくれないんだよ、大変だったのに!」みたいな。「これ、やっといてよ。アンパンマン! ヒーローなんだから。俺、大変だからこれ、やっといてよ」みたいに押し付けられたりとかして。

(澤部佑)ええっ?

(岩井勇気)それで「正義ってなんなんだろう……」って思いだして。で、イライラして、ある日プツンと爆発して。どんどんどんどんカビていったのがばいきんまんみたいな感じになるなって思って。

(澤部佑)なんだ、それ?(笑)。

(岩井勇気)フフフ、だからばいきんまんはアンパンマンだったんだよ。

(澤部佑)もう表裏一体というか。もう一緒なの?

(岩井勇気)そう。善悪なんて紙一重だから。

(澤部佑)ええっ?

(岩井勇気)ばいきんまんはジョーカーなんだよ。

(澤部佑)うわあ……。

(岩井勇気)そう考えると、ドキンちゃんはハーレイ・クインだからね。

(澤部佑)うわあ!

(岩井勇気)そう。うん。

(澤部佑)「うん」って……そうか。やなせたかし先生はそれを描きたかったの?

ばいきんまんはジョーカー

(岩井勇気)そう。ばいきんまんはアンパンマンを憎いというよりかはアンパンマンの本当の正義を試しているみたいなところもあるんだよ。「俺は正義を貫けなくてこうなった。お前もなるんだろう?」っていう。でも、アンパンマンにも希望を抱いているというか。「ほら、アンパンマン。お前はちゃんとした正義を貫いてくれよ」っていう。だからばいきんまんは自分が成敗をされることによってちょっと希望を見出しているところがあるよね。「成敗をされたい」みたいな。

(澤部佑)「俺はできなかったけれども、お前は……」みたいな? 同人誌でやってくれよ!

(岩井勇気)フフフ(笑)。

(澤部佑)クラウドで! やめろよ! アニニャンのスタッフとやれよ! それは。

(岩井勇気)お前、同人も大変だからな。あんまりバカにすんなよ?

(澤部佑)フフフ(笑)。

(岩井勇気)同人も大変だからな。

(澤部佑)ツッコミとしても使わせてもらえない……(笑)。

(岩井勇気)同人って大変だからな、お前。一筋縄じゃ行かないんだから。そんな同人が簡単にできるとは思わない方がいいよ?

(澤部佑)ヤバい。ヤバいよ……もうアニメとかの話、できないんだよ。声優さんの話とかしたら、怒られちゃうから(笑)。もうニュース、気をつけてくださいよ。次から。

(岩井勇気)すぐだからね。

(澤部佑)「あの声優さんが変わった」とかもニュースにしたらダメだからね。

(岩井勇気)いるからね。サザエさんはね。

<書き起こしおわり>

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