ハライチ岩井『翔んで埼玉』『劇場版シティハンター』を語る

ハライチ岩井『翔んで埼玉』『劇場版シティハンター』を語る ハライチのターン

ハライチ岩井さんがTBSラジオ『ハライチのターン!』の中で映画『翔んで埼玉』『劇場版シティハンター<新宿プライベート・アイズ>』について話していました。

(岩井勇気)ちょっと久々にね、映画を見まして。2本ね。

(澤部佑)おおっ、ああ、そうですか。

(岩井勇気)2本見まして。この間、午前中に埼玉で仕事で。吉見町っていうところで仕事だったんだけど、午前中で終わっちゃってさ。で、その日はなんもなかったから、実家に帰ったんですよ。で、帰ったら母親だけいて。で、昼飯時だったからさ、なんか食おうかと思って。「なんか昼飯ないの?」って言ったら、「いや、もうないよ。急に帰ってきて」っていう感じになって。「昨日のチゲ鍋の残りがあるから、それに中華麺を入れてなんかやってあげるから」みたいな。

(澤部佑)うんうん。

(岩井勇気)で、「そんなんかよ……」みたいな。「ちょっと、なにそれ? せっかく久々に帰ってきたんだからさ……」って。

(澤部佑)フフフ、いいじゃん、別に。それは急に帰ってくるからだよ。

(岩井勇気)で、それが出てきて食べたらこれがまあ美味いの!(笑)。

(澤部佑)なんだ、この息子(笑)。

(岩井勇気)これが「なんだ、この美味いラーメン!」ってなって。「なに? 実家のメニューにこんな美味いの、あった?」って。「いや、おかわりだ!」って(笑)。汁でもう1杯作ってもらってさ。

(澤部佑)美味いよね、そういうのね(笑)。

(岩井勇気)ここ、3.6。食べログで(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハッ! 高得点! 岩ログで3.6(笑)。

(岩井勇気)で、食べて満腹になってさ、コタツでゴロゴロしていてさ、寝ちゃったんだよ。で、そしたら昼すぎ、2時ぐらいに「勇気、勇気!」って起こされてさ。「なに?」って言ったら「暇してるんだったらさ、『翔んで埼玉』を見に行こうよ」って言われて。「ああ、そうかー。……『翔んで埼玉』かー」って思って。

(澤部佑)『翔んで埼玉』ね(笑)。

(岩井勇気)なんて言ったらいいんだろうね? そのさ、笑かしにきている映画に対して、なんかちょっと芸人の立場からすると「笑えるかな?」って。なんかない? ちょっと。

(澤部佑)なんか、ねえ。でも面白いらしいよね。

(岩井勇気)って言うけど。「普通の人が見て面白いっていう笑いじゃないの?」って。

(澤部佑)結構ぶっ飛んだあれだもんね。

(岩井勇気)そう。「『翔んで埼玉』かー」って思ってさ。母親にも言って。「『翔んで埼玉』ですか?」って(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハッ! 「ねえねえ、お母さん。『翔んで埼玉』ですか?」って。

(岩井勇気)でも「行こうよ。なんにもないんでしょ?」みたいな。

(澤部佑)しかも、母親とだしね。母親と『翔んで埼玉』。

(岩井勇気)うん。で、また大宮のイオンですよ。『翔んで埼玉』としては最高の聖地ですからね。

(澤部佑)たしかにね(笑)。大宮のイオンで見る『翔んで埼玉』ほど整っているものはないね。

(岩井勇気)でさ、着いて。行って。チケットを買って見たんですけども、まあこれがね、正直面白かったんだよね(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハッ! そうだろうね。

(岩井勇気)なんて言うんだろうね? めちゃめちゃいい温度で、ボケと毒がいい感じに入っていて。で、なんかさ、ツッコミが入っちゃていると、「ああ、お笑いっぽくしてるな」みたいな。あるじゃん? という風に思っちゃうけど、結構ボケっぱなしで。

(澤部佑)もうその世界観なんだもんね。全部が。

(岩井勇気)そうそう。全部が。で、なんかネタを作っている身としては、なんかちょっと「いいボケ方を見つけてるな!」って。そのシステムというかね。そういう感じで。なんか普通に笑っちゃったんだよね。埼玉批判をしてるんだけど。結構しているんだけど、ただ埼玉の映画館で見ていたわけじゃん。こっちは。もうみんなが笑っているんだよね。爆笑。

(澤部佑)そうなんだよね。

(岩井勇気)で、映画の内容の話じゃなくて。これはだから俺、思ったんだけど。やっぱり埼玉って卑下されても別になんとも思わないよね。

(澤部佑)そうそう。

埼玉特有の県民性

(岩井勇気)で、こんだけ「ダ埼玉」とか「なんにもない」とか言われていても、なんか何も思っていないよね。それどころか、東京を否定された時の方がなんかちょっと「おいっ!」ってならない? 埼玉の人も(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハッ! なるほどね。

(岩井勇気)なんか気分を害すじゃん。東京を否定された時の方が。どっかで「東京のはずれですから」っていう気持ち、あるよね。

(澤部佑)まあちょっとね。やっぱり側近というか、本当にほぼね、東京っていう。

(岩井勇気)だから埼玉を批判されても、どっか他人事なんだよね。「まあまあまあ……」みたいな。だから『翔んで埼玉』は面白かったんだなって思ってさ。埼玉県民がいじられても、やっぱりヘラヘラしているから。

(澤部佑)埼玉県民はそうね。ヘラヘラするんだよね。

(岩井勇気)実際はめちゃくちゃ田舎なわけもないし。住宅街もいっぱいあって、住みやすいみたいな。これがだから茨城とか栃木だったらいじっちゃうと本当のいじめみたいな……。

(澤部佑)それはもう埼玉からすると、やっぱり栃木さんとかね。関東の中では我々はナンバー3っていう自負があるからね。

(岩井勇気)あるからね。だから栃木、茨城、群馬とかをこういう風にいじっちゃうと、もう笑えないの。なんか。

(澤部佑)フフフ、だから埼玉県民は自虐性も強いし耐えられるけどね。他の県のみなさんは県をすごい愛しているからね。

(岩井勇気)そうそう。なんか本当に面白くないやつのことを「すべってる」って言えないじゃん。なんか(笑)。

(澤部佑)それはちょっとたとえがよくないよ!(笑)。だから、あんだけいじられると他の県の人はたぶん笑えないと思う。

(岩井勇気)だからこそなんか、東京以外の関東のいじりを全部埼玉が引き受けているみたいな感じのところ、ない? そこを上手く逆手に取って映画にしているなっていう風な笑いだったね。全員ボケだったから、やっぱり面白かった。

(澤部佑)なるほどね。だって埼玉って昔からそうだったらしいしね。ネットニュースで俺、見たけども。

(岩井勇気)いじられている立場っていうこと?

(澤部佑)いじられている。本当に戦国時代とかの時から、なんかいじられていたらしいよ(笑)。

(岩井勇気)フハハハハハハッ!

(澤部佑)「なんかいいよ、お前ら」っていう風に上の人に言われたら、「はい!」っていう感じだったらしいよ。

(岩井勇気)フフフ、そういう県民性なのね。で、すごいその温度が面白かったんだけど。でも、全員がだからボケでね、ツッコミが不在でこっちはもうゲラゲラ笑っていたんだけど。あともう1個、見てきて。

(澤部佑)なに? 2本連続で見てきたの?

(岩井勇気)違う違う。その日じゃないけども。ついに『シティハンター』の劇場版を見に行ってきて。

(澤部佑)おおっ、いいなー!

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